積読本消化月間(7) S・プレスフィールド「炎の門」

古代ギリシア史に興味があるので、出版後すぐに購入して読み始めたのに、半分ほど読んで挫折した本です。 なんで読み通せなかったのかな…という以前とは別の興味から再び読んでみました。

7.29炎の門

表紙からして「男くささ」ムンムン(笑)。

「テルモピュライの戦い」は、マラソンの語源となった「マラトンの戦い」と並ぶギリシア対ペルシア大帝国の激戦です。 何年か前に「300(スリーハンドレッド)」というタイトルで映画化されました(みてませんが)。 紀元前480年、海岸線から中央ギリシアへ通じる隘路=テルモピュライで、攻め寄せる200万のペルシア帝国軍を迎え撃つスパルタ兵300名を中心とするギリシア連合軍。 7日間の壮絶な戦闘の末、やがてスパルタ兵は1名をのぞいて全員が玉砕する…。 死を決意して戦いへ赴き、レオニダス王とともに散ったスパルタ兵士たちの姿が、外国人でありながらスパルタに殉じた一人の青年の目を通して語られていきます。 スティーヴン・プレスフィールド「炎の門 小説テルモピュライの戦い」は古代ギリシアのスパルタを舞台にした長編歴史小説です。

600ページ近くを費やして、スパルタというギリシアの中でも特異なポリス(都市国家)に生きた人々の意識や生活を非常に細やかに描いています。 現代でも「スパルタ式」という表現が残っているくらいですから、一人前の戦士に育てるための訓練というか、戦士たちの普段の生活そのものが徹底的に厳しいんです。 訓練があまりに厳しくて、将来有望な男の子が次々に死んじゃうくらい。 現代人の感覚だと「なにもそこまでしなくても」と言いたくなることが多々あります。 とにかく、とても「濃い」です、全体に。 ものすごく男くさい世界について、きわめて詳細に書いてあります。 いぜん読んだときはそれにうんざりしちゃったのかも。 戦いに突入するまでの話が半分以上あって、それが少し冗長に感じました。

しかし、エンターテイメント重視の娯楽大作とは違い、歴史的な事実をきっちり調べた上で書かれているんだろうと思います。 歴史的事実を創作的な要素でうまく肉付けしてあって、最後まで読み通すと余韻を残す作品でした。 翻訳の文体も歴史を語る感じがよく出ていて、若い女性翻訳家なのにすばらしいです(前に途中で読むのが嫌になってしまった「アラビアの夜の種族」の文体とは大違い!)。  古代ギリシアに少しでも興味がある人なら、おもしろく読めると思います。

7.29露草

とてもひさしぶりに雨が降って、庭の緑が息を吹き返しました。 雨上がりの朝、露草の青が涼しげ。

大雷雨の一日

今日はお昼前からものすごい雷雨。 夜までたっぷり雨が降りました。 雨が降ったのは本当にひさしぶり。 おかげで水やりはしなくてよかったので助かりました。 でも、映画をみにいくつもりだったのに怖いほどの雷のせいで出そびれてしまいました。 せっかく昨日、下鴨神社に足つけに行くのを我慢して仕事を仕上げて、今日は羽を伸ばそうと思ったのに残念。 母の具合がすっきりしないし、ワタシ自身も連日の熱帯夜で寝不足だったから、結果的には家にいてよかったんですが。 だらだらと「炎の門」を読んで過ごしました。 連日37℃前後が続いていたから、今日は10日ぶりくらいに気温が下がってほっと一息です。

7.27山紫陽花

今頃になって山紫陽花(たぶん)が咲きました。 花が重くて地面についていたので支えの棒を横に立てたのですが、今日の雨でまた重くなって地面についているようでした。 昨日、写真を撮っておいてよかった。 毎夕5時に水浴びに来ていた若そうなヒヨドリは、今日の激しい雨を無事にやり過ごせたかな。 ツバメは恐ろしいほどの雷雨をものともせず、雨の中で集団で飛行訓練(?)をしていました。 渡り鳥は強いなあ。
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ヒヨドリの入浴シーン

暑中お見舞い申し上げます。 みなさん、暑さに負けず元気に過ごされてますか?

