桜はまだ

東京はもう桜が満開なのでしょうか? 京都では3日ほど前に大阪よりも早く開花宣言がでましたが、銀閣寺のあたりはぜんぜん咲いていませんよ。 たま~に1本だけポツンと満開になっている木があったりしますが。 今年の桜はいっせいに満開にならないのかもしれませんね。

3.29哲学の道

これは昨日の夕方、哲学の道。 桜が咲いていないからか、人影もまばら。 結局、桜が咲くのは例年にくらべて特に早くはないのかも。 でも、昨日も今日もほわほわ暖かかった(というか、日中は歩くとTシャツ1枚でも暑かった)から、明日には咲き始めるかな。

我が家の庭はいろんな花が次々に咲き始めて、賑やかになってきました。

3.29利休梅

上の写真はリキュウバイ(利休梅)。 和風の渋い名前だけれど、真っ白の花は可憐な印象です。 バラ科だそうです。 真っ青な空をバックにリキュウバイの花が高い枝先からこぼれるように咲きそろう姿が大好き。 桜の花はなんとなく心がざわざわするんだけど、リキュウバイは桜よりあっさりしていて、そういうところもいいな。 

3.29呼子鳥

これが呼子鳥。 淡い淡いピンクの椿です。 花は筒状ですが、咲ききるともう少し開きます。 ヒヨドリやメジロにつつかれる前に大急ぎでパチリ。 最近、鳥はとっても静か。 巣作り中かな? 天井裏の怪獣くんはゴソゴソやりだしました。 改築のショックから立ち直って(?)相変わらず我が家に棲みついているようです。 「無銭優雅」を読み終わっているのですが、大至急の仕事が入って今日はここまで。
Category: 日々の記録

春の雨がやんだら

昨日は夜更けに音をたてて雨が降っていました。 植物にとっては暖かな雨がたっぷり降って、気持ちよく目覚めたようです。 庭でいろんな花がいっせいに咲き始めました。 ひさしぶりに庭に出て、あちこち観察。 呼子鳥はすでに鳥につつかれて、淡い淡いピンク色の花がすでに傷ついていました。 鳥より先に花をみつけたら写真を撮ろう。

3.25バイモ

クルクルッと巻いた細い葉と花の取り合わせが独特の姿をみせるバイモ(貝母)。 ずいぶん前から今にも咲きそうだったのに、急に寒さがぶり返して蕾のままジッと暖かくなるのを待っていました。

3.25ムスカリ

ムスカリは茎がものすごく短いまま咲き始めましたが、昨日の雨でちょっと丈が伸びたみたい。 寒くて首をすくめていたのかな。

日曜日の朝は輪島を中心に大きな地震がありました。 被災地のみなさん、今夜は余震の中で不安でしょうね。 これ以上、被害が広がりませんように。
Category: 日々の記録

今ごろ読んだ 雑誌「yom yom」第1号

しばらく仕事に集中したいので、このところ読書は我慢しています。 でも、なにも読まずに一日を終わるのはつまらないので、ここのところ新潮文庫から創刊された雑誌「yom yom」第1号をちびりちびり読んでいます。 創刊されたのは知っていたのですが、本屋さんのどこに置いてあったのか…ぜんぜんみかけなかったもので、今ごろになって文庫コーナーでみつけて買いました。

3.24yom yom

文芸誌の新しいスタイルを作ろうとしているようですね。 読者ターゲットは活字中毒気味の若い女性なのかな? 確かにワタシも(特に若くはないけど…)文芸誌なんて買ったことないのですが、新潮文庫が好きなので抵抗なく手にとりました。 最近ワタシの中ではひさびさの大ヒットだった梨木香歩「家守綺譚」の続編が載っているのが、購入の最大の動機。 でも、ほんの少し読んでみたところでは「あれ…ちょっと違うかも」と違和感がありました。 読むのがもったいなくて、まだ全部読んでいません。 執筆陣は江國香織・角田光代・重松清・三浦しをん・いしいしんじなどなど。 こんなに最初に売れっ子作家を並べてしまったら、あとが続かないんじゃないかとコチラが心配になるほど(大きなお世話でしょうが)すごい顔ぶれです。 細切れのものを読むのはあまり好きではないのだけれど、読書にのめりこんではいけない今のような状況ではちょうどいいみたい。 

3.24アレクサンドロス本

寝る前はこの本をぼつぼつ読んでいます。 歴史の本ですが、読み物として楽しめる内容です。

ずいぶん前に買った小川洋子「ミーナの行進」は読みたくて仕方ないのを必死で我慢しています。 装丁もすてきなので、この本は迷わず「買い」でした。

3.24ミーナ

パラパラとページを繰っていたら、下のような挿画があってうれしくなりました。

3.24ミーナ2

ワタシのブログ名とリンクしてる! 鳥=Vogel+Kirsche ドイツ語をデザインに使っているんですね。 このマッチ箱、欲しい(笑)。

 3.24花かんざし

これはキク科の「花かんざし」。 春の雨が降り続いてぼんやり薄暗い玄関で、小さな花が群れ咲いていました。 今夜はスポーツ中継三昧。 安藤美姫の金メダルに思わず涙しました。 オリンピック前後の追い詰められた状況から復活できてよかったね!

