グラーツ

サッカー日本代表の監督候補オシムさんの自宅がテレビに映っているのを
みて懐かしくなりました。 20数年前に両親とともに住んでいたグラーツ!
オーストリア第2の都市、とはいっても小さな町なんです。 当時、日本人は
2家族+オーストリア人と結婚している女性2人だけ。 まだ10代だったワタシ
には、平和すぎて小さすぎて退屈で退屈で、早く日本に帰りたい一心でした。
いま思えば、庭をリスが走り、かわいい野鳥が窓辺まで遊びに来て、
環境抜群だったんだけど。

当時はまだ冷戦中(もう死語!)で、西側諸国の中では東端に位置することと
中立国であることから、オーストリアには多数の難民が住んでいました。
ドイツ語の講座へ通っても、チェコから偽装結婚して亡命してきたおばさん、
イラン革命が起きて若妻をスーツケースに隠して逃げてきたイラン人の
美男美女カップル(非常に高貴な生まれのようでした)、カンボジアから
たった1人で逃げ出した女性、そして彼女のカレであるベトナム難民など、
クラスメートはたいへんな思いをしていた人ばかり。 若かったワタシは
もっと楽しくて明るいことを人生に期待しているのに、まわりに漂う重苦しい
空気がイヤでした(みんなと仲良くはしていたけれど)。 4分の1世紀が
経って、あのとき難民だった人たちはいまどこにいるのだろう……少しは
安定した暮らしができるようになっていることを願うことしかできない
無力なワタシ。 グラーツと聞くたびに複雑な気持ちになります。

6.29インク

朝一番にプリンターを使ったらインク切れ。 インクの栓の部分をふとみると
かわいい笑顔! 思わずパチリ。 今日は×回目の誕生日。 特別なことは、
な~んにもなかったけれど、コレが笑顔に見えるんだから、ワタシは結構
元気なようです。
Category: 日々の記録

あいかわらずW杯

日本が敗退しても、連日観てしまいます、サッカーW杯。 たまには早寝して
この気分ドヨドヨの毎日から脱却したいと思っているのに、つい観てしまう。
昨夜のイタリア×オーストラリア戦も、それほど関心があったわけでもない
のに、みはじめたら気になって…最後までつきあってしまいました。

オーストラリアのサッカーは泥臭くて美しくないから好きではないけど、
あの最後はオーストラリア版「ドーハの悲劇」。 気の毒でした。
ロスタイムの残り15秒くらいでのPK。 あれがPKするほどのファウルなのか?
オーストラリアの選手は釈然としなかったと思います。 でも、何度もあった
好機を生かせなかったことが負けにつながったのでしょう。 サッカーは
そういうスポーツなんだから。 残り1分を切ってからも、猛然と攻めこんだ
イタリアが勝利を呼びこんだということなんだろうなあ。 引いて守ってたら
ああいう場所でファウルをよばなかったでしょうしね。

ジーコが最後の記者会見で「日本も韓国もまだ成熟していない」と言ったとか。
そんなこと、ジーコに言われなくても誰でもずっと前から知ってるよッ!
ジーコはブラジル人相手になら指導者として手腕が発揮できるのかもしれない
けど、日本人のレベルさえ把握しないまま4年も教えていたのか、と思うと
なんだかな~。 日本人向きじゃないのね、やっぱり(ため息)。
いやらしい考えかもしれないけど、ギャラはいったい総額いくらだったん
だろ。 聞いたら卒倒しちゃうかも(笑) ジーコに任せた川淵会長は
ところでなぜあんなに偉そうにしているのかしら? すごい権力! たぶん
ものすごいお金を握ってるんだろうな…辞めたら、ほかのスポーツの会長
みたいにスキャンダルまみれになるのでは。 次期監督候補オシムさんの
名前をポロッと出して、みんなの目をそらそうとしている気がしてなりません。
(ワタシって意地悪な見方しすぎ?) でも、オシムさんは若い日本人に
向いてそうですね。 厳しさと温かさがありそう。 期待してます。

今晩はガーナ×ブラジル戦。 ガーナがお気に入りだから、やっぱり
みてしまうなあ。 明日の仕事は…明日になってから考えよう。

6.27ガクアジサイ

ガクアジサイが満開になりました。 花の冠みたい。 上から見ると、いつも
星雲を思い浮かべます。 今日は梅雨の晴れ間が広がって、最高気温が
昨日より一気に10℃もあがったそうです。 しんどい…。
Category: 日々の記録

人類最大の難問に挑んだ数学者の群像 サイモン・シン「フェルマーの最終定理」

小学校に入学して一番ショックだったのは、算数の時間に「1+1=2」が
理解できなかったことでした。 父も歳の離れた兄も理数系だったので、
2人の会話を横で聞いていて子ども心に「数学は非常に論理的なもの」と
思っていたのに、「どうして1+1=2なの?」と誰に訊いても明確に答えて
もらえませんでした。 クラスメートが2桁の計算を習っているのに、ワタシ
だけはまだ「1+1=2」が納得いかなくて、算数の時間はいつも半泣き。
困った先生が「ハトが2羽いました。そこへスズメが3羽来ました。全部で
何羽?」と訊かれて「ハトとスズメは別のものだから、2羽と3羽」と返事
してました。 いま思えば、先生は本当に困っただろうなあ(笑)
そんなワタシにとって、数学はずっとずっと理解しようとしてもできない
理不尽なもの。 苦痛以外の何ものでもありませんでした。 それなのに
そんなワタシが「フェルマーの最終定理」という本を楽しめるなんて!!

