マクロレンズ入手!
2009/07/03(Fri)
ずーっと欲しい欲しいとうわごとのように言っていたマクロレンズをついに買いました! 自分へのお誕生日プレゼントということで。 欲しくて仕方なかったオリンパス純正50mm・F2.0のレンズは値段が高すぎるのであきらめて、分相応な35mm・F3.5にしました。 キタムラのネット会員になって下取り割引を使い、価格.comの最安値よりもほんの少し安く買えました。 さて、写りはどうでしょう?…ドキドキ。 昨日ようやく家にいる時間がとれて、マクロレンズで庭の花をパシャパシャ手当たり次第に撮ってみました。

7.3ネジバナ

おお〜、ちゃんと大きく写る!(当たり前だ) いままでネジバナくらい小さい花になると、全体像はわかってもひとつひとつの花の形はハッキリわからなかったですからね。 これくらいの大きさで写ると、なるほどラン科の花なんだと納得できます。 そして、F3.5でも背景はいい感じにぼけます。 円形のボケ味に満足(というほど写真のことを知っているわけでもないけれど)。

7.3アジサイの花

少し遅れて咲いたアジサイの花は小ぶりです。 こちらも背景がやわらかくぼけて、露出補正をマイナスにした効果が少しでたような気がします。

F3.5だから「明るいレンズ」とはいえず、手ブレだけでなく、微風での被写体ブレの影響を受けてしまうようです。 でも、素人がのんびり撮って楽しむ分にはなかなか楽しそうなレンズです。


このレンズの購入には給付金を使いました(もちろん、それだけでは買えないですけど)。 お金を受け取って使っておきながらいうのもなんですが、これほどバカバカしい政策しか考えつかない今の政治家って、全員入れ替えて欲しい。 ばらまいたお金は結局、あとで国民の負担になるだけじゃないですか。 そのうえ、今度はエコポイント! エコカー買いましょうキャンペーンみたいなことやってますが、まだ使える家電製品や車を買い換えさせて、どこがエコなの? 愚策もここまできたか…という感じ。 車に乗らないワタシにこそエコポイントくれ。
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実家を失う寂しさ 映画「夏時間の庭」
2009/06/30(Tue)
まだ仕事が始まらず時間に余裕があったので、映画「夏時間の庭」をみてきました。 母親が急逝し、子ども時代を過ごした実家と多数の美術品を処分せざるをえなくなった3兄弟の姿を通して、大切な思い出の場所を失う寂しさを描いたフランス映画です。

6.30夏時間の庭

オルセー美術館20周年とのタイアップ企画のようで、オルセー美術館に収蔵されている机や椅子、花瓶といった工芸品の本物が小道具として散りばめられています。 それらをお目当てに来ている人も多いのか、平日の午前中というのに予想より人がたくさん入っていて驚きました。 美術鑑賞は好きだけれど、美術品をみせるという演出がかえってドラマ自体を薄めてしまったようにワタシには感じられました(特に修復作業など、オルセー美術館の舞台裏をみせるシーンは蛇足だと思う)。

ため息が出るほど立派な屋敷と広大な敷地、そしてすばらしい美術品の数々…普通の人には縁遠い世界なんですが、相続税のためにすべてを手放さなくてはいけないときの葛藤は世界共通の普遍性があるテーマなんですね。 いつかそういう日がわが家にも確実に来ると実感しているので、すごく身に迫ってくるものがあるのでは…という予想を裏切って、淡々と進んでいく処分の過程をワタシも淡々と疑似体験。 どろどろとした争いはまったくなくて、緑あふれるお屋敷の美しい映像にゆっくりひたって、見終わる頃にはシンと心が静かになっていました。 映画としてはピリッと効いたエピソードがなくて少し物足りないかな。 3兄弟が子どものときからお屋敷で働いていたお手伝いさんの存在感と、長男がお手伝いさんに形見分けするところが一番心に残りました。