カンカン照りが続いているため、陽ざしが少し傾いた頃、群がってくる蚊と闘いながら庭の水やりと雑草ぬきをやるのが日課になっています。 今日もホースを引っぱってザーザー水撒きをしていたら、すぐそばの枝に若そうなヒヨドリが止まって、バサバサと全身の羽を逆立て始めました。 水浴びをしてきたみたいで、気持ちよさそうに何度も何度も羽をバサバサ。 ちょうど湯上りにバスタオルでごしごししているときみたいな感じ。 ヒヨドリはものすごく臆病なのに、至近距離にワタシがいることにまったく気づいていません。 せっかく気持ちよさそうにしているのを驚かせるのもかわいそうで、そっと立ち止って無駄に水をザーザー撒きながら(水音が止まるとビックリしそうだし)、飛び立つのを待つことに。

ところが、よっぽど気持ちよかったんでしょうねえ。 目の前にある、つくばいの水にまた浸って、羽をバサバサバサバサ。 普通なら一瞬水に浸かって終わり(ヒヨドリでもハトでも「烏の行水」)なのに、いつまでもつくばいの水から出てきません。 ヒヨドリにとって、つくばいはちょうどバスタブくらいの大きさ。 こう暑いと、ヒヨドリも水浴びをたっぷりしたくなるんですね。 うれしそうにバサバサしている姿がかわいい。 2回も入りなおしてから、ヒヨドリがようやく飛び立った後、つくばいの水に指先を浸してみたら、驚くほど暖かい! ヒヨドリにとっては、行水というより温泉って感じだったみたいです。

7.25鳥の巣

「暑い」「暑い」って言っても涼しくならないんだから、言わないでおこうと思うんですが、でも、暑すぎます! もうイヤッ、京都から逃げだしたい。 今日は37.7℃。 この1週間、ずっと猛暑日が続いています。 気持ちはすっかりだらんだらん、仕事も家事もやる気になれません。 なのに、急にストップしていた仕事がいきなり進展して、いきなり目の前に締切。 そして仕事の締切がきついときに限って、母が寝こんでしまいます。 夏風邪をひいたのに、毎日毎日猛暑の中を趣味のために西へ東へ走りまわって、ついにダウン。 発熱したのに「クーラーは嫌い」といって、ものすごく暑い部屋に寝ていて脱水症にならないかと心配で…。 日頃はやたら元気でも、80歳を超えているし、病気になるとあれこれ心配です。 で、昨夜は突然「気分が悪い」と言いだしたので、あわてて夜間救急へ連れていったり、消化によさそうな料理を作るのに炎天下におつかいに行ったり。 病気になると、わがまま大魔王になって「おかゆなら食べてあげる」とか言いだす母。 具合の悪くなった母をみて機嫌が極度に悪くなる父。 後期高齢者2人にはさまれて、ただでさえ暑くてイライラしているワタシはぐったりでございます。

今年の夏風邪はひどくこじれるようです(お隣さんも寝こんだそうです)。 みなさん、お気をつけくださいね。 
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気になる映画&イベント

火曜日は平熱に下がりました。 36.4℃ですって。 また「日本一暑い」を逃しました。 父はさぞや残念に思っていることでしょう。 連日、熱帯夜で寝苦しいため、昼間は眠くて眠くて困ります。 昨夜あまりにも暑くて冷房を入れて寝たら(1時間のタイマー設定なのに)、今日はしっかり喉が痛い。 もう、どうすればいいのよ!と、自分の白熊体質にキレそう。 居間のエアコンはちっとも冷えないと思ったら、フィルターの掃除を忘れていただけのこと(汗)。 フィルターをきれいにしたら、よく冷えるようになりました。

あまりの暑さでボーっとなって、記憶力に自信がなくなってきました。 以下は自分のための備忘録として。

■映画
地上5センチの恋心」@京都シネマ 7月26日~8月8日  ※キュートなフランス映画みたい
百万円と苦虫女」@京都シネマ 7月19日~上映中 ※就職活動中の姪もいることだし
ほかに気にはなっていたけど、「西の魔女が死んだ」は原作がいまひとつピンとこなかったし、「イースタン・プロミス」はかなり心ひかれたものの、残虐シーンはどうしても耐えられないので断念。

■イベント
下鴨神社の御手洗祭 7月24日(木)~27日(日) 5:30~22:30 ※こう暑いと水に足を浸したくなる
五条坂 陶器まつり 8月7日(木)~10日(日) 9:00~23:00 ※ずっと以前から一度行きたいと思っているのに、毎年すさまじい暑さに負けて行かずじまい。 今年こそ! でも、本気でほしいものがあったら困るな(笑)


7.21三時草

律儀に3時過ぎにならないと咲かない三時草。 小さな小さなピンクの花がぽつぽつ咲いては、赤い実になっていきます。 実がピンクペッパーに見えてしかたありません。
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地球が発熱?