6.25フェルマー

ひさびさに心にズシンとくる本に出会えて、幸せな時間を過ごしました。
新しくリンクさせていただいた「読書夜話」のぎんこさんに、「だまされた
と思って手に取ってみて」と強くすすめられて購入した文庫の新刊です。
買っても「算数嫌いだったしな、読み通せないよ、絶対」と思ってました。
ぎんこさんにだまされたと思ってました(笑)、読み始めるまでは。

この本は人類に残された最大の難問ともいわれるフェルマーの定理をめぐる、
数論の歴史群像を描いたノンフィクションです。 読んでも数学ができる
ようになるわけでもなく、フェルマーの定理が理解できるわけでもありません。
でも、重症の数学アレルギー患者でも数学の歴史が追えるように、ときには
定理などの数学的要素について非常に平易に解説しています。

フェルマーの定理を最終的に証明したのはワイルズという数学者なのですが、
そこへいたるまでの3世紀にわたる、さまざまな人々のアプローチを起伏
たっぷりにたどっています。 ヘタな小説よりずっとおもしろく読めるのは
サイモン・シンの筆力。 すばらしい構成力と人間存在を肯定的にとらえる
温かな視線…訳者あとがきにあるとおりです。 おおぜいの人たちの苦闘を
礎として、ついに天才ワイルズが定理を証明するに至るエピソード、完璧と
思われた証明にみつかった小さなほころびを埋めようと苦悩する数学者たちの
純粋さに心を打たれました。 天才といえども、7年以上にわたって世間と
ほとんど断絶して、たったひとりでひたすら考え抜いた末、天啓のように
「ひらめき」が舞い降りるのであって、やすやすと思いついたものではない
ということも印象的でした。 それだけの執着心、それだけのひたむきさを
持つ人だからこそ、大きな仕事が成し遂げられたのでしょう。
この本は中・高生の推薦図書にしてもいいんじゃないでしょうか。

ひょっとすると、数学について素人な方が楽しく読めるのかもしれません。
冒頭のように「算数大ッ嫌い!」だったワタシがかじりついて読んでいた
ので、理数系の父も興味を持ったようです。 あと何日かで理数系人間が
この本を読むとどう感じるのか、人体実験の結果が出そうです(笑)
ぎんこさん、すばらしい本をすすめてくれて、本当にありがとうございました!


6.26ナデシコ

カワラナデシコが雨に打たれて折れていたので、切って家に連れ帰りました。
ピンクの中で、たった一枝だけ真っ白。
Theme: 読書メモ | Genre: 本・雑誌

平和な日本人

テレビのニュースをみていたら、ドイツでドイツ人とイングランドの
サポーターが衝突して、多数の逮捕者が出たようですね。 それにくらべて
日本人サポーターって平和でいいなあ、といつも思います。 日本人だと、
日本と対戦する国の人でもニコニコ一緒に応援合戦して楽しんでる気がします
(日本が弱いからかもしれないけど)。 恐れられはしないし、実はちょっと
内心バカにされているのかもしれないけど、でも日本人はこういう風にして
世界中の人たちに嫌われない国であればいいなあ。 意味不明にいつも笑って
いる、と欧米人から不気味がられることもあるけど、ニコニコして友好的な
態度はやっぱりいい! 日本人サポーターのみなさん、すてきです。

6.25アジサイ

6月8日にのせたアジサイがみごとな空色になりました。

テレビつながりでもうひとつ。 昨夜放送していたクレオパトラの墓についての
番組、意外におもしろかった。 クレオパトラはエジプトのプトレマイオス朝
最後の女王として知られていますが、実際にはギリシア系だということも
きちんと伝えていました。 マケドニアのアレクサンドロス大王の妹も
クレオパトラという名前だったそうで、「花子」みたいに平凡な名前だった
のかな、と常々思っていますが、実際はどうだったのかしら?
いま発掘が進んでいる遺跡がプトレマイオス朝の墓所だったら…と思うと
古代史好きなワタシはワクワク。 いつかエジプトへ行ってみたいなあ。
でも、その前にギリシア北部、アレクサンドロス大王のお父さんのお墓も
見に行きたい!…と妄想がふくらむだけでも楽しい番組でした。
Category: 日々の記録

直球の恋愛小説 石田衣良「眠れぬ真珠」

もうずいぶん前に読んでいたのですが、連日のサッカー観戦でなかなか
感想をアップできませんでした。 人気作家・石田衣良の最新刊で、
45歳の女性版画家と28歳のウェイターの恋を描いた恋愛小説です。
主人公の年齢が自分に近かったので「17歳年下の男性との恋なんて
ありえない!」と思いつつも、恋の顛末に興味津々。 器用な石田衣良に
いつものごとく、いいように読まさせられた(?)悔しさもちらり(笑)

冒頭に、いきなり妻帯者の恋人との濃厚な逢瀬シーンや、「え~更年期って
こんなになっちゃうの?」というほどキツイ更年期障害の描写が出てきて
はじめはあんまり楽しくないのですが、「運命の恋」に落ちたところから
一気に疑似恋愛体験の世界へ引っぱりこまれて、最後まで「それで?
それでどうなるの?」とページを繰る手が止まりませんでした。
 
6.20眠れぬ真珠

この装丁、へんですよねえ。 もう少し何とかならなかったのかな。
ボワ~ッとして意味不明なんですが、最後まで読むと意図はわかります。
主人公が版画家なんだから、表紙は版画風にでもした方が都会的で
小説の雰囲気とも合ったんじゃないかな。

主人公・咲世子が出会った17歳年下クンは、実は新進気鋭の映像作家で
デビュー作制作での金銭トラブルから逃れ、葉山に身を潜めているという
設定です。 ジャンルは違うけれど創造的な仕事にたずさわっている共通点が
あってこそ、17歳の年齢差カップルは成立するのでしょうね。 それぞれの
元カレや元カノジョ、ストーカーまでからんできて、ドロドロな愛憎劇に
なりそうな要素がいっぱいあるのですが、そこは石田衣良。 全体にとても
サラッとした感覚で、後味もいいです。 最後のシーンなんて「映画化する
ことを考えてるのか?」と意地悪な勘ぐりをしたくなるほど、舞台もステキ。
主人公の服装や家、車、シーズンオフのリゾート地の雰囲気など、周囲の
描写が非常に映像的で、美しくまとまってます。

特に印象的なのが、咲世子の生き方。 両親はすでに亡くなってひとり暮らし、
家でひとりで版画の仕事をしている。 芸術作品よりも本や新聞の挿絵を
制作する商業美術の仕事を主にしていて、プロとして職人的に納期に合わせて
着実に仕事をしている。 老いへの不安を感じて、ひとりおののきながらも
凜とした姿勢を崩さないところが魅力的でした。 版画制作のシーンは
特に印象的。 恋に落ちた2人が恋を通して、それぞれに新しい仕事を創造する
そういうところも悪くありません。 ほとんどの登場人物が「いい人過ぎる」
ところが少し気になりましたが。 まあ、これはファンタジーですから(笑)。
28歳で仕事ができて、精神的にこれほど大人な男性がこの世にいたら、
ワタシもきっと恋に落ちるでしょうよ←やけくそ(笑)