6.30カリンの実

両親がいなくなったら、ウチの庭はどうなるのかなあ、姪たちはウチがなくなったら何を感じるのかな…と、ずっとそんなことが頭の中をぐるぐる。

雨降りなので、数日前に撮った写真をアップ。 カリンの実がずいぶん大きくなってきました。

■たくさんの拍手をありがとうございます! また年をとっちゃいました。 そして近頃、夏休みの絵日記をサボっている子どものように、日をさかのぼって日記を書いたりしているんですが、それに気づいてくださった方もいて、詳細に読んでくださってありがとうございます。 連日の湿気&高温で脳みそが煮えてしまって、シャッキリしません。 本の感想も書きたいけど、頭がぼやっとしておりまして。
みなさんが気にしてらっしゃるゾーヴァ展は気軽に楽しめて、美術展のように疲れないので気分転換に最適だと思いますよ。
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控えめなユーモアに想像がふくらむ 「ミヒャエル・ゾーヴァ展」@美術館えき
2009/06/29(Mon)
ひさびさに強い雨が降って梅雨らしい一日でした。 今週半ばから恒例の超特急仕事が控えているので、ヒマなうちにと伊勢丹で開催中の「ミヒャエル・ゾーヴァ展」に行ってきました。 ゾーヴァは映画「アメリ」の部屋にかかっていた絵とブタのスタンドのデザインでも知られる、挿画や広告で人気のドイツ人イラストレーターです。 すごく楽しい展覧会でしたよ! 子どもよりも大人の方が楽しめる内容です。

6.28ゾーヴァ展

会期半ばの平日なので空いていて、ゆっくり眺められました。 130点もの作品が展示されていて、見応え十分。 原画が思っていたよりもずっと小さくて驚きました。 絵本に印刷されているより原画の方が小さいんじゃないかと思う作品もありました。 細密画みたいにすみずみまで描きこまれた中に、ポツンとたたずむブタやアヒル。 それだけで画面の雰囲気が一変して、なにやら楽しい世界になっています。 そして、背景が細密であればあるほどシュール。 作品をみていて、ふとシュールレアリズムのルネ・マグリットに似ているかもと思いました。

上のチラシの絵でも、背景の森や空の描き方はオランダ風景画かバルビゾン派みたいな伝統的な描き方なのに、その中央に小さく小さく描かれたブタが池にジャンプし、芝生にはバスローブ姿のアヒル。 単にかわいいというよりも、ニヤリとさせられる感じ。 絵が説明的すぎないから想像できる余地があって、いつまでもジーッと眺めていたくなります。 上と下の画像をクリックすると少し大きくなります。

6.28ゾーヴァ展2

一番印象に残ったのは「箱船」。 黒々とした空と波が逆巻く海に浮かぶ小舟にいろんな動物が乗って、それだけでも細部まで眺めると楽しいのですが、その後ろにつながっている小さな救助ボートに恐竜が救命胴衣や浮き輪をつけて乗っている。 全体が鉛色に塗りこめられた陰鬱な絵なのに、なんか楽しい。 ゾーヴァの絵はどれもちょっとブラックなユーモアや風刺があって、それがブラック過ぎなくてちょうどいいあんばい。 出口のショップでひっかかってポストカードや、かわいいノートをみつけたら欲しくて欲しくて…散財してしまいました(写真が撮れたらまたアップします)。 革製の定期入れにもかなり心ひかれましたが、ワタシは定期が必要ないから…。 あれこれグッズが充実していて、つい財布の紐がゆるんでしまいます。 図録も欲しかったなあ。

6.28ベゴニア

さて、また1歳、年をとりました。 サン=テグジュペリの「夜間飛行」を読んでみようと思ったのは誕生日が一緒だから(読み終えてないけど)。 誕生日おめでとう、vogel。
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めだつ夏きもの
2009/06/27(Sat)
土曜日は学年同窓会がありました。 中学からの6年間、ほぼ同じメンバーで組替えをしていた学校だったので、クラス会ではなくて学年全員を対象にした同窓会が4年に1回行われます。 アラハンにもなると、みなさん急に里心が出てくるのか、80人以上が大集合。 出席率の高さに驚きました。 いままで一度も同窓会に出てこなかった懐かしい顔もちらほら。 パーティーというものがあまり得意じゃない体質だから疲れましたが、それでも楽しいひとときでした。