「37.4℃あるのでお休みします」と誰かに断りをいれて、思う存分だらけていたい。 ほんとになにもできません、体温を超えると。 安静にしていた方がいい熱ですよね。 京都の今日の最高気温、全国第3位だったそうです。 父がニュースをみていて「どうせなら全国一暑い方が、他府県の人に『京都はこんなに暑いんですよ』と自慢できるのに」って残念がってました(おいおい)。 うちは後期高齢者世帯なので、エアコン設定温度が28℃なんですが(それ以上低くすると「寒すぎる」んだそうです)、今日の猛暑では涼しくなりませんでした。 暑いと思ったら、エアコンつけてるのに室温が30℃! 台所にはもちろんクーラーなんてないから、夕食を作っていたら、頭が痛くなってきて…ちょっと危ない感じがしました。 ワタシの部屋は夜中になっても32℃もあります。 エアコンをつけて寝るのは苦手なんだけど、エアコンなしでは絶対に眠れないなあ。 暑さに強い体になりたい。

7.20鬼灯 7.20青柿

蚊の群れに献血してあげてるみたいになるので、近ごろ庭に出るのがちょっとおっくう。 花が減ってジャングル状態になっていても、ワタシが眺めなくても、植物はそれぞれのペースで生きています。 鬼灯がいつのまにか淡く色づきかけているし、柿の実は少しずつ大きくなっています。

7.20石榴の木

石榴の木をふと見上げたら、まるで南国のような夏空。 このあたりも10年後には熱帯になるんじゃないかしら。

■takakoさん
カマキリの折り紙、かわいいですよね。 後ろ姿なので、誰もあまり気づいていませんでしたが、蟷螂山の裃姿のおじさま方はみなさん、身につけてられました。
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別世界に引きずりこまれる冒険小説 船戸与一「砂のクロニクル」

リンクさせてもらっている「とりほの日常」のとりほさんが読んでられた船戸与一「砂のクロニクル」。 自主的に手にとることが絶対になさそうな本なのですが、なんかすごくおもしろそうだったので買っちゃいました。 上下巻合わせて1000ページを超える長編なんですが、読み出したらやめられない止まらない(笑)。 ひさびさに一気読み。 おもしろい、といっていいのかどうか(すさまじいシーンの連続)…でも、船戸与一が構築したフィクションの世界にひきずりこまれてしまいました。

7.29砂のクロニクル

「砂のクロニクル」はイラン・イスラム革命後のイランを舞台に繰りひろげられる、ゲリラや武器商人、革命防衛隊の暗闘を描いた冒険小説です。 独立国家樹立をめざすクルド人ゲリラ、イラン革命から排除された左翼ゲリラ、非情な武器商人、純粋にイスラム革命を信じる革命防衛隊員、ホメイニを憎むイランのゾロアスター教徒…歴史に名を刻むことなく、砂の中に消えていく無名の人々の人生が複雑に絡みあい、やがてひとつの物語に集約されていく…。 山本周五郎賞受賞作です。

どの登場人物も、ふつうの日本人にとっては全く異質な世界に生きていて、理解不能な価値観に導かれて破滅へとまっしぐら。 誰ひとり、感情移入できる人がいません。 さらに、エンディングに救いがないし、次々に出てくる殺戮シーンのえぐさや、男性向けサービスと思われる男女絡みシーンなど、ワタシの好みでない点がてんこ盛り。 ストーリー展開も途中でなんとなく予感できる。 それなのに、読むのをやめられないんですよ。 はじめて船戸与一を読んだんですが、作家の力技にねじ伏せられて完敗、という感じです。 救いがない終わり方のはずが、最後を読んだら、自分も茫漠とした砂嵐の中に消えていってしまいそうで、なんともいえない余韻が残りました。 その余韻はけっしてイヤなものじゃなくて。 それだけ読んだら陳腐なものになりそうな最後の数行は、1100ページを読んだ末にたどり着くと、とてもよかったです(だから、読む前にそこだけ見ては絶対いけませんよ!)。 暑い夏の「もう何もしたくない!」という昼下がりに読むのがおすすめ。

7.19トンボ

ひきこまれた理由のひとつは、地の文章の良さにあるのかもしれません。 きわだって素晴らしい目立った表現があるのではなくて、でもしっかりとした情景描写が過不足なく挿入されているんです。 若い作家だと、自分のしゃれた表現に酔ったようなところがときどきあるんですが、そういう自意識過剰なところがいっさいありません。 ハードボイルド特有の鼻につくようなマッチョな、わざとらしいほど淡々とした感じもありません。 ハードな内容のわりに、表現がとても素直とでも言ったらいいのでしょうか…味がないようでいて、独特の味がある文章。 唯一気になったのは、ふつうは「~している」と書くべきところのほとんどを「~してる」「~してた」と書いていたこと。 ワタシが編集者なら、喧嘩してでも直してほしい(笑)。 ほかの表現はごくふつうだから、よけいに目障りでした。 なんで、こんな表現にこだわるんだろう? あ、それと「な、なにが」とか「あ、ああ」とか、会話の中でいろんな登場人物が頻繁にどもるのも妙な感じがしました。 とりほさんがこの本の感想に「かわいい」表現と書いてられましたが、確かに「ちょびっと」といった表現が暗いトーンの中でたびたび出てきて、それがなんとなくかわいいような(笑)。