良くも悪くも石田衣良らしい、おしゃれでサラッとした小説です。
あんまりヘビーな本は読みたくない、ちょっと気分転換したい、そんなときに
読むのに最適です。 

じっくり読書の日

今日はネットのお友だちにすすめられたノンフィクション「フェルマーの
最終定理」を読んで一日が終わりました。 何日か前からぼちぼち読んで
いたのだけれど、なにしろサッカーが気になっていたため、なかなか進まず。
今日はじっくり読む時間があり、どんどん話しに引きこまれて、最後まで
一気読みしてしまいました。 今ごろ気がついたのですが、仕事関係の方の
イベントがあったのに顔を出さなかった…つい本に熱中してしまって…とは
言えないなあ、どうしよ(汗)。 石田衣良の「眠れぬ真珠」のことも書いて
ないし、サッカーばっかり観てないで時間を作って本の感想も書きたいな
(といいつつ、ドイツ×スウェーデン戦を横目で観ている)。

算数が大嫌いな私が「フェルマーの最終定理」なんていう題の本を熱中して
読んでいるのをみて、理数系の父も「貸してくれ」と早速読み始めました。

6.24ハンゲショウ1 6.24ハンゲショウ2

ハンゲショウ(半夏生)が咲きました、というか葉が白くなってきました。
花は房状に下がった地味なもので、花の一番近くの葉っぱが花の咲く頃だけ
白くなるそうです。 左の写真は真っ白、右のは白くなりかけたところ。
先日、知り合いのコネで非公開のすばらしい日本庭園をみせていただく機会が
あったのですが、池の中に群生した半夏生が遠目には真っ白の花に見えて
「きれいねえ」と感心していたら、「うちにも2、3本だけどあるわよ」と母。
そう思って探したらリビングの真正面で咲いてました。 知らなかった…。
Category: 日々の記録

長い一日

あ~あ、ジーコ・ジャパンはふがいないまま終わってしまいましたねえ。
早朝4時前からテレビの前に陣取って、しっかり観戦しました。
1点差くらいでブラジルに負けたらいい方だと思っていたけど、まさか4点も
取られるとは予想もしなかったし、つまらないパスミス連発でFWにボールが
いかなくてイライラするばかり。 ジーコは日本人の指導には向いてない
んだろうな。 マスコミが煽るほど日本代表が強いとは思わなかったけれど
でも選手の使いようによってはもう少しはマシな結果になったのではない
かな。 高原をあんなところで入れようとするなんて…その上、一瞬で
怪我して交代だなんて最悪! ジーコは育てたんじゃなくて、それまでに
すでにある程度できていた選手を使っただけ。 なんだかなあ、むなしい。
もっと五輪代表だった若い選手も起用すればよかったんじゃないか、とか
言いたいことはいろいろあるけれど、もうみんな終わったこと。

中田は果敢にピッチを走り回りはしたけれど、チームとしてのまとまりを
形づくれるような存在ではなかった。 というよりチームとしての雰囲気を
悪くしていたような気がします。 本人に悪意がないのは重々わかっている
けどね。 ゲームセットの後、芝に倒れ込んでずっと立ち上がらなかった
あの姿を見て腹が立ちました。 立ち上がれないほどのショックと疲労を
感じたのでしょう。 それは理解できます。 でも、他の選手だって同じはず。
4点も入れられた川口クンだってGKとして、どんな気持ちだったか…
チームメイトはサポーターに挨拶しているのに、いつまでもひとりだけ
ずっと立ちあがらなかった中田はナルシストだなあ…と、昔から中田には
きびしいワタシはさらにイヤになりました。 あんな風だから、チームとして
他の選手を引っぱれないのよ…ブツブツ。

でもまあ、選手のみなさん、お疲れさまでした。 とにかくゆっくり休んで
ください。 ワタシも早朝から試合を観て、そのまま遠方まで免許の更新に
行って、なんだかとってもとっても長い一日で疲れました。 今夜あたり、
またツネさんとルフトハンザで会う夢みたりして(笑)

6.19カワラナデシコ

写真は数日前に撮ったカワラナデシコ。 今日は一日どんより曇りで、
帰宅したのが夕方だったため、いま満開のナデシコが撮れませんでした。
Category: 日々の記録

今夜は早寝

1年以上使ってきた背景に飽きたので、テンプレートを夏っぽいのに変えて
みました。 いかがでしょう?

一日中、激しい雨が降り続いて、湿気に弱いワタシは脳みそに青カビでも
生えたみたいに頭がどんより。 工務店の人と耐震強化工事の打ち合わせを
しただけで終わってしまったな。 ボロ家なのであっちもこっちも要修理です。
天井裏に耐震用の金具を取りつけることになったけど、屋根裏の住人=
イタチくんは育児でもしているのか、最近、妙にひっそり静まりかえってます。
どうせならイタチくんの子育て後に工事がいいな。

6.22クチナシ

庭ではクチナシが次々に咲き始めました。 湿度が高い日や夜になると、
ふわっと香りが強くなるときがあって、花も呼吸をしているんだなと勝手に
思ったりしてます。 クチナシの香りはちょっと艶っぽい女性のため息みたい。

さて、今夜は早寝して明朝のW杯ブラジル戦に備えます。 勝たなくてもいい、
全力でのサッカーをみせてほしい。
Category: 日々の記録

「舩木倭帆ガラスの器」展 大山崎山荘美術館にて

梅雨の晴れは今日まで、というお天気予報だったので、母と一緒に
大山崎山荘美術館へ「舩木倭帆ガラスの器」展をみにいってきました。
ガラスの器がとてもすてきで大満足。 この人の作品をもっと見てみたい。

6.21大山崎山荘 6.21ステンドグラス

大阪と京都の間、丘の中腹に建つ古い山荘を利用した美術館です。
廃屋同然の状態だった山荘を修復したそうですが、クラシックでどっしりと
重厚な造りです。 階段の踊り場にきれいなステンドグラスがあったり、
100年以上前の大きなオルゴールがあったり。

