良いお年をお迎えください

仕事の締め切りがようやく終わったと思ったら、大学時代の部活の監督さんが亡くなった連絡が入り、月曜日はお通夜へ。 お通夜の後はまた同学年で飲み会となって、立派なおっさん・おばさんたちが学生に戻ったみたいにワイワイ明るく飲みました。 みんなで喪服を着ているくせに、えらく明るくて、お店の人も周囲のお客さんもびっくりしただろうなあ。 数年前に先生が病に倒れられて以来、「お元気なうちに」と何度かOB戦をしたり、先生を囲む機会を作ってきていて、別れの覚悟ができていたからでしょう。 それにしても、近頃はお葬式でばかり集まるようになって…ちょっとやりきれません。 みんな、ずっと元気でいてほしい。 同級生を見送るのはイヤだから。

仕事やお通夜で時間をとられて、兄一家を迎える準備がまったくできていない! 大あわてで母と二人で昨日・今日と買い出しに行き、お煮しめと黒豆・きんとん・酢バスだけできました。 結局、大掃除も中途半端なままになってしまい…ああ、明日のお昼頃には、みんな来るのに。 今年は楽勝のはずだったのになあ、なぜ?? 明日の朝、もう一度買い物にいかないといけないし、もう年内の更新はできそうもありません。

今年一年、遊びに来てくださった皆さま、ありがとうございました。
ブログを通して、いろんな方と知り合えて楽しかったです。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
Category: 日々の記録

本棚にずっと置いておきたい こきかほる「染め草の散歩道」

恵文社一乗寺店でみかけて、どうしても買いたくなった「染め草の散歩道」という本。 ずいぶん前に読み終わったのに、なかなか感想が書けませんでした。 とっても気に入ったのに。
 
12.27染め草の散歩道

しみじみと人生の来し方を振り返りながら、植物を愛で、季節やその日の天候を味わい、家の近くを散歩してみつけた植物で草木染めを楽しむ…人生の秋を迎えた年齢と思われる著者が、平凡で静かな生活の営みを書いているだけなのですが、とても心が落ち着きます。 読んでいるワタシも微妙な年齢にさしかかっているから、よけいに共感できるのかもしれません。 この本を20代くらいで読んだら、あんまり心に響かないかも。 いわゆる「いい文章」を意識して書いているのではない、自然で素直な語り口が心地いいエッセイです。

著者の、こきかほるさんという方については、まったく知らないのですが、子どもの美術教室など美術の仕事に関わっておられたようで、本の作りがとてもステキです。 1見開きに植物1つを取りあげ、その植物の切り絵とエッセイで構成されていて、全部で100種類近くの植物が登場します。 各エッセイの最後には、その植物で著者が染めた2種類の色が紹介され、巻末にその色の名前と色見本がついています。 色の名前とその色をただ眺めているだけでもウキウキするワタシにとっては、かなり楽しい構成。 また季節の区切れめごとに、それぞれの植物についてごく短い紹介文も添えられています。 地味だけれど非常に凝ったつくりで、ずっと本棚に置いて、ときどき拾い読みしたい本です。 本屋さんの書棚の間を目的もなくうろうろしていて、こういう思いがけない本と出会えるとホントにうれしいです。 

12.27万両

我が家の庭はいま、あっちにもこっちにも万両の赤い実がいっぱいです。 鳥のフンで増えるのかな。

実はブログを書くより仕事をしなくてはいけないのですが…昨日も今日もなんとなく気が乗りません。 でもなあ、担当者を月曜日に休日出勤させるのだから、なにがなんでも日曜日中に仕上げなくては。

