言葉の密林をさまよう ガルシア=マルケス「族長の秋」

一昨日、だらだらと読み続けていたガルシア=マルケスの「族長の秋」を
ようやく読み終わりました。 実はずっと昔に何度か読みかけたのに、毎回
10数ページで挫折した小説です。 今度は最後までおもしろく読めました。
でも決して読みやすい小説ではないし、万人向けではないと思います。

コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスを初めて知ったのは、
偶然本屋さんの店頭でみかけた「百年の孤独」。 それがどれほど有名な
作品かも知らずに何気なく読み始めてビックリ。 なんておもしろいの!
こんな小説があるなんて…だから読書はやめられない。 その頃、日本の
作家の作品が連続して「ハズレ」だったことこともあって、しばらくは
海外の作品ばかり読むことに。 ガルシア=マルケスの作品で、当時
手に入ったものを次々に読んだのですが、「百年の孤独」>「予告された
殺人の記録」>「十二の遍歴の物語」>「幸福な無名時代」と、読む順番通り
テンションが下がっていって、最後に手にとった「族長の秋」で「なんだか、
これは体質に合わないなぁ」と途切れました。

5.30族長の秋

「族長の秋」は南米の小さな架空の国を舞台に、そこに100年以上君臨し、
最後は実在するかどうか誰にもわからなくなった独裁者の物語です。
200歳を越えて生き続けている、という設定自体は虚実入り乱れた南米文学
らしい世界です。 それには全然抵抗を感じませんが、改行をいっさいしない
ねちねちと続く文体に、以前は困惑してしまったのだと思います。 物語は
時系列が錯綜し、どうやって独裁者にのぼりつめたのかが明確に語られる
わけでもなく、さまざまなエピソードの断片が全編に散りばめられています。
さらに独特なのは、物語の視点が一定でなく、改行がないまま、ずるずると
ぶれていきます。 誰とも判然としない人物の目を通して語っていたかと
思うと、突然、主人公の独裁者が語りだしたり(それも前の話しを引き継ぐ
とも限らず)、独裁者の母の視点に移り変わったり。

「族長の秋」は明解なストーリーを求める人には向きません。 なにやら
つかみどころのない正体不明の男の一生を、曖昧な視点で描いて、その
「正体不明な」ところをあぶりだしている…とでも言えばいいのでしょうか。
それでも読ませてしまうのは、さすがガルシア=マルケス。 すごい力業!
濃密な言葉の密林をさまよい歩くうちに、じっとりまとわりついてくる南米の
暑い空気がじわじわとカラダに浸透してくるのです。 西洋文明的な
(あるいはアメリカ合衆国的な)価値観とは相いれない土俗的な世界に
引きずりこまれます。 孤独で愛に飢えつつ、一生、母からの深い深い
愛以外には誰からも愛されず、「至高の権力」にたてまつられて、人間的な
実存からどんどん遊離していく男…。 最後にワタシの心に残ったのは
南米的な盲目的な母の愛でした。 「母」はすごいなぁ。
ただし、ガルシア=マルケスを初めて読む方にはおすすめしません。 

5.29ホオヅキ

ほおづきの花をみつけました。 ナスやキュウリの花に似ていますね。

サッカー好きだけれど、ジーコ・ジャパンには正直あまり期待していません
でした。 でも、ドイツとの練習試合はなかなかよかったんですねぇ。
ドイツが弱いってことはないのか? それとも、ようやく日本はチームとして
まとまりができてきたのかも。 がんばれ~ッ!! ワールドカップ前に
「族長の秋」を読み終えられてよかった。 今日は街中の本屋さんまで
出かけて店内を長時間うろうろ。 「仕事に使えるかも」と自分に言い訳して
ずっしり買いこんできちゃいました。 あ~また本の山が高くなる。
Theme: 読書メモ | Genre: 本・雑誌

突然の雨

今日こそは「晴れ」と信じて布団を干して、ちょこっと出かけている間に
ものすごい雨が降り出しました。 あ~ん、ヒドイ!と黒雲に悪態をついて
みるけれど、むなしいだけ。 今日は超特急仕上げの仕事をするはずが、
母が出先から「忘れ物を大至急届けて!」と電話してきて、あわてて
届けに出かけたら雨が。 タクシーで大急ぎで戻ったけど、干しておいた
布団や、一気に洗濯した布団カバー&毛布の残りなどの多量の洗濯物は
しっとり濡れていて、どこに広げればいいのかさえわかりません(泣)。

歳をとってきた親を責めるわけにもいかず、「残業があるときに限って
子どもが熱を出す」というフルタイムで働くお母さんの気持ちは
こんな感じなのかな、と思ってみたり。  すっかり恐縮した母が夕食を
ひとりで作ってくれました。 仕事は予定より少し遅れたけど、夕食を
作らなくてもよかったので、締切にはなんとか滑り込みセーフ。
やれやれ…気分的にグッタリです。


5.30展覧会

6月は気になる展覧会がいろいろ。 「舩木倭帆ガラスの器」展は、写真の
ガラスがいい感じだなと思ったら、民藝運動の影響を受けてるらしい。
なるほど。 「しずほ」なんていう名前だから女性だとばかり思っていたのに
大山崎山荘のホームページを見たらおじさまでした。 左は京都伊勢丹の
「絵本作家ワンダーランド」展。 かわいい原画でなごむのもいいかな。
京都近代美術館の「藤田嗣治展」も気になる。 でも、NHKがあんまり熱心に
宣伝すると、へそ曲がりなのでだんだん行く気がそがれてしまいます。

5.29ドクダミ

玄関前にドクダミが咲き始めました。 雨雲で薄暗い中、地味な白い花が
凛と力強く見えました。 ワタシももっと力強く生きたいな。
Category: 日々の記録

くっきりハッキリがっかり

昨日、新しいめがねを受け取ってきました。 どれが似合うのか全然
わからなくて、アレコレいっぱいいっぱい試着(というの?)してみました。
10数年前に作ったときとは、フレームもレンズも素材がすごく進歩していて
驚きました。 いまどきのフレームは軽いだけじゃなくて、ビックリするほど
柔らかいんですね。 めがねの文明開化気分(単なる時代遅れ?)。

5.27めがね

迷いに迷って買ったのがコレ。 写真では赤っぽく見えますが、一番地味な
めがねを選びました。 そして、試着した中では一番安いものをさりげな~く
選びました…しかし。 あまりにもひさしぶりなので、表示されている値段が
フレームのみで、ほかにレンズの値段が加算されることを失念していて、
レンズが予想以上に高くてガーン! 予想外の値段になって、金欠病の
ワタシはショックを受けてしょんぼり。 デパートで売ってるめがねと、
ビジョンメガネのようなチェーン店で売っているめがねと、どこか違いが
あるのでしょうか? でも、まぁ…気を取り直して…新しいめがねは
かけ心地がすごくいいです。 これなら、今までよりかけるようになるかも。

