読めない本はあきらめが肝心

本の整理をしていて、読みかけで放置していた本が出てきました。
下に書いた江國香織の「号泣する準備はできていた」のほかにも
いろいろと(汗)。
ずいぶん前の芥川賞受賞作の長嶋有「猛スピードで母は」と
三田誠広「ペトロスの青い影」を、親譲りのもったいない精神で
一生懸命最後まで読みました。

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結論、読めない本はスッパリあきらめる!
ストーリーに起伏がなくても、だいたいは最後まで読むんですけど、
それでも読めないものは読めない。

「猛スピードで母は」はワタシには合いませんでした。
ものすごくイヤ、というのでは全然ないのですが、
子供の視点で書いていることが、どこか嘘くさいんです。
切実さがないというか……なんでかわからないけど、ダメでした。

「ペトロスの青い影」は奥付をみると、ワタシの本棚の奥で
十年以上(!)眠っていたらしい。
お金を出して買ったんだから、読まなきゃもったいないでしょ。
読みましたよ、ええ、今度は最後まで。
でもね、全共闘世代(すでに死語?)以外の人が読むものではないです。
作家本人にとっては切実な問題なのでしょうが、
時代は流れているのだから、なんとかしてほしい。
いや、この小説の後でなんとかしてらっしゃるのかもしれませんけど、
ワタシが知らないだけで。

読めない本なんて放りだして、さ、本の整理、本の整理
……のはずが、昨日に続いて冬の衣類の洗濯や床磨きに精を出して
何をやってるんだか。
Category: 読書

江國香織と直木賞

どの作品で著名な賞をもらうかは、作家にとって大切なことだなと
つくづく思ったのが江國香織「号泣する準備はできていた」の直木賞受賞です。

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本屋さんで何気なく選んだ「落下する夕方」が気に入り、
続いて「つめたいよるに」を読んで衝撃を受けて以来、
江國香織はずっとワタシにとって”特別な作家”でした。
ところが直木賞をとった「号泣する準備はできていた」は
どうしても読み通せなかった。
短編集なので、ひとつの作品は20頁ほどなのに、
退屈で退屈で、寝る前に読むと必ず途中で寝てしまう。
自分でも不思議だったのですが、拒絶反応が起きるようでした。

本の整理をしていて、読みかけのまま処分するのはしのびなくて
もう一度読み直してみました。今度は気合いを入れて最後まで。
やっぱり江國香織の良さがみじんも感じられません。
江國香織らしい詩情にあふれた文章の美しさも、
張りつめたような孤独感もないのです。

そういえばテレビで聞いた直木賞選者のコメントが(誰だったかは?)
これまでの江國香織の作品は詩みたいだったが、ようやく散文に近づいた
というような内容でした。
ええっ、ワタシは詩的なのが江國さんの良さだと思っていたのに!
これからずっと、これが江國香織の代表作といわれるのでしょうか。
ちょっと違うな、と思ったのはワタシだけでしょうか?
賞をもらう立場では「コチラでお願いします」とも言えないでしょうけど(笑)

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「号泣する準備はできていた」を読んで、江國香織ってなんだかなぁ…
と思った人には他の作品も読んでみてほしいです。
「つめたいよるに」や「薔薇の木 枇杷の木、檸檬の木」の世界、
ワタシは好きです。

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特に「つめたいよるに」には、繊細で静かな物語を通して、
生と死という深くて根元的な問いに対する、
江國流の真摯な答えが、とても平明な言葉で書かれています。

「号泣する準備はできていた」で、江國さんの小説から
すっかり遠ざかってしまいました。
いまはどんなものを書いておられるのでしょう?


前回直木賞をとった角田光代も、ひょっとして江國香織と同じパターン?
他の作品も読んでみるべきでしょうか……う~む。
Category: 江國香織

柳行李?

