夢へと背中を押してくれる 「k.m.p.のおせっかいなおこづかい帖」

本だらけの部屋を眺めて、なるべく本を買わないように我慢していたんですが、ついk.m.p.のホームページの通販をのぞいていて買ってしまいました。 いまさらながら感もありますが、k.m.p.デビュー作「エジプトがすきだから。」と、実用性のある「k.m.p.のおせっかいなおこづかい帖」、そしてオリジナルグッズのk.m.p.箋(レポート用紙)。

5.29おこづかい帖

実は「おせっかいなおこづかい帖」は2冊買って、姪たちにあげようかと考えていたんですが、k.m.p.のホームページ10周年記念で特別に書いてもらったサインがあんまりかわいくて、思わず自分のものにしてしまいました。 もう1冊は友だちにプレゼント。

5.29おこづかい帖3

1ページ目(右側)には「ほんとうに自分のために、お金をつかってますか~?」とひと言。 このおこづかい帖が楽しいのは、単にお金を節約する目的で書くのではなくて、1年後の自分がどうなっていたいかを宣言し(このおこづかい帖に書く)、それに向かって自分が前進できているか、自分の目標のために有効にお金が使えているかを考えようと語りかけてくれるから。

5.29おこづかい帖2

中身をチラッとご紹介。 ます、毎月「やるコト。やりたいコト。やんなきゃいけないコト。」リストを書き、何に使ったかを書くおこづかい帖ページがあります。 そこにも、ちょこちょことイラストが添えてあって、挫折しそうな気持ちを励ましてくれます。 毎月の終わりに「やったことランキング」「わたしのお金ランキング」、そしてやれなかったコトの欄もあって、1ヶ月の自分を振り返ることに。 特にお金ランキングには、「こーなる」ためにつかえたお金No.1、やめときゃよかったNo.1もあるんですよ。 途中には読み物のページもはさまっています。 1年後の夢に向かって、まだ1ヶ月目。 さて、最後まで続くかしら?

5.30キョウカノコ

体調もようやく元に戻りました。 昨日はまだあまり出歩きたくなくて、ひと仕事かたづけて庭仕事三昧。 蚊よけスプレーをして日焼け止めをたっぷり塗りこみ、長袖長ズボンにゴム手袋で完全防備。 これだけすれば藪の中に落ちている常緑樹の落ち葉を手でかき集めることもできるし、病気が出ていそうな葉っぱを剪定したりもできて、指先が真っ黒にならなくてグッド。 いつも手袋するのが面倒で素手で草ひきしてしまうんですが、いくら手を洗っても落ちないほど指先が真っ黒になるし、すごく手荒れしてしまう。 大人の女性なら、ちゃんといつも手袋ぐらいしろよ、ワタシ(反省)。 写真は京鹿子。 緑生い茂る中で光るような花の色も、葉っぱの明るい緑も形も大好き。

■連日、いろんな記事に拍手をありがとうございます! 
Category: k.m.p.

不思議な読後感 山本兼一「利休にたずねよ」

直木賞発表後すぐに本を買ったのに、今頃になって読んだ山本兼一「利休にたずねよ」。 以前にも書いたように、先にすごく楽しみにして読んだ母の感想が低調だったため、読む気力がしぼんでしまって、ようやく今頃です。

5.29利休にたずねよ

利休はなぜ切腹させられたのか。 切腹の日から時をさかのぼりつつ、秀吉や利休本人、歴史に名を残す武将、師や弟子などそのときそのときに利休に関わったさまざまな人物の目を通して利休の姿が語られていきます。 やがて、何よりも大切にしている緑釉の香合に秘められた、利休19歳の美の原点となった事件が明らかに…。