かけてみると、世の中のすべての物体に明確な輪郭があることをひさしぶりに
思い出しました。 すべてがくっきりはっきり見えて、気持ちいいなぁ。
それにしても、専用のケースはカッコいいけど、かさばりすぎ! せっかく
めがねは小さいのに。

下に敷いているのは、ずいぶん前に行ったイタリアで、つい買ってしまった
紙ばさみ。 「きれいすぎて使えない」と死蔵品になっていたのを部屋の
整理で発見しました。 使わないのはもったいないので、刺繍の図案入れに
しました。 贅沢な雰囲気が刺繍に合っていて、なかなかいい感じ。

5.27コゲラ
 
本日の庭のお客さまはコゲラ。 おひさしぶり! カップルでギーギー鳴いて
木から木へとせわしなく移動するので、なかなか写真に撮れません。
今日はカップル2組なのか、カップルとヒナなのか、数羽でギーギー。
ひょっとして庭に巣があったのかしら? また遊びに来てね。
Category: 日々の記録

うろうろの日々

ここのところ毎日、親の用事と不調のパソコンに振りまわされて落ち着きません。
京都の家電量販店では、店頭に並んでいるパソコンはあまりなくて…うろうろ
するのが面倒なので、多少高くてもネットで買うことに決めました。
新しいPCが届くまでにつぶれないように、ネット接続も控えているような
状態です…トホホ。

5.25イタチくん

本日のイタチくん。 家の修理の件で、業者の人が来ているというのに
ふと気がついたら、の~んびり庭をお散歩してました。 雑草が茂らない
ように敷いてあるレンガの上をちゃんと歩いていきました。 やっぱり
かわいいなぁ。 撮った写真を見て、母がいたく羨ましがってました。
「いいな~、なんで私が見てるときは出てこないの」ですって。
Category: 日々の記録

いよいよあやしくなってきた

パソコンの調子が悪くて、いつプチッといってしまうかビクビクしながら、
使ってます。 ほんとうは今日、PCを探しに出かける予定だったんだけど、
親の都合があって急きょ、自宅にいなくてはいけなくなり…明日は
なにがなんでもPCを見に行かなくては。 でも、京都はろくなPCショップが
ないから店頭で眺めるだけで、ネットで買うことになるかも。 とにかく
PCがつぶれてしまっては仕事ができないからピンチ!!

5.23プリンタ

一日雨が降っていて自宅軟禁状態だったので、目の前にあるプリンタの
カバーの写真を貼ってみる。 ずいぶん前に目の粗いジャバクロスに刺繍した
もので、使い道がなかったのでプリンタの埃よけにしてあります。 この
図案が大好きで、ほかにも2枚刺しっぱなしでおいてあるんだけど、
クッションに加工できるのはいつの日か…。
Category: 日々の記録

アナログ人間

最近「自分の仕事」を創りだすべく、ボチボチ手をつけています。 でも、
明確な枠が決められず、あっちにフラフラ、こっちにヨロヨロ。 いろんな
案がアタマの中でグルグル回ってます。 アイディアをひねり出すのは、
パソコン画面より、アナログに「紙の上」がいい自分を再確認しました。
昔から紙類が好きなもので。

5.21旅ノート

モールスキンのノート(大)。 2週間のドイツの旅で、こんなになりました。
旅の記録を書くだけじゃなくて、いろいろ貼りつけてあるから、ふくらんで
パッツンパッツン。 そのうちゴムがへたってきそう。 もっとカラフルだと
いいんだけど、中はひたすら文字ばっかりです。 でも、私にとっては
これが宝物。 どんなおみやげよりも、この旅ノートが大切です。

今日は「20代前半くらいの女性の読書傾向」を探ってみました。 モデルの
エビちゃん世代って何か本を読んでるんだろうか?(←失礼!) 姪たちも
ほとんど本を読んでないようだけど。 ネットだけでなく、女の子向け
ファッション雑誌を本屋さんでチェックしようと出かけたのに、そんな雑誌を
手にとるのがさすがに少し抵抗があって、しばし不必要に雑誌売り場を徘徊。
自意識過剰かな? でもね、エビちゃんスタイル満載の雑誌を立ち読みする
40代の女って、どう?(間違っても、そういう雑誌は買いたくない)
結局、わかるようなわからないような…今度、姪たちに訊いてみよう。

本屋さんの後は、ひさびさに美容院へ。 伸び放題の髪をスッパリ切って
気分がシャッキリしました。 ショートにすると、姿勢が良くなる気がする。

5.12マユミ

庭ではマユミがひそやかに花を咲かせています。 気持ちのいい晴れは
今日の午前中でおしまいなの? 日本全国、沖縄みたいな気候(=梅雨)。
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押入発掘調査報告 古切手編その2

先日ブログで紹介した、子ども時代の切手コレクションの続きです。
今日は絵柄のかわいいモノを。

5.19ドイツ童話切手

↑ドイツの童話切手。 上から「いばら姫」「シンデレラ」「七匹の子ヤギ」
あれれ…今見ると一番下の「七匹の子ヤギ」の順番が間違ってますね。
かわいくて、昔からお気に入りだったシリーズです。 いま見てもかわいいな。

5.19動物切手

コレはドイツの動物シリーズ。 ほかにもいろいろあるんだけど、切手帳に
密着して取れません(泣)。 単純な色使いとデザインがいい感じ。

5.19ハンガリー切手

こちらは上がハンガリーの切手、下の2枚はウクライナか??(読めないけど)
真ん中の切手が特に素朴な味があって、いいな。

5.19モーツァルト切手

これはドイツのモーツァルト生誕200年記念切手らしい。 今年は250周年
ですよね。 50年前は地味だったんですね。 ちなみにワタシは当時、
まだ生まれていませんでした。 くどいですが(ワタシにとっては)
大切なことなので念のため(笑)


5.19キノコ

さわやかな季節のはずなのに、このところ毎日毎日雨ばっかり。 梅雨みたい。
夕方ようやく雨がやんだので、仕事の合間にひさしぶりに庭に出てみました。
湿気をたっぷり吸った杉苔の間から、なめ茸みたいなキノコが生えていました。
Category: 日々の記録