お天気が良くて花粉も少しおさまったようなので、
衣類の入れ替えをしました。
半袖Tシャツを着ていても、バタバタすると暑いくらい。
ついこの間まで、家の中はひんやりして、
薄手のウールのカーディガンを着ていたのに。
ウールの衣類を次々に手洗い。 ついでに(?)台所の床掃除。
けっこう疲れました……。

ベランダに干そうとしてビックリ。 目の前に柳行李が。

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……こんなもの、どこから出てきたの??
母いわく「骨董屋さんが買ってくれないかと思って」。
いちおう虫干しらしい。

マトリョーシカと柳行李があるウチって、どういう家なんだろ?
だいたい柳行李を保存しておくと場所をとるでしょ。今までどこに?
それとも、今までどこかで使っていたのか?
もちろん、ウチは蔵のあるような豪邸ではありません。

両親は戦争で苦労した世代だからか、ものを捨てることができない。
捨てようとすると「まだ使えるのにもったいない」と言われ続け、
とうとうワタシも本が捨てられない(服なら、まぁ…捨てられるのに)
体質になってしまった。
それにしても、この柳行李、いつ頃のものなんでしょう?
骨董屋さん、買ってくれるのかな。
本と一緒に並べて、ウチの前でガレージセールしたい気分です。


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庭はいっせいにいろんな花が咲いて、今はもう新緑の季節。
山椒の幼木があちこちに顔を出しています。
いつのまにか大きくなった山椒が1本あって、
(植えた覚えはないので、鳥のフンから芽吹いたらしい)
その実をまた鳥がついばんで、毎年、幼木が増えます。
かわいくて盆栽にしたいんですが、鉢に植えると枯れてしまいます。
Category: 日々の記録

クロスステッチのブックカバー その2

本のネタなら、毎日書いても尽きない気がしますが、
ハンドメイドの方はすぐネタの在庫切れになりそう(笑)
とりあえず数日前に作ったブックカバーを出してみる。

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今回も、ブックカバー自体は工夫もなにもなくてツマンナイため、
わが家にいるマトリョーシカさんに助けていただきました。
このマトリョーシカさん、いつからわが家にいるんでしょ?
ワタシよりも年上かもしれません。
たぶん最後に開けてみたのは小学生のワタシ。つまり、ん十年前。
開けてみたら、黄色い子の塗料がはげてしまった。
マトリョーシカさんが、どうしてウチにいるのか? 謎です。
家族の誰かがロシア(昔だからソ連?)へ行ったとは聞いてないけど。
2個目からはお洋服に花柄が入ってませんね、手抜き?
7個目からは顔すら描いてません。10個目は爪楊枝の先より小さい。

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ブックカバーの裏はこんな感じ。
色は家にある糸で代用したりして、適当に変えています。
かなりサイケな色使いで、図案をみてるときは「どうかな?」と
思ったのですが、刺してみたら思っていたよりかわいくなりました。
しかし、ミシン縫いがすっごく下手で、とんでもなくヘッポコ。
実は読書好きな知り合いにプレゼントしようと作ったけど、
とても、ひとさまに差しあげられるようなものではありません。
自分用ということで。
図案は De fil en aiguille No.29 より。

ところで、マトリョーシカって流行ってるんですね。
どうして流行ってるのかしら? いや、かわいいけど。でも、今なぜ?

小説の映画化 「嫌われ松子の一生」「博士の愛した数式」

単行本が出たときに書評を読んだ記憶がおぼろげにあって、
文庫化されたので買ってみました。

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帯をみると、映画化されるんですね。確かに映像化しやすいストーリーです。
優等生だった女性がどんどん転落していく軌跡。
「どうして松子は殺されたのか?」という謎を追っていく
サスペンス小説風の展開だから最後まで飽きません。
救いがないほど暗い内容ながら、読後感も悪くありません。
ただ、優等生がそこまで落ちるのか?
ちょっとは頭使えばいいのに、と思いましたが。

映画では、男女のからみばっかりがクローズアップされそうな予感。
だれが松子を演じるんでしょう?
若い女優さんを「脱がないと大女優になれない」と口説いてたりして
(ワタシの勝手な想像ですが)