とても凝った構成の小説です。 時系列は逆順だし、細かい章ごとに視点となる人物がころころ変わるし、こんな風に複雑な構成で、よく破綻もなく書けたものだと驚きつつも、なんだかテンションは盛りあがらず。 テクニックには感心してるけど、物語には感動してない、といえばいいのでしょうか。 お茶室の雰囲気や茶の湯の趣はとてもよく伝わってきて、美についての表現も大げさすぎず静かで、いい感じです。 母が「あんたは焼物とか漆器とか伝統工芸が好きだから、楽しめると思うよ」と言っていたとおり、そういうところは興味深く読めました。 ただ、あまりにも構成や文章を練りすぎて、読者に迫ってくる熱気が抜けてしまったのかも。 知的な長編小説の割には、読んだ後のカタルシスがないんですよ。 利休の胸のうちにたぎっていた(と小説中でも書かれている)、まわりのすべてを冷酷なまでに切り捨てでも「絶対的な美」へと傾倒していく衝動は、残念ながらまったく伝わってきませんでした。

5.29ヘビイチゴ

ワタシは利休よりも秀吉の気持ちの方がずっと共感できました。 秀吉にしたら、常に慇懃無礼なオブラートに包んだようにして侮辱されているように感じられただろうなと。 この小説では秀吉が俗物根性を持ちつつも、茶人としてもひとかどの人物であったように描かれていて、その点はとても好感が持てました。 秀吉を一方的に断罪しているわけではないんですよね。 この著者は利休を聖人としてあがめ奉ることなく、フェアに書こうと非常に考えたんだろうと思います。 本場の京都に在住していて、ある意味、よくこの小説が書けたなあ…京都なんてお茶についてうっかり素人が語ったら、その瞬間から地雷原だもんなあ…とまた本筋と関係ないところで感心。 細かく章立てされた中で、読後に一番印象が強く残っているのは楽茶碗の誕生のところ。 もう一度(一度だけ非常に価値のある楽茶碗を持たせていただいたことがあって)、楽茶碗でおいしい抹茶をいただきたくなりました。

読んだ後の素直な感想は、母とまったく同じでした。 「やっぱり茶道って嫌だなあ」って(笑)。 特に最後に出てくる利休の師匠がもうイヤ! 利休と師匠の会話がもう最悪。 お茶って、茶人が思っているほど崇高なものなんですかね?(ハイ、地雷踏みましたね、ワタシは) お茶をやめて良かったわ、ホントに。 この本に関しては、たぶん、読む人ごとに感想は千差万別なんじゃないでしょうか。 ひょっとするとラストに感動して泣ける人もいるかもしれませんし(信じられないけど)、ワタシのようにひんやりした心持ちになる人もいるでしょう。

お茶がなんたるかを知りたい人、工芸品や数寄屋造りに関心がある人が読むと興味深いと思います。 損はしません。 ただ美術にまつわる小説が大好きなワタシにとっては、なにか根本的なところでの著者の冷静さが物足りなくて、なおかつ「オチがそれかよ」と肩すかしを食ったような気になりました。

短くまとめようと思ったのに、ものすごく長くなってしまった…いつも、くどくてスミマセン(仕事のときもくどいワタシ)。

発熱にゾクッ

仕事で早朝から出かけた月曜日、寝不足だったからか、車酔いしたことがないワタシが昼食後に突然吐き気におそわれ、その状態のまま仕事先へ行かなくてはいけなくなって…ひょっとして新型インフルエンザだったら、仕事先にかけてしまうだろう迷惑の大きさを想像しただけで内心ゾ~ッ。 訪問先は客商売ですから。 同行した担当者さんは冷静に「人混みを避けて生活していたvogelさんだから大丈夫ですよ」と言ってくれて、フラフラしながらもいつも通り立ちっぱなしで仕事をこなしました。 途中で気分悪くなって吐いたらどうしようとドキドキしながらの2時間半でしたが、何事もなく終了してホッとしました。 でも、帰路の車の中で悪寒が…。 9時頃に帰宅してすぐに熱を測ったら、37.7℃(冷や汗)。 ああ、どうしようどうしよう、とオロオロしつつ、先日保健所から各戸に配られたお知らせを引っぱり出し、おそるおそる発熱相談窓口へ電話しました。 「新型インフルエンザの可能性はほとんどありません。 他の原因での発熱でしょうから、しばらく家で休んで経過をみてください。 それでも症状がひどくなれば、近所の病院へ行ってください」と言ってもらって、ようやく人心地つきました。

