よいお年を!

今年の年末は突然の体調不良ですべての予定が狂ってしまい、例年以上にバタバタ落ち着きなく過ごしています。 お墓参りにいって、年末の買い出しをして、ふだんは手抜きで汚れているアッチやコッチを大慌てで磨いて、お客さん用のお布団を干して…さっきまでは、おせち作りにあたふたしておりました。 母がとっても料理が鈍くさくなった分(昔は料理上手だったのに)、必死でおせちの準備をしていたのに、突然、姪1名が「卒論が書けてないから」とひとりで家に残ることになったと連絡が…。 お正月にひとり、ってどうなの!と思いましたが、本人はどうしても家に残って卒論を書くといっているので無理強いもできませんでした。 就職したら、もうお正月を一緒に過ごすことはできないのに。 だいたい、ウチの両親が来年も元気かどうかも分からないのになあ。 ひとりだけ来ないとすごく心配だし、こっちが寂しいのよ。 そんな叔母さんの想いは、姪にはどうでもいいことなのかもしれないけれど。 中学生のときに母親を喪った姪のために、1年に1回くらいは家庭的な時間を過ごさせてあげたいと思っていた気持ちは、夏の旅行に続いて空振り…シュン。 それだけ、大人になったってことなのかなあ。 ま、とにかく今晩はそろそろ寝て、明日の兄たちの来襲(!)に備えます。

思い返せば、初詣のおみくじで「凶」を引いてしまい、父親が旅先で心筋梗塞を起こし、クリスマスの夜に救急で点滴をしてもらったという、最初から最後まで冴えない一年がもうすぐ終わることがウレシイです。 新しい年を迎えて、近ごろ停滞気味の気分をスッパリ切り替えたいと思います。

いつもブログをのぞきに来てくださる皆さま、年内の更新は今日が最後になりそうです。
たくさんの励まし、楽しいコメントをありがとうございました。
来年もまた遊びに来てくださいね。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

Category: 日々の記録

クリスマスの夜に

やられました…クリスマスの夜。 真夜中に近所の病院の救急まで這うようにしてたどりつき、真夜中に点滴してもらって、ようやく吐き気がおさまりました。

12.25パンジー


汚い話でスミマセン。 以下、食前・食後にはお読みにならないように。
Category: 日々の記録

時間が足りない

今朝、年末に一家でやってくると兄から電話がありました。 ガーン。 今年は来ないって言ってたから、ちんたら掃除や片づけすればいいと思っていたのに、時間がないじゃないの! とはいえ、上の姪は留学中だし(ただいま一時帰国中)、真ん中の姪は来春に就職するので、一家4人揃ってお正月に来るのはたぶん今年が最後。 姪たちと賑やかに過ごせるのは、とってもウレシイです。 明日からがんばって布団を干したり、家の中を片づけたり、食事計画を立てなくては。

土曜・日曜と2日がかりで年賀状用に羊毛フェルトをサクサクチクチク。 たった2体なのに、なんでこんなに時間がかかるのかなあ。 ネズミっていうのがどうもイメージがわかなくて。 ネットでみつけたネズミの写真をいろいろ眺めながらサクサクサクサク。 リアルすぎると気持ち悪いし、有名なキャラクターに似ているようにはしたくないし。 羊毛フェルトを最近ほとんど触っていなかったからか、たった5センチのネズミを作るのにやたら時間がかかりました。 やりだすと楽しいんだけど、何事も集中するまでに時間がかかる体質になってしまったもので(単なる老化)。 自然光で撮影したいので、今夜は小物も並べてイメージカットだけ撮ってみました。 でも、字が入るスペースがない! うむむ(悩)。
 
12.23山茶花ピンク

わが家の山茶花、相変わらずよそを向いて咲いてます。 この花も無理やりこっち向かせました。

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モノクロの美しさ再発見 武田花「猫・大通り」

母が応募したことを忘れていたカメラ雑誌の懸賞で当選!(何かが当たるなんて、わが家では非常に珍しい) 武田花の写真集「猫・大通り」が届きました。

12.21猫大通り

東京の路地裏で出会った猫(野良っぽい猫が多い)の写真を集めたもので、美猫じゃない個性的な猫たちが風景を楽しく見せています。 猫のかわいらしさもあるけれど、なによりも写真集としてすばらしいと思いました。 武田花の写真はときどき雑誌に掲載されている2、3枚をみかける程度で、じっくり眺めたことはありませんでした。 だから適当に「武田花って、こういう作風なのね」と分かってもいないのに分かったような気になってました。 錆びたトタン板の前に野良猫がいれば武田花…みたいな感じで。 でも、やっぱりそれだけじゃなかった。