6.21庭園 6.21新館

左は旧館横の庭園。 山荘横の地中に埋まるようにして、安藤忠雄設計の
新館があります。 右は新館展示室への階段。 新館にはモネの睡蓮が
常設展示されていますが、う~ん、絵としてはいまいちですね。 モネを
目指していくとガッカリするかも。 安藤忠雄の設計も既視感あり。
旧館と周囲の緑の方が気に入りました。

なんと旧館は展示品も撮影OKでした。 太っ腹! うれしくていっぱい撮影
してしまいました。

6.21ガラス器1

ガラスという硬質で繊細なイメージを覆す作品の数々。 ぼってりと丸みと
厚みがあるガラスの器は、「土もの」の陶器のようなおおらかさと温かさが
あって、とても気に入りました。 民藝運動の面々が滞在したことのある
布志名焼の窯元の次男、と知って納得がいきました。

6.21ガラス器2

ステキ! 欲しいなあ(笑)

6.21ガラス器3

一番気に入ったのは花瓶だったのだけど、写真にうまくとれなかったのが残念。
作品がたっぷり間近で見られました。
平日だから空いてるだろうと期待したのに、結構混んでました。 大学生の
グループがワイワイ賑やかで、ちょっとうるさかったのですが、みなさん
あんまりガラスに興味がないのか、サクッと眺めて消えたのでやれやれ。
そのほかに団体さんが来ていたし、一般客も老若男女いろいろ賑やかでした。

とっても暑かったので、阪急・JRの大山崎駅からの無料送迎バスを利用して
正解でした。 駅からの距離はたいしたことないのですが、坂道の角度が
半端じゃないし、館内にカフェはあるけど食事はできないのでご注意を。

ホームページはこちら。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/
Category: 展覧会

美しい絵本との出会い 「絵本作家ワンダーランド」

昨日は前夜のW杯日本戦の精神的疲れからか、まぶたが腫れて気分が悪くて
家でひたすらウダウダ。 いつも6月頃に体調が悪くなるのは湿度が高いのが
苦手な体質だからなのかな。 今日はまぶたの腫れも軽減されたし、仕事も
一区切りがついたので、前から気になっていた「絵本作家ワンダーランド」展を
京都駅の伊勢丹まで見に行ってきました。

6.20絵本展

かさばるから買わない!と決意していたのに、迷いに迷って図録を購入。
しまう場所さえあれば、こんなに躊躇しないんだけど。

平日の午後、会場はとても空いていてじっくり自分のペースで見られて満足
しました。 原画は印刷された絵本よりずっと優しい趣がありますね。
絵本の原画展はほとんど見たことがなかったのですが、絵画展より疲れが
少ないのは題材が愛らしくて無心で楽しめるからでしょうか。 図録の表紙を
描いている酒井駒子の絵がとっても気に入りました。 黒を基調とした
大人っぽい画風のものが多いので、子どもから見て魅力的なのかどうかは
よくわかりませんが、ポスターがあったら買いたかったのに…なかった
(でも散財しなくてよかった)。 出口の外にも仮設の絵本売り場があって
酒井さんの絵本を買おうかと眺めたけど、1冊だけなんて選べなくて…。
後日、ゆっくり眺めて決めよう(すっかり買う気)。 あと、島田ゆかの
「ぶーちゃんとおにいちゃん」も気になって、あやうく買いそうに(笑)
画風がすごく好きなわけではないのに、じっと見ると気になる絵なんですよ。
子ども部屋の隅々まで細かく描かれていて、おもちゃやお人形のポーズまで
気になる気になる。 この2人の絵本は今度見たら買うだろうな、確実に。
モノクロだけのマリー・ホール・エッジ「もりのなか」、ユーモラスな
ジョン・バーニンガム「旅するベッド」も心ひかれました。

子どもがほしい。 子どもがいたら「子どものため」という理由で、かわいい
おもちゃやすてきな絵本が買えるのにな~(完全に本末転倒)。 子どもを
持ったら、いっぱいお絵かきしたり工作したり、一緒にたくさん遊んで
もらえたのに(親子逆転)。 子どもを持たない人生なんて考えたことも
なかったのに、なんでこんなことになったのか…一生の不覚です。
いや…でも、まあ…もてなかったんだから仕方ないかあ。

明日は「梅雨の晴れ間」のうちに、母と一緒に大山崎山荘へ行く予定。
今日これからの予定は、もちろんサッカー観戦。 ドイツ×エクアドル。
今までみたゲームで印象的だったのがエクアドルとガーナだったから、
いい試合になりそう。
Category: 展覧会

気合いだ、ジーコ・ジャパン!

いよいよW杯日本×クロアチア戦ですね。 心配のあまり、体がヘンになりそう。
先日のイヤな予感があたりませんように… でも、実はあんまり勝てる気が
しないんだけど(弱気)。

仕事で必要になり、四苦八苦しながら自分で自分の写真を撮ったのですが
セルフタイマーで撮るのは想像以上にむずかしいものですねえ。 まあ、
被写体がフォトジェニックじゃないから仕方ないんだけど。 写真を撮られる
のが、とっても苦手だし。 連写で適当に撮った100枚(!)もの自分の
顔を眺めても、どれもたいした違いないし(笑)、選ぶのにまた一苦労。
自分の顔をいっぱいいっぱい眺めて疲れました。 

6.18ザクロ

ザクロの花が咲いています。 ザクロの木は父と同い年だそうです。
今日はヒヨドリがザクロの花の蜜をせっせと吸っていました。
Category: 日々の記録

高齢者ドライバー

今日は法事。 33回忌なんて誰もやりたくないのに、お坊さんから催促されて
しぶしぶ親戚が集まったのですが、こういうことでもないと会えない人たちが
多いから、法事というのは人を集わせる意味もあるんでしょうね。 それだけ
ならよかったんだけど、帰りに車を運転している父が小さな坂を見落とし、
石垣を落ちかけたところで車が引っかかり…行くも帰るも動けなくなり、
親戚一同や会食をしたお店の人たちを巻き込んで大騒ぎになってしまい
ました。 袋小路を封鎖するように止まってしまったため、後ろの車が
出入りできなくなり…本降りの中、通りがかりの観光に来ていた年配の
おじさま方まで雨に濡れながら助けてくださって、なんとか脱出。 みんな
あわてていて、ちゃんとお礼も言えずお名前も聞かないままになってしまった
ことが、とても心残りです。 おじさま方、雨の中を助けていただき、
ほんとうにありがとうございました。 ワタシも困っている人をみつけたら
さっと助けにいこう、と誓いました。