5.27ドクダミ

とはいえ、翌日は一日熱が下がらず、食欲がまったくなくて30時間以上絶食。 どうも月曜日の昼食に食べたうどんの油揚げが悪かったみたい。 なんともしけた食堂だったんで、生ものは避けたんですが。 一緒に食べたカメラマンも「なんか、あの店、やばくない?」と言ってました(彼は別のうどんを食べた)。 今日は熱が下がり、夕食でようやく固形物を食べられて、生き返った気分です。 仕事の締切は明日なんですが、低血糖でしょうか、頭が全然動かず、まったく仕事が進みません(泣)。 明日の午前中に集中してがんばろっと。

同行した担当者さんに顛末を報告したところ、あちらはあちらで珍しく現場で真っ青になってフラフラしているワタシをみて「自分がキャリアで、そこいら中の人にうつしているんじゃないか」とすごく心配になったそうです(彼は大阪人)。 仕事をしていると、相手に多大な迷惑をかける可能性があって、とてもじゃありませんが「新型インフルエンザなんてたいしたことない」なんて平然としていられません。 大阪や神戸の人はどれほど気を遣ってられるか、今回のことでよーくわかりました。

それなのに、悪寒にふるえながら乗った帰りの地下鉄で、マスク姿のワタシに「そんなもんしても防げないらしいよ。 みんな神経質だねえ。 僕は平気だ」と、さもバカにしたように話しかけてきたおじさん。 マスク外して「ワタシはいま悪寒にふるえているんです」と、おじさんの顔に唾を飛ばしながら言ってやりたくなった。
Category: 日々の記録

おもしろさを左右するのは

日曜の夜は大河ドラマをみるのが子供の頃からの決まり。 去年の「篤姫」をのぞいて、近頃の大河ドラマはつまらない。 今年の「天地人」もなんかメリハリなくて「台詞が陳腐で薄っぺらいなあ」と言いながら、親につきあってだいたいみています。 役者さんの演技以前に、脚本や演出がダメなんじゃないか? たとえば主人公とほかの家臣たちの結びつきの強さがまったく伝わってこないし、殿と主人公の深い絆も全然わからん。 現代的な味付けがしたいなら、体育会風の群像劇みたいにでも、もう少し人と人の絆を描けないんだろうか? あれほど地味で堪え忍ぶばかりだったはずの「篤姫」でさえも、脚本でまったく違った魅力が出たのに。 とはいっても、いままで認識できていなかった謙信亡き後の上杉家のことが頭に入るから、適当にみつづけるんだろうけれど。

「天地人」に合わせて、どこかで兜の展覧会を企画しないかと期待したけど、ありませんねえ。 以前、展覧会でみたウサギの耳型や鯖のしっぽ型の兜のような、ブフフと笑えるデザインのものを一堂に集めて欲しかったのになあ。

5.24透かし百合

明日は5時起きで大阪経由で賢島へ。 そろそろ寝なくちゃいけませんね。
Category: 日々の記録

新型インフルエンザ

いよいよ京都でも感染者が出ました。 神戸や大阪北部であれほどはやっていて、京都だけいままで発症例がなかった方が不思議なくらいです。 そこいらじゅうにウィルスはウヨウヨしているんだろうな。 感染者が1人で済むはずもなし。 「弱毒性だから、たいしたことない」という風潮に傾いていますが、ウィルスが強毒性に変化する可能性なしではないのに、無防備すぎるのはどうなんだろうかと疑問です。 感染力がすごく強そうなのも不気味。 通勤の満員電車に毎日乗らなくてはいけない人は駅や車中ではマスクしたり、職場に着いたらまず手を消毒するぐらいはした方がいいんじゃないの?