ちまちまチクチク

部屋の整理をすると、刺しかけでほったらかしにしているモノが出てくるわ
出てくるわ…あまりにもいっぱいあって自分でビックリ。 それも大作では
なくて、ごくごく小さなステッチばかり。 風水的にも中途半端で放置して
いるモノや、修理が必要なのにしていないままのモノがあると「気の通り道が
よどむ」と本に書いてありました。 いつもは風水や占いは、これっぽっちも
信じないんだけど、上記のような状態が生活全般に悪影響を与えることは
当然というべきで、へそ曲がりで何事も「そんなのホントかな?」と斜めに
とらえるワタシが珍しく深く納得しました。 そこで、中途半端撲滅のため、
この間から、ヒマを見つけて少しずつ少しずつやっているのがコレ。

5.18ランチョンマット

麻のランチョンマットにワンポイント刺繍したら楽しいな、とずいぶん前に
買ったランチョンマット4枚。 すぐに1枚目を刺してみたところ、たぶん
布目が40カウントぐらい細かいため、織り目を拾っていくと図柄がかなり
小さくなり、即「小さすぎて模様がわからない。 こういうモノはざっくり
刺した方がかわいい」と母からダメだしが。 仕方なく、イヤイヤほどいて、
抜きキャンパスで再度やりかけたものの、どうも抜きキャンパスごしにでは
刺し心地が悪くて放置。 今回、2年近い熟成期間を経て、なんでもいいから
一日も早く「使えるランチョンマット」にすることを決意しました。 やっと
2枚完成しました。 あと2枚…飽きてきたけど、我慢してやり続けなくては。

それにしても、抜きキャンパスって意外に目が揃わない。 針の入れ方が
キチンとしていないからなんでしょうけど、かなりガコガコで、やる気が
また低下してきました。 さらに、刺し終わってからキャンバスの糸を抜く
のが、予想外にたいへん。 力任せに抜こうとしてもビクともしないし、
無理にむしり取ったら、糸がモケモケに毛羽立って。 ネットで調べてみたら
キャンバスを水で濡らすと抜けやすくなることを知って、ようやくなんとか
抜けましたが…これが楽しくない! もう2度と抜きキャンバスは使うまい
と決意いたしました。

5.18ブックカバー

こちらは、1年前に作ったブックカバー。 色合いが自分らしくなくて、さらに
不要なジャバクロスを消化するために作ったようなモノだから、質感も
気に入らず、完成しても使わないまま死蔵品になっていました。 なんで
かわいくないのかな~と考えて、わが家で熟成されたビンテージの赤い
チロリアンテープ(=ワタシの子ども時代の服からはがしたモノ)を手で
縫いつけてみました。 少しは全体の印象が引き締まって、まあまあ満足。
チロリアンテープで気分が変わったので、さっそくガルシア・マルケス
「族長の秋」にかけて読書してます。

本日は上記の本を持って、午後いっぱいを眼科の待合室で過ごしました。
視力が急激に低下している、と人間ドックでいわれたことが気になって。
でも検査してもらった結果、異常ナシ。 体調でたまたま視力が落ちていた
らしい。 ペーパードライバーだけど来月は免許の更新があるし、この際、
もうひとつ度の進んだ眼鏡を作ることにしました。 左目がやたらに疲れる
のは乱視が少しあるからかも、と調節してもらった眼鏡をしばらくかけて
いました。 乱視に対応したからか、度がきつくなったわりに目は楽ちん。
日常的に眼鏡をかけている方が目は楽なのかも。 それにしても、老眼が
出てくる年頃になっても、まだ近眼が進んでいくんですねぇ。 0.3かぁ…。

押入発掘調査 その後

押入の発掘調査はようやく一段落。 でも、あれほどモノを捨てたのに、
やっぱり押入の中はキチキチ一杯で、これ以上は何も入れることができない
状態です。 わずかでもモノが増えたら、またあふれ出ちゃう(汗)。

ドイツのおもちゃ以外にも、懐かしいモノに再会しました。 切手収集帳です。
子どもの頃は「趣味=切手収集」くらいしかなかったんですよね。 今さら
子供の時代のコレクションを見ても、たいしたことないだろうな…と思って
いたのに、これがなかなかおもしろくて、何度もつくづく眺めています。

5.17古い切手

切手の価値としてはたいしたことないものばかりなんでしょうが、大人になって
じっくり見ると、歴史を反映した切手がたくさんあって興味深いです。
上の写真はコレクションのごくごく一部。

5.17ドイツ帝国切手

上の切手は、切手収集を今も続けている父の解説によると、ヒットラー以前、
第1次世界大戦後の「ドイツ帝国」時代のもの。 どうやってこんな切手を
入手したのか、まったく記憶にありません。

5.17DDR切手

↑コレは旧東ドイツの切手。 このおじさんは誰なんでしょう? いかにも
共産圏ぽいデザインですよね。

5.17ベルリン切手

↑こちらは「西ベルリン」の切手。 第2次大戦後に分断されて間もない頃?
左横に写っている切手は、赤で「ベルリン」と後で印刷したものだそうです
(切手おたくの父・談)
このあたりの切手はワタシが生まれる以前の発行です。 念のため(笑)
ほかにも、もう存在しない国の切手がいろいろ。

5.17ユーゴスラビア切手

↑ユーゴスラビアの切手。

5.17琉球切手

↑「琉球切手」! 沖縄返還前はこんな切手があったんですね。

5.17ベトナム切手

↑ベトナムの切手。 よーく見ると「1967」と年号が入っています。 まだ
ベトナム戦争の時代。 北ベトナム政府が発行した切手なんですね。
これも、思いっきり社会主義的デザイン。

ドイツのかわいい童話シリーズ切手などもあるのですが、ドイツの切手だけ
日本の湿気にやられて、切手帳にベッタリ貼り付いてなかなか取れません。
無理やりはがそうとしたら破けたり(涙)。 未使用の切手は貼り付いて
しまうと、もうはがせないのだとか。 無事にはがれた分で、すてきな
デザインの切手はまた後日にご紹介しますね。 意外にも日本のも外国のも
いっぱいあって自分でもビックリしました。
Category: 日々の記録

ほんの少しだけ

やっと親のバタバタが一段落したかと思ったら、今度はお世話になった方が
亡くなり、また両親揃ってバタバタ。 いつまでたっても落ち着きません。
親に振りまわされつつ、風邪のせいで頭がどんより。 毎日少~しずつ、
針を持って、中途半端で放りだしてあったものを完成させようとチクチクして
いますが、ミシンが苦手で、どれもこれもあと一歩のところでまた停滞。
5月は中途半端未完成品消化月間にしよう。 4月は…映画鑑賞月間だったな。