工芸の粋を堪能 「近世 都の工芸」展

木曜日は京都文化博物館で「近世 都の工芸~京の美意識と匠の世界~」展を、美術館友だち(?)のMさんとみてきました。 陶芸・染色・漆器など、美しい工芸品の数々はいくらみても飽きず、とってもすてきでした。 平日なので空いていて、いい感じでじっくりゆっくりジロジロ眺めていたら、いつのまにか3時間半が経過していてビックリ! 友だちが企画している展覧会なので、ホントは会場が大入り満員の方がいいんだけれど。 展示内容が著名人の作品を集めた展覧会とは違うため、一見するとやや地味にみえるのですが、展示品のセレクトはかなりいいと感じました。 高レベルな展示品をいろんなところから借りてくるのはずいぶんたいへんだったろうなあ。 でも、こういう企画展を自分でやれるってすばらしい。 いい仕事してるなあ…と羨ましかったです。 31日(土)まで開催中です。 渋い工芸品に興味のある方にはおすすめです。

3.23工芸展

光悦や乾山、光琳だけでなく、無名の職人が作ったものもたくさんありましたが、それがどれも技術の点でも意匠の点でもスゴイんです。 ワタシは蒔絵のさまざまな手法を使って夕顔の葉をびっしり描いた渋い渋い漆器の天目茶碗が一番印象に残りました。 小袖の大胆な構成と愛らしい柄も気になったし、光琳の水紋を写した「流水図乱箱」の着想と表現力にぐぐっとひきつけられ、鶴を簡略化して描いた「刈田鶴蒔絵硯箱」の画面構成と意匠に驚き、青木木米の作陶の美しさを再確認し…。 工芸品が好きなので、もうそれはそれは目の保養になりました。 最後のエピローグは古文書風の展示なので、さらに地味なコーナーなのですが、よくみるとなかなか興味深かったです。 小さな和綴じの本は、各地の名産品や土産物が列記されていて、まさにガイドブック。 京都土産のページには水菜とか桂あめとか、びっしり並んでいました。 ほかにも、京都のどの通りで何が買えるかを解説した本は、商売ごとの挿絵付き。 ビジュアル重視の編集方針は昔あったわけですね。 江戸時代の人たちもこういう本を持って京都へ買い物に来たんだなと思うと、なにやらほほえましいです。

3.23工芸展2

あれもこれもすてきだったと思い出していると、図録を買えばよかったなあ…と後悔。 買いに行こうかな。 

3.23チューリップ

チューリップはもう咲ききって終わりに近づいてきました。 チューリップはこんなにとんがった花びらのものよりオーソドックスなのが好みなのに、我が家の庭に咲いたのはこの1種類だけ。 知人がくれた球根が好みのじゃなかったのに、捨てるのがかわいそうだからと植えたもの。 何年も咲いています…好みじゃないチューリップだけが。 こういうところが割り切れないから、我が家の庭はいつもごちゃごちゃ。

Category: 展覧会

お墓参りデイ

ついこの間、雪が降ったと思ったら、今日は気持ちよく晴れてぽかぽか暖かな一日でした。 花梨の木はすっかり芽吹いて、じっと見るとほんの少しだけ芽の中に赤みがさしているような感じ。 もう咲く気なのか? 山桜はまだ蕾がかたそうだけれど。

うらうらした陽気のなか、気が進まなかったんだけど(どうもヒノキ花粉が飛びはじめているようで)お墓参りに行ってきました。 我が家は父が自分の母親の姓を継いだため、父方だけでもお参りするお墓が2つ。 父方の父親系のお墓はお参りする義務があるわけではないけれど、ワタシからいうと父方の祖父母はそちらにいるのだから、やっぱりお参りくらいはしておきたいし、それにお墓を継いだはずの伯父の家系はキリスト教ばかりになって、だれもお参りしないみたいだし。 クリスチャンになると仏式のお墓はどうでもよくなるものなのかな? お墓を2つまわると、だいたいそれだけで一日が終わってしまうから面倒に思うときもあるのですが、でも祖父母のお墓がお花も供えられず放置されているのはやっぱり嫌なので仕方ありません。 お墓参りに行って、きれいに掃除してお花を供えると、自己満足なんでしょうけど、気持ちはいいです。