反対に、映画化は絶対にムリ!なのが「博士の愛した数式」。

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言葉で紡がれる静謐な世界は、映像では描けないものです。
ストーリーは単純。 記憶障害がある初老の男と少年の交流、
なんて方向でまとめようとすると、ものすごーく陳腐になります。
でも映画化されるんですよね、これ?
すっごく心配です(笑)
ひとことひとことを味わってこそ、この小説の良さがわかるはず。

流行のものには背を向けるヘソマガリなので、
話題になってもしばらく買わなかったんですが。
ひさびさに心に響く小説に巡りあえて、ほんとうにうれしかった。
「博士の愛した数式」は、すすめた友だちみんなに喜ばれました。
未読の方はぜひ手にとってみてください!


最近、映像化された「いま、会いにゆきます」。
こちらはたぶん小説とのギャップが少なそうな気がします。
映画はまだみていないのですが、泣かせる展開なので。
思いっきり泣いてストレス発散したい人向きの小説です。
Category: 小川洋子

冷静と情熱のあいだ(映画編)

「冷静と情熱のあいだ」は先に映画をみて、
それからずいぶん経って小説を読みました。

映画をみたときは原作を知らなかったので、
竹野内豊とケリー・チャンって全然カップルとして合わない、
「ミスキャストでは?」と思いました。
ケリー・チャンは眼差しが強くて豹みたい。
それにくらべて、竹野内豊はおとなしい草食動物系の目つき。
こんな二人が”世紀の恋”に落ちる?

それが気になったからか、感覚がおばさん化してしまったせいか、
(たぶん後者)原作を読みたくなるほどでは……。

下で書いたように、友だちにすすめられて後日、小説を読みました。
で、映画のキャスティングが原作にとても忠実だったことに
気づきました。 ある意味、原作のイメージにピッタリ。

ケリー・チャンが映画で演じた「あおい」の内面については
小説を読んでみて、それなりに納得しました。
映画では、竹野内豊が演じる「順正」の視点から描かれていたので、
あおいの心のうちは謎。
お金持ちの新しい愛人を捨てるあたり、釈然としなくて。
あおいは自分の気持ちを言葉で表現しようとしないタイプだから
映像だとわかりにくいんです。
映画をみて気に入った人は、原作も読んでみてください。

さて、恋愛小説にも恋愛映画にも興味がなかったのに
なぜこの映画をみたかといえば、イタリアから帰ったところだったから。
フィレンツェにも行ったので興味津々。
この映画、ほんとうの主役はフィレンツェの街なのではと思うほど、
街の映像がキレイです!
ただし、本物のフィレンツェは世界中からの観光客だらけ。
埃っぽくて、全体的にすすけています。
この映画をみて期待しすぎると裏切られるかも(笑)
あんなに人がいないフィレンツェってありえない!

ちなみにクライマックスとなるドゥオーモのクーポラは
上って損はしません。フィレンツェでは一番心に残りました。
ただし、細い螺旋階段をひたすら上るので、
ゼーゼー言って立ち止まると、後ろは大渋滞。大ひんしゅく。
日頃から階段を上がって鍛えておかないと、かなりツライです。

Category: 映画

冷静と情熱のあいだ

いまさらなんですが……本を整理していて書きたくなりました。
恋愛小説への興味がすっかり減退していたためか、
江國香織はかなりお気に入りだったのに、
読もうという気がまるで起きなかった本です。
もともとアマノジャクなので、
話題の本や映画化された小説は、かえって手にとらない。

ところが、友だちから「両方読んで、どちらが好きか教えて」と
強くすすめられました。
どちらが好きかで、その人のタイプがわかるんだとか。

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そんなわけで、苦手な辻仁成の恋愛小説を読んでみました。
過去の恋愛を、男と女、それぞれの視点から描いています。
結論、ワタシは江國香織のrosso(だっけ?)の方が好き。