中途半端なことばかりしているワタシが、最も中途半端にしているのは
やっぱり「自分の仕事」。 いつまでも受け身じゃなくて、自分で仕事を
創っていこう!と決意したのは何年前? そういう仕事してるか、ワタシ??
k.m.p.の本を読みながら(家にある本を読むと決めたのに、つい本屋さんで
k.m.p.の文庫本「ベトナムぐるぐる」を買ってしまった)、自分がやりたい
仕事がなければ創るしかないのよねぇ…と改めて納得しました。 あの
おふたりは、そうやって「自分たちの仕事」を創りだしたわけで。 k.m.p.は
ちゃんとカタチにできていて、ワタシは何もカタチにできてない。 でも、
反省するばっかり、自分を責めるばっかり、は不毛なのでやめておこうと
思います。

いま、何かが少しだけ、胸の奥でむずむずと動き出そうとしているような。
急ぎすぎると霧のように消えてしまいそうで、でも放っておくとやっぱり
夢のように忘れてしまいそうで、そっとそっと温めています。 リアル
お知り合いの皆さま、もう少しだけ、こんなワタシをそっとしておいてやって
ください。 いま少しだけ、ひとりで考えたいんです。 部屋が片づいてきて
気持ちがぐんと前向きになってますから。

5.15シュロ

不気味なコレはなんでしょう? 実は鳥のフンから生えたシュロが成長して
今では2階の屋根に並ぶほど巨大化。 毎年なんともいえない花を咲かせます。
どこがどのように花なのか、まったく不明。 この花を見ると、なぜか恐竜を
想像してしまいます。
Category: 日々の記録

ユトリロの奔放な母 美童春彦「モンマルトルの恋びと」

美術鑑賞友だちでもあるMさんが「つまんないよぉ~っ」と力を込めて
言い切りつつ、ワタシに貸してくれた一冊です。 発端は3ヶ月ほど前、
二人でユトリロ展をみにいって、ユトリロのあまりにも悲惨な人生に同情
すると同時に、ユトリロのお母さんが画家だったことを知って「どんな絵を
描いたんだろうね」と話していたんです。 ユトリロを産みっぱなしにして、
自分は有名な画家と次々に付き合ったり絵を描いたり、母親らしさを
まったく感じさせない奔放なシュザンヌ・ヴァラドン。 この「ユトリロの母」
の人生に興味を持ったMさんが古書で入手した本です。

5.15ユトリロ母本

ものすごく激しく生きた女性を題材としているのだから、持っていき方に
よったら、もっとおもしろく書けたでしょうのに…。 とにかく、ある意味
すごいです。 自費出版なら理解できます。 でも、講談社がどうして
こんな内容が乏しくて、モンマルトル付近のガイドブック的な部分と
シュザンヌの人生を虚構をからめて紹介する部分がゴチャゴチャと錯綜する
ような本を出版したのか…謎です。 唯一わかったのは、著者がパリの
生ガキが大好物だということくらい。 生ガキに感情移入しすぎていて、
かなり笑えました。 著者は精神科医で、夢や催眠術について本を多数
出しているようなので、講談社の側に著者にサービスとしてこの本を出版
せざるえないような裏の事情があったのかしら。

せめてシュザンヌの絵をカラーで見せてくれたら、もう少し評価できたけど。
シュザンヌの絵は息子ユトリロとはまったく違った正統派で、悪くなさそう。
でも、息子のように売れなかったんですね。 それにしても、ユトリロほど
不幸な画家がほかにいるでしょうか。 ユトリロの絵が好きになれないのは、
その根底に染みついた不幸が伝わってくるからかもしれないなぁ。 描くことに
ユトリロは一瞬でも歓びを感じたことがあったのだろうか。

5.15オトメギキョウ

庭は紫の花の季節。 これは「ベルフラワー」といって売っていましたが、
ネットで調べたら「オトメギキョウ」というらしいです。 毎年、湿気がない
5月には元気に花を咲かせます。 梅雨になるとベロベロに伸びちゃいます。

風邪ひき

昨夕、親が帰ってきて、プチひとり暮らしも終了。 前日から寒気が…と
思っていたら、体調が一気に悪化。 昨日は早々に寝たけど、今朝は喉が
痛くて痛くて。 親のバタバタが一応おさまってホッとしたせいかな。
あれもこれもやりたいことがあるのに体調が悪くて集中できず、そのうえ、
姪の進学についてアレコレ悩んで、何もできずに一日が終わってしまった。
高校3年の今ごろになって「やっぱり美術系もいいな」なんて、なんぼなんでも
遅すぎませんか? 一度もまともなデッサンしたこともなくて、落書き程度の
イラストを描いている程度でどうかなるとは思えないんですけど。 でも、
せっかくやる気になってるのに水を差すものどうか…う~ん、どうすればいい?
普通の大学へ行くにも勉強してなさ過ぎて、このままじゃ三流大学も無理。
どうすればいいのかなぁ、と長電話で相談に乗ってみても明解な返事が
できず。 高校の頃、ワタシも将来のことなんてまるで考えもしてなくて、
もっとよく考えばよかった、という後悔はしっかりあったので、姪の気持ちは
よく分かるんだけど。 何に向いているか、高校3年生で分かることの方が
ある意味すごいと思うな…と、結局まるで相談になってないんだなぁ。
はぁ~っ、頼りない叔母。 すまぬ! ワタシもあちこち頭ぶつけて、
涙も冷や汗もいっぱい流して、転職しまくって、将来予想不能な生活から
今の仕事に落ち着いたわけだから、上手に人生を泳いでいく術は教えて
あげられないのよ。

5.11オダマキ

オダマキが咲き始めました。 よくよく見ると不思議なカタチの花です。
Category: 日々の記録

怪獣くん

今日はひさしぶりに「怪獣くん」を見ました。 ずいぶん昔から長い間、
天井裏でズリズリはい回るような音やドタドタ賑やかに歩き回る音を
させていた正体不明の生物のことを、わが家では「怪獣くん」と呼んで
いました。 猫かな、でも猫ってこんなに足音が大きいか? ずっと謎
だったのですが、10年くらい前についにその姿を見かけました。 イタチ!
すっごくかわいいんですよ。 リビング真横の大きなザクロの木を伝って、
屋根裏から出入りしているのを、それ以来ときどき見かけます。

イタチは臭いとか配線を食いちぎるとか、いわれているようですが、わが家
では別に実害ナシ。 単に「相撲のシコでも踏んでいるのか?」と思うほど
小さなカラダに似合わず、異様に足音が大きいだけです。 外ではふわりと
草の間を歩いて、葉音ひとつたてないのに。 リスみたいに愛らしいので
見かけるとなんとなくトクした気分になります。