メリークリスマス

みなさんはどんなクリスマスを過ごされましたか? ワタシは毎年恒例の、友だちの家での女ばかりのパーティーへ。 食材やワイン、チーズ&生ハムを買いこみ、自分たちで適当に料理してワイワイおしゃべり。 食べたり飲んだりしながら8時間以上も、とりとめもないことをしゃべり続けて、1年のストレスをすべて発散してきました(笑)。 駆け出し時代に知り合った同業の友だちとパーティーをするようになってから、メンバーが欠けることもなく(仕事が多忙で来られたなかった勤め人を除き)、毎年集まっています。 それぞれにいろいろたいへんなことを抱えた日常だけれど、愚痴ばっかり言わずに笑って毎日を送りたいねえ…と、しみじみ。 無理に励まし合うのではなく、愚痴を聞いてもらうのでもなくて、でも人生について悩みについて将来について心を開いて語り合い、バカ話でお腹を抱えて一緒に笑える友だちがいることに深く感謝! 公私ともに支えてもらって、本当にありがとう。

ちなみに昨日のバカ話のテーマは「ブラ男」でした(笑)。 ブラジャーをする男性が増えているのだとか。 そんなのが流行ってるなんて仰天です。 素朴な疑問ですが、窮屈じゃないのか!? 形を整える必要がないのになぜ??

12.25刺繍オーナメント2

刺繍しっぱなしだったものを、23日になってようやくオーナメントに仕立てました。 オーナメントにするのは初めてなのに、適当に自分で考えてやったので第一作はボンドがはみ出たりしてたいへんでした。 ということで、上のオーナメントは自分の手元に残ったもの。

12.25刺繍オーナメント

友だちにひとつずつプレゼント。 好きな図柄を選んでもらいました。 おかんアートぢゃないつもりだけれど、ただの自己満足かも(汗)  あわてて写真を撮ったらから、下に敷いた布がなんだかすごい色になってますね。 実際はもっと落ち着いた赤なんですけど。 オーナメントの裏には下の布を貼りました。

上・下ともに Prairie Schooler「Santas & Snowmen」
布は Zweigart の Belfast 53

 映画「マルタのやさしい刺繍」

前々からみたかった映画「マルタのやさしい刺繍」がいよいよ今週で上映打ちきりになってしまう!と、あわてて京都シネマへ。 展覧会も映画もどうしてギリギリにならないと行けないんでしょう。 休日なのと打ち切り寸前で、意外にお客さんが入っていました。

晩年になって若かりし日の夢を実現させたおばあさんの物語が、緑豊かなスイスを舞台にのんびりとしたテンポで描かれ、見終わった後にはニッコリ幸せな気分になりました。 おばあさんたちがとてもチャーミングで楽しげで。 大事件などひとつも起きなくても、映画としては十分におもしろくて味わい深い。 田舎の村に住むおばあさんたちの悲喜こもごもを切り取った、小粒だけれどキラッと光る佳作でした。

スイスの田舎に住むマルタは80歳。 夫に先立たれて落ちこんでしまい、早くお迎えが来るのを待ち望む無為な日々を送っています。 ところが、友だちと一緒にベルンへ生地を買いに出かけて、かつての夢「パリにランジェリー・ショップを開く」を思い出し、夫が残した雑貨店をランジェリー・ショップに。 しかし、非常に封建的な村人たちからは「恥ずかしくないのか!」とキワモノ扱いされてしまい…それでも周囲の無理解をはねとばし、マルタは夢に向かって友だちと一緒に進んでいきます。

若かった頃のように、再び手縫いで美しいランジェリーを作ろうと夢中になって、どんどんかわいらしくなっていくマルタを見つめているだけで、観客であるワタシも幸せな気分になれました。 マルタと3人の友だちの友情物語としても、とてもさわやかな余韻が残りました。 べたべたと仲がいいわけではなく、ときには他の人と仲良くしているとひがんで喧嘩したり、「ついていけない」と突き放したり。 でも、結局は少しずつ知恵や力を出しあって、マルタの夢を応援していく過程が丁寧に描かれています。 歳をとったら、持つべきものは友だち! それにひきかえ、息子世代のなんと無理解なことか。 スイスの思いもかけないほど封建的で閉鎖的な一面にびびりました。 いや~、恐るべしスイスの田舎。