「お彼岸」という言葉、よーく考えるとなんだか不思議ですね。 「彼岸=あの世」に「お」をつけて…。 その期間はあの世とこの世がつながってるという意味なんだろうか。 最近、年齢を重ねてきたからなのか、「あの世」というより「彼岸」という言葉の方が気持ちにぴったりきます。 あっち側なんでしょうけど、あんまり遠くない感じがかえっていいな。 梨木香歩の「家守綺譚」みたいに、こちらとあちらの境目が曖昧なのもいいかも…なんて思えます。
 
3.21桜草

母が買ってきた桜草。 花の小さな輪っかがいくつもあって、愛らしい。
Category: 日々の記録

雪!

20℃の日があったのが嘘のように毎日寒いですね。 今日の最低気温は0℃だったけど、明日の朝は氷点下かも…と天気予報。 どうなっているんでしょう? 今朝は雪が積もって、我が家の庭は銀世界だったそうです。 ワタシが起きたときにはとけていましたが、その後もみぞれが降ったりやんだり。 芽吹きはじめた花梨や、花を咲かせているチューリップにとっては辛い寒いでしょう。

3.18スイセン

やっと咲き始めた水仙にも、みぞれが降りかかっていました。 うつむき加減の花の後ろ姿が切ない。 でも、雲の切れ間からときどき顔をのぞかせる陽ざしは、3月とは信じられないほど明るくて。 植物だけでなく、人間のワタシも季節がよくつかめません。 仕事は相変わらず書いては削り、削っては削り…進むより後退している感じさえします。 朝から晩までひたすら考えて考えて考えて、カラダの奥底からしぼり出してきたものはといえば、とってもシンプルなもの。 借りものじゃない表現、耳障りのいい言葉じゃないワタシの血肉からでる言葉をさがす作業はまだまだ続きそうです。 はたで見ている親からは「完璧を目指しすぎてるんじゃないか?」と厳しい突っこみが入る日々。 いえいえ、いまは「とりあえず」完成させることだけを目指しているんだけれど。 自己陶酔型の真反対な性格がときどき呪わしくなります。
Category: 日々の記録

じんわり効いてくる 映画「善き人のためのソナタ」

今日は映画友だち(?)Tさんとドイツ映画「善き人のためのソナタ」をみてきました。 いい映画でした! 旧東ドイツの秘密警察シュタージがテーマだし、パンフレットの写真の色調も暗いし、どよんと重苦しくて見終わったら疲れる映画かと思ったのですが、うれしい意味で裏切られました。 ドイツ映画によくある後味の悪さがなくて、とってもおすすめです。 平日のお昼の上映でマイナーなドイツ映画だから、さぞや空いているだろうとなめていたら、京都シネマの狭いホールとはいえ老若男女、幅広い世代で満席だったことにビックリしました。 アカデミー賞外国語映画賞を受賞した効果かしら? ワタシは旧東ドイツを旅して、いまの旧東ドイツ人が昔のことをどのように感じているのか、昔の監視国家体制にまつわる遺恨がほんとうに克服できたのか、ものすごく気になっていたので、さらに興味深かったのですが、ドイツのことをよく知らない人でもしみじみ味わえる優れた人間ドラマです。

舞台は、ベルリンの壁が崩壊する5年前の旧東ドイツ、東ベルリン。 秘密警察=シュタージの優秀な尋問官であるヴィスラーが、反体制の嫌疑をかけられた劇作家の生活を監視するように命令されるところから物語が始まります。 冷徹でまったく感情を表に出さず、淡々と職務を遂行するヴィスラーですが、劇作家ドライマンとその恋人で女優のクリスタの生活を盗聴するうちに、自由な考え方や人間的で温かな交歓に感化されてじょじょに人間的に変わっていきます。 やがて意図しなかった悲劇が…。

もっとアレについてもコレについても書きたいことは山盛りあるのですが、これ以上書くとネタバレになるので自主規制します。 政治的なメッセージでもなければ、つまらない正義を振りかざすような内容でもありません。 過酷で非人間的な旧東ドイツの暗部を事実を綿密に調べてえぐってみせながらも、根底にあるのは人間を肯定する温かさです。 クライマックスで終わりかと思ったら、しっかり後日談があって、それがとてもすばらしかった! この映画は絶対にネタバレを読まずにみてください!! 主演のヴィスラーを演じたウルリッヒ・ミューエの演技力は秀逸です。 目だけで、冷たい人間の内面がどんどん変わっていくのを巧みに表現していて、深い悲しみが全身からにじみでていました。 なによりも、脚本もてがけた監督の手腕がスゴイ! 陳腐な台詞に頼るドラマが最近増えたように感じていたのですが、この映画ではほとんど登場人物の独白がありません。 説明的な台詞はいっさいなし。 それでも、映像と音楽、たくみな伏線でちゃんと内面は伝わってくるのです。 ただテーマが優れているだけでなく、映画の作りとしてもいいのです。 ただし行間が読めないタイプの人がみると、「急に人間の考えが変わるはずがない。わけわらかん」と感じるかもしれません。