5.11イタチ

すばしっこくて写真に撮れないのですが、2年前の真夏、真っ昼間に一度だけ
庭の隅っこにいるところを撮れました。 夢中になって何かを食べていて、
「ひょっとしてヒヨドリかメジロのヒナではッ!」と恐る恐るのぞくと…なんと
ロールパン! 自分のカラダよりも大きくて運ぶのも一苦労だったらしく、
わが家の敷地に入ったところで、つがいでむさぼり食ってました。 イタチに
とっても「ここはわが家の敷地だから安心」なようです。 本物は写真より
もっともっと愛らしいんですよぉ。

先日、新聞に里山フィールドワークでイタチの生態調査をしている団体が
イタチの情報を求めているという記事があったので、写真を送ってみました。
これは、シベリアイタチなんだそうです。 パン好きだなんて、やっぱり
ロシアの血が騒ぐのでしょうか。

5.11ヒナゲシ

庭ではヒナゲシが次々咲いています。 最近、風が強い日が多くて、半日で
散ってしまいます。
今日は映画を観ようか、気になるお店をのぞきに街中へ出ようか、いろいろ
考えていたのに、頭が重くて結局一日中ダラダラ。 「ある生涯の七つの場所」
を読み終えて虚脱状態に陥って、読書にも身が入らず。 こんなときは
「ものすごーく、つまらなかった」と言いながら、友だちが貸してくれた
ユトリロのお母さんについての本くらいがちょうどいいみたい。
Category: 日々の記録

ヨーロッパへの憧憬 辻邦生「ある生涯の七つの場所」

半年かけて、ゆっくり一語一語味わいながら読んできた辻邦生の連作短編集
「ある生涯の七つの場所」を読み終わりました。 読み終わりたくない…
ひさびさにそう思えた幸福な読書時間でした。 10年以上前に読みかけて
挫折したのが不思議。 20代の頃はもっと起伏に富んだストーリーのある
小説が好きだったのかな。

5.10七つの場所

全100編の短編小説が、文庫では7冊に分けて収録されています。
第1巻 霧の聖(サント)マリ
第2巻 夏の海の色
第3巻 雪崩のくる日
第4巻 人形(プッペン)クリニック
第5巻 国境の白い山
第6巻 椎の木のほとり
第7巻 神々の愛でし海

時間も場所も隔てられた、一見無関係な3人の男性の人生が断片的に語られる
ため、最初の2巻くらいはストーリーの展開がはっきりとつかめません
(こんな風に感じるのは、勘が悪いワタシだけかも?)。 昔読んだときは
そういうところがまどろっこしくて途中で飽きてしまったのでしょう。
5巻目に以前愛用していた栞がはさんでありましたが、全体の内容をまるで
覚えていませんでした。

昭和初期に日本人社会主義者の足跡を異境でたどる日本人、父の不在と
母の病のために孤独な日々を送る少年、魅惑的なフランス人女性との恋愛に
悩むヨーロッパ在住の日本人。 そのエピソードの間には、フランスや
スペインで自らの信じる正義を前に苦悩する、さまざまな人物の人生の一瞬を
切りとった短編が挿入されていて、複雑に入り組んだ構造になっています。
日本、アメリカ、ヨーロッパ各地を舞台に展開する断片的な物語から、
フランス人民戦線やスペイン内戦を背景とする現代史がゆるやかに目の前に
立ち現れてきます。 5巻目あたりから、ずっと前に登場した人物の後日談が
語られてきて、少しずつ全体が見通せるようになってきますが、記憶力が
非常に悪いので「あれ…この名前、前に出てきたような。どこで出てきたっけ?」
と、エピソードが明解にはなりません(←あくまでワタシの場合ですけど)。
でも、辻邦生はそういう効果を狙っていたのかもしれません。 無名の群像が
大きな歴史のうねりを織り上げている、という視点も主題のひとつなのでは
ないかと思います。 細かいエピソードを忘れてしまっても、それでこの
連作の味わいが落ちることはありません。

起承転結がはっきりした小説が好きな人にとっては退屈かもしれませんが、
辻邦生独特の美しい日本語が、天から舞い降りてくる雪の結晶のように
キラキラと光りながら身を包む心地よさに、今回は浸りきりました。
現代の文学においては「装飾的すぎる」「形容詞が過剰」と言われかねない
文体ですが、ワタシはほんとうに好きです。 特に素敵なのはヨーロッパの
風景描写。 同じ文章を2回も3回も読み直すこともたびたびでした。
ヨーロッパの秋の舗道に舞い散る黄葉や、アルプスの淡い灰色の山塊、
輝くばかりの草原に咲くヒナゲシの赤…懐かしいヨーロッパの光景が
目の前に広がっていくのをじっくり楽しみました。
アメリカ的な成功を求める生き方よりも、ヨーロッパ的な静かな暮らしに
人生の深みを感じる人なら共感できる小説世界です。

これを読み終わってしまって、さて次は何を読んだらいいのかしら?
しばらく途方に暮れそう。

5.10わすれな草

小さな小さなわすれな草が庭のあちこちで咲いています。 こんな愛らしい
花を集めてブローチにしたい。

両親が午後から出かけて、ひさしぶりにひとり暮らし気分でのんびり。
Theme: 読書メモ | Genre: 本・雑誌
Category: 辻邦生

家族と住むこと

最近、親の事情に振りまわされて、何かをじっくりすることができません。
買い物に付き合ったり、相談に乗ったり、アドバイスしたり。 生返事を
していると、とても不機嫌に。 ときどき、男の人の気持ちが分かる気が
します。 仕事で疲れて帰宅すると、奥さんが待ちかまえていて、細々した
その日の出来事を話すんだけど、疲れていたり仕事のことを考えていて
よく聞いていないと奥さんが怒る、ていうようなこと。 ワタシの仕事は
必死でやっていても、漫然とネットを見ていても、外見的には違いがない。
そのため、「なによ、ちっとも聞いてくれない!」と母がすねたりする。
ついさっきまでは確かにヒマだったんだけど、今メールが来て「直し、
大至急!」だったりするわけですよ、お母さま。 1時間だけでいいから、
話しかけないで欲しいのですよ。 PCの画面をボーっと眺めているようで
実は頭の中はフル回転…というときも、たまには(!)あるんですよ。
親と同居のSOHOは、こういうとき困ります。