かわいい猫の写真集なら世の中にいくらでもあるけれど、この写真集は武田花にしか撮れない世界。 それもモノクロのフィルムでなくては表現できないものが、確かにココにはありました。 モノクロにすれば写真がプロっぽく見える、と誤解している人が結構いるけど、とんでもない! モノクロって本当にむずかしい。 武田花が撮った路地裏の風景には、光と影の対比から光りが感じられるし、構図に幾何学的なパターンのおもしろさがあったり、モノクロでなくては表せないようなモノの質感がある…とワタシは思う(写真の鑑賞法なんてまるで分かっていないのだけれど)。 たとえば段の上から猫がのぞいている写真は、雑草が生えた石段そのものがステキ。 朽ちかけたコンクリートと、その隙間から生い茂っているドクダミやナズナ、それぞれの質感が目で見る以上に迫ってくるのは、やはりモノクロならでは。 その上に猫が小さく写っていることで、フッと空気がゆるんでいる。 いいなあ、この空気感。 

それにしても、どうすれば猫を入れた構図で、ここまでシャープな画像が撮れるんだろう?と素人のワタシは考えてしまう(プロに対してなんて失礼な疑問だ)。 スナップのはずなのに、質感が出るほどしっかり絞れてるのが不思議。 美術や写真に関心がない父まで、この写真集をしげしげ眺めて、「猫は写真になるんだなあ。犬だと、なかなかこういう風にはならないよな」と、珍しくもまともな感想を述べていました。 犬が好きだけど、ワタシも写真にするには猫の方がおもしろい気がします。


12.21侘助

小さな椿、侘助(ワビスケ)が咲き始めました。 ふと外を見ると、独り者らしきメジロが侘助の花から花へ蜜を吸っていました。 ときどき、そばのつくばいの水を飲んで、その横の隠れ蓑という木の枝にとまって、風にゆらゆら。 おひとりさまでも楽しそうでした(笑)。 仕事のバカみたいな直しを終えた直後で、愛らしいメジロを眺めたら気持ちが和みました。 また、遊びに来てね。

シュヴィップボーゲン点灯

ぼやぼやしている間にクリスマスや年越しが目前に迫って、なぁんにもできてない自分に気がついておろおろ。 年末ぎりぎりに来るはずだった仕事が年明けに延期されてホッとしたのもつかのま、この間短くするとか長くするとかいろいろ言われた上に大急ぎでやらなくてはいけなかった仕事がまたまた舞い戻ってきて…怒りでブルブル、なフリをして電話を切りました。 腹が立つよりも脱力してしまった。 もうイヤだ、こんなバカみたいな直し。 担当者が「うっかり間違っているレイアウトを(一度も中身に目を通さないまま)送ってしまいました」のために、完全に二度手間の仕事をワタシが大急ぎでしなくちゃいけないの?(また「至急」ッ!) 若い担当者は自分がやらかしたあまりにも単純なミスにかたまってしまい、先輩が代理で平身低頭の口調で謝ってくれましたが。 「謝るよりギャラを2倍くれ!」と電話で叫びたかった。 つまんないミスに巻きこまれた手間は、もちろんタダ働きでございます。

それにしても、世の中、ワタシと同業の方はみなさん、さんざんな目にあっているんですねえ。 「アナタの仕事、売れてます。 でも、来年からは経費込みでギャラをこれだけにカットさせてください」だの、毎年もらえる「おいしい仕事」が不景気を理由に突如3分の1にカットとか。 切れすぎるほどの才媛だった同業者(ワタシと同い年)は「なんかねえ…最近の私、どうなっちゃったんだろう。 ボキャブラリーがすごく貧困になったし、仕事に対する意欲が激減して『ま、これでいいっか』と適当に流しちゃったりして。 時間ばっかりかかって、1日に1つのことしかできなくなってきたの」とこぼしているのを聞いて、自分だけじゃないんだと内心ホッとしました(申し訳ない)。

12.20点灯

数日前、ようやくシュヴィップボーゲンを出しました。 玄関横の部屋の窓辺に飾って日が暮れる頃に点灯しています。 こういう飾りにふだんはまったく興味のない父が、なぜだかとても気に入っているようで、つけるのを忘れていると自主的にスイッチを入れてくれます。 暗くなってから帰ってくると、とてもキレイで温かい光りにホッとします。 やっぱり買ってよかった。