一見暗い映画にみえますが、見終わって落ちこんだりしません。 ぜひみてください。 人間の魂がどのように救われるのか、ドライマンが最後にとった行動に個人的に(自分の仕事とはレベルが違いすぎるのですが「書く人間」として)とても感動しました。 ご一緒してくださったTさん、ほんとうにありがとうございました。
Category: 映画

創作の現場 小川洋子「物語の役割」

ちくまプリマー新書の小川洋子「物語の役割」は、たまたま本屋さんの店先で新刊の棚に並んでいるのをみつけて買いました。 ふだん小説ばかり読んでいて新書を手にとることは少ないから、筑摩書房までもが新書をだしていたなんて全然知りませんでした。

3.24物語の役割

この本では、小川洋子の物語に対する思いがかなり率直に語られています。 特に第1部では「博士の愛した数式」をとりあげて、どのような経緯であの小説を書くに至ったのかが詳細に書かれています。 「国家の品格」を読んだとき、本のテーマに関してよりも数学に対する認識が「博士の愛した数式」と非常に似ていたことの方が印象的で、小川洋子は著者の藤原正彦の本を読んだのだろうと思っていたら、やはり予感的中でした。 第2部では、実際に小川洋子が創作をする手法というか、インスピレーションを物語にのせて書き始めるまでについて詳しく語っています。 小川洋子がどのようにして他の作家とは違った小説世界を構築していくのか…という部分は、とてもおもしろかったです。 ストーリーそのもののおもしろさよりも、透明なイメージを美しい言葉で輪郭をとるように表現しているところが小川洋子らしさだと感じていたので、著者にとってワタシは正しい読み方をしている良い読者だということが判明して自己満足(笑)←2冊しか読んでないくせに!

この本はウチの近所にある芸大などで行った講演を活字化したものだそうです。 新書にしては紙質が厚いうえ、行間がたっぷりあいていて、遅読なワタシでもアッというまに読めました。 こんなに早く読めてしまって700円というのは、ワタシとしては納得できないお値段です。 でも以前テレビで、綿矢りさが芥川賞をとった頃だと思うのですが、いままでの感覚だったら本にするには短すぎる小説を、1冊の本という形にととのえるために紙質を特製で厚くして字間や行間を増やしている、という現象をリポートしていました。 「1冊の本が読めた!」と若い世代が喜んで、この作戦は好評だといってたから、その流れが新書にも押し寄せているのかもしれませんね。 ワタシはじっくり読みでのある本の方が好きですけど。

3.12馬酔木

我が家の馬酔木の花。 なぜだか木の裏側だけでひっそり咲いているのをみつけました。 ご近所の鈴なりの花とは大違いです。

午前中はまた工務店の人が急に来て、お茶を出して話をしている間にお昼ご飯の時間! 仕事に対して気合いを入れていたのに午前中をつぶされて、ちょっとイライラ。 午後はずっと前にやっていたものをもう一度改めて違った視点で眺めてみたら、遠くに光が見えてきた感じ。 まだ細くて小さな光しか見えないけれど、進むべき道が少しだけハッキリしてきたようで心は落ち着きました。 このブログを読んでいる方ならご存知でしょうが、あれこれ要素をいっぱい詰めこみすぎて簡潔でないのがワタシの欠点。 これから削りまくる作業をしなくては。 というわけで、しばらく本気の本気で仕事に向きあいます。 もしかしたらこれから1週間か10日くらい更新が間遠になるかもしれませんが、元気ですのでご心配なく…なんて言っておいて、毎日更新してたりして(笑)
Category: 小川洋子

なにをやってるんだか

なにをやっているのか、よくわからないのに時間だけは恐ろしいほどのスピードで流れていきます。 記憶喪失なのか健忘症なのか、それともほんとうになにもしていないのか…毎日なにもしていない気がして焦ってしまいます。 昨日は母に懇願されて、父の代理でホワイトデーのプレゼント選びに街中へ。 好みのわからない相手に、気のきいたものでなくても少なくとも邪魔になったり即ゴミにならないものを選ぶのに毎年ヘキエキさせられ、さらに人混みが苦手なのに土曜日はものすごい人出で、花粉とホコリと排ガスが混じり合った空気をたっぷり吸いこんで(マスクでガードしていたのに)、疲れ果ててしまいました。 その前の日は整理と掃除の手伝いだったっけ。 親の用事に振り回されてばかりで落ち着いて仕事することができず、こういうストレスがたまってくると「家を脱出したい!」と叫びたくなるときがあります。 今日はやっとこさ確定申告を書きあげました。