辻仁成の方は、過去を非常に引きずってる男の視点で
描かれている。 純粋といえば、そうかもしれないけど、
引きずり方がくどくて感情移入できませんでした。

江國香織の方は、過去の恋愛を胸の奥に押しこんで、
淡々と新しい愛人(?)と生活している女の視点。
この女の人、自己中心的に生きてる野生動物みたいです。
「わがまま」と周囲から非難されることなんて恐れていない。
ものすごく深い孤独を抱えながらも、
背筋を真っ直ぐのばして生きている。
けっして好きなタイプではないけれど(笑)
その強さが潔い、と思えました。

ワタシは…というと、どちらかといえば
辻版のウダウダ引きずりタイプなんですが。
自分の嫌なところをみたようでイヤだったのかな。

でも、辻仁成の方が好き、という人が多いみたいですね。
この本をすすめた友だちも、そう言ってました。
ちなみに、ワタシが買った本の奥付をみたら、
辻版が20刷、江國版が15刷。
やっぱり辻版が人気らしい。
結局、すすめてくれた友だちにはなぜか感想を伝えないまま。
いつかココを読んでもらおう(笑)

Category: 江國香織

クロスステッチのブックカバー

本の話しのお口直しに。

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(c) Gertie Wandel/Kreuzstiche より

文庫本用のブックカバー。
やっぱり鳥のモチーフが好きみたい。
裏も同じシリーズの柄違いを刺してあるんですが、
分厚い本だと微妙に真ん中でなくなることを
作ったときにはまるで考えてなかった…。
分厚さを調節するためにつけたチロリアンテープは
子供の頃に母が手作りしてくれた服からはがしたもの。
ん十年経ってるから、これぞ、まさにビンテージ(笑)

ブックカバー自体は写真を撮るほどのものでもないし、
羊毛の動物と一緒に。


本の整理(続編)

本の整理は、まだまだ終わりません。
整理の仕方で迷った末、本好きの知り合いの方にまず選んでもらって、
それから新古書店に売ることにしました。
こんなことやってるから片づかないんですよね…
整理上手な方はスパッと、いらないものは捨てるんでしょうねぇ。

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こんな状態、何日くらい許されるだろう。
家族が怒らないうちになんとかせねば。
お客さんが来ても、絶対入っていただけません。
こんなに広げて何をやったかといえば

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表紙の写真を撮って、こんなリストを作ってみました。
めちゃくちゃ手間がかかります。
でも、忘れていたような本でも、表紙を見ると
「あの頃はこんな本ばかり読んでいたんだな」などと感慨深かくて。
作業の手が止まりっぱなし。

昔、恋愛小説をけっこうたくさん読んでいたことに驚きました。
高樹のぶ子とか藤堂志津子とか玉岡かおるとか、
村山由佳のデビュー作まで読んでた…
かなわぬ恋がお気に入りだったらしい(笑)
いまはどの作家にも手が伸びないな。
年齢とともに、やっぱり読む本の傾向は変わるんですね。

整理に疲れて庭に出たら、チゴユリが満開。
楚々とした薄緑色の花が、恥ずかしそうにうつむいて咲いています。
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Category: 日々の記録

千夜一夜物語 あるいは 三国志

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この数日、寝る前に読んだ「バートン版千夜一夜物語 第1巻」(ちくま文庫)。
某海外小説専門のホームページで紹介されていて、さっそく購入したものの
枕元に積んだままになっていました。
最初は、たくさんある注釈が気になって、それをいちいち参照していたんです。
それがいけなかったらしい。
注釈を無視して読み出したら、おもしろいんですよ、これが。
絢爛豪華な宮殿、エキゾチックな酒池肉林、多彩な物語のパターン。
物語はどれも似ているようで、それぞれ別の展開が待っている。
入れこ状に物語が次々につながっていく、
神話的な豊饒な語りの世界が堪能できます。

表紙の通り、穏やかに匂いたつようなエロティックな場面も多くて、
小学校の図書館に並んでいた「千夜一夜物語」のイメージと随分違う。
といっても、私は読んだことなかったんですけど(笑)
子供向きには、どういう風に翻訳してあるんだろう、と気になったり。
おもしろいけど、読み出したら止まらないというほどではないので、
寝る前に読む本に最適です。

ただ困るのは、このシリーズ11巻まであるんですよ!
全部買ったら、文庫本といえども1万5000円以上。 
このまま、はまっていいのか??