ウチの親は「年寄りは免疫があって新型にはかからないらしい」と妙にのんきです。 でも、高齢者と一緒に暮らしているワタシとしては、自分がウィルスを家に持ち帰るのが心配。 免疫系はあんまり自信ないので。 やっぱり「不要不急の外出」は避けた方がいいように思えて、結局みたかった映画「ホルステンさんのはじめての冒険」も「ミルク」もやめました。 来週は仕事で大阪に行かなくてはいけない…まあね、仕事なら仕方ないと思います。 大阪の人たちと早朝から夜遅くまでたっぷり「ものすごく濃厚接触」の一日なんですが、まさかマスクをしているわけにもいかないしねえ。 ご飯を食べる前に手が洗えない場合を想定して、除菌のウェットティッシュくらい持って行こう。

5.22アスパラガス

読書は「利休にたずねよ」をたらたら読む程度。 かなり期待してたんですけど、おもしろくないわけじゃないけど、のめり込むほどでもなくて。 そもそも利休ってあまり好きじゃない上に、先に読んだ母が「ふーん、やっぱり利休はいややなあ」とつぶやいてたし、テンションが上がりません。

写真はアスパラガスの花。 細かい針のような葉っぱに雨粒がついて、すごくきれいでした。 それにしても、カメラに付いてたこのズームレンズが不満だわ。 昔のコンパクトデジカメなら、もっと寄れるのに。 F値2のマクロレンズが欲しいッ。 でも、定価は8万円以上…ああ。 自分への誕生日プレゼント…とかなんとか言い訳してですね…ラルフローレンのジャケットかワンピースを買ったと思えば…ブツブツ。
Category: 日々の記録

片付け気分

散らかった部屋って眺めているだけで結構ストレス。 わかっているならサッサと片付ければいいようなものですが、戦中派の母からずっと「捨てるなんてもったいない」「また使うかもしれない」と言われて育ったワタシは、どうしても捨てることに罪悪感があって、ものがなかなか処分できません。

まずは捨てなくては収納スペースが確保できないから、思い切って捨てようかなと思っていたところに、何かで機嫌が悪かった母が「あんたが着ないもので納戸がいっぱい。邪魔だからなんとかして」と言ってきたので、母がみている前で会社勤めの頃に気に入っていたスーツやワンピースなどを全部一気にゴミ袋に押しこめました。 クリーニングしてあったものばかりでしたが、さすがの母も自分が文句を言った手前、「もったいない」とは言えず。 ついでに冬物のちょこっと毛玉ができたセーターも、繊維が肌を刺激して着心地が最悪な新品同様のツインニットもポイ。 捨てる瞬間はチクッと胸の奥が痛みましたが、どうせ着ないものだから、捨ててしまえば気分が晴れ晴れしました。

そこで、今日も引き続き下着やタオル類をチェックして、半分くらい捨てました。 収納スペースにゆったりと余裕ができて、あー、すっきりした! 身辺の風通しがよくなった感じ。 占いや風水は全然信じていないんだけど、それでもなにやら「良い気の流れ」ができたような気分のよさです。 残るは本の処分だなあ…。

5.20衝羽根空木

あとは朝飯前に植木鉢軍団に水やりして、蚊と戦いながら(もう蚊がいるんですよ!)草ひきして、晴れているうちに洗濯2回して、衣更えで忘れていた薄手のウールのセーターを手洗いして、夏の着物と長襦袢を出して袖丈が不一致なものを調べて(知り合いに袖丈を直してもらうつもり)、汚れた半衿を手洗いして、ついでに6月に向けて単衣の長襦袢に半衿をつけて、お雛さまの飾り段や五月人形などを高いところにしまうのを手伝って(高齢の親が脚立に上がるのは見ている方が怖い)、たまっていた領収書を整理して。 新型インフルエンザ騒ぎで外出する気になれず、たいしたことしていないけど、ついつい後回しにしてしまう雑用をこなせて充実感のある一日でした。 ひょっとしたら、先日買ったk.m.p.の「おせっかいなおこづかい帖」効果かな?