6.27夏着物

着ていくものがないなあ…ということで、母の絽のきものを引っぱりだしてきていきました。 母もワタシもお気に入りのきものです。 学生時代はジーンズ一辺倒だったワタシがきものを着ていったからか、目立つこと目立つこと。 たまにきものを着ているから、自分ではそれほどまでに特別なこととは思わなかったんですが。 いや〜、人生でこれほど注目を浴びたことが過去にあったでしょうか?(笑)。 男女問わず、いっぱい誉めてもらいました(きものをね)。 着付けをしただけで汗が噴きだすほど暑かったんですが、「すごく涼やか」と喜んでもらえたようです。

6.27夏着物2

ところが、帰ってから母に指摘されて初めて気づきました…お太鼓の真ん中に折りジワが! ガーン。 帯の真ん中って完全な死角なんですね(汗)。 この姿でバスにも乗ったし、同窓会でも全方位からじろじろ眺められたんですよ。 恥ずかしい〜。 せっかくお太鼓の形はきれいに決まって、衣紋もほどよく抜けて、着崩れなしだったのに。 誰も何も言わなかった…心優しい同級生たち。

6.27チャペル

ひさびさに入った中学の礼拝堂。 椅子に座ってみたら、あんまり小さくて低くてビックリしました。 まだまだ子どもだったんだなあ。 信仰心はさっぱり湧かなかったけど、いい友だちにたくさん出会えた学校に感謝。

6.27ギボシの蕾

梅雨に咲くギボシは淡く涼やかな色と形。 いかにも和の花という趣です。
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封筒テンプレート
2009/06/26(Fri)
先日、友だちからもらったサプライズプレゼント。

6.25封筒テンプレート

うふふ、ワタシの好きなものをよーくご存じで。 実は、こういう封筒を作るためのテンプレートをネットで何度も眺めて、ついにポチッとしようとしていたところだったんです。 うれしい〜。 ありがとう! 右下のスズメの付箋もツボだわぁ。 早速、何か切り抜けるものはないかとキョロキョロ。 キレイで捨てるのもったいない包装紙や雑誌の広告ページを切り抜いて、自己満足。 真ん中に窓があるから、柄の出方を確認して配置できるのが便利です。 自分が撮った写真をうまく活用できたら楽しいだろうなあ…などと、相変わらず妄想はどこまでも広がり、手は動きません(汗)。 写真の整理をして、名刺やノート以外にも、何か使えるものが作りたいなあ。 と思いつつも、毎日毎日、ものすごい勢いで画像がたまっていくので取捨選択するだけでぐったりしてしまって、なかなかそこまでできない。
 
6.25ガクアジサイ青

昨日も今日も晴れて暑かった。 連日32℃くらいあって、頭が蒸し焼きになりそう。 遅咲きのガクアジサイは夏のような陽ざしの下でも元気いっぱいです。 週の初めに激しく降った雨のおかげですね。

6.25プチトマト収穫間近

プチトマトはほどほどの大きさに実ってから、ずいぶん経つのになかなか色づかなかったんですが、ついに収穫できそう! でも、これじゃ、家族揃って食べられないよ。 父の心臓の冠動脈にまた狭さくがみつかって、7月に再び処置のため入院することに。 それまでに、たっぷり実っておくれ。
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気になる展覧会
2009/06/25(Thu)
ぼやぼやしている間に夏至を過ぎて、もうすぐ1年の後半戦に突入ですね。 今年に入ってから新たなことをなにもやっていない自分に少し焦りつつ、時間に余裕があるので、放置していた刺繍の続きちょこっとだけやって(暑くて汗ばむから針仕事は無理だ)、だらだら「暑い、暑い」とうめいて、夕食にのんびり時間をかけてアジの南蛮漬けを作って…それだけの一日でした。

気になる映画がいろいろあるのに、なぜだか腰が重くてどれもみないまま打ち切りに。 展覧会は見逃したくないから、忘れないようにここに備忘録として書いておきます。

ミヒャエル・ゾーヴァ展@美術館えきKYOTO(京都伊勢丹) 開催中〜7月12日(日)

6.24ゾーヴァ展

※前回のゾーヴァ展をうっかり見逃したので、今度こそぜひ! 出口付近に置いてあるグッズや絵本に散財しないようにしなくては。 入場料700円

ルーヴル美術館展−17世紀ヨーロッパ絵画−@京都市美術館 6月30日(火)〜9月27日(日)
※レンブラントやフェルメールが目玉らしい。 前売り券を買っておこうかと思ったけど、たった100円安いだけか…。 入場料1500円