79歳になる父がいつまで車を運転するのか、ずっと以前から気になっていた
のが、いよいよ本気で心配になってきました。 「誰か怪我させないうちに
免許証を返納して」と言うと、父はかんかんに怒ってしまい…話し合う余地が
ありません。 車がなくては生活できないほどのへき地に住んでいるわけでは
ないんだから、そろそろ運転をやめてほしいのに。 今日でも石垣を落ちたら
たぶん車の前がつぶれるか、悪くすれば横転したかも。 恐ろしいです。
高齢者ドライバーにも定年制があればいいのに。 現場での大騒ぎと今後の
心配で、心底疲れ切りました。 仕事の仕上げをする気力も失いました。


6.17ホオズキ

ついこの間、花が咲いていたホオズキ。 いつのまにか、大きな実がなって
いました。 みずみずしく若い緑がとってもきれい。

文庫化された「フェルマーの最終定理」を買いました。 算数恐怖症な
ワタシに読めるとはおもえないなあ、と恐れていたのに、少し読み出したら
すっごくおもしろい! ひさびさに「当たり!」に出会えた予感。
恋愛小説より硬派ノンフィクションがぴったりくる体質なのか、ワタシ?
Category: 日々の記録

笑える夢

今朝は蒸し暑かったためか、目が覚める直前にヘンな夢をみました。 ふだん
ほとんど夢をみないのか単に覚えていないのか…夢をみるのはほんのときたま。
それなのに。 今朝の夢では、なぜだかルフトハンザで日本代表と乗り合わせ
なぜだか宮本がワタシの隣の席に!(笑) 「ええ~っ、日本代表がなんで
エコノミーに乗ってるの!」なんて、すっごく驚いてるワタシ。 目が点の
ワタシの横に「ども」とか言いながら座る宮本。 なんだかヘンなとこが
妙に現実的な夢だった。 それにしても、宮本がなぜワタシの夢に??
特に好きというわけではないんだけど、ツネさん。

母に話したら「サッカーの見過ぎじゃないの?」とあきれられ、ついでに
「ほかに夢にみたい人はいないの? 宮本でいいのか、あんた?」と
訳のわからないことで情けながられて。 母にしたら、どうせなら(何が
「どうせ」なのかは不明だけど)川口クンなら許せるのかも(大笑)。
いや、ワタシだって川口クンの方がよかったよ。 なにゆえにツネさん?
深層心理で実は好きだとか??(笑)

そういえば昨日、NHKで毎日恒例となった小島クンの解説を聞きながら、
「オーストラリア戦でイエローカードがいっぱい出たしなあ、次のクロアチア
戦で、日本も誰か退場になったりして…。 そういう可能性が一番高いのは
宮本では。 宮本って必死になって守ろうとしてファウルしそうだなあ、
大丈夫かな」と本気で心配してしまったのでした。 前回のイヤな予感
当たったし…あ~不吉な予感(ブルッ)。 今度当たったら、細川和子とでも
改名しなくては。 こんなイヤな予感、はずれますように!

ツネさんが夢に出てきた原因として考えられるは、先日読んだ石田衣良の
「眠れぬ真珠」。 「17歳年下の男性ってどんな感じかな。 宮本との差
くらい??」と日本代表の面々をみながら、ふと思ったっけ。 「眠れぬ
真珠」はそれなりに楽しめたから、そのうち感想をアップするつもりですが
当分サッカーバカになっているため、しばらく無理かも。

6.15スカシユリ

今日は一日中強い雨。 雨の中、母が佐渡島から持ち帰ったスカシユリが
きれいに咲いていました。

ずっとウダウダと仕上げられなかった仕事は、雨に降り込められたせいか
午後に一気に集中してなんとか形になりました。 グワッと集中すれば、
わずか4時間ほどでできる仕事に、いったい何日かかっているんだか。
Category: 日々の記録

グッタリの一日

昨日のサッカー日本代表戦は、あまりにも危惧したとおりの(というより
想像を超える)展開に疲労だけが残りました。 試合後に飲んだビールは
苦かった。 やっぱり試合終了直前の10分が日本にとっての「魔の時」
ですね。 いつも土壇場に弱いのは結局、体力がないからなんでしょうか。
最後の最後で、体力消耗して集中力がとぎれる瞬間があるのですね、きっと。

負けたとしても全力を出し切っての試合だったら、こうもモヤモヤした気分に
ならないのに、チームとしてのまとまりがなくてサッカーをみる楽しさが
なかったのが残念です。 主審も訳わからん判定が多かったし。
日本の1点だって、高原のキーパーチャージでは?(ワタシの目には
高原のファウルに見えるたけど、新聞やニュースでは「柳沢のファウル」
となっていました…ワタシの目がヘン??) 最後まで高原を交代させ
なかったのが一番理解できませんでした。 FWなのにゴールに蹴りこむ
気持ちが弱い! カッコ悪くても何でもいいから、もっとシュートに執着
してほしい。 ゴンちゃんが懐かしいよお。

日本戦のあと、イライラして眠気が吹っ飛び、続きにチェコ×アメリカを
みていましたが、チェコのサッカーと日本のサッカーではまるで違う
スポーツみたいでした。 あのシュート、パス、体のキレ、すべてが
日本とは別次元。 いつか、日本人が世界に通用するサッカーをできる
ようになるのかな。 国民性が闘争的でないから、サッカーに向いていない
のかも。 それならそれで、たいして強くなくてもいいか…
そういえば、京都在住のイギリス人が「日本のサッカーはおもしろい」と
言ってました。 選手だけでなくサポーターもおとなしくて、スタジアムに
殺気がまったく感じられないから、ですって。 イギリスのサポーターは
社会や現実に対する不満をサッカーにぶつけていて「戦争の代わりみたいな
もの」なのだと。 そのイギリス人のお気に入りは地元のパープルサンガ。
平和でいい感じらしい。

韓国もトーゴに攻めこまれていて意外だな。 サンガにいたパク・チソン、
がんばって!