今日こそは年賀状のためにチクチクしようと決めていたのに、お掃除の神さまが突然やっていらっしゃって、トイレを徹底的に掃除。 2時間かけて床も壁もピカピカに。 トイレだけお正月(笑)。 あ~年賀状、アイディアさえ浮かばない(汗)。 その前に、仕事を片づけなくては。

【追記】
シュヴィップボーゲンの由来は聞いたことがあったのですが、言葉の意味って考えたことがありませんでした。 donauさんからご質問があったので調べてみましたが、独和辞書にはなんだか分からない日本語訳しかありません。 ネットで探したらココに詳しい説明があるので興味がある方はどうぞ(第10回参照)。 ドイツの伝統的なおもちゃの情報もいっぱいあって楽しいですよ。
Category: 日々の記録

犬と音楽と孤独と 江國香織「雨はコーラがのめない」

ものすごくひさしぶりに読んだ群ようこがピンとこなくて(内容よりも言葉そのものに)、お口直しに江國香織のエッセイ「雨はコーラがのめない」を開いてみました。

12.18雨はコーラが

意味不明に思えるタイトルですが、「雨」は著者の愛犬の名前。 大好きな「雨」と一緒に音楽を聴きながら過ごした時間について書かれたエッセイ集です。 音楽にまったく鈍感なワタシが読んでも楽しめる内容でした。 どちらかといえば「犬との生活」が主軸になっていて、ワンコ好きにおすすめです。 全編を通して濃厚に犬っぽい空気(?)が流れているので、「音楽は好き、犬は嫌い」という人にはおすすめしません(笑)。 一方、音楽知らずなワタシでも、読むと出てくる音楽を聴いてみたくなりました。 そうそう、Aricoさんの音楽についても書かれていて、それだけは「うんうん、そうなのよね」とうなずいて読めました。 確かにAricoさんのピアノ曲は文章を書くときに邪魔にならないし、なおかつ何か心の奥底の柔らかいところを揺り動かすような…そんな感じ。

それにしても。 ああ、なんていいんでしょう(ウットリ)。 この人の言葉の流れ、孤独の感覚、そして犬への思い、全部ひっくるめて、やっぱり好きだなあ。 犬との距離感がとても好き。 大好きだけれど、自分とは違う感覚で生きてるケモノとして「雨」をとらえている視点がいいです。 江國香織らしい「他者との距離感」。 どんなに好きでも、完全に理解し合えることはないのだという明るい諦観(けっして絶望ではなくて)がワタシには好ましい。 おいしい飴玉を口に含んだときのように、ゆっくりゆっくり味わいながら読みました。

12.18山茶花

相変わらずよそを向いて咲いている山茶花を、無理やりコチラに向かせてパチリ。

今日は着付け教室の最終回でした。 コートや草履まで持つと大荷物になるので、がんばって早起きして、きものを着て教室へ。 卒業記念にきものを着て友だちとランチに行って、神社でプチ撮影会して、朝から夕食の支度前まで1日きものを着て過ごしました。 新しい楽しみに出会えて、ホントに着付けを習ってよかった♪
Category: 江國香織

好きなことについて語るむずかしさ 群ようこ「きもの365日」

きものの着付けを習いだしてから、あまりにも和装について知識がないことに我ながら愕然としました。 むかーし、和のお稽古事に通っていた頃は、年に2、3回はきものを着ていたけれど、「着せられている」という感覚で、帯締めや帯揚げの合わせ方なんかチンプンカンプン。 自分できものが着られないんだから、自分で小物類を選ぶ意欲も興味も全然ない。 1年に1回しか締めない帯締めに1万数千円以上かかるのなら、流行の靴を買って欲しいと思っていました(今でもこの価値観は変わらない)。

そんなワタシでも、自分で着られるようになって、きもの独特の言葉を覚えたら、きものへの興味がふつふつ湧いてきました。 おもしろいきものの本がないかとネットでキョロキョロ。 そうしてみつけたのが群ようこ「きもの365日」です。 20年くらいご無沙汰していた間に(勤め人だった頃はこの人の本が好きでした)、群ようこが「きもの大好きな女流作家」になっていて驚きました! いや~ん、群さん、いつのまにそんなに羽振りがよくなったの? 貧乏話はもう昔のことなのねえ…ま、そこそこ売れてるんだから当たり前か。