原題の「Die Herbstzeitlosen」はイヌサフランという花だそうです。 直訳すれば「秋に時しらずで咲く花」というニュアンス。 最後のシーンで、マルタが寝そべった草原に咲いていたピンクの花がそれだったのかな。 遅咲きのマルタの人生に重ね合わせた原題なんでしょうね。 邦題から刺繍シーンがたっぷり出るかと思ったら、さほどではなかったのですが、マルタが正装で着ていたエメンタール地方の民族衣装に目が釘付け。 美しい銀細工らしき装飾がもっとよく見たかったなあ。


12.23窓辺の灯り

数日前、ようやくシュヴィッポボーゲンを点灯。 温かで素朴な灯りを夜ごと、ぼんやり眺めています。 明日は朝早くから仕事。 新たな企画なので、ちょっと緊張。 うまくいきますように。 さて、そろそろ寝なくてはね。
Category: 映画

まつわりつく砂の不快感 安部公房「砂の女」

できる限り本を買うのを我慢しよう!と金欠な日々に誓ったので、積読本の山から安部公房「砂の女」を掘りだして読んでみました。 実は安部公房を読むのは初めてです。 集中力が落ちていて、薄い割には時間がかかりましたが、前衛的で難解というワタシの勝手な先入観を覆す読みやい本でした。

砂丘地帯に昆虫採集に出かけて、砂に飲みこまれそうな家に意味も分からないまま監禁されてしまう男の顛末を追った小説です。 と、こんなことは有名な小説ですから、誰でも知ってますよね。 家に住んでいる女も村人も、理由を告げることなく男に家に留まることを求めるという不条理を、男の一人称の視点だけで描いています。

悪夢のような状況が克明に描写され、なんとか外の世界へ逃れようとする男の焦りが、砂のザラザラとしたリアルな感触とともに読者に迫ってきます。 緊迫した展開で途中からは一気に読みました。 でも、世間一般の驚くほど高い評価にはあまり納得がいかない…。 たぶん、発表された当時はセンセーショナルだったと思うんですが、不条理やスリリングな展開はいまや巷にあふれていますから。 背表紙の紹介文に「ドキュメンタリーの手法で」とあったのも「?」。 乾いた文体という意味なんだろうか。 文章のキレはすごいと思いましたけど、いまのワタシにとってはインパクトを感じない作品でした。 それでも、砂のザラザラとしたリアルにイヤな感触は読後にさらに強まってきたような。 やはり名作なんでしょうね。

12.18スノードロップ

今日もお掃除デイ。 そこいら中のガラスを磨いて、居間のブラインドにくっついた長年の汚れを1枚1枚ぬぐっていたら、肩がこりこりになってしまいました。 中途半端なところで夕食の準備の時間になってしまって、キレイにしたところと汚れたところが遠目にもクッキリ。 ああ、明日も続きやらなくちゃいけないのかなあ…しんど。

さらに夜に、ようやく再就職したと思った真ん中の姪が仕事をクビになったと兄から電話があって、異様な疲労感に襲われました。 仕事に対するやる気のなさがありありだったのかも。 いい加減に大人になってくれ…。


■たくさんの励ましのブログ拍手をありがとうございます。 羊毛フェルトの男の子は無事に毛が生えて、子牛ちゃんとの記念撮影も終了。 ひさびさに触ったフォトショップにちょっと苦戦しましたが、年賀状の刷りだしが完了しました。 来年の元旦にお披露目しますね。

ちょこっとプレビュー

暖かくてヒマなのをいいことに、年末のお掃除を少しずつ着実にやっています。 レンジフードにお風呂場のタイル、カビとホコリにまみれていた脱衣場やトイレの換気扇もピッカピカになりました。 でも、まだまだ汚いところはいっぱいあるんですが。 その分、最近ブログはさぼりがち。 せっかくのぞきに来ていただいても更新がなくてゴメンナサイ。