そうそう、「おせっかいなおこづかい帖」の今後1年の目標を書く欄に「早寝早起き。正常な時間に寝起きする」と書いたのだから、そろそろ寝ないとダメですね。 3月に亡くなったMさんにも「夜明けの刻々と色が移り変わっていくさまを眺めてごらん。毎朝みても飽きないよ」と諭されたのに。 ハイ、今夜はここまで。 おやすみなさい! 写真の花はツクバネウツギ…だと思います(自信なげ)。

■いつも拍手をありがとうございます!
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本をめぐる短編集 角田光代「さがしもの」

図書館で借りた本で我慢している生活が続いていると、だんだん本が買いたくてウズウズしてきました。 この間まで「なにもおもしろそうな本がないなあ」と本屋さんでため息をついていたのに、いまはあれもこれも買いたくて仕方ありません。 出先でちょっと時間があったときに読めるような薄い文庫本(短編集やエッセイ)くらいは買ってもいいだろう、と回りくどく自分に言い訳をして角田光代「さがしもの」を購入。 出歩く前にチラッと見るだけ…のつもりが、あっというまに全部読んでしまいました。

9.18さがしもの

はじめて古本屋で売った本との思いがけない再会。 同棲している恋人から「ほかに好きな人ができた」と告げられ、引っ越しをするために恋人と共有の大きな本棚から自分の本だけを抜き出している女性の胸に去来するのは…。 死の床にある祖母から頼まれた本を探し歩く孫娘のその後、などなど、本をめぐって展開するごく短い話を集めた文庫本です。

カクタさんにしては珍しいほどさらっと軽くて、人間のどうしようもなくイヤな部分をむき出しにして突きつけられるような今までの作風とは大きく違っています。 初めの頃は小説の書き方がわからなかったから、自分と分化するためにあえて一番自分が嫌いなタイプの人間を書いていたとカクタさん自身が言ってられましたが、最近はそんなことしなくても小説が書けるようになったんですね。 まあねえ、驚異的なほど次々に書いてますものねえ。 ひと皮むけて温かい読後感のカクタさん、いいです。 同時代の作家では、いまは一番波長が合ってます(大好きっていうのとは少し違うけど)。

以前はG・ガルシア=マルケスやポール・オースター、その前は江國香織やアニータ・ブルックナー、もっと前は池澤夏樹、篠田節子、沢木耕太郎、さらにずーっと昔は福永武彦と辻邦生(この方だけは亡くなるまで愛読者を貫きました)は、その時々の自分にとって大切な作家として作品を片っ端から読んでたんですが、いまは角田光代なのかな。 ものすごく好きというよりは、なんとなく読んでしまうという感じなんですけどね。

5.18アッツザクラ

激しい雨が降った昨日から一転して、今日はすがすがしいお天気で気分も晴れ晴れ…のはずが、大阪と神戸の新型インフルエンザ騒ぎが気になって。 茨木市や高槻市で発生したら、京都にももう入ってきてるだろうなあ。 京都から大阪に通勤している人も多いし、大阪から京都の学校や大学似通っている人も多いし、京都で新型インフルエンザ患者がみつかるのも時間の問題ですね。 図書館に本を返しに行ったら、本を眺めながらクシャミを連発している人がいて、そういう人に限ってマスクなんてしてなくて、イヤになって早々に退散しました。 前からみたいと思っている映画があるんだけど、映画館もちょっと微妙だなあ。 マスクしてまで映画みたいか?…でも、金曜日で打ち切りだし…う~ん。
Category: 角田光代

着心地のよさを追究 「大久保信子さんの着付けのヒミツ」

着付けをかなり忘れてしまったため、近頃参考にしているのが「手ほどき七緒/大久保信子さんの着付けのヒミツ」です。

5.16着付け本

「着付け教室に行かなくてもこの一冊で着られます!」が本当かどうかは、すでに一度習ったことがあるワタシにはわかりませんが、着付け方についてとても参考になる本だと思います。 着方は一応わかっているけど、もう少し工夫して楽に着たいという人におすすめです。