そんなこんなで冴えない気分なのに、1万円の会費をとる出版記念パーティーの招待状が届いたり(金欠の身にはありえない金額!)、音信不通だった後輩からメールがきて「最近、趣味の延長で小説を書いたりしています」なんて書いてあって、「え~、あの人が小説!?」というようなタイプの人だったので衝撃を受けて、なぜだかワタシはますます落ちこんでしまいました。 周囲が華やかに活躍しているのに、ワタシは何をやってるんだか…とバカバカしい反省をしたりして。 くだらないことばかり考えてないで、もう寝よ。

陽ざしがあるとあまりの明るさに初夏かと勘違いしてしまいそうなほどですが、気温はこのところ低くて冬に逆戻り。 今日もときどき時雨れて、さぁっと白いものがひとしきり降っていました。 でも、うちの近所でも雪柳や馬酔木が満開で、ほかの花も早く咲きだしている様子。 花梨の木も早くも芽吹きはじめています。 相変わらずヒヨドリはワタシが庭に出ると大騒ぎ。 やはり庭木のどれかに巣を作っているのでしょう。 そういえばメジロをあまりみかけないけど、我が家の庭で巣作りしてくれないかな。 意外にメジロの巣のすぐそばを通っていて、存在に気づかないだけかもしれません。 まえに何度か、巣立ちしたてでまだうまく飛べないメジロのヒナを通路の真横の木でみつけたりしていますから。 一度でいいから、メジロの子育てをみてみたい!

今日は写真がなぜかうまく読み込めなくて(FC2ブログはまた不調なんだろうか…不安だ)何度も試してみましたが、本日はあきらめました。 写真がないと、つまんないなぁ。

【3月12日追記】
入れたかった写真がアップロードできたので貼りつけておきます。

3.11サンシュウ

我が家にサンシュウの木があるなんて知りませんでした(笑) 生け垣の樫の木の間に1本だけ葉を落とす木があるなと思って見上げたら、黄色の花が数輪だけ咲いていました。 サンシュウは黄色の花がいっぱい咲くはずなんだけど。 日当たりが悪いからか、秋に丈を詰めたせいで花芽がつかなかったのか。

3.11サンシュウ2

サンシュウらしくない枝ぶりの木で、ニューッと勝手に伸びた枝の先で咲いています。
Category: 日々の記録

漫画的な小説 三浦しをん「格闘する者に○」

「格闘する者に○」は変わったタイトルだったので印象に残っていましたが、タイトル通り奇をてらった小説なんだろうと、内容について知りたいとも思わず素通りしておりました。 が、本屋さんの文庫新刊コーナーに並んでいるのをみてみると、予想していたほど奇妙な話ではなさそう。 直木賞作家なので、ちょっと「お試し」に買ってみました。 三浦しをんのデビュー作なんだそうです。

大学4年生の可南子が直面する就職活動の荒波に、家族の再生や、ずっと年上の書道家との恋をからめて、さっくりあっさりテンポよく描いた作品です。 ストーリーの中心は大学生の就職活動…と知って、「ふざけてるのか?」と思った変なタイトルの意味が読む前にわかりました。 ふざけているのは面接をする会社の方なんですよね、いつの時代も。

主人公は漫画が好きだから漫画雑誌の編集者になろうと考える程度で、就職活動にあまり積極的ではありません。 その冷めた視点はなかなかシビアで、就職試験や面接官をばっさり断ずるところはおもしろかったです(ぜんぜん期待せずに読みはじめたわりに)。 いろんな要素を詰めこんで破綻せずにまとめた手腕はなかなかだと思います。 ちょうど就職活動をしている、あるいは経験したばかりといった年齢層が読めば、ストーリーに引きこまれるかもしれません。 ただ、どこか深みが足りなくて読後感が少し物足りなく感じました。 ストーリーのテンポをよくするために叙情性を切り捨てたのかもしれません。 「ガックリした」というような口語的な表現が多くて、漫画を字にしたような印象でした。 もう少し繊細な日本語だったら、もっと気に入っただろうなあ。 こういう日本語表現の荒さは、同じく直木賞を受賞した佐藤賢一の小説を読んでいるときも何度も感じたことなのですが。 「傭兵ピエール」なんて漫画そのものでヘキエキして途中で放りだしてしまいました。 漫画なら漫画でいいんですけど、小説なのに漫画そのものなのはイヤ。 三浦しをんが直木賞をとった「まほろ駅前多田便利軒」はどうなんでしょうね? 多作な人みたいだから、うまくなったのかな。