ルーブル美術館展−美の宮殿の子どもたち−@国立国際美術館(大阪・中之島)
6月23日(火)〜9月23日(祝)
※こちらは子どもをテーマに古代エジプト・古代ギリシアをはじめ、絵画や彫刻を展示。 これも意外におもしろいかも。 国立国際美術館には行ったことがないから、美術館見学をかねていってみようかな。 入場料1500円

まぼろしの薩摩切り子@神戸市立博物館 開催中〜8月30日(日)
※三宮まで行くのはちょっと…。 でも、夏にガラスってキレイ。 時間があればいってみたい。 入場料1200円

6.24ニワウメの実

春に愛らしいピンクの花をつけたニワウメ。 真っ赤な小さな実をつけました。 たっぷり雨が降った後の若々しい緑にひときわ映えます。 食べられるとネットで見かけましたが、ホント?


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働くひとへの深い共感 津村記久子「カソウスキの行方」
2009/06/23(Tue)
初めて読んだ「八番街カウンシル」がピンとこなかった津村記久子サン。 もともと「カソウスキの行方」が読みくて同時に図書館で予約したのに、こちらの方が圧倒的に人気でようやくワタシのところへ回ってきました。 すごくよくて一気読み! ああ、ワタシ好みだわ。 ひさびさに余韻に浸れる小説に出会いました。

6.22カソウスキの行方

仕事はそこそこ有能なのに社内での身の処し方が不器用なイリエは、後輩をかばったつもりが裏切られて倉庫へと左遷されてしまいます。 仕事もろくにない、あまりにも退屈な日々をやり過ごすために思いついたのが、職場の男性を「仮想で好きになる」こと。 その人に会っただけで無理やり「ときめいている」と仮想しようとするのだが…という表題作の中編「カソウスキの行方」のほか、短編2編が収められています。

3編ともに働くひとの心情がとてもリアルでした。 キャリアを追い求める上昇志向の強いタイプではなく、でもしっかりと仕事をこなせる普通の人たちが、会社で仕事をしていく中で苦しさや理不尽さに遭遇しながらも、なんとかやり過ごして働き続けよう、あるいはそうやってがんばっている恋人との関係を持続させようとしている姿に深く共感しました。 「働く」ということが、森絵都の「風に舞いあがるビニールシート」よりもずっと深い部分でとらえられているのではないかと感じられました。 かといって、「こんなに歯を食いしばってがんばっているのよ!」みたいな押しつけがましさはゼロ。 主人公たちはみな、いじましく、せこい生き方なんですが、自嘲的な視点での語りが独特のほんのりとしたユーモアとペーソスを醸しだしています。 「カソウスキの行方」も「Everyday I Write A Book」も恋愛はたいしたウェイトを占めず、自分の居場所をそれぞれが自分でみつけていく過程に重点が置かれているのだと感じました。 「カソウスキの行方」でのイリエと男性社員2人の人間関係が深まっていくところ、ほわっと心が温かくなって読後感もいいです。

でも、3編の中で一番心に響いたのは「Everyday I Write A Book」。 あこがれの男性と結婚した、時流に乗って注目を集めている女性のブログを読んで、自分が受け持っている平凡な仕事との差に落胆し、業務の煩雑さに押しつぶされそうになる野枝…ああ、わかるよ、わかるよ、その気持ち!と、ついホロッ。

6.23タイサンボク

「カソウスキの行方」も「Everyday I Write A Book」も、プロフィールを読むと津村サンの実体験がベースになっているようです。 かといって、私小説のようなウェット感もナルシストな視点もいっさいなく、カラッと乾いた上質な小説に昇華されています。 小説家として器用ではなさそうだけど、もっと読んでみたいと思わせる個性をもつ作家さんです。 それにしても作家として売れてきたら、日中は会社員、夜に仮眠してから執筆という兼業作家状態はさぞやたいへんでしょう。 会社はネタの宝庫だからですって。 すごいなあ。