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「千夜一夜物語」と同じ悩みは「三国志」にもあります(笑)
おもに殿方がお好きな三国志。
ぜんぜん興味なかったんですけど、
テレビでもよく劉備とか曹操とか番組やってるし、
いちおう話の筋くらいは知ってる方がいいかなと、とりあえず1冊買うことに。
誰の三国志を読むか、本屋さんで随分迷って、
中国史の素人でも読みやすそうな北方謙三版にしました。
かなり噛みくだいてストーリーの流れを重視しているらしく、
意外にサクサク読めます。
3巻まで読んで中断していましたが、4巻を買ってしまいました。
こちらは全13巻です! うむむ…
個人的には、呂布がお気に入りなのに、4巻で死んじゃうらしい。残念。
呂布は、ほんとうは悪役なんでしょうね。でも、北方版では一番カッコいいです。

ほかにも読みたい本がいっぱいあるのに。
この2つのシリーズ、どうする、ワタシ?
Category: 読書

本の整理

昨日は靴の手入れと整理(やっとのことで2足捨てた)。
花粉症で引きこもり生活なので、今日はず~っと気になっていた
本の整理に着手しました。
ベッドの周囲に、筍みたいに本の山がニョキニョキ。
それが最近、雪崩をおこすようになってしまって。

まずは和室に広げてみようということで、整理中をパチリ。
このあと、どんどん増殖して段ボール3箱分になりました。

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本という紙から成り立っているものが好きなので、
ゴミに出すのは抵抗があります。
新古書店に、いまだに本を売ったことがないんだけど、
段ボール箱につめて送ればいいだけ(たぶん)らしいから売ろうかしら。
いったい、いくらくらいで買ってくれるんだろ? 安いんでしょうねぇ…。
あんまり安いなら、知り合いにあげた方が気分いいかも。
などと迷って、結局片づけきれなかった。 ため息。


ところで、昨日のJR福知山線の列車事故。
ほんとうにものすごい大惨事が起きてしまいました。
ご家族の言葉がテレビで流されるたび、心が痛みます。
9.11のテロやスマトラ沖地震の津波に続いて、
人間の無力さを痛切に感じました。
明日もある…と、漠然と根拠もなく信じていても、
あるとき突然、人生の終わりを迎えることもある。
もっと毎日をちゃんと生きなきゃ。

列車のオーバーランといえば、4月半ばにJR琵琶湖線に乗ったとき、
何度も(3回くらい?連続で)1車両分くらい行きすぎては
バックしたんですよ。
あのとき、乗っていて不安でした。 よくあることなんでしょうか?


Category: 日々の記録

クロスステッチのタペストリー

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(c)EVA ROSENSTAND 14-251

クロスステッチは少しずつ絵になっていく過程が楽しくて、好きです。
布の手触りや糸の色の美しさが心地よくて、刺している間は夢中。
でも、刺したものをどうするのか考えずにチクチクするので、
完成したものはほとんどがお蔵入りしてしまいます。
もったいない。

それなら額に入れば…といわれそうだけれど。
せっかくの布や糸の柔らかな質感を、
堅い枠やガラスに閉じこめてしまうのは残念です。

そこで、今回はタペストリーにしてみました。
といっても、布の端を三つ折りにして、かがりつけただけ。
刺してから放置すること1ヶ月、それでもなんとか形になりました。 やれやれ。
カリンが開花するのに、ギリギリ間に合いました。
わが家の庭で懸命に子育てをしていたヒヨドリを思い出しながら、
楽しく刺せました。
このコ、なんていう鳥なんでしょうね?

実は、この図案の夏バージョンをはじめに刺したのですが、
1年近くしまいこんだまま…だめだなぁ、ワタシ。


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