12.15羊毛の男の子

掃除とご飯つくり以外に何をしているかといえば…1週間近く、こんな子に振り回されてます。 年賀状用に子牛を作ってみたのはいいけれど、1頭では寂しそう。 お友だちかお母さん牛でも、と思ったのですが、どうも牛をもう1頭作る気が起きなくて、うだうだ迷うこと数日。 やっぱり自分がいま一番作りたいものを作ろう!と決意して(おおげさ)、なんだか心がおもむくままに羊毛をぷすぷす刺していたら、男の子になりました。 で、ワタシはいったいこの男の子と子牛ちゃんで何がしたいんだ!? また迷うこと2日間。 早く作らなきゃ、年賀状に間に合わないのに。 ヘアスタイルも決まらず、大きすぎる手がやたらに何かを持ちたがっているようにも見えてきて…う、う~む。 毛糸をのせて「何色が似合うかな」なんて考えてしまって放置していたら、いつのまにか頭頂部に丸めた毛糸がのっていました。 「モヒカンにしたら」と母。 実は結構似合ってました(笑)。 でも、お正月なので、もう少し優等生の田舎の子になる予定です。

プチひきこもり

世間で吹き荒れる不景気の風が及んできたらしく、仕事が異様にヒマになりました。 忙しいときは「ヒマになったら、あれしよう、これしたい」といろいろ思っているのに、いざヒマになるとボーッ。 レンジ周りをちょこっと掃除して、ご飯作って後片付けして…あれ、もう一日が終わっちゃった。 あとは、クリスマスモチーフの刺繍をほんの少しチクチク。 さて刺せたはいいけど、ちゃんとオーナメントに作り上げるのだろうか、ワタシは。 夜はテレビドラマ「風のガーデン」を見ながら、先日、羊毛で牛を作ろうとしてできてしまった謎の四つ足動物を手直し。 なんとか羊に生まれ変わらせました。 年賀状用の牛は、子牛1頭じゃ寂しそうだし、お母さんも作るべきかなあ…なんて考えただけで手は動きません。 もうそろそろ年賀状書きをしなくてはいけない時期なのに、まだうだうだ考えてます。

ネットショップを開こうとしている友だちに助っ人を頼まれたのに、それも放置したまま。 でも、軽く「よさそうなキャッチコピー考えてよ」なんて言われると、なんか違和感があって。 素人が楽しみでやるようなショップなら別に何も感じないけど、お金を儲けようとしてやる以上は、友だちだからといってプロをただ働きさせようという魂胆がイヤ…と、最初にはっきり説明できなかった自分にちょっと嫌気がさしてます。 お金の問題じゃないんです、とっても軽い言い方がイヤだっただけ。 不器用なワタシがどれほど苦労して、脳みそを振り絞るようにして書いているかなんてことは、誰にも分からないことなんですけどね。 ものすごく簡単そうに見えるんだろうな、ワタシの仕事って。

12.11クチナシの実

ニュースでも派遣労働者が突然解雇されたとか、人が殺されたとか、暗い話題満載ですねえ。 総理はこの不景気なときに何がおもしろいのかいつもニヤついた顔をしてて、さらに無策な2兆円ばらまきにムカムカ。 そんな中、ノーベル賞の授賞式の映像だけが救いです。 益川さんの笑顔と落ち着いた奥さんの佇まい、いいなあ。
Category: 日々の記録

殺人のないミステリー 長岡弘樹「傍聞き」

ひさびさにミステリーを読みました。 日本推理作家協会賞短編部門の受賞作を収録した長岡弘樹「傍聞き(かたえぎき)」です。 なぜか父が貸してくれました。 書評に載っていたんだとか。 「あっというまに読めるよ」という言葉通り、遅読のワタシも一瞬で読めました。