12.17きもの365日

きものにどっぷりハマった著者が、「日常的にきものを着て1年を過ごそう」という本の企画をたて、実際に着て過ごしてみた実感が日記として淡々と綴られています。 寒さや暑さ、雨や風に悩まされ、「明日は何を着ようか」と迷い、防寒用のババシャツをあれこれ試してみたり、きものを着てどうお風呂を掃除するのかと悩んだり、半衿付けをはじめとする針仕事をしなくては…と気にしつつもなかなか手をつけなかったり。 実は、お正月から気合いを入れて毎日きものを着てみたけれど、8日間であっさり挫折。 格好が悪いことも隠さず正直に書かれているし、群さんのきものコレクションのカラー写真が文庫としては豊富で、きもの生活を夢想する人にとってはイメージトレーニングになりそう。

結局、群さんは週1回、小唄のお稽古に行くときだけは必ず(大雨の日以外)きものを着用したのであって、「毎日着る」というのは実際には無理があったようです。 着付けの先生にこの本のタイトルを話したら、「そんなに毎日無理して着たら、きものが嫌いになっちゃいそう」とのこと。 着付けのプロとして仕事をしている先生でさえ「きものは気分転換」なんですって。 きものを着る機会がもっと欲しいとは思うけれど、日常着というよりはワンピースの代わりにちょっとしたお出かけに着るような感覚がいいなあ。

ところで、ひさしぶりに読んだ群さん、なんか違和感がありました。 あれ、群ようこってこんな厳しいことを書く人だったっけ?という感じ。 あんまり大まじめにきものについて語ってられて、それが人によってはちょっと怖い感じを与えそうな気がしました。 群ようこらしいユーモア感覚がいっさいなかったのでビックリしました。 ものすごく好きなことだから生真面目になりすぎたのかも。 若い子がきものを着ることはすばらしいといいつつ、あんまり基本を崩しすぎた着方は…みたいなことも書いてあって、「え??」。 価格が手軽なアンティークきものを若い女の子が自由な感覚で着てもいいんじゃないでしょうか(自分の好みかどうかは関係なく)。 それが、きものを着るきっかけになればそれでいいんじゃないの? ごちゃごちゃうるさいことを言うから、若い子が気後れしてきものを着なくなると自分でもいっているのに…群さん、なんか矛盾している気がしてスッキリしない読後感でした。

群さんのお好みも粋な織りのきもののオンパレードで、ワタシとはぜんぜん違って参考になりませんでした。 残念。 粋な着こなしが流行ってるけれど、きものらしい優しさがあんまりなくてワタシは魅力を感じません。 「粋」=「玄人」ってイメージがあって。 日頃はパンツスーツや男物のようなツイードのジャケットばかり着ているので、きものは違う感覚を楽しみたい…これってコスプレと同じ感覚?(笑) この本の写真だけパラパラめくっていた母が「うわ~、同じようなのばっかり着て、つまんないッ! こんな格好、うんと婆さんになってからすればいいのに」とブツブツ。 しまいに「田舎っぽい」とバッサリ←群さんのファンのみなさん、ゴメンナサイ。 昭和初期の自由なきもの文化で育って、その後は京都のきもの感覚をみにつけた母の目には「しんきくさい」着こなしにしか見えないようでした。

ひと安心

今夜はNHKドラマ「ひとがた流し」の最終回。 こんな辛い話しだったとは…乳ガンの不安を抱えたままでみたら、ショックが強すぎただろうな。 昨日、先週受けた検査結果を聞いておいてよかった。 ご心配いただいた皆さま、ご報告が遅くなってゴメンナサイ。 昨年の検査結果と照らし合わせて乳腺症だろうということでした。 ただ、経過観察を半年にするか1年後でいいか、お医者さんがちょっと迷われたのが…「この先生を本当に信じていいのか」という思いが一瞬胸をよぎりました。 昨年、乳ガン検診で引っかかってからいろんな資料をみましたが、漠然と思っていたよりずーっと怖いガンなんですよ。 妙齢の女性の皆さま、嫌がらずに検査を受けましょうね。
 
12.14スノードロップ

本日は初めてきもの(母のもの)で、ご近所でのクリスマスパーティーに行ってみました。 冬は外を歩くとき、きものの上に羽織かコートを着てないとダメなんだということも最近まで知らなくて、昨夜は母の死蔵品を引っかき回して大騒ぎ。 せっかくレトロでステキな羽織がみつかったのに、半世紀近く(!)しまいこんでおいたら包んでいた紙の影響で白地が黄ばんでた…もったいない。 黄ばんでしまった白地の帯もあったけど、脱色はできないのかなあ。 きものはまあまあ着崩れしなかったけど、ビロードのアンティークな長コートと紬のきものだと、摩擦が強くて足さばきが悪いことを知りました。 四半世紀くらい前(笑)に買ってもらった草履も下り坂だと鼻緒への当たりがきつくて痛くて痛くて。 歩きやすい草履が欲しいなあ。