世間的には40過ぎて実家にいると、なぜだか「親に甘やかされている」と
決めつけられることが多いけれど、80歳近い親と一緒に住んでいれば、
面倒くさいことがいろいろあります。 優柔不断になって晩ご飯の献立が
ぜんぜん考えられなくなっている母のために、毎晩冷蔵庫の中のもので
なんとかできる料理がないかと知恵を絞り、仕事の締切がどんなに迫っても
家族3人分の食事の支度をだいたい時間通りにして、食器を洗って、洗濯して、
掃除して、片道15分かけてお遣いに行って、庭を掃いて、お風呂場を磨いて、
夏になれば1時間近くを植物の水やりに費やして。 母も家事をしていない
わけではないけれど、主体は完全にワタシにシフトしています。 誰かから
何かもらえば、そのお返しの品を考えるのもワタシ。 仕事で切羽詰まって
いるときは、本気で泣きそうになることも。 ま、今はヒマなのでいいけど。
今日は、体調がすぐれない母が「門扉が汚れているのがどうしてもイヤ!
私が磨く」と言い張るのを止めて、ワタシが代わりにひたすら1時間かけて
ゴシゴシ。 キレイになれば気持ちいいから、それはそれでいいけどね…。

でも、人間はひとりで生きているわけではなく、いろんな「しがらみ」に
絡まれながら、もがいているのが人生だと思うので、こういう風に
「もめながらも一緒に生活をする」のが人生の醍醐味か、とも思います。
家族と住むのは、ひとり暮らしよりずっとたいへんだと思うのに、どうして
それを理解してくれる人が少ないのか…それだけが無念です。

5.7テッセン 5.7ショウブ

庭は初夏を迎えつつあります。 今年は淡い紫の鉄線(クレマチス?)の
花つきが去年よりいいみたい。 濃い紫の方も咲いて欲しいな。 真ん中の
花壇では菖蒲が咲き揃いました。 黄色のイリスも開花寸前。
Category: 日々の記録

「愛」か「許し」か?

朝から雨の一日。 午前中は、中学時代の歴史の先生が亡くなられたため
母校で追悼礼拝があり、ひとりでお別れに行ってきました。 個人的に
かわいがられたわけでもなく、その先生と親しくお話ししたこともないけれど、
年号や人名の丸暗記ばかりが歴史ではないことを教えてくれたおかげで、
歴史好きになりました。 大学で歴史を専攻することになった遠因には、
その先生との出会いもあったのかも…ふと、そんな気がして。

ひさしぶりのチャペルでの礼拝は、しかしながら違和感たっぷり。 う~む、
昔はこんなことを毎朝やっていたのか。 キリスト教の学校に通うこと10年、
キリスト教に対する懐疑心が育っただけで、学校としての宗教教育は
ワタシの場合は単なる逆効果でしかなかった。 今日の牧師さんのお説教も
「愛」が主題でしたが、なんだか愛の押し売りみたいで、どうしても
気持ちがついていけません。 「誰でも愛する」「敵でも愛する」なんてこと
ホントにできるんでしょうか? 偽善に限りなく近くなっていくように感じる
のは、ワタシがひねているから? 仏教的な「許し」や「寛容」の方が、
ワタシにはピタッときます。 敵でなくても、たとえば理不尽な相手を
愛せないとしても、許すことならできるかも。

特定の宗教を持たなかった祖父(お葬式は仏式でしたが)は、よく
神さまのような、人間を超越した存在を「おおいなるもの」と言っていた
そうです。 自然の中、そして宇宙全体には人智を超えたものがある、
そういう大きな存在の前では人間はとても小さい…たぶん、そんなような
気持ちだったのではないでしょうか。 大人になってみて、祖父の言葉が
少しずつ理解できるようになってきた気がします。

5.6オオデマリ

今年は花をたくさん咲かせた木。 これはオオデマリ?
Category: 日々の記録

フリマ結果報告(その2)

さて、気になるフリマの収支決算ですが、諸経費は合計5500円。
出店料2700円+振り込み手数料100円
駐車料金(搬入2時間+搬出1時間) 1500円
ペットボトルのお茶 150円×8本=1200円
昼食はおにぎりを用意し、おやつには先日Bさんからもらった茶だんごを
持参。 暑かったけど、餡のように腐る心配がなく、さらに串に刺さって
いて食べやすかった。 Bさん、ありがとう! おいしかったよ。

売り上げが2万2980円だったので、1万7480円のプラスでした。 一緒に
ブースに座ってくれた二人もそれぞれ少しは商品を持ってきていたので、
詳細は知りませんが、ブース全体としては2万円以上になったと思います。
思ったよりもずっとモノがよく売れたので、当初心配したような赤字に
ならず、ホッとしています。 家中から集めた商品のうち、新品の食器セット
など、商品価値のありそうなモノを、事前に叔母や友だちに見てもらって、
気に入ったモノがあれば無料で譲ったのもかなりの量でしたし、そういう
あげた(あるいは「押しつけた」ともいう)モノを、全部フリマに出していたら
4万円近くなったかもしれません。

でもワタシがフリマでしたかったのはお金儲けではなく、「モノがあるべき
場所、そのモノがもっといきるをさがす」ことだったので、周囲の人が
喜んで使ってくれたら、それが一番うれしいこと。 それぞれのモノが、
新しい持ち主に活用されることが大事。 だから、ワタシはこの結果に
とても満足しています。 不要なモノで2万円足らずのお金が懐に入った
とはいっても、事前の準備の手間を思うと、割がいいとは決して言えません。
フリマはおもしろかったけれど、それでは病みつきになるかといったら、
答えはNO! また、やりたいとは思いません。 疲れました…。

フリマで手にしたお金をどう使おうか、ただいま考え中。 フリマを手伝って
いただいた方々にランチやビールで還元し、準備から搬入・搬出などの作業を
全面的にバックアップしてくれた両親にはケーキでも。 予想していたより
儲かったので、その差額は赤十字かどこかに寄付しようかと考えています。
もともと、母は古着を山ほどため込んで「難民に送りたい」と何十年も
言い続けてきたのですから(でも、どこへ送ればいいのか分からないまま、
すべてを納戸に堆積)。 衣類の送料などを考えると、お金で寄付した方が
ずっといいんじゃないかしら?