12.10傍聞き

殺人事件のない短編ミステリばかり4編が収められています。 血なまぐさい事件が起きなくてもミステリーが成り立つこと、そしてそれぞれに趣向を凝らした謎解きが結末に用意されているのは、さすがにプロが選ぶ賞に輝いただけのことはあります。 ただ、どれもややあっさりしすぎていて、ちょっと物足りない感じが残りました。 「この人がポイントだな」とか、謎の本質はわからないながらも、途中で伏線が見えてしまってカタルシスが味わえませんでした。 悪くないんだけどなあ…もうほんの少し情緒がプラスされたら、もっともっと深みが出るかも。 著者はあえて情緒を排して淡々と書いたようでもありますが。 今度ゆっくり時間があるときに、重厚な長編ミステリーの世界にどっぷり浸かりたいなあ。


12.10ヘビイチゴ

今日は朝から夕方まで、ひたすら庭掃除。 桜も紅葉も石榴も完全に落葉したので、すみからすみまで落ち葉を掃き集め、さらに手で拾いまくりました。 おかげで手は傷だらけで爪の中まで真っ黒、そしてガシガシでアカギレ寸前。 作業をしにくいから手袋をして庭仕事をしないんですが、冬はやっぱりしないとダメですね。 庭だけはお正月の用意万端整いました。 早過ぎ?

■takakoさん
いつも拍手をありがとうございます。 今年はほんとうに紫が流行っていますね。 紫が好きな方ならワクワクするでしょうね、いまの品揃えは。 ワタシもシーズン前に紫のキルティングのコートを買ってしまいました。 「年賀状は羊毛で牛」のリクエストにお応えすべく、なんとか1体できました。 いっぱいいたらかわいいだろうなと思ったんですが、リアルに作ったら、やたら時間がかかってしまって1体で力尽きてしまいました(汗)。 どんな風に写真に撮ろうかな。

京都の知られざるパワースポット 河合俊雄・鎌田東二「京都『癒しの道』案内」

ここのところ急に寒くなって、朝、ぬくぬくした布団から出たくなくて困ります。 夜更かしでぐだぐだしてないで、さっさと寝れば、もう少し目覚めがいいのかな。 夜更かしというより不眠気味…これって更年期?? 先日、婦人科で再チェックを受けたとき、「そろそろ体調が不調になってくる年齢だけれど、あまり気にせず過ごすように」と女医さんから言われました。 やっぱり、そういうお年頃なんだなあ、ワタシ。

近頃、集中力がなくて読書はさっぱり。 そのうえ、本屋さん通いは自主規制中なので、自分の興味とは関係なく、家にある本をパラパラめくるだけ←よけいに読む気が失せるのかも。

12.8京都癒しの道

人の心を癒す磁場を持った場所…狸谷山不動院、釘抜地蔵、赤山禅院、御蔭神社、六道の辻、伏見稲荷大社をめぐって、心理学者と宗教学者の2人の著者がそれぞれのやり方でアプローチしています。 観光とは違った視点で京都を眺めてみたい人なら楽しめそう。 

この本は父が近所の山を散歩していてもらってきました。 著者に出会ったそうです(この本を最後まで読めば、どちらの方と会ったか分かります)。 「癒し」という言葉があまり好きでないので、ぜんぜん興味をひかれなかったのですが、拾い読みした母が「この本、おもしろいよ」というので読むことに。 それなりにおもしろかったのですが、心理学という学問に対して懐疑的なワタシの感想はというと(心理学を信じている方、ごめんなさい!)、エッセイではないのにちょっと主観的すぎる気がしました。 一方、歴史に基づいて、その場所を解説している部分には共感することができました。 それはワタシが歴史を専攻した人間だからなんだろうか…。 霊感やスピリチュアル系にはまったく鈍感なタイプなんですが、それほどのワタシでさえも、六道の辻だけは確かに何か特別な気配を感じます。 六道の辻にある3つのお寺は、以前から気になっているのですが、どこも行ったことがありません。 無意識に行くことを避けてるような。 昔の人たちが異界とつながっていると感じた、と聞いているからなのか、本当にそういう「場所の力」があるのかは、京都で生まれ育ったワタシには判然としないのですけれど。 思い切って、一度行ってみようかな。