数日前から庭でみかけたトンボは、ネットで調べてみたらオオシオカラトンボというらしい。 棒に止まっているところをパチリ。 繊細な羽が夏の光を受けて美しい。

やっとみた!祇園祭山鉾巡行

7月17日、35℃を超える猛暑に負けず、祇園祭の山鉾巡行をついにみてきました。 生まれも育ちも京都なんですよ、でも、いままで山鉾巡行を生でみたことなかったんです。 母が京都在住の友だちや知人に「今年、山鉾巡行をみてきた」といったら、「まだ生でみたことないから、来年は私も行かなくては!」と反響多数だったそうです。 地元の人間って、そんなもの。 行事も神社仏閣も、他府県の人のほうがずっとよく知ってらっしゃる(笑)。 いやしかし、間近でみた巡行はすてきでした!!

「山鉾巡行をみるなら新町通りがいいよ」と友だちから聞いていたので、新町御池を目指しました。 現地には1時間ほど前に到着。 新町御池で辻回し(鉾の方向転換)が行われるため、交差点付近はすでに人がいっぱいで、後ろの方にしか場所がありません。 だいたい、直射日光ギラギラのひなたで、待ちの1時間+巡行の2時間=3時間は耐えられそうもない。 80歳の母も一緒に来ているし。 結局、新町通りを少し南へ下がった東側、日陰で待つことに。

7.17祇園祭2

新町通りはとても狭いので、鉾や山が本当に目の前ぎりぎりのところを通っていきます。 ギイギイ軋みながら進む車輪だけでも大人の背丈以上あって、鉾の巨大さに圧倒されました。 ビルが建ち並ぶ大通りの四条通や河原町通、御池通とは違って、民家がまだぽつぽつ残っている新町通ではみている人と山鉾の距離が近くて「町衆のお祭り」という雰囲気がたっぷりで、楽しかった♪

7.17祇園祭3

それぞれの山や鉾を飾るタペストリーや刺繍、金具の細工もじっくり眺められました。 祇園祭の頃は雨が多いので鉾にビニールがかかっていることも多いんですが、今年はお天気がよくて細部まで堪能できました。 薄暗い宵山も情緒があっていいんですけど、明るいところで眺める懸装品(飾り)は図柄や実際の色合いがはっきりわかって、ぜんぜん違った印象です。 上の写真は鶏鉾の見送り(鉾の後ろの懸飾品)。 トロイ戦争を題材にした叙事詩「イーリアス」の一場面を描いたゴブラン織タペストリーで、16世紀にベルギーで作られたもののはずですが、国の重要文化財が傷まないように、いまは複製品をかけているのではないかと思います。 西洋化した現代の日本人がみると「ふーん」という程度の関心しか示さない人が多いですが、室町や江戸時代の日本人の目にはものすごく新鮮な異国情緒として映ったでしょうね。 鯉山にも同じようなタペストリーがあって、その渡来についてちゃんと勉強すると、もっとおもしろいんでしょうが…勉強してません。 古代ギリシアのトロイ戦争のはずなのに、描かれている装束が中世の騎士スタイルなのをみるだけでもおもしろいです(笑)。

7.17祇園祭4

山や鉾の飾りだけでなく、それぞれの祇園囃子を聞き比べたり、山鉾を引いている人の浴衣の柄を見比べたり(それぞれに意匠を凝らしていて、毎年デザインも変わるそうです)。 上は蟷螂山(とうろうやま)に付き添っていた裃姿の方の後ろ姿。 あ、幣の上の部分が折り紙でカマキリになってる! かわいい~。 蟷螂=カマキリの山に合わせて、こんな細かいところまで気を配っていて、いいなあ。

7.17祇園祭1

鉾の屋根の上に乗っている人は新町通で大活躍です。 鉾の屋根が電柱に電線に当たったり引っかからないように警戒。 道の幅いっぱいだから、少しでも右か左に寄るとたいへん。 衝突回避のために、鉾の屋根の上で踏ん張って電柱を蹴ることも。 それにしても、建物の2階か3階に相当するほど高いところで、手すりに腰かけて演奏している囃子方、怖くなんでしょうか(命綱つけてるんでしょうね?)。 軌道修正のためにときどき、鉾全体がガクンガクンと大きく揺れても演奏は途切れません。