ところで、佐世保での散弾銃の乱射事件。 最近、恐ろしい事件ばかりで、テレビを見ているのが辛い。 被害者の方や事件を目撃した子どもたちのショックを思うとやりきれない気持ちになります。
Category: 日々の記録

楽しいしゃばけシリーズ 畠中恵「おまけのこ」

畠中恵の「しゃばけ」シリーズ、文庫本で4冊目の「おまけのこ」が出ていたので購入。 このシリーズは気楽で楽しい読み物で、珍しく両親もとても気に入ってます。 一家3人で読むと思えば数百円は安いもの。 新しい文庫が出たら迷わず買います。 この「おまけのこ」は今までよりもっとほんわかしてて、ワタシ好みでした。

12.13おまけのこ

おおだなの病弱な若だんなが妖(あやかし=人間とは違う存在)たちとともに謎を解決するというのが、「しゃばけ」シリーズの大枠。 でも今回は謎や事件の解決よりも、心温まるエピソードがメインといった感じでした。 もともとのんびりとした江戸の空気感がこのシリーズの魅力だから、事件というほどのことが起こらなくてもかまわないな。 子どもが読んでも年寄りが読んでも安心です。 鳴家(やなり)という家をギシギシいわせている小鬼がとにかくカワイイ! 知恵はあんまりないんだけど、大好きな若だんなのために必死になったり、なでてもらって喜んだり…猫みたい。

そういえば先日、1冊目の「しゃばけ」がテレビ化されましたね。 初めの方をちょこっとみましたが、自分がいつもイメージしているのと違う感じだったので30分ほどで止めました。 鳴家などの妖が描かれた表紙や扉の絵が十分カワイイから、安易に映像化して欲しくないなあ。

12.13山茶花の赤

山茶花が咲き始めました。 赤やピンク、白の山茶花が庭のあちこちにあるのですが、たいてい外向きか下向きに咲いています。 やっとこちら向きに咲いた1輪をパチリ。 下の枝が邪魔だなあ。 なんでわが家の山茶花は花つきが悪いんだろう。 母曰く「エサも日当たりも風通しも足りないからじゃない?」 エサか…。
Category: 畠中恵

満足感いっぱいの娯楽映画 「ボーン・アルティメイタム」

ひさびさにみたハリウッド映画「ボーン・アルティメイタム」。 おもしろかったぁ~。 娯楽映画として最高! 手に汗握る緊迫感、たったひとりで戦い続ける主人公の孤独、CIA内の人間模様…無駄なシーンがまったくなくて、たっぷり堪能しました。 バカみたいにお金をかけて、そこいらじゅうを破壊するだけの映像満載のハリウッド的な映画には、近ごろ歳のせいか興味がまったく湧かないワタシ。 でも、ボーン3部作はお気に入りです。 ただ、「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」を先にみてからでないと、3作目だけではおもしろさが半減しそう。 冒頭から第2作の続きで追跡劇にいきなり突入するので。

12.12ボーン・アルティメイタム

この映画をみると、「あら、マット・デイモンってホントはカッコよかったのね」と、いつもと違って見えます(ファンの人ゴメンナサイ)。 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」をみても全然ピンとこなかったのに。 組織(CIA)から追われる記憶喪失の暗殺者ボーンははまり役です。 並はずれた格闘能力だけでなくて、頭がいいのがステキなんですよね。 いつも銃を携行しているわけではなく、手近なもの(前回まででは普通の雑誌だったり旧式の猟銃だったり)をとっさに武器にして襲ってくる敵と戦うし、追いつめられたときの機転がすばらしいのです。 撮影もドキュメンタリー風の映像にしていたりして、絵空事と思わせない迫力を出しています。

それと、舞台が主にヨーロッパ各地なのも楽しいです。 ボーンさんは公共交通機関が好きなので(笑)、ヨーロッパの地下鉄とか駅がいっぱい出てきて、それもいい。 1作目はパリとドイツが舞台で、ボーンの逃走劇に巻きこまれて、一緒に逃げ回ることになってしまったヒロイン=マリーがドイツ人だったのもワタシ個人としてはポイント高し。 マリーを演じている女優さん=フランカ・ポテンテって、いかにもドイツ人ぽいお姉さんだな…と思っていたら、「ラン・ローラ・ラン」のローラだったのね!ということに、先ほど気がつきました(←遅すぎ) どうりで途中で追跡の目を逃れるためにショートボブにしたら、グッとステキに見えたわけだと納得しました…と、こんなに熱く語っても、3作目にはマリーは出てきませんが。 3作目では、ボーンの逃走に巻きこまれた元同僚ニッキーが途中で髪を染めてマリーに似たショートボブにしてましたが、ボーンに振り向いてもらえなくて…かわいそう。