12.8叡山菫

冬本番の淡い陽射しの中で、母が友だちからもらった叡山スミレが咲いていました。 はかなげに見えるけれど、かなり繁殖力の強い品種らしいので、地植えはしない方がいいのかも。

今日はおつかいのついでに竹ぼうきを買ってきて、先日の雨で一気に散ったカエデとザクロの落ち葉掃き。 1時間半ほど無心で庭仕事に励みました。 落ち葉掃きって、なにも生みださない作業だけれど、不思議に心が落ち着きます。 45リットルのゴミ袋いっぱいの落ち葉を集めました。 晩ご飯は鰯のつみれ汁。 昔は大嫌いなメニューでした。 まさか自分がこんな料理を自主的に作るようになるとは、子どもの頃は思いもしませんでした。 味覚って年齢で変わるんですねえ。

モーッたいへん!

昨日は重い腰を上げて羊毛屋さんにフェルトの材料を仕入れに行ったら、その向かいにある問屋さんの手芸材料迷宮に迷いこんで、たっぷりウロウロ。 ちりめんの端布やかわいいカットクロスまで買いこんでしまい、帰りにデパートに寄って腕時計の電池を入れ替えてもらう間に、ついふらふらとスカートまで買ってしまった。 緊縮財政なのに。 売り子のおねえさんがすごく接客上手で、よく気がつく人だったから気持ちよく買い物ができたし、珍しくぴったりのサイズだったから、後悔はないです。 けど、懐具合はますますひっ迫。 しばらく本を買うのをなるべく我慢しよう、といちおう決意してみる。

今日は買ってきた羊毛で、一日ウシにかかりっきり。 ウシって、思っている以上にむずかしいですねえ。 実は1週間以上前にウシに挑戦したら、謎の四つ足動物を生み出してしまって。 ずっと以前は、何気なしにこんな風にサクサクッと作れたんだけどなあ…なぜ?←この子を使っちゃおうかとも思ったんだけど、なにか新たな試みをしたくなったんです。 でも、作っているうちに、またなんだか思っていたものと違ってきてしまって、発想倒れ、あるいは時間切れで終わりそう(汗)。

羊毛を使っての年賀状は、いいアイディアが浮かばなくて、手元にはスイスで撮った牛の画像がいっぱいあるので、それを使っちゃおうかと思っていたんです。 でも、叔母に「来年の年賀状も絶対に羊毛で作ってね!」と熱くリクエストされてしまって。 手抜きしようと思ったのに、とほほ。

12.6ウシシ

ボツ写真の中から一枚。 横目がすごく人間っぽくて気持ち悪いよ。 えっと、牛って雄だけに角があるんでしたっけ?
Category: 日々の記録

ひさしぶりに着付け自主トレ

お茶のおけいこに麻のきものを2回着たのを最後に、しばらく仕事が忙しかったこともあってきものを着ませんでした。 着たいなあ…と思ってはいたんだけど。 きものは心にゆとりがないと着られない。 着る気満々なときはまとうだけでワクワクするのに、心身が疲れていると、きものと帯・帯締・帯揚のコーディネイトを考えることさえおっくうで。 柄×柄でもいいし、洋服ではあり得ない色合わせでもよかったりする「きもの感覚」が体内にないからかな。

世の中は「師走」を迎えてしまったけれど、ワタシは「師」ではないので、昨日は友だちとカフェをハシゴしておしゃべり三昧、今日はのんびりきものデイ(やるべきことは山積みなんですけどね)。 箪笥や保留缶をひっかきまわして、あーでもない、こーでもないと手持ちのきものと帯をひっぱりだして新たなコーディネイトをみつけようと思案しました。