帯の結び方はワタシが習ったのとかなり違っていて、この本の通りに結んだことはありませんが、紐の数を減らして着ても大丈夫なんだということをこの本のおかげで発見できました。 いつも肌襦袢や長襦袢の胸で結ぶ紐が肋骨にギリギリ食いこんで、それがとても痛くてイヤだったんです。 この本を見て、そんな紐はなくてもいいんだということに気づきました。 長襦袢も伊達締だけで衿あわせがしっかり固定できるんですよね。 その2本の紐と補正を省略したら、まあなんと楽だこと! 昨日も4時間の観劇の後でビール飲んだりしてもまったく平気でした。 気をつけるポイントや小技、半衿の縫いつけ方といった基本的で実践的な記事が多くて、きもの初心者のワタシは何度も眺めて「ほほ~」と納得することが多々あります。 現在のワタシの着方は、習った着方+この本の小技=完全な自己流。 着崩れせずに着心地がよければ、素人は別にそれでいいですよね。

下に敷いたのが、一昨日発掘した単衣のきもの。 濃い青紫に百合の花。 いまのワタシにはかわいすぎ!? でも、6月になったら一度着てみたいな。

きもの日和

夏のような暑さと桜が咲く頃のような肌寒さが交互に訪れる天候不順が続いていますが、昨日はひさしぶりに5月らしい爽やかな晴天。 友だちに誘ってもらって南座で歌舞伎をみてきました。 お天気がいいから、ものすごくひさしぶりにきものを着る気になり、前夜、大騒ぎして母のタンスの肥やしを引っかき回し。 昔ながらの伝統に従って袷でいいかな、でも初夏並の気温ならみなさんは単衣を着るのか…と手当たり次第に引っぱり出して眺めていたら、すっかり忘れていた母の娘時代の単衣を発見。 おお、なんだか得した気分だわ。 私も20代に着たことがあるんですが、それをアラハン(=アラウンド半世紀)でまだ着ようとしている…いいのだろうか?(汗)。

結果的には袷で正解でした。 夜なんて肌寒いくらいでしたから。 全身、母からの借りもの。

5.15藤色着物

帯締がちょっといがんでますねえ。 でも、4時間の観劇+その後飲んだり食べたり、バスにも乗ったりした後なんですが、着崩れがほとんどありませんでした。 よかった、ホッ。 衿も珍しく左右がきちんと合ってるし。

5.15藤色着物2

長時間座っていたからか、裾がちょっとズロッとのびていますね(汗)。 やわらかもんだから、もう少し衿を抜けばよかったと反省。 でも、お太鼓はほぼ完璧(自己満足)。 帯締を何色にするか悩んだんですが、若緑でよかったみたいですね。 深紫に若緑の色あわせなんて、西洋的な色彩感覚だったらありえない組み合わせなのに、日本の色って不思議。 奥が深いです。

実は着付けをすっかり忘れていて、1時間30分もかかってしまいました。 名古屋帯ならまだしも二重太鼓に結ぶのはやっぱりちょっとたいへん。 初めて締めた帯だからよけいに、たれの長さの加減がよくわからず3回も結びなおしました。 最初なんて帯枕の当て方が逆になって、帯の上がV字型になってた(恥)。 ようやく「できた!」と思ったら、机の上に帯板がポツン。 あわわ、忘れてた…と大急ぎでもう一度結び直し。 涼しい日で本当によかった。 散らばっている小物を片付けていたら、あれ、そういえば補正を全然身につけていない…(汗)。 もういまさら長襦袢から着直すわけにもいかず。 長時間のおでかけに着崩れたらどうしようと心配だったんですけど、きものがしぼのある滑りにくい生地だったため大丈夫でした。

以前たいへんお世話になったお茶の先生に劇場でばったりお会いして、「まあ、きれいに着てるわね」とほめていただきました。 うれしいなあ。 やさしい先生にお会いしたら、お茶への未練がチラッと胸をよぎりました。 ただお茶を習い始めると他の趣味の時間がまったくもてなくなりそうで、それがネックです。 いまはずっとずっと前から習いたかった書道を始めようかと本気で思っているところ。 習い事2つは時間的にも金銭的にも無理だからなあ。
Category: 日々の記録