3.8ツバキの蕾

今日もとても寒くて、ときおり雪がひらひら舞っていました。 人間でも体の調子が狂いそうなんだから、気温や日光に左右される植物はダメージが大きいのではないかしら。 庭では真っ赤な椿がいっせいに咲き出して目に鮮やか。 ヒヨドリが蜜を吸いにきてギャーギャー縄張りを主張して、冬枯れの庭から春へ向かってどんどん賑やかになってきています。

今日は一日中ひたすら自分の部屋の掃除掃除掃除…床を何回も何回も拭いて…それでも歩くとジャリジャリ。 気持ちが悪くて拭きまくっているうちに、ベッドの下や棚に堆積したホコリが気になって、這いつくばってそこいら中拭きまくりました。 おかげで手はぼろぼろ、腰が痛い。 後回しになっている仕事が気になる…。
Category: 三浦しをん

あられが降りサクラ咲ク

月曜日は最高気温が22℃まであがって4月下旬並みだったというのに、今日は一転して冬に逆戻り。 低くて黒い雲が空を漂って、ときどき時雨れて雪になったり霰が降ったり。 昨日、ふわふわ飛んでいたモンシロチョウはどこでどうやってこの寒さをやり過ごしているのかしら。 あまりの暖かさに誘われて早く羽化してしまって、かわいそう。 ヒヨドリは本格的な巣作り体制に入ったのか、庭の木の間を低空で行ったり来たりしています。

3.6チューリップ

いまにも咲きそうなチューリップも、今日の寒さに動きが止まった感じ。 それにしても、3月上旬にチューリップが咲くってどういうこと? あまりの異常気象が不気味です。

一番下の姪がなんとか第2希望だった専門学校に合格したと知らせてきて、やっと「サクラ咲ク」! 万歳!! 今日は一家で胸をなでおろしてホッとしました。 すぐに実践がやりたいあの子には、一般教養のある大学よりも専門学校の方が向いているように思えます。 ちなみに、ワタシの年賀状を見て「一緒にかわいいものを作る会社をやりたい」と言っていたそうです。 あはは、早く大物デザイナーになって、老後のワタシを雇ってください(笑) いまのワタシは自分らしい表現を求めて1行書いては10行削る毎日。 いつもいつも「自分の好きなようにしてみたい」と強烈に思っていたはずなのに、オーダーされたものにピッタリ合うような仕事ばかりしているうちに、いつのまにか自分らしさが何だかよくわからなくなっていた…悲しい。
Category: 日々の記録

最近の気になったテレビ番組

一時テレビがつまらなくて、ニュース以外あまり見る気がしなくなっていたのですが、最近はぼちぼちおもしろいと思える番組に出会えています。 昨日のNHK「歌麿・紫の謎」はすごくおもしろかったです。 褪せやすい紫の色がみごとに残っているボストン美術館のコレクションにわくわくしました。 一度でいいから本物を間近でみてみたい!とは思っても、寄贈者からの要請でいっさいの公開を禁止されているので、絶対に無理なんですが。 すごくきれいな色づかいだったんですね。 ずっと前に歌麿など主だった絵師の浮世絵展をみたことがあったんですが、きっと当時ワタシがみた浮世絵はすでに褪色していたんでしょう。 でも、それでも生で見た歌麿があまりにも美しくて鳥肌が立ちました。 それまで歌麿にはたいして興味なかったんですが(どちらかといえば写楽や北斎が気になっていた)、生で見た歌麿の線の美しさが尋常じゃないほど柔らかくてのびやかで、美人画の前でゾクゾクしてしまいました。 それより数段色が美しかったら…ああ、みてみたい。 NHKの番組は、歌麿の制作の背景にまで踏みこんでいて興味深かったです。 紫は江戸幕府下では庶民が着てはいけない色だったのに、歌麿が積極的に紫をまとった女性を描いたのは反骨精神から出た表現だったという推測に、なるほどと納得しました。 またどこかで、ゆっくり歌麿の浮世絵が見たくなりました。

それとはまるで違うけど、TBS「世界不思議発見」でみたオルドイニョ・レンガイというタンザニアの山や緑の平原にも、ものすごくひかれました。 いままでアフリカの映像にあまりひかれたことはないのだけど、緑がとても美しくて、その平原に真っ赤と青のチェックをまとったマサイの男性が立っているのがきれいだった! あんな雄大な風景を見てみたい。