5.5端午の節句

今日は端午の節句。 兄なんて、もう何十年も見たことがなくて、たぶん
記憶から消えているお節句の飾り。 お雛さまのような歴史も価値も特に
ありませんが、いい感じに古びてきました。 子どもの頃は、親が出かけて
しまうと、白馬にリカちゃんをまたがらせて遊んでいました(笑) ちょうど
ぴったりのサイズだったんですよ。 

一昨日のフリマの疲れが出たのか、今日は一日中ボーっとしていました。
父の冬物セーターの手洗いやご飯作りなど、こまごました家事をしただけ。
ずっと前から出さなくてはいけなかった手紙をようやく書いて投函して、やっと
気が楽になりました。 もっとさっさと書けばいいのに…ダメだなぁ、と反省。

昨日は早朝に出かける母を見送り、庭掃除、フリマのモノの後かたづけ、
ストーブや加湿器をしまう前の手入れ、洗濯&食事の用意のほか、
ネットオークションに初挑戦してみようかと、先日押入から出てきた
リカちゃんハウスとリカちゃんカーを細心の注意で磨き上げるなど、
フル回転で、その反動が今日の「ボ~」になったのかもしれません。
Category: 日々の記録

フリマ結果報告

フリマで振り当てられたブースは、市役所の入口がこんな風に迫って見える
特等席でした。 ほぼ中央の奥の方で、大通りから離れた落ち着いた環境。
お客さんがおおぜい通ってくれる場所でした。

5.3市役所

フリマのおもしろいところは、やっぱり人間観察。 お客さんと話したり、
駆け引きしたり、ふだんは経験できなことが凝縮された一日でした。 
また、モノに対する自分の考えを再確認できる、いい機会ともなりました。
あまのじゃくな自分もしっかり再認識。 理不尽な人には意地でも屈しない
くせに、感じのいい人にはいくらでも「どーぞ、持ってってください」と平気で
値引きしました。 プロとおぼしき両隣のブースのおばさんも、お客さん
たちも、そんな偏屈なワタシをしっかり観察していたんだろうな。 売ること
について完全に素人なワタシ、おもしろかったでしょうね? でも自分なりに
一本筋を通したつもり。 それは「手元にあって自分には不要なモノに、
そのモノがいきる場所をみつけること」。

お客さんの中でも印象に残っているのは、午後遅めにやってきたおばさん。
もう、あまりめぼしいモノがなさそうなのに、10円均一のカゴの中を丹念に
眺めて、20年以上ワタシの棚に飾ってあった白木のアヒルや木、子ライオン
を拾い上げて「かわいいわね~」と目を細めておられました。 同じシリーズ
のウマだけ残されたら、それもかわいそうなので「おまけ」と言おうか、
と思っていたら、シリーズ全部を握りしめ、さらにドイツのバイオリン制作で
有名な町で母がもらったプラスチックの小さなバイオリンのブローチを
購入。 そのブローチがものすごく気に入ったらしく「コレはつけて帰るわ」
と手に握りしめ、すてきな笑顔で「今日はコレが買えたから、来てよかった」
帰っていかれました。 それほど喜んでもらえたら、そのブローチも白木の
オブジェも幸せ。 10円はわずかな金額ですが、惜しいとは思いません。

逆のパターンは開店直後に来たおじさん。 新しいレストランの内覧会で
もらった扇子を拾い出して「こんなタダでもらったモノを売るなんて!」と
怒った顔で、200円くらいのモノと一緒に差し出して「コレで100円でいいだろ」。
扇子にも200円と値札をつけてあるんですけど。 ワタシの好みではないものの
品質もデザインも良くて新品、ワタシにはそれが無価値なモノとは思えません
でした。 腹が立つより、怒った顔のおじさんが「気の毒な人だな」と思えて。
お天気が良くて、みんな楽しんでいるのに、どうしてひとりだけ怒ってるの?
「う~ん…それはいい品で新しいモノだから…言われた値段では、お譲り
できません」笑顔でハッキリ言ったら、さっと消えちゃった。 そのとき、
ブースに群がっていた人たちもみんな、そのやりとりを聞いていたのを
感じました。 目の前でうずくまって10円カゴを眺めていた他のおじさんが
一瞬顔を上げてニヤリ。 うふふ、ワタシって弱々しい見た目に反して、
実は結構気が強いんですよ(笑) 値切りおじさんの言いなりになったら、
目の前にいた人たちもいっせいに値切りモードになったかもしれない、と
後で思いました。 そこにいたお客さんは、ワタシの価値観の一端をその
短いやりとりから感じたのではないでしょうか。 お客さんにていねいに
接することと、納得がいかない理由でお客さんに押しきられるのは全然
別の次元のこと。 少なくとも自分のブースでは自分の価値観で売れば
いいんです。 売り手には、イヤな人に売らない自由があるんですから。

その扇子はその後、とてもおおぜいの方が手にとって眺められたんですが、
やっぱり値段のせいか、なかなか売れませんでした。 3時を過ぎて、それを
家へ持って帰るのはイヤだったので50円に書き替えた直後、スーツにシステム
手帳だけ持ったお兄さんが通りかかって、すぐに購入。 隣のブースの
おばさんが寄ってきて「お兄さん、それ買ったの? さっきから欲しいと
思って見てたのよ。 いや~、残念やわ。 それはいいモノやで。 50円で
買えたら、そりゃいい買い物できたな」。 お兄さんも気に入ったみたいで
ニッコリ。 おしゃれな扇子は、怒っていたおじさんよりそのお兄さんに
雰囲気がピッタリで、いい人に買ってもらえてワタシも気分がよかった。
金額がすべてではないんですよね。

5.3ブース

写真は午後遅くなって、売るものがなくなった頃のワタシたちのブース。
それでもなぜだか、みなさん足を止めてしげしげ眺めてくださいました。
あまり整然としすぎていないところに宝探しみたいな面白さがあったのかも。
Category: 日々の記録

フリマ無事終了!

肌寒かった昨日とは打ってかわって、「五月晴れ」という言葉がピッタリの
快晴の朝、予定よりもずっと早く目が覚めました。 フリマに出店する
というだけで5時30分に目覚めるなんて、まるで遠足の日の小学生(笑)

1週間以上前から少しずつ準備をしてきたフリマは、気持ちよく晴れただけで
幸先がよさそう。 フリマ開場の1時間30分も前に会場に着いたのに、すでに
半分以上のブースで店開きしていてビックリしました。 受付手続きをして、
ブースの位置を確認すると、真ん中のとてもいいところ! いよいよ
「今日はいけそう」といい予感がしてきました。 物好きなワタシに巻きこまれた
職場でお世話になったTさん、仕事仲間の二人、叔母に搬入から助っ人として
参加してもらって、ほんとうに助かりました。 完全に出遅れたブースだった
のに、結果は予想もしない大盛況でお昼頃にはめぼしいものが何もなくなって
しまうほど。 恐ろしい値切りおばさんも感じの悪いお客さんも全然遭遇せず
とても楽しく一日を過ごせました。 Tさん、そして最後まで付き合って
くれたMさん&Fさん、ほんとうにお世話になりました! 感謝の言葉も
うまくみつからないほどです。 楽しくお買い物してくださったお客さま
ひとりひとりにも感謝でいっぱいです。 わが家の納戸に埋もれていた
驚くべき数々の品が、何十年ぶりかに日の目を浴び、ほんとうにそれを
「欲しい」と思う方に引き取っていただけて良かった。

5.3フリマ会場

午後遅めにようやく人が途切れる瞬間があって、急いで振り返って1枚だけ
写真を。 ウチの後ろのブースです。 かんかん照りの直射日光を浴び続けた
ためと、慣れないお金のやりとりで頭も体もクタクタです。 詳細な報告は
また明日にでも。 心配してくれたお友だちのみなさま、無事に終了しました。
ありがとう!
Category: 日々の記録

花粉症終了!