虫の世界観 百田尚樹「風の中のマリア」

オオスズメバチを主人公にした小説って、いったいどんなの!?と気になって手にした百田尚樹「風の中のマリア」ですが、どうもワタシの好みとは違いました。 つまんないってこともないんですけど。

5.13風の中のマリア

オオスズメバチのワーカーとしてひたすら狩りだけに生きるマリアを主人公に、きっちり「虫の視点」で全編が描かれた小説です。 「偉大なる母」が築いた帝国を守り継承するため、幼い幼虫である妹たちを養うため、恋もせず命を賭けて狩りをするマリア。 しかし、やがて秋が深まるとともに繁栄を極めた帝国にかすかな異変が…。

オオスズメバチのワーカーの寿命はわずか30日ほど。 でも、マリアにとっては人間の感覚ほど短くはなくて、1年は気が遠くなるほど長い歴史…という描き方なのは、人間主観を徹底して廃していて好印象です。 とはいっても虫の視点に立ちつつ、マリアがいろいろ考えたり感じたりする様子は擬人化して書かれています。 読む前はアマゾネス風なのかと思っていたのですが、もっとずっとリアルな虫っぽさが漂っていました。 著者は非常に緻密にオオスズメバチの生態について調べた上で書かれていて、ただおもしろおかしく書いたような小説ではありません。 結構、硬派だと感じました。 ただ、なんとなく微妙にふくらみが足りないといえばいいのか、なんか台本を読んだような素っ気なさ。 役者が演技で色づけしたら、もっと深みが出そうな感じ。 もうひと息、何かが欠けているような物足りなさがあって、ワタシは最後までマリアにまったく感情移入できませんでした(虫だから当たり前といえば当たり前ですが)。

5.14ピラカンサ

満開のピラカンサの花で小さな小さな蜂がお食事中。 小さすぎてオオスズメバチに狙われることはなさそう。 でも、すぐ後ろに蜘蛛の巣があることに気がついてるかな?…と、つい虫の目線になっているワタシは思っている以上に「風の中のマリア」に影響されているのかもしれません。

読書混線中

ネットの評判で期待して読み始めた「風の中のマリア」がどうもピンとこなくて、ぐずぐず読んでます。 退屈になって途中で、買ってあった角田光代の文庫本「さがしもの」に浮気。 短編集なのでさくさく読んでいたら、GW中にネットで注文していたk.m.p.の本と雑貨が届いてワクワク。 ちらっとみるだけ…のはずが、k.m.p.のホームページ10周年記念で入れてもらったサインがひとつずつ違うことに驚き、校正ゲラを使った荷物の包み方やゲラコピーを裁断して作ったメモ帳などのおまけなど、いろいろ趣向が凝らされているのが楽しくて、ひとつひとつじっくり眺めてウッシッシ。 で、つい「エジプトがすきだから。」をパラパラ読んで…いったい自分がいま何を読んでいるのか収拾不能状態になってきました。 しかし、角田光代はいつも同時進行で7冊くらい読んでるんだそうです。 単純な頭のワタシには無理だわ。

5.12ベルフラワー

まだ続く紫の花シリーズ。 別に庭を紫の花ばっかりにしようと意図したことは一度もないんですけど、偶然こうなってしまいました。 そろそろピンクの花も見たいなあ。 写真は今年も種こぼれから成長したベルフラワー。 いっぱい咲きました。 連日30℃とか31℃とか、わけわかんないほどの暑さが続いているので、涼しげな青紫が目に心地いいです。 
Category: 日々の記録

盛りだくさんすぎ 津村記久子「八番街カウンシル」

津村記久子がずっと気になっていて、直木賞をとった「ポトスライムの舟」を読みたかったんですが、図書館の予約があまりにも多くて諦めました(気弱)。 で、かわりに読むならと「カソウスキの行方」と最新作(?)の「八番筋カウンシル」を予約。 一番読む気がなかった「八番筋カウンシル」が最初に回ってきました。