12.3銘仙着物

今日の気分は、母が学校の授業で縫った戦前の銘仙。 掟破りに袖丈が長いのをカバーするため、白い帯にして地味めにみました。 この白い名古屋帯、母が20年くらい前に買ったものだそうですが、なかなか重宝です。 正倉院文様みたいな柄のため、花のように季節を限定されることがありませんし。 前の柄が真ん中に来すぎかな(汗)。 母もこのきものを着ているワタシに見慣れたのか(初めて見たときはギョッとしてましたが)、「その組み合わせなら表を歩いても大丈夫でしょ」と言ってくれました。 ものすごくひさしぶりだったのでちゃんと着られるか心配でしたが、意外にも衿元はいつもよりうまくいきました。 理想的な裾すぼまりにはなっていませんが、カチッとした着付けが特にいいとも思わないので満足。 時間を気にしないでのんびり着付けしたことで、着ている間の気分もグッド。 夕食のしたくを始めるまで着ていました。 着付けの本を参考に、肌襦袢の紐1本を減らしただけで着心地がよくなりました。 着付けについては、まだまだ研究の余地がありそう。


12.3ハキダメギク

この雑草はなんというのか、ズーッと気になっていました。 今日、ネットで調べてようやく分かりました。 「掃溜菊(はきだめぎく)」ですって。 なんだか気の毒な名前です。 ものすごく小さな花だけれど、よくよく見るとパチッとしていてカワイイのに。

■takakoさん
「老い」は現代のテーマなんでしょうね。 「神も仏もありませぬ」は特にそれをクローズアップしているわけではなくて、佐野洋子の身辺雑記なんですが、「老い」に触れた部分がすごかったです。 ワタシが「老い」を感じる年齢にさしかかっているから、よけいに切実に胸に迫ったのかもしれません。
Category: 日々の記録

老いをみつめる眼差しにひるむ 佐野洋子「神も仏もありませぬ」

中島敦の短編集はおもしろくないわけではないのに、読み始めると眠くなってしまって、さっぱり進みません。 その間に、たまたま本屋さんでみつけた佐野洋子の新しい文庫本「神も仏もありませぬ」を一気読み。 ああ、なんてすごいんだ、佐野洋子は!

12.1神も仏も

一番最近読んだ「覚えていない」がいまひとつパンチに欠けているように感じて釈然としなかったのですが、この本はひさびさにすごいエッセイを読んじゃったなあ、とノックダウンされました。 老いや生きることについて、真正面から佐野洋子の流儀で書いてあって、その真実をえぐる言葉の鋭さと、誰にもまねができない佐野洋子の視点に、ただひたすら「恐れ入りました」とひれ伏す気持ちで読みました。 以前のように長々と続くクセのある文体ではなく、かなり普通の書き方になって、エッセイストとしてはさらにスケールアップした感じです(←やたらエラソーですね、ワタシ)。 呆けて「自分は4歳」というお母さんを前にして考えた歳をとるということ、最期を目前にしても静かな愛猫の姿にひるんだこと、「ふるさと」というものへの複雑な想い(戦前の中国生まれだから)…真実をつく言葉に何度もウルッときました。 病院の待合室で読まなくてよかった。 といっても佐野洋子ですからね、フツーのお涙頂戴的なノリとは全然違うんですよ。 ケロッとすごいことを書ける佐野洋子って、やっぱり天才エッセイストだ。

老いや死についての冒頭部分が強烈だったのですが、佐野洋子ですから別に重いわけではないし、ほとんどは周囲の友だちとの日常を慈しむスタンスですから、怖がらずに佐野洋子を知らない人もぜひ読んでみてください。

12.1ちくま文庫しおり

本にはさまっていたしおり。 ちくま文庫のキャラクター? なんだか、らしくなくてカワイイ。 母は「カバ」と言って譲りませんが(笑)。

12.1山茶花

今年はウチでも山茶花(さざんか)がいっぱい咲いています。 
Category: 佐野洋子