今日は気持ちよく晴れて、信じられないほど暑くなりました。 京都は
最高気温が29℃近かったそうです。 あつぅ。 昨秋も感じたのですが、
最近、「長袖のシャツ1枚でちょうど快適」という日がなく、寒いか暑いか。
やっぱり地球温暖化の影響なんでしょうか。 日本らしい四季のはっきりした
気候でなくなっていくのが不気味です。

暑いのには閉口しましたが、花粉飛散もそろそろ終わったような感じ。
黄砂がひどいと鼻がムズムズしますが、それ以外は大丈夫そう。 そこで、
とってもひさしぶりに布団全部を干して、畳ベッドの畳も天日干し、
シーツやカバーもすべて洗濯しました。 何カ月ぶりかで気分スッキリ!
夜は3ヶ月ぶりに(花粉症の薬を飲んでいる間はアルコール断ちなので)
ビールをクゥ~ッ。 おいしい!

5.1ビショウカン

昨日、叔母からもらったビショウカン。 文旦と日向夏を半々にしたような
味と香りで、とってもおいしかった。 いろんな柑橘系があるんですねぇ。

午後は、中学時代からの友だちが遊びに来てくれました。 ものすごく
ひさしぶりに会ったのに、ちっともそんな気がしなくて、とりとめのない
おしゃべりをしている間に、あっというまに時間が経ってしまいました。
出会ってから30年以上経つんだね、と確認しあって、あまりの時の流れの
早さにお互い茫然。 ちっとも変わっていない彼女に両親はビックリ。
いつも元気で楽しいBさん、楽しい時間をありがとう! 

5.1山吹

白い山吹が咲き始めました。 松尾神社の山吹を今年こそ見に行きたいと
思っているんだけど、GW中は人でいっぱいかな。
Category: 日々の記録

フリマ内覧会

今日は午後から、叔母が用事とワタシのフリマに出品するモノを眺めがてら
遊びに来てくれました。 値段の参考意見もいろいろ聞かせてもらいました。
強気な値段設定に驚いていましたが、おばちゃんのフリマねぎり攻撃に
関する友だちの体験談を話すと「へぇ~そんな人、いるの?」と目が点に。
値切られることを前提に、全部高めに値札を付けたので高すぎて売れないかな。
でも、さんざん値切り倒して購入して、同じフリマ会場内でもっと高い値段で
それを堂々と売る人さえいる、と聞かされると「転売されるのはイヤ!」と
強く心に誓ってしまいます。 感じがいい人になら、タダで持って帰って
もらってもまったく構わないけれど、イヤなヤツに売るくらいなら捨てた方が
マシ!

そして結局、目玉商品になりそうなモノは叔母がかなり多量にゲットしたので、
目玉がない「なんじゃこりゃ!?」商品ばっかりのブースになりそう(笑)
すでに、品物がいいモノは友だちに押しつけたりしているし。 でも、処分を
ためらうような「大切な人からもらったけど趣味に合わないもの」が、どれも
叔母の好みにあっていたので、それはそれでよかった。 知り合いに喜んで
使ってもらえるなら、タダでもその品物が生きるから一番いいと思います。
フリマ出店を決心しなければ整理できなかった品ばかりで、やっぱりフリマを
やろうと決めてよかったなぁ。

「コイツはいったい何を出すのか?」と気になる方もいらっしゃるかも、
ということでブログでちょっと公開。 あまりのくだらなさに驚かないでね。

4.30壺4.30バングラディシュ布

4.30子ども着物4.30額

左上は来歴不明の奈良の正倉院文様塗りの壺、右上はバングラディシュの敷物。
左下は兄が着た(何年前なのッ!)男の子用着物、右下は中国製貝殻細工の額。

4.30アルバム4.30小引き出し

4.30上野焼4.30は虫類革鞄

左上=母が結婚祝いにもらったアルバム。 ちなみに両親は少し前に金婚式!
いったい何年こんなものをしまっておいたの、お母さま! 右上=もう誰でも
いいから持って帰って欲しい小引きだし。 左下=なぜわが家にあるのか
誰も知らない花瓶。 右下=正体不明のは虫類バッグ。 こんな気持ち悪い
モノを欲しがる人がいるのか?

4.30塗りトレイ4.30清水焼

左=ワタシから見ると「ありえない柄」の山本カンサイの山中漆器トレー。
しかし母はコレに3000円という値札を付けろと迫ります。 タダでもいらんて!
右=清水焼のカップ。 手描きでモノはいいから、強気に1700円に。 実は
1200円で買ってくれる人がいたら御の字。 2個同じものがあって、叔母が
喜んで1個お持ち帰りに。

フリマに来る人は「安ければ」という人が多いから、やっぱり全体的に
高すぎる気がしますが、実はどうでもいいモノや水森アドちゃんのコップなど
をつっこんだ「10円カゴ」はかなり幅広く豊富な品揃えになってます。
基本的に使ったモノは100円以下のモノばっかり。 去年の今ごろ、ブログに
のせた柳行李、タダでいいから誰か引き取ってくれないかなぁ。

ところで、叔母はワタシが作った羊毛フェルトの年賀状の犬がとてもとても
気に入ったそうで、わが家のフェルト動物をつくづく観察。 なにか1個
自分で作ってみたい、というので、近々フェルト講習会を開くことに。
羊毛ニードルフェルト愛好家が増えるといいな。

明日は中学時代からの友だちが、結婚以来初めてのフリータイムを利用して
ひさしぶりに遊びに来てくれる予定。 何年ぶりかしら? 片づけを始めたら
いろんな人が遊びに来てくれる家になってきました。 なかなか、いい感じ!
Category: 日々の記録