あとは連ドラ「ハケンの品格」がとってもお気に入り。 もうすぐ終わってしまうのが残念だわ。 働くことや現代の会社組織が抱える矛盾というシビアなものを下敷きにしつつ、恋愛もうまく織りこんでいて、ひさびさにみていて楽しいドラマです。 主人公の春子さんは契約期間が終わったら颯爽と消えてしまうんだろうなあ。 NHK朝の連ドラ「芋たこなんきん」も、ゆるゆるとしながらダラダラとは違うリズム感があって、主人公と「かもかのおっちゃん」との大人の夫婦の会話がすてきで、ぼんやり「ええなあ」と思いながらみてるんだけど、もうすぐ終わっちゃうな。


3.5干菓子

いただきものの鶴里堂のお干菓子。 滋賀県にゆかりの風物をかたどった干菓子の詰め合わせで、写真の大津絵やシジミ貝、伝説に由来する龍の目玉などいろいろ入っていて楽しいです。 そして、とってもおいしい! 上品な味だけど和三盆らしい素朴な香りもあって、つい食べ過ぎてしまいそう。
Category: 日々の記録

受容に甘んじた女の一生 リュドミラ・ウリツカヤ「ソーネチカ」

主人公は不美人で読書好きな女、なんて聞いて「それはワタシの物語では」と思ってしまった「ソーネチカ」。 ずいぶん前に新潮クレストブックス・シリーズで出版されたとき、評判がよかったのでずっと気になってはいたのですが、本屋さんで手にとってはまた本棚に返して…を何度も繰り返していた本です。 資料を探しに行った図書館でみつけて、結局借りて帰りました。 雪景色の表紙が冬好きなワタシの心をくすぐったのに、それでも購入に踏み切れなかったのは正しい直感だったようです。 手元に残したいと思うほどには気に入りませんでした。

3.2ソーネチカ

主人公のソーネチカは本を読むことが好きで、仕事も図書館勤め。 ソ連時代を舞台に、本の世界にこもって生きていた女性が、たまたま本を借りにきた体制から監視されている自由主義的な画家(かなり年上)に見そめられて結婚し、彼に従って生きていく物語です。 ソーネチカは単なる文学少女かと思いきや、体制から流刑同然の暮らしを強いられると思いがけない強さを発揮する。 やがて失意のどん底に突き落とされるのだが…。

常に受け身でふりかかる運命を黙って受け入れた無垢な女性の一生を、たぶん寓話的に描こうとしたのでしょうが、どこか収まりが悪い感じがしました。 たとえば「悪童日記」のような、もっと乾いた表現で書いたら、違った印象になったかも。 現実としては、意外に画家の奥さんになるような人はこんな風になんでも受容できるタイプかもしれないと思いましたが、でもソーネチカに寄りそう気持ちには最後までなれませんでした。 結局は作り話、という感じがずっとつきまとっていて…寓話なら寓話で好きなのですが、この小説は肌に合いませんでした。

昨日も今日も暖かかったですねえ、気持ち悪いくらい。 花粉がすごく飛んでいたので家に籠もって、耐震工事の終わった部屋の家具を再配置したり、溢れでたものを整理したりでアッというまに一日が終わってしまいます。 いつになったら落ち着けるのかなあ。 仕事をしようとしていると「ちょっと、その箱から要らないモノを選んで」「人形棚を元に戻すから手伝って」とか。 そのくせ「早く自分の仕事を完成させないと、その前に私の寿命が尽きてしまう」と脅迫されたり。 どうすればいいんでしょ? 明日はやっとワタシの部屋の天井をペンキ屋さんが塗ってくれて、それで工事は終わりのはず。 やれやれ~。

ビーズでちまちま

以前に作ったビーズ人形の写真をやっと撮りました。 たいしたものではないけど、ハンドメイドのネタがあまりにもないので(汗)アップします。 クロスステッチのキットを買ったんだけど、仕事やら確定申告があってなかなか手をつけられそうもありません。 うさぎの図案だから、イースターまでに刺したかったんだけどな。 クロスステッチはやり始めると止められなくなるから、いまは仕事最優先でグッと我慢がまん。
 
3.2ビーズ人形

ずいぶん前に買った本です。 さて、どれがワタシの作ったものでしょう?(笑) 女の子をいくつか作ったところでやめてしまったんだけど、ひさびさにビーズでイヤリングを作ったついでにやってみたら止まらなくなって…(やっぱり)。 手元に材料があるから、材料消化のためにもう少し作ろうかな。 王冠をかぶった王子さまが一番お気に入り。

3.2モラふくろう

ビーズ人形だけではあまりにもしょぼいので、母がむかし作ったモラの作品も貼りつけておきます。 モラはすごく手間がかかる手芸ですよね。 教えてほしいんだけど、母は「もう目が見えない」とやる気がまったくありません。