6.13ゴレオくん

テレビの上のW杯マスコット「ゴレオ」くんも、しょんぼり顔に見える。
Category: 日々の記録

いよいよ! 日本×オーストラリア

昨日読んだ石田衣良「眠れぬ真珠」の感想をアップしようと思ったのですが、
いよいよサッカー・ワールドカップの日本の初戦が始まる…で、本気で
ドキドキして落ち着きません。 さっきからNHKをみていると、岡チャンが
ひそかにワタシが危惧しているようなことをズバズバ言っていて、いや~
もう気が気じゃないです。 今日、勝てなかったらかなりやばい日本。
立ち上がりと終わりの10分、しっかり気を引き締めてくれッ! あ~しんど。

6.12南天の花

庭のあちこちで南天の花が咲いています。
Category: 日々の記録

女の視点で恋愛を書くと 「最後の恋」

今日も恋愛小説週間は続行中。 今日読んだのは、またまた恋愛小説の
アンソロジー「最後の恋」です。 昨日の「I Love You」が男性作家ばかり
だったのに対して、「最後の恋」は最近活躍している女性作家の小説ばかり
集めた本です。

6.10最後の恋

執筆陣は阿川佐和子、角田光代、沢村凜、柴田よしき、谷村志穂、乃南アサ、
松尾由美、三浦しをんの8人。 読んだことがあったのは角田光代と乃南アサ、
柴田よしき、谷村志穂のみ。 それもほとんどは1冊だけで、流行作家に
ほんとうに疎くなっていることを思い知りました。 テーマは題名の通り、
女性にとっての最後の恋。 読み終わってから気がついたのですが、YEBISUの
サイトに連載されたものらしく、どの作品もビールやウィスキーなどが小道具
として登場します。 三浦しをん「春太の毎日」は10ページ程度ならいいけど
つまらない仕掛けで引っぱるほどの内容ではなく×。 谷村志穂「ヒトリシズカ」
も、主題が最後の恋だからといって、ありがちで安直すぎる設定で興ざめ。 
阿川佐和子「海辺食堂の姉妹」と沢村凜「スケジュール」もインパクトに
欠けています。 一番おもしろいと感じたのは柴田よしき「LAST LOVE」。
こんなことあるよなあ、と結婚について普遍的なテーマを過剰に演出せず
さらりと描いていて共感できました。 松尾由美「わたしは鏡」はミステリ
仕立てで、ひとひねりが効いています。 乃南アサ「キープ」は15歳の失恋
以来、誰も愛せなくなった女性が最後の恋を見つけるまでを独白で描写。
平凡な話しながら、読ませるだけの筆力を持っているのだなと乃南アサを
見直しました(直木賞受賞の「凍える牙」があまり楽しめなかったので)。
角田光代はいつものネッチリ重い空気がなくて、ワタシは読みやすかった。

沢村凜と柴田よしき、角田光代の作品からは、女性が抱いている結婚観が
かいま見えます。 昨日読んだ「I Love You」で感じた男性の、よくいえば
ピュア、悪くいえば単純な恋愛観とは真反対に、女性が恋愛するときに
あるいは結婚を決めるときに、いかに計算しているかを暴露しているとも
いえます。 男性が読んだら「女の人って、こんなこと考えてるの?」と
ちょっと引くかも(笑)。 でも、男性はそういう計算高い女性を「かわいい」
と感じるんだよなあ…独身女性としては残念。

3日連続で恋愛小説のアンソロジーを読んで飽きてきたのか、3冊の中で
この「最後の恋」が一番印象薄いです。 読む順番によって感じ方が違った
かな? 明日は石田衣良の最新作の恋愛小説を読む予定。 これは主人公の
年齢設定にワタシが近いから、個人的には一番興味あります(今までのは
仕事がらみの読書)。

ワールドカップ開幕!

昨夜行われたサッカー・ワールドカップ開幕式。 ミュンヘンが会場だったので、
珍しく式典からじっくり眺めました。 懐かしいバイエルン州の民族衣装の
おじさんたちがグリーンの上に等間隔に並んでいる様子を上空から映して
いたのが、人形みたいでかわいかった。 あとは「皇帝ベッケンバウアー」が
あまりにも人品がよくなっていて別人みたいだな、と感慨深かったです。
感慨深いといえば、NHKの開幕直前番組に出ていた小島クンも。 う~む、
大学の後輩(それも3年も下!)が、あまりに立派なおじさんになっていて、
「あの子(?)後輩だったんだよ」と人に言う気にはとうていなれません、
というか、小島クンの先輩であったことは絶対に隠しておこうと決意も
あたらに。 長年Jリーガーで、ワールドカップ本番ではベンチを温めただけ
とはいえ全日本代表GKにも選ばれたのだから自慢してもいいはずなんだけど、
ゴメン。 ま、どうせ影の薄い先輩だったワタシのことなんて忘れてるでしょ。

ドイツの開幕戦は後半30分くらいで眠さのあまり途中退場。 きびきびした
展開のいい試合でしたが。 ドイツはゲームメーカーのバラック欠場でも
勝ててよかった。 前回は子どもっぽかったクローゼがすっかり典型的
ドイツ男性になっていて、4年の歳月はなかなかに長いものだと思ったり。
ポーランド×エクアドル戦は、身長で完全に負けているエクアドルの選手が
ものすごい運動量で最後まで攻めの姿勢を崩さなかったのがすごい。
ジーコ・ジャパンも見習ってほしい!!