7.17祇園祭5

鉾町に帰ったら、山や鉾はすぐに解体されます。 3時頃に四条烏丸を通りかかったら、長刀鉾が骨組みだけになってました。 釘を使わず縄だけで、あれだけの重量(11トン)を支えているのってすごい技術だなあ。 外からはけっして見えない縄の巻き方も美しいです。

最後に、新町通でみようという方へのアドバイス。
新町は道幅が狭くて、おまわりさんから厳密に見物客が一列しか立たないように指導されるし、どんどん人が来るので早めに場所を確保しないと、後から割りこみは絶対できません(そのおかげで、早めに着いたワタシたちはゆっくりみられました)。 また、日陰でも汗がだらだら流れるほど暑くて、山鉾がやってくる頃には太陽が真上になって影がなくなってしまい、水分補給をしなければ確実に熱中症になってしまいます。 現地に着くまでに水分は必ず入手しておきましょう。 道幅が狭いため、座ったりしゃがんだりして見物するのは禁止されています(鉾に足をひかれそうですから)。 待ち時間と合わせて3時間ずっと立っている体力がない人には、新町通はおすすめではありません。 あと日傘も巡行中は禁止でしたので、帽子をかぶっていったほうがいいですよ。
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やっと梅雨明け

もう10日以上前から「夏本番!」という蒸し暑さが続いていたのに、今頃になって関西にもやっと梅雨明け宣言がでました。 祇園祭はいつも梅雨の末期、湿度も不快指数も最高潮に高いときにあるものなので、高湿度に弱いワタシはお祭り見物にいく気になれなくて…大きな声ではいえませんが(笑)、実は山鉾巡行をみたことがないんですよ。 正確には幼稚園のころに伯母に連れられて、四条通のビルの中から巡行をみたはずなんですが、圧死しそうなほどの人ごみの記憶しかありません。 ひょっとしたら、それがトラウマになっているのかも。 しかし、京都生まれの人間が一度も、生で祇園祭の山鉾巡行をみないままというのはいかがなものか? 「また来年にでも」なんていってると、一生みないままになってしまいそうなので、明日はがんばって見物に行こうと思っています。

7.16ヤブカンゾウ
昨夜、NHKの「プロフェッショナル」で羽生vs森内の名人戦についてスペシャル番組をやってましたね。 たまにしかみないんですけど、昨日の放送はすごくよかったです。 将棋なんてさっぱりわからないんですが、小学生のころからずっと対局している二人のたたずまいに、鳥肌が立ちました。 ずっと同じ相手と真剣勝負で向き合って、お互いに手の内も性格も知り尽くしている。 そういう二人が小さな将棋盤を挟んで対峙している。 将棋対局なんて映像としては地味で面白みがなさそうなのに、二人の姿がとても美しかったです。 個性の違う二人がそれぞれのやり方で、将棋界という恐ろしいほど小さな世界に生きながら、人間としても成熟していることに感動しました。 天才・羽生を常に目の前にして生きてきた森内さん、いい感じに年を重ねてられるんだなあ。

ジャングルのように生い茂った庭の片隅で、夏の陽射しを浴びてヤブカンゾウが次々に咲いています。 花が一重なのは「ノカンゾウ」、八重は「ヤブカンゾウ」なんですね。 もにゃもにゃっとした複雑な八重咲きは、花の形としてはいまひとつだけど、オレンジの色に元気をもらえそう。
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ブログのような自然体が心地いい 武田百合子「富士日記(上)」

寝る前にちょびっとずつ読んだ武田百合子「富士日記(上)」。 読むのにずいぶん時間がかかりましたが、時間がかかったからといって、つまらなかったわけではありません。 ただワタシの集中力が落ちているだけ。 就職活動中の姪じゃないけど、これからどうなるのかなあ…なんて、とめどないことを考えていると、かえって何もまとまったことが手につきません。 考えたからといって、現状が変わるわけじゃなし、しょうがないことなんですけどね。

7.29富士日記

さて、「富士日記」ですが。 武田百合子の夫で作家である武田泰淳が富士山の麓に別荘を買ったことから、そこで過ごした時間を淡々と記した個人的な日記をそのまま活字化したものだそうです。 備忘録として、毎日の行動、買い物(物と値段まで詳細に書かれています)や三度三度の食事の記録、地元の人たちと交わした会話、周辺の植物や愛犬ポコのことが、ごく自然体で記されています。 昭和40年頃に車の運転が好きで、毎日のように買い物がてら、ひとりでもドライブしている武田百合子。 非常に行動的な女性だったんですね。 その反面、売れっ子作家の夫の日常に寄り添う、しなやかさもあって。 気取らない人柄がにじみ出ている、まったく飾らない文章に好感が持てました。