とにかく、ボーンさん、ええわあ、ほんまに(ウットリ)。  よけいなことを考えている暇なんて一瞬もなくて、気分転換に最適の映画ですよ。


12.12雨の小菊

本日は朝から着付け教室。 8回目になると、かなりササッと着られるようになって、長襦袢からお太鼓結びまで30分ほどで着付け完了! 訳も分からないまま後ろ手で名古屋帯を結ぶ練習を初めてしたときから、わずか数回で着られるようになって我ながらビックリです。

Category: 映画

きものが気になって気になって

お寺改修工事の見学について書こうと思っていたのに…仕事がないと時間があるのに、気分がダラけて何もせずボー。 師走なのに、こんなんでいいんだろうか。

昨日、本屋さんであれこれ見ていたら、あれもこれも欲しくなって。 レジに行く前に概算したら5000円くらい…節約生活なのにこんなに買えないと慌てて何冊かを本棚へ返しました(汗)。 文庫本ばっかりだから油断していたけど、よく見直すと900円くらいする文庫本を2冊に1400円の雑誌を選んでました。 あぶない危ない。 ずいぶん迷った末、きもの雑誌「七緒」と群ようこ「きもの365日」、江國香織「雨はコーラがのめない」、ケストナー「飛ぶ教室」、上橋菜穂子「闇の守り人」に絞ることに(←一貫性のかけらもないラインナップ)。

12.10紅葉

着付けを習いだしてから、それまで目を向けることもなかった、きものの雑誌や本が気になって仕方がない今日この頃。 きもの姿を街角でみかけると、思わずジーッと見つめてしまいます。 きものと帯の組み合わせとか、帯締めと帯揚げの色合わせ、袖の長さとか、袖口からチラッと見える長襦袢の色までジーッ。 目が悪いので相当コワイ目つきになっている気がする(笑)。 視線に気が付いて目があったりすると、「因縁つけてるわけじゃないんです、ただ気になるから観察してるだけです」と説明したい気分になります。 改めて観察してみると、きものと帯って驚くほど組み合わせにバリエーションがあるんですよね。 人の数だけ組み合わせがある。 洋服なら考えられないことだけれど、柄×柄、あるいは反対色でも変じゃない(変な組み合わせになってしまう場合もあることはあるけれど)。 だからすごく気になるんです、他の人はどんな組み合わせにしてるのかなって。

NHKの連ドラ「ちりとてちん」でヒロインが落語の高座に上がるときの和服姿がかわいくてジッと見つめ、船場○兆の大女将が頭を下げているニュース映像をジッと見て「いかにも上等そうな生地だなあ。 しかし、謝罪会見でも目立ちたいのか? 謝るのなら普通はもっと地味な色を着るのではないか? だいたい、頭をどんなに低く下げても、心がこもっていないのが見え見えではないか!」などと考えたり。

きものがそれほど気になるわけですが、贅沢なきもの満載の雑誌を眺めても、財力がないワタシにはまったく参考にならない(トホホ)。 写真の下に小さくキャプションで書いてあるお値段の桁をみると、「そんなに高かったら、感じよくて当たり前じゃないのッ!」と叫びたくなる(笑)。 だから、本屋さんで眺めるだけで今まで買わなかったんだけど、ついに「七緒」を買ってしまいました。 特集が「着つけ、OK?」なんですもの、ワタシにも参考になりそう。 物欲を刺激するだけでなく、かつハウツー本みたいに退屈でもないし、現時点のワタシにはちょうどいいくらいの内容です。 そして、ここでも着付けのベテランの先生方が着ているきものの袖丈をジーッと見てしまいます。 どうしてそこまで気になるかというと、ワタシが母からもらったきものは現在の一般的なきものよりも袖丈が長いんです。 いまは普通が1尺3寸だそうですが、ワタシのはみんな1尺4寸以上。 長くて変じゃないかな、若ぶってる感じしないかな、と気になってました。 でも、あれこれ眺めているうちに悟りが開けました!(大げさ)  ワタシはレトロ風に徹して1尺4寸でいこうと。 おしゃれに着るなら、ちょっと袖丈が長めな方がはんなり風情があるような気もしてきました(←無理やり)。 たとえば大島紬みたいな織りのきものなら、袖丈は短い方がシャッキリしておしゃれだな…とか、自分なりに考えてみたり(大島紬なんて買えないからどうでもいいけど)。