ひさびさの本屋さん

水曜日の午前中に大工さんがやってきて、穴が空いてしまった私の部屋の天井を補修。 作業前にちゃんと室内にシートを張って、作業が終わった後はしっかり掃除機をかけてくれました。 でも、部屋の床は歩くと砂っぽいジャリジャリした感じだし、棚の上や小物の間はうっすらホコリまぶし状態だし、おまけに床の上には天袋から引きずりだした細々した死蔵品がどっさり。 ルーズなワタシでもさすがに気になって、部屋の半分を徹底的に拭き掃除して片付けをしていたら、映画「マリー・アントワネット」に行くタイミングを逃してしまいました。

木曜日は仕事で出かけて、帰りにひさびさに本屋さんに寄ったら、欲しい本がありすぎてウロウロキョロキョロ。 お財布が寂しかったので、ものすごく厳選して(?)、前から買うと決めていた「興亡の世界史/アレクサンドロスの征服と神話」、k.m.p.「旅のコーフン」(漫画嫌いな母がすでに夢中で眺めてます)、小川洋子の新書「物語の役割」を購入←すばらしくバラバラなラインナップ!(笑)

ほかに気になった本をメモしておくと
■辻惟雄「奇想の系譜」………「読書夜話」のぎんこさんの感想を読んで美術が好きなので興味を持ちました。 1365円!という値段にひるんで保留。 ちくま学芸文庫ってどうしてどれもこんなに高いの。 文庫じゃないでしょ、この値段は。
■佐野洋子の文庫本「私の猫たち許してほしい」………昔から佐野洋子の文章がとても好き(絵は「100万回生きたネコ」しか知らない)。 これは初エッセイの復刻版だそうで、店頭でパラパラと眺めたところ、まだ佐野洋子らしい、あの粘っこい独特の文体ではないようで即購入とはなりませんでした。 同じちくま文庫の新刊で「友だちは無駄である」というのも並んでいましたが、これは対談形式みたいで、独特の文体が堪能できないから買わず。
■ウィリアム・トレバー「聖母の贈り物」………帯のキャッチコピーにひかれました(うろ覚えで再現できないのが残念)。 有名人が話す言葉よりも「普通の人がたどる一生」が気になるタイプなので。 でも、2520円(涙)。
■ニコール・クラウス「ヒストリー・オブ・ラヴ」………これも店頭で現物をみたら急に読みたくなった本。 何代にもわたる壮大な長編が好きだから気になりました。
■桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」………女3代記らしい。 有吉佐和子「紀ノ川」が好きだったからなあ。 ちょっと気になる。
■森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」+万城目学「鴨川ホルモー」………我が家に一番近い大学の学生が主人公で、百万遍や吉田山が舞台らしい。 それだけで読みたいけど買うのはためらわれて、図書館の予約を調べたら、みんな考えることは同じ。 地元が舞台だからでしょうね、ものすごい数の予約が入っていてダメ。

最近、ネットで評判でも、実際に読んでみると自分の肌に合わない本が続きました。 やっぱり、なるべく本屋さんの店頭で背表紙を眺めながら、直感で自分が読みたい本を探す方がやっぱりいいのかなと思い始めています。 みんな好みはまちまちですものね。 昨日、仕事へ向かう途中に読みはじめた三浦しをん「格闘するものに○」が予想に反して(笑)おもしろくて、拾いものをした気分。

本屋さんで読みたい本をどっさり眺めて心地よく興奮(?)して、帰宅後はひたすら確定申告のために領収証と書類の整理に励みました。 が、ためてしまった経理の帳尻あわせがサクッと仕上がるはずもなくて。 まだしばらく確定申告と戦わなくてはいけません(憂鬱)。 1月下旬から、ようやく懸案の「自分の仕事」に取りかかろうとしているのに、やろうとすると急な仕事やら確定申告やら、出鼻くじかれっぱなし。 昨日は舞い込んだ仕事依頼を泣く泣く(ウソ)断ったんだから、これから気合い入れてがんばろう! 断った理由がT松和平がらみの仕事だったから、ということは担当者には内緒。 T松和平とS戸内寂聴だけは生理的にキライで、どうしてもイヤなのよ、ゴメンナサイ。

2.8磁器人形

映画が観られないなら、せめて気分だけでもアントワネット風に、と人形棚に戻す前の陶磁器人形をパチリ。 ウィーンかどこかのおみやげにいただきました。 こんな壊れやすそうなものを紙にくるんで持って帰ってきたのが、優雅な気配のいっさい感じられない「ただのおじさん」だったことに子ども心に驚いたっけ。 子どもの頃は、このひらひらのドレスがすごく気になって、親が留守になるとこっそり人形棚をあけて何度も何度もそっと触った記憶が。
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