7.13雑草の花

出版されたときにすごく話題になって、ずっとずっと気になっていたんですが、お値段が文庫化されてもステキ(1冊1000円で、3冊で完結)だったので、なかなか手が出ずにいました。 寝る前にぴったりの、ゆるゆる感に包まれた本です(まだ上巻しか読んでいませんが)。 個人的には、写真家・武田花のお母さんとしての興味もあって、おもしろく読めました。 ただ、いまってブログが一般的になったから、自然体で身近なことを綴った文章にたくさん触れられるようになったから、「ものすごく新鮮!」ということはありませんでした。 ブログがない時代だったら、もっともっと興味深く読めただろうと思います。 もう少し早く読んでおきたかったなあ。


今日もあづい~とダラダラ過ごして(35℃だったとか)、夕方になってから明日締め切りの小さい仕事を慌てて片づけました。 あとは「篤姫」をみて、たいしてなにもせずに一日が終わり。 「篤姫」はほとんど起伏がないお話なのに、よくこれだけのドラマにしたなあと脚本家の手腕に感心し、そして将軍の妻になってからの着物の美しさに「ほほ~」と感心し、豪華な衣装を凛と着こなして若いながらも威厳を感じさせる佇まいに徐々に変わっていく主役の演技力にも感心してみています(最初は興味なかったのに)。

■takakoさん
いつも遊びに来てくださってありがとうございます。 Vistaって戸惑いますよね、画面構成がXPとはずいぶん違いますし。 ワタシもテカテカ液晶のPCは画面のまぶしさが気になって躊躇したんですが、NECのPCには自動輝度コントロール機能があって、実際に使ってみるとなかなかいい感じ。 周囲の明るさに反応して、画面がぐっと暗くなったりして、画面への映りこみも気になりませんよ。

あれこれ右往左往

12日は暑かったですねえ…むしむしして頭がボーッ、オーバーヒートで完全に機能停止してしまいました。 関西はまだ梅雨明け宣言でてませんが、すっかり夏ですよ。 街中は祇園祭が近づいて、夕方になるとコンチキチンのお囃子が流れています。 今年は宵々山から巡行まですべて平日だから、混み具合が少しはマシかも。 ちょっとはお祭り気分が味わえるかな。

Vistaの設定はいまだに続いています(ヘトヘト)。 でも一太郎2006はどうしてもインストールできず、「一度削除してから」なんて思ったら、PCにおまけで入っていた他のソフトの機能の一部まで削除してしまったようで、さらに凹みました。 PC相手の試行錯誤に疲れたので、不本意ながら一太郎2008を買うことに。 おまけの画像加工ソフトまで消してしまった上に、結局、また一太郎を買うことになって空しい…。 財布が空っぽ(グスン)。 それなのに、たいしておもしろくもなさそうな飲み会のお誘いが舞いこみ、どうしたものか。 断ると、しつこく電話をかけてきて誘われそうで憂鬱。 お義理の飲み会に1万円近くも使いたくないよぉ。
 
7.12ネジバナ

あとは姪っ子の相談相手になって珍しく長電話の連続で疲れてしまい、ブログを書く余力がありませんでした。 今春就職して親元を離れた真ん中の姪っ子は、仕事がきつくて体調を崩し気味だったので心配で。 あまり他人に愚痴を言うタイプではないから、かえってストレスがたまっているみたい。 こっちからあれこれ聞くことで、少しはストレスのガス抜きになったらいいんだけど。 そして、イタリア留学を途中で断念して帰国した上の姪っ子とは、就職活動についての話を聞いたりアドバイスをしたり。 まじめに勤めようという意志があることにホッとしました。 学歴があっちもこっちもすべて中途半端なのが、日本での就職ではすごく障害になりそうだけど、へこたれずに自分の道を自分の力で探して欲しいです。

暑い暑い日盛りに、捩花(ネジバナ)が螺旋状に咲いています。 今年は茎がしっかり太くて、ひときわ元気そう。 ゆるゆると巻いているのやら、キリキリッと花が回っているのもあって、それぞれにねじれ方が違っていておもしろいです。

最近、まったく進まない読書は、積ん読の山から引っぱりだしたアレクサンドロス大王関連の本を再読することにしました。 5分の4くらいまで読んだ形跡があるのですが、内容がまったく記憶になくて(汗)。
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Vistaと格闘中