昨日買った群ようこの文庫本を読み始めて、コーディネイトがワタシの感覚より粋すぎるなあと思いつつも、いろいろ実感がこもっていておもしろいです。 きものの本とか話題はたいていが自慢話みたいでつまらないのですが、自慢話にならない匙加減がさすがに群ようこだなあ…と、10数年ぶりに本を手にとった元愛読者としてしみじみしたりして。


写真はわが家の紅葉。 今ごろになって(散りつつありますが)すごくキレイです。 あんまり赤くて、桜庭一樹の本の表紙みたい(笑)。
Category: 日々の記録

NHKドラマ「ひとがた流し」

NHKドラマ「ひとがた流し」2回目をみました。 テレビドラマをみて、こんなに泣いたのは本当にひさしぶりです。 今回は沢口靖子演じる主人公が乳ガン手術を受ける前後の話だったんですが、よぶんなセリフがなくて、しまったいい脚本です。 泣かせようという過剰な演出もなくて、淡々としているからよけいに悲しい。 ひとりっきりで手術に向かう主人公が変にペラペラ心のうちを話したりせず、無言の演技なのもよかったです…みていて、ものすごく悲しかったけど。 このドラマは北村薫の同名の小説が原作だそうで、原作のファンも多いみたいですね。 ワタシはまったく北村薫の小説を読んだことがないのですが、いままで持っていたイメージとぜんぜん違うなあ。 男性作家で乳ガン手術を受ける独身女性の心の奥が描けるってスゴイ。

かくいうワタシは人間ドックの触診でまた引っかかって「再診を受けた方がいい」と言われ、外科を10ヶ月ぶりに受診。 ふ~む、そしたら反対側にまた違うしこりがあるといわれて…とりあえずマンモグラフィーと超音波検査を受けました。 新しい方は超音波でもクッキリ黒く写っているのが、検査を受けている間に見えました。 検査結果を聞きにいくまで、また憂鬱な時間だ…。 乳腺症や、腫瘍といっても良性の場合の方が多いんでしょうけれど。

乳ガンって、ほかの部分とはぜんぜん違うだなあ…と、その疑いを指摘されて初めて実感しました。 たとえば肝臓とか肺のように切除できない部分のガンを思えば、「いざとなれば切れるところなんだからいいじゃない」と理性ではわかります。 でも、見える部分を切りとるのは頭で考えているほど簡単に割り切れるものではないのだなあ…と、こういう立場になって初めて知りました。 独身女にとっては、ひときわ重いです…。 沢口靖子演じる主人公が、病院の中で子どもとお母さんの姿をみかけて、黙ってひとりで見ているシーンが胸に迫りました。 結婚も恋愛も今のところまったくご縁がなくて、今後ご縁がありそうな期待もまったくないけれど、たとえば乳ガンで切除してしまったら「ひょっとしたら、60で運命の人に出会うかも」と妄想することさえできないんですよね、たぶん。 こういう感覚は子どもがいる人と独身女性ではちょっと違うんだろうと思います。

12.8落ち葉

「ひとがた流し」をみたせいで、なんか深刻な内容になってしまいました…。 それほど気にしているわけではないですから、ご心配なく。 去年、はじめて「ナニカある」と言われたときの方がショックでした。 胸の検査にもすっかり慣れてしまって…いいのか悪いのか。

今日は友だちに誘われて、めったに見られないお寺の修復工事現場を間近でじっくり見学させてもらって楽しかったんですよ。 詳細はまた明日にでも。
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真実はひとつではない 有吉佐和子「悪女について」

最近、本屋さんでウロウロしても「これだ!」とピンとくる本がなくて、むか~しに読んだ有吉佐和子「悪女について」の文庫本を引っぱり出してみました。 学生時代に読んだと思っていたのですが本の奥付をみると、社会人になってすぐの頃に読んだみたい。 当時は「こんな小説もあるんだ」と衝撃を受けた記憶が。 ひさびさに再読してみると…やっぱりおもしろかった! 有吉佐和子は天性のストーリーテラーですねえ。 

かなり後ろ暗いことをして大金持ちにのしあがった女性が不審な死を遂げた。 その死の真相を探るべく、彼女と関わりのあった27人にインタビューしているという体裁をとっている小説で、27の章で構成されています。 それぞれがインタビューされている人の一人語りで、彼女がどういう人生を歩んで、何をしていたのか、その人が知る範囲でしか話しません。 どの証言もとても断片的なため、彼女の実態はハッキリわかりません。 最悪な女だという人もいれば、別れても愛し続けている男もいたり、あくまでも上品な人だと信じている友達もいます。 彼女はどういう人間だったのか? 小説としてのサスペンスたっぷりです。 でも、語られる女性の死が謎として提示されているのですが、ミステリではありません。