月曜日にお中元の申し込みに付き添って、やっとお中元選びの大騒ぎから解放されました。 珍しく両親ともに出かけた静かな午後、雨上がりの庭をうろうろ。 下ばっかり眺めていたけど、何気なく雲間からちらっとのぞいた青空をみあげると、頭上はるか高いところでタイサンボクが1輪咲いているのに気がつきました。 「泰山木」なんていう名前だし、どことなく和っぽい雰囲気の木だから、てっきり日本か中国が原産だと思っていたら、実はアメリカ原産で明治の初めに渡来してきたそうです。 芳香があるそうですが、あまりにも高いところで咲いているので、一度も花の香りを感じたことがありません。 どんな香りなんだろう?
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うまいけれど 森絵都「風に舞いあがるビニールシート」
2009/06/23(Tue)
直木賞をとったときに単行本を買おうか迷った森絵都「風に舞いあがるビニールシート」。 いいなと思った装丁そのままで(少し鮮やかになった?)文庫化されたので迷わず買いました。

国連難民高等弁務官事務所を舞台に、愛し合いながらも価値観の大きなズレからすれ違う夫婦を描いた表題作をはじめ、売れっ子の天才的な女性パティシエの意地悪に翻弄される女性秘書、犬を保護するボランティア活動のために水商売を始めた主婦、大学卒業資格を得るために謎めいた女子学生の力を借りようとあがくアルバイトの男、仏像修復師の苦い修業時代を振り返る中年男性、クレーム対応に同行する得意先の若い社員と過ごした中年男性会社員の1日…と、6編を収めた短編集です。

6.22ビニールシート

不思議なほど物語に集中できず、短編集なのに読むのに時間がかかりました。  過不足のない磨きこまれた日本語で書かれた、きわめてまじめな小説ばかりなんですが…ワタシの肌には合いませんでした。 それぞれの主人公が胸の奥に抱えている葛藤にあまりリアリティを感じられなかったんです。 どれも本当にいい話なんですよ。 みんな、いろいろあるけど、がんばって生きてるんだなあと希望を含んだ小説に好感を持ちつつも、一方で、うまく作った話だなあ、と冷めた視線で分析している自分がいて。 仏像修復師や国連機関勤務など、ふだんの生活ではのぞけない世界をかいまみられる面白さも狙いどおり、うまいんですねって感じでスーッと通り過ぎてしまいました。

最近は、こんな軽い小説で直木賞がとれるんですね。 高村薫「マークスの山」の次元と違いすぎ…。

6.22カワラナデシコ

日曜日は友だちに誘われて、気軽なお茶会に行ってきました。 はじめてのお茶会でドキドキビクビク。 実は以前にも誘ってもらったことがあるんですが、「お作法を知らないから怖い」とおびえていかなかったんです(笑)。 でも、本当に気楽でホッ。 ああ、最低限でもお茶を習っておいてよかったなあ。 半年間、毎週欠かさず通うのは本当にたいへんだったけど、やってよかった。 少なくとも何もかもにビクビクしなくてもいいことと、避けるべきポイントだけはうっすらわかったので(たとえば席に入るときは先頭と末尾を避けるとか)。 懐紙の扱いも少しはサマになるようになったかも。

友だちとのんびりおしゃべりを楽しみながら、ゆっくりゆっくり深まっていく夏至の宵を味わい、夜の闇の中に蛍を探して。 なんとも風流な一日でした。 非日常の時間をありがとう! お互い、もう一度初心に戻って仕事がんばりましょう。

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お中元選び
2009/06/21(Sun)
独身なのにお中元やお歳暮選び…この時期、ほんとに苦痛です。 もちろん自分が贈るのではありません。 母はおざなりに「適当に送っておこう」と妥協できず、贈り物をするのにすごく頭を悩ませるタイプ。 82歳にもなると決断力も判断力も激しく低下して、お中元選びをしなくてはいけないと思うだけで不機嫌度がどんどん増していきます。 それなら適当に妥協したらいいじゃないかと思うんですが、できないみたい。 で、なぜかそういう時期は、ものすごく厳しい締切直前と重なることが多くて、相談に乗らずにいると母の不機嫌がマックスに。 しまいに「仕事、仕事って、仕事なんてちょっとおいといていいじゃないの! こっちは必死なのよ」と理不尽に怒ったりひがんだり。 年寄りってむずかしいです。