新しいPCが届いたのですが、インターネットに接続しようとしても「?」とワタシが固まってしまうような画面が出るし(プロバイダに問い合わせて解決済み)、いままで愛用してきたソフトをインストールしようとしてもうまくいかないし(インストール中に反応がなくなってそれっきり…なぜ?)、画面表示や設定がXPとは違っていて、なかなか思うようにいきません。 ちなみに画像管理のソフトもいままでのが使えないと画像縮小ができなくて、このブログは古いPCから入力してます。 XPのときは「おお、ウィンドウズも使いやすくなったなあ」と感動したのに、XPから移行するのはなんか面倒くさいです。 ワタシがPCのことを全然わかっていないからなんでしょうが。 ADSLにつなぐだけでグッタリ。 それでもPC本体の性能が以前よりずっとよくなってネット接続時の反応も速くなったから、現状で十分。 光導入はやっぱり断ろうと決意しました。

PCって自分の思い通りにならないと、どうしてこうイライラするんでしょう。 昨日・今日のワタシはまさに「ウィルスバスター」のCM状態。 キーーーッ!を連発。 気分転換にお茶の復習をしてみました。 薄茶のお点前はだいぶ飲みこめてきて、以前のように自分にキレそうではなくなりました。 心静かにボウルに載せた孫の手を手にとって…(笑) 薄暗い和室でひっそり練習していたら、すぐ近くのつくばいに鳩のつがいが順番に水を飲みに来て、ついでに水浴びを始めて。 驚かさないように、しばらく練習の手を止めて、障子の陰からそっと観察。 今朝早く集中豪雨のような雷雨があったけれど、その間、鳥たちはどうやって雨をしのいでいたんだろう。


7.8泰山木

今年は泰山木に次々に花が咲きます。 真っ白な花はかなり大きいんですよ。 ハンドボールくらいかな。 苔むした老木で、最近何年も花をつけず、だんだん枝が枯れて折れたりしています。 父曰く「急にこんなに咲いて、ひょっとしたら枯れるんじゃないか」。 ワタシが生まれるより前から生えていた泰山木。 鳥たちがなぜだか大好きな木。 枯れないでね。
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プロバイダ乗り換えたくないのに

梅雨は明けたのかしらん? 早すぎない? このあたりは今年は降るときはまとまって降って、あとはカラッと晴れた日が多かったから、琵琶湖の水量は大丈夫なんだろうか、と少し心配になります。 それにしても毎日ムシムシ暑くて、すでに夏バテ気味。

暑さで頭がぼやんとしているのに、パソコンを買い換えないといけなくなって駅近くのパソコンショップまで遠征。 はぁ~っ、しんど。 パソコンは何がいいのか分からない上に、OCNフレッツ光に乗り換えろとすすめらられて、それがいいのか、実はなにか不具合があるのか、料金が安いのか高いのか、判断できずに頭ぐるぐる。 疲れ果てて目が回りそうになってしまいました。 OCNって一時ものすごくうるさく勧誘電話をしてきて、そのしつこさに心底腹が立ったから「OCNだけはするまい」と決意していたのに。 パソコンとプロバイダを抱き合わせで値引きするっていうのがイヤだ。 それに、プロバイダのメールアドレスを仕事に使っているから、アドレスを変えるのはとても困ります。 う~む、2万円割高になっても光乗り換えなしにしておくべきか、しかし世の中は「光」になりつつあるのだから、ここらあたりで思い切って換えるべきか…(でもOCNがイヤ~!)。 パソコンが得意じゃないから、こんなつまらないことで疲れて肩こりになりそう(泣)。 あの…いまさらな疑問ですが、光ってやっぱりいいんでしょうか?

7.4姫檜扇水仙

姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン)がいつのまにか勝手に増えて増えて、庭中にはびこってます。 ヤブランの次は、姫檜扇水仙を一部を残して、あとは花をつけていない株は片っ端から抜いてます。 ごめんよ。

■donauさん&拍手をくださったみなさん
励ましをありがとうございます。 これからも、きものを自然体で楽しんでいきたいです。
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きものが似合う?