6.10ガクアジサイ

ガクアジサイがやっと咲き始めました。
Category: 日々の記録

男性からみた恋愛 アンソロジー「I LOVE YOU」

昨夜は雨音に目が覚めるほど激しい雨でしたが、日中は曇り。 家の中は
少し肌寒いくらい。 梅雨入りしたというけれど、明日からしばらくは晴れる
のだとか。 ホントかな。

昨日に引き続き、恋愛小説月間のワタシ。 急いで読まなくていけないから
恋愛小説週間というべきか。 今日も恋愛小説のアンソロジーです。

6.9 I Love You

「I LOVE YOU」は人気を集めている男性作家による短編小説集。
伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好と、若手の
人気作家がずらり…といっても、ワタシが読んだことがあるのは前半3人だけ。
伊坂幸太郎「透明ポーラーベア」、中田永一「百瀬、こっちを向いて」、
中村航「突きぬけろ」は純粋な意味での恋愛小説というよりは、良質の
青春小説という感じ。 6編すべてがほのぼのとしていて、ドロドロした愛憎は
影も形もありません。 懐かしい中・高生の頃を思い出すような淡い恋愛
ばかり。 意外なほど健康的でほほえましい恋が次々に登場します。
男性からみた恋愛は、こんな感じなのかなあ。 男の人って、かわいい(笑)

伊坂幸太郎は独特の雰囲気を醸し出してはいるけれど「へぇ、こういう作品を
書くこともあるんだ」といい意味で裏切られました。 石田衣良「魔法の
ボタン」は、少し男っぽくて恋愛から遠ざかっている女性が読んだら、
励まされそう。 石田衣良にしては珍しくおしゃれでない恋愛をしゃれた
小道具で手慣れた筆致でまとめています。 「いま、会いにいきます」の
市川拓司が書いた「卒業写真」は、予想に反してコミカル。 顔も名前も
思い出せない同窓生から街で声をかけられたら…。 ぼんやりもののワタシも
気をつけないと。 中田永一はぜんぜん知らない作家でした。 読み始めた
ときは特に好みに合うとは思えなかったけれど、結局一番よかった。 根暗で
女の子と縁がないとあきらめきっている平凡な男子高校生が巻き込まれる
三角関係を背景に、切なく温かくて平凡な恋がみずみずしい感性で描かれて
います。 中村航の作品は、恋愛よりも男子大学生同士のちょっと不思議な
友情がテーマ。 期待してなかったわりに、いい感じでした。 本多孝好の
「Sidewalt Talk」は過ぎ去った恋を静かに見送るオトナの物語。 この
本の中では唯一、主人公がオトナでした。

今までアンソロジーを読んだことはほとんどなかったのですが、昨日・今日と
アンソロジーを読んでみると、作家の個性が際だって、なかなかおもしろい
ものです。 恋愛をテーマにまとめた短編は、少ないページ数の中に、
それぞれのオリジナリティが凝縮していて、ページを繰るのが楽しい。
実はまだ読む予定の恋愛小説が2冊スタンバイしてます。 恋愛小説を
読むのはすごく久しぶりですが、たまにこういうのを読むと心が柔らかく
なるみたい(笑)

6.9カタツムリ

雨上がりはカタツムリも元気。 カタツムリにとっては超高速(たぶん)で
這ってました。 パソコンでイライラの何日間かの中で、唯一なごめたのは
NHKのBSで放送していた中国映画「山の郵便配達」を観ていた時間。 昔、
映画館で観たことがあるんですが、何度観てもいいです。 地味な映画だけど
しみじみとした親子の情愛や人情、人生のほろ苦さが言葉少なに描かれて
とってもおすすめです。 あまり映画を観ない両親も「いい映画やねえ」
と喜んでました。 道案内をする犬の「次男坊」もいい味出してます。
でも、あの名前は「次郎」と訳した方がいいよね、と母が鋭い指摘。

恋愛小説における作家の競作 「空を飛ぶ恋」「Love Letter」

ここ数日、新しいパソコンが届いたのにネットにつながらず悶々というか
七転八倒、もがき苦しんでおりました。 疲れ果てて、ついにはまぶたが
お岩みたいに腫れ上がって、気分だけでなく体調までどんより。 パソコンの
知識皆無でどこをどうしたらいいのかどころか、どこがどのように問題なのか
さえ把握できず、イライラのあまり倒れてしまうのでは…と自分で自分を
心配してました。 2台のパソコンを並列に無線LANでネットに接続するのが
これほどまでにたいへんだとは思いもしませんでした。 隣にコンピュータ
専門学校卒業生が住んでいるのを思い出して、助けを求めたのに結局
4時間かかって成果なし。 このままでは仕事に支障がでるから、と
最後は自力でつなぎました。 でも、なぜつながったのか、あまりよく
わからない(笑) もう二度と、こんな思いしたくない。 疲れました。
ま、パソコンのイライラ話はこれくらいにして。

ここのところ恋愛小説のアンソロジーがいろいろでていますね。 文庫の
最新刊「空を飛ぶ恋」を本屋さんで見かけて、さっそく読んでみました。

6.8空を飛ぶ恋

「ケータイがつなぐ28の物語」という副題がついています。 島田雅彦、
小池真理子、重松清、堀江敏幸、唯川恵、石田衣良、椎名誠、平野啓一郎、
町田康、柳美里、金原ひとみ、高村薫、北村薫など28人の超豪華な顔ぶれに
つい買ってしまったのですが、1編の長さがあまりにも短くて、何も語らない
うちに紙面がつきた、という感じの作品ばかり。 ショートショート並みの
短さという制約の中で、まとまりのある世界を構築できた作家はひとりも
いませんでした。 文字数の少なさとともに、ケータイが小説の主題となるには
まだ歴史が浅すぎるのかもしれません。 ケータイを小道具にしてだと、
手腕のある作家でも話に深みが出ないようです。 この本はおすすめしません。

6.9Love Letter

訳あって恋愛小説月間と化しているため、次も恋愛小説アンソロジー
「Love Letter」。 こちらは石田衣良、島村洋子、井上荒野、三浦しをんなど
11人の作家が「ラブレター」にかかわる作品をそれぞれのスタイルで紡いで
います。 短編ながら「空を飛ぶ恋」ほど短くなくて、作家ごとの個性や
物語性がでていて、それなりに楽しめました。 装丁が凝っていて美しく、
内容もあまりドロドロした作品がなくてサラリと気持ちよく読めます。