6.21ナンテン

ふと思い出したのですが、角田光代のエッセイ集「しあわせのねだん」に、そういう感慨が書かれていました。 親が年をとると、子どもと立場が逆転するんだなあ(ため息)。 仕事とか家事でやたら忙しいときに限って、子どもがだだをこねてキィーッとなる…その親子が40年くらいすると逆になるんですねえ。 こういう悟りに達するのって、すごく寂しくて哀しい。 いまは幸いにもヒマなので、土曜日は一日中たっぷりお中元選びにおつきあいというか、ワタシがほとんど「これは?」「それがダメなら、こっちは?」と決めたような気がします。 イライラせずに相手をずーっとするのは、かなり忍耐力がいります。 はぁ〜、修行が足りないから、手伝っているのに「あんたは言い方がきつい」とか文句言われっぱなし。 兄の方が優しいんだそうです(ブスッ)。 遠くにいるひとは、たまにしか会わないから優しくしてられるんだよ〜、ちぇっ。 すみません、今夜はぼやき全開です。


今年は南天が異様なほど元気に、あっちにもこっちにもたっぷり花をつけています。 温暖化の影響でもあるのかしら。 初夏に花を咲かせて、実が赤く色づくのは真冬。 よくよく考えてみると、実るまでの時間って意外なほど長いんですね。
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いやいや化粧品を買う
2009/06/20(Sat)
図書館にリクエストした本が忘れた頃にやってきました。 いま、あんまり読む気分じゃないんだけどなあ。 図書館へ行ったついでに、ファンデーションがなくなりそうなのでショッピングモールで化粧品を買うことに。 いつもはあれこれすすめられるのが鬱陶しくて、目的のものをサッとひっつかんでレジへ直行なんですが、20歳半ばになったかどうかの売り子のお姉さんがほどほど感じよくて、ついカウンターに座ってしまいました(実は人生初の化粧品カウンター座り!!)。 姪と同じくらいの歳の売り子さんが、仕事として一生懸命なのをむげに断るのもかわいそうかな…と思えたもので。 大学を卒業して1年、仕事をたびたび辞めている姪が水曜日からデパートで働きだしたから(化粧品売り場じゃないけど)、なんとなく売り子さんの気持ちになってしまいました。 姪っこが今度こそ職場に腰を落ち着けてくれますように。

いまのファンデーションが気に入らないから、新たなメーカーを試すつもりで、はじめから買う気だったんですが、それにしても化粧品ってどうしてこんなに高いんでしょう? 安いブランドだと思うのに、諭吉とお別れしなくちゃいけないなんて(涙)。 仕事上、ひとに会うときは一応お化粧をしておかないと失礼だし、年を重ねてくると哀しいことにお化粧してないと疲れた感じに見えるからやってるだけで、家ではまったくすっぴん。 ファンデーションを塗るときもなるべく薄くつけてるから、よく「お化粧してます?」と真顔できかれますけど(汗)。 今日の売り子さんも「ついでにアイシャドーも体験だけでいいから」といわれて緑をすすめられ、えっと、実はすでに緑を塗ってるんだけど…やっぱり薄すぎ? いやいやその程度でも、元同級生や大学同期の男子からは、たまに「おまえでも、緑のアイシャドーなんて塗るんだ」と非常に驚かれることがあるんですよ。

6.19ハンゲショウ

と、そんなことはどうでもいい。 化粧品が高すぎ!と叫びたい。 たぶん生涯にわたって化粧品と美容院にかける費用を累算したら、ワタシは女性の中ではダントツに少ないはずだけど、それでも化粧品にお金をかけるのは本当はイヤだ。 それくらいならカメラの交換レンズ買いたい! でも、ワタシと真逆な価値観のひとの方がこの世にはおおぜいいるんですよね。


今日の写真はハンゲショウ。 ちょうど夏至の頃に、先端の片側の葉っぱだけが花の穂がでるのと同時に白く変化することから「半夏生」と呼ばれているそうですが、一説では「半化粧」と書くともいわれています。 以前、池の中に丸く群生させている庭園をみたことがあって、それはそれはみごとでした。 わが家はジャングルのような花壇の中で、ノコンギクに圧倒されて小さく小さくなっていて気の毒。
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