先日、家で着てみた麻きもの+紺色の単衣帯でお稽古に行ってみました。 シミがポチポチあって少し気になっていたんですが、着てしまえばかえって気にならない…ような気がしたので(気のせい?)。 お稽古にきものを着ていくのは初めてどころか、きもの姿で外をウロウロするのは3回目くらい。 緊張しつつ先生にご挨拶したところ、きもの姿にすごく驚かれ、そして喜んでくださったようでした。 「意外にも」きものが似合っていることに驚かれた様子(笑)。 「vogelさん、よく似合うんだから、もっときものを着ればいいのに」といってもらったけど、秋冬ならまだしも梅雨や夏用のきものがあんまりないからなあ。

お稽古への行き帰りに、ご近所さんに3人も会って(ふだんはあまり会わないのに)「あら~、涼しそう! へぇ、きものがよく似合うのねえ」と妙に感心してもらいました。 かなり短いショートカットだし、ふだんの洋服はものすごくカジュアルでシンプルなものばかり(お稽古のとき以外は99%ジーンズ)。 女っぽさ皆無で、きものが似合うとは思えないのよね、ワタシって。 きものが似合う要素って何なんでしょうね? 不思議。 考えられるのは、長すぎる首(きものの襟元で緩和される)、短めの腕と脚、背丈の割に小さすぎる手足、幼児体型…女っぽさは、きものが似合う似合わないには関係ないみたいですね(笑)。 とにかく、会う人会う人みんなが「涼しそうでいいね」「似合ってるよ」と言ってくれたので、素直に嬉しくて気分よく過ごせました(単純)。 麻のきものに単衣の帯でもヘンじゃないみたいなので、この組み合わせで夏のちょこっとおでかけくらいに気楽に着てみたい。

7.3アガパンサス

みんなに「涼しそう」といわれましたが、実際は汗でぐっしょり。 汗っかきでなくてもこんな状態なのだから、汗っかきの人はどんなにたいへんでしょう。 今日は肌襦袢も裾よけも木綿の長襦袢も半えりも腰紐も補正のタオルも全部洗いました。 きものや帯・帯揚は一晩衣紋掛けにかけて汗を乾かして、帯締はベンジンで拭き、それぞれをきれいに畳んで…きものを着るってことは、着た後のお手入れや着る前の半えりの縫いつけなど、見えないところで非常に女っぽいことをするものだなあ、と改めて思い至りました。

今日は34℃近くもあったとか。 どんより曇っていて、蒸し焼き状態でした。 涼しげなアガパンサスが咲きそろいました。 でも、咲いてる本人(?)は意外に涼しくないのかもね。
Category: 日々の記録

麻のきもの解禁

最近は7月になったら麻のきものを着てもいいそうなので(昔は土用から立秋頃に着るものだったらしい)、箪笥の肥やしから引っぱりだしてみました。 わが家のきものや帯はとにかくどれも古いもので、帯が短すぎたり長すぎたりしてお太鼓に柄がうまく出なかったり、巻き付け方向が右巻き・左巻きいろいろあったり、きもののおはしょりを出すのに苦労したり、長襦袢と袖の長さが合わないこともたびたびあって、急に着ようとしてもうまくいかなんです。 事前練習が欠かせません。

7.1麻着物鬼灯 7.1麻着物鬼灯2

地色はほんの少し茶色に転んだような、淡い淡いピンク。 右の写真の方が実物に近いかな。 どんな帯を合わせたらいいのかわからなくて、2パターン着てみました。 麻のきものに単衣の帯はOKなのかどうか? 麻のきものに絽の半えりは許されるのか? 頭の中は疑問だらけだけど、ま、気にしないで着てしまおう。 右の帯を先に締めてみたんですが、母が珍しく「この間、紫陽花のきものに締めた納戸色の縞の帯が合うんじゃない?」とアドバイスしてくれたので、左のパターンもやってみました。 確かにおしゃれ着っぽくなりましたね。 麻のきものは浴衣代わりに気軽にも着られて、それなりの帯をすればほどほどのお出かけ着になるそうです。 下は木綿の長襦袢ですが、以前、紬の単衣と合わせてきたときほどはバリバリしなさそう。 近ごろは「夏の帯締はレース」と決まり事のように雑誌などに書いてありますが、いろいろ調べてみたところ、帯締に季節はないそうです。 でも、細めの方が涼しげに見えますね。

7.1鬼灯柄

アップでみると、こんな鬼灯の柄です。 鬼灯をところどころ黒で描いている感覚、やっぱり現代と違いますねえ。 若い頃の母のお気に入りのきものだったそうで、たびたび着ていたため、小さなシミがあちこちにあります。 でも、母はワタシが着たら喜んでました。

7.1庭梅の実

昨日は長袖のしっかりした木綿のセーターを着るほど涼しかったのに、今日は一転してかんかん照りで30℃。 気温のあまりの差にカラダがついていきません。 庭では庭梅に真っ赤な実がなりました。 この実は食べられるとネットの情報にありましたが、ホントかな?
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