ひとりの人間についての真実はけっして一つではない。 立場によって、同じ人間でもまったく違って見えること…昔はそのことがとても心にズシンときました。 自分の視点だけで人を語ってはいけない、という小説の本筋とは関係ないことが一番心に残った記憶があります。 その後いろいろな本を読んだ経験からか、今回はそのことについて特に感じることはなかったのですが、有吉佐和子の語りのうまさと非常に演劇的な小説であることを再確認しました。 時代背景は少し古いのですが、いま読んでも小説としてはまったく古びていません。 有吉佐和子の小説で一番好きだった「紀ノ川」も、ひさびさに再読してみようかな。

12.6鳩の子

この鳩の子、わが家の庭から巣立ったみたいでした。 毎日地面をよちよち歩いていて、ちっとも飛ぶ気がなさそう。 「そんなことしてると猫かイタチに襲われちゃうよ」と声をかけても、のんびり歩いて草の陰に隠れる程度でした。 この数日みかけなくなったこの子。 元気に飛び立ってくれたのならいいけど…ちょっと心配。

こんなマイナーなブログにいつも遊びに来てくださっているTakakoさんがブログを始められました! 刺繍を趣味にしていらっしゃるので、これからステキな作品をいろいろみせていただけそうです。 おすすめの本「家守綺譚」についても熱く語ってられます。 興味のある方はぜひ!

忙中閑あり

はぁ~仕事ひとつ、なんとか片づけました。 「だいたいこのくらいの分量でお願いします。 詳細が決まったら連絡します」と11月初旬に電話してきたきり、連絡のないまま締切前日に。 いったいどうなってるの?と催促したら、「え、だいだいの分量でやってくださってるとばかり思ってました」だって。 慌てて送ってきた詳細(とっくに決まっていたみたい)をみたら、事前に言っていた「だいだいの分量」とまったく違う…予感的中だわ。 事前の連絡では、昔やった仕事を「3分の2に縮める」といっていたのに、実際には「1.5倍にのばす」ものが半数あった。 11月初旬の指示どおりにやっていたら、時間をかけて3分の2に削ったものを、もう一度手直しして長くするという、倍以上の時間と労力をかけて怒りでメラメラ(笑)になるところでした。 微調整なんてもんじゃないほどの誤差ですからねえ…どうなってるんでしょう?

ものすごく集中したら、あれ…月曜の朝一番にまにあっちゃった。 絶対に無理だと思ったのにな。 結局は気合いの問題なのかな。 昔の仕事が我ながらちゃんとしていたから助かったのかも。 昔、七転八倒しての産みの苦しみだったからこそ、いまのワタシは楽ができたんだなあ、と昔の自分に感謝。 そして、素直に謝って、約束の時間までに仕上げたワタシに感謝してくれた担当者のおかげかもね。 怒りすぎると仕事進まないし(笑)。 さて、ひとやま超えて、また明日の晩はたいへんなことになりそう。 たっぷり寝ておこう。

12.3菫 12.3山茶花

朝の冷たい雨がやんだ庭に出てみると、もうすっかり冬枯れ。 でもよく見ると、足元には秘やかにスミレが咲いていて、頭上の高いところに山茶花がヒヨドリに花びらをちぎられながらもパッチリ咲いていました。

仕事でピンチ!なんていってたわりに、実は母のお供で二科展に行ったり、NHKドラマ「ひとがた流し」もみてたりします。 「ひとがた流し」は期待してなかったけど、主人公がちょうど同じ年齢層+乳ガンというテーマだったので、すごく胸にズシンときました。 沢口靖子って、いつのまにかいい味だせる女優さんになってて「あれ?」という感じ。 40代半ば独身で乳ガンになる話しなんですけど、もうね、どんな気持ちになるかリアルにわかりすぎて…泣きました(もともと「お涙頂戴」の三文小説でも泣ける体質だけど)。 ひさびさに続きを見たいと思うドラマです。 ワタシもさっさと再診に行かなくては。

■Tさん、お返事が遅くなってすみません。 ブログ始められたんですね。 リンクはもちろん大歓迎です! ワタシものぞきに行きたいです。 アドレス教えていただけませんか? それと、さしつかえなければワタシの方からもリンクさせていただけませんか? 柊の花、ワタシなんて何年も自分の庭で咲いているのに気がつかずにいました(汗)。
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