名前は最近よく耳にしていても、石田衣良以外読んだことのない作家ばかり
でしたが、それぞれ個性豊か。 浅田次郎になってしまったのか…と思うほど
あざとい気もしながらホロリとさせられた石田衣良「ありがとう」。 同系列の
桐生典子「竜が舞うとき」にも、わかっていながらウルッ(ちょっと悔しい)。
2人称で語りかける着想は、池澤夏樹の「骨は珊瑚、目は真珠」そっくりでは
あるけど、嫌いじゃないです、こういう切ないトーン。 川端裕人「ラブレター
なんてもらわない人生」と井上荒野「虫歯の薬みたいなもの」は、昔の淡い
思い出が、30歳近い主人公の心を温かく包む心地よさ。 しっかり者の
お姉ちゃんが妹ののびやかな恋と生き方に初めて共感する島村洋子「空」。
重い内容の作品を読む気力がないときでも楽しめる小説ばかりでした。
そのぶん、魂にドスンとくるような作品はなかったともいえますが。

6.8アジサイ

関西も梅雨入りしました。 ほんの少し花びらがほころんで色が出てきた
アジサイ。 満開の真っ青もきれいだけど、薄緑と淡い水色の今ぐらいも
みずみずしくていいな。

気ままステッチ

イラストみたいに気ままに布の上にステッチしてみたら、とても楽しくて
ドイツの旅をテーマにもっともっとチクチクしてみたくなりました。
刺繍を習ったことなんてなくて、今までは「必要なのは根気だけ」の
クロスステッチばかりだったので、どう刺せばいいのかわかりません。
ジ~ッと雑誌や本の刺し方ページを眺めて、あとは適当に思いのままに
完璧なんて目指さず、楽しさを最優先にステッチ。 やってみれば、今まで
できなかったフレンチノットステッチも意外に簡単! サテンステッチも
ロングアンドショートステッチも(できあがりの美しさを求めなければ)
まあまあ、なんとかなりそう…いや、なんともなってないのかもしれない。
でも、基本がわからないので「できた!」と自己満足しています(低レベル!)。

6.5旅のステッチ 6.5ビール刺繍

こんなところに公開できるレベルではないのですが、記念にパチリ。
左のステッチ、右の子が何してるのか、わかりますか? 無理?(笑)
ちなみに左は脳天気にボーっと歩いているワタシ、右は激写中の友だち。
右のステッチは、ものすごーくうれしそうにビールを飲んでいた友だち。
モノクロでビールはちょっと無理がありましたね。 左のステッチみたいに
小さなアイコンをもっといろいろ刺してみたいです。

6.5アワモリソウ

庭では去年、知り合いからもらったアワモリソウが咲いています。
白っぽいつぼみから、咲ききると濃い色に変わっていく、その途中の
グラデーションがきれい。

昨日は、サッカーのワールドカップ直前のマルタ戦といい、文庫の新刊
「空を飛ぶ恋」といい…つまらなすぎてガッカリの連続でした。 文庫は
仕事のネタにもならず、完全に空振り。

イラスト刺繍に挑戦

一昨日眠れないまま、ぼんやりと眺めた雑誌「ステッチ・イデー」で
できもしないのに妄想がニョキニョキと伸びて、我慢しきれずにステッチ
してみました。

6.2オリジナル刺繍

まったくの思いつき。 下絵もほとんどなしに(というか、スケッチなんて
できないので)布を持っていきなりチクチク刺してみました。 昨年の
ドイツの旅を刺繍で表現してみたくて、バックステッチで適当に刺しただけ。
前の男の子みたいなのがワタシ、後ろが大きなスーツケースを必死で
引きずっている友だち。 スーツケースをアップリケにしたり、もっと
洋服の色を入れたりしてもおもしろそうだし、背景の町並みや石畳を
ちょこっとでも入れたらもう少し物語性が出るかな。 布用染料で木を
描いたり、ニードルで動物を刺したり…うわぁ~もっといろいろやりたい!
でも、その前にちゃんと仕事しなきゃ…

今日も家の修理の件で工務店の人が来たり、親のために住所一覧をひたすら
ワープロ打ちしたり。 ちっとも落ち着きません(といいつつ、チクチクは
していたりするけど)。

6.2ホタルブクロ

ホタルブクロが次々に咲いています。 元気よすぎて迫力たっぷり。
ホタルブクロのイメージと違うなぁ。

女と男の距離 絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」

昨夜はひさしぶりに眠れないまま夜明けを迎えました。 眠れないなんて
とても珍しいことなんだけど。 3時頃になって、熟睡できないなら本を読もう
と、昨日買い込んだ本の山をさぐって、一番短い「イッツ・オンリー・トーク」
を手にとりました。 文庫の新刊です。

6.1イッツ・オンリー・トーク

今年、「沖で待つ」で芥川賞を受賞した絲山秋子のデビュー作です。
以前に読んだ「袋小路の男」の印象が強くて、男女の関係を淡々と描く
女性作家なのだと思っていたのですが、この短編はドロドロしているようで
同時にサラサラしすぎているような男女の関係を描いていて、「いかにも
デビュー作」という感じの内容でした。 女性の視点で、こういう内容の
小説を書くと、出版社が喜びそうだな…そんな感じ(どんな感じか
わかりません?)。 あらすじを要約するとなんとも陳腐になりそうで、
うまくまとめることができませんが、非常に感覚的に生きている、ひとり
暮らしの女性と、彼女のまわりに集まり離れていく男たちとの(たとえ
肉体関係があっても)淡い関係を描いている…といえばいいのかな。
「袋小路の男」で堪能した絲山秋子らしい美しい文体はまだ見られず、
ワタシ個人としては納得いかないレベルでした。

女性的な感覚がワタシに欠如しているのか、どうも女オンナした小説は
苦手です。 この文庫に併録されている短編「第七障害」の方が、読んでいて
もう少し寄り添える世界でした。 こちらは淡い淡い男女の仲が主題なので。


6.1ステッチ雑誌

夜明けになっても眠くならなかったので、やはり昨日買った雑誌「ステッチ・
イデー」をめくって妄想をふくらませ…針が持ちたい、布用染料が欲しい、
アップリケも入れて…と、どこまでも広がる妄想が楽しかった(笑)

それでも眠れず、同じく昨日はずみで買ってしまった堀江敏幸「もののはずみ」
をパラパラと読みました。 ひさしぶりに良質のエッセイを読む気分。
でも、堀江敏幸の文章はものすごく好き!というのとは、ちょっと違う。
どちらかといえば、「仕事のためのお勉強」として読んでいたかも。
Theme: 読書メモ | Genre: 本・雑誌
Category: 絲山秋子