5.10八番街カウンシル

大阪の下町にある八番筋商店街。 どこにでもありそうな、活気を失ってすすけたような商店街の近くにショッピングモール建設の話が持ちあがり、商店街の人々は自分にとって有利になるように事を運ぼうと互いに牽制し合います。 文学新人賞をとってニート生活中のタケヤスは、幼なじみで会社を辞めて祖父の文具店を再開しようとしているヨシズミと、商店街の実家から出ることを願っている元同級生の女ホカリとともに、不本意ながら商店街の人間関係に巻きこまれていく…。 商店街の未来、母子家庭のつましい生活、昔から憧れていた同級生の女の子のその後、生き別れの父への複雑な気持ち、そしてわだかまりを抱えたまま別れた友だちの消息が絡みあう中で、主人公タケヤスは自分らしい生き方を探していきます。

5.11クレマチス

う、うーん、なんかモヤモヤ。 すっきりしないなあ、というのが正直な感想です。 読後感が悪いわけじゃないんですよ。 終わり方はかなり好きです。 でもね、いろんな要素を詰めこみすぎて消化しきれていないみたいに感じました。 情景描写や過去の出来事の細部を書きすぎてて余分な気がしました。 商店街の面々も最後まで意外性のない描き方で、非常に類型的でつまんない。 登場人物の名前を全部カタカナで書くと、すごく頭に入りにくい! 何かこだわりあるみたいだけど、あだ名でもないのなら、ことさらにカタカナで書く意味はないと思うんですが? 前半読んでて、著者の物語を展開するテンポに乗れなくて、ちょっとイライラしました。 後半は一気に読めたんですけど。 まじめな人なんですね、この著者は。 だから、この作品で書きたかっただろうことも理解できます。 でも、理解できることと読んでおもしろいことは違うわけです。 この人の表現はキライじゃないから、次の「カソウスキの行方」に期待しましょう。


庭の紫の花シリーズ、今日はクレマチス。 鉄線と同類だけど、こちらは花が小ぶり。 見やすい低いところで咲いてくれてます。
Category: 津村記久子

読んで楽しい美術案内 中野京子「怖い絵」

以前ぼんやりみていた「週刊ブックレビュー」での著者インタビューで初めて知ったのですが、中野京子「怖い絵」はこういう美術案内としては異例なほど好調に売れている本なんだそうですね。 著者はドイツ文学と西洋文化史が専門の早稲田大学の講師だとか。 興味をひかれて図書館で借りてみたら、これがホントに楽しい本でした(タイトルには「怖い」とついているけれど)。 美術に興味がある人にはおすすめです!

5.9怖い絵

タイトルに「怖い」とありますが、別に視覚的に怖い絵ばかりではありません。 むしろ一見すると穏やかでやさしい絵にしか見えないけれど、その裏側に絵が描かれた当時の社会的な背景や、画家の人生の断片が隠されていて、それを知っているとまた違った見方もできますよ…と、平易で生き生きとした言葉で解説しています。 かなり個人的で主観的なとらえ方で紹介しているのですが、「これが正解」と押しつけているのではないので違和感はまったくなし。 あまり美術に関心がない人でも楽しく読める語り口で、専門家にありがちな、こむずかしさやうんちくを振り回すようなところがなくて、でもなかなかに知的で、すごくいいさじ加減でした。

この本に出てくる絵がどれも、ふだんワタシがほとんど興味を持たない時代やジャンルのものだったため、よけいに目からウロコでおもしろく読めました。 ルネサンス以降の王様や貴族の肖像画とか、受胎告知や十字架のイエスといった宗教画とか、ギリシア古典に題材をとった絵画とか、ワタシだったら展覧会で目にしても「ふーん」と眺めて終わりとなりそうなものばかりが取りあげられています。

5.9エニシダ 5.9カタバミ

絵画は理屈ではないと思うから、まずは真っ白な気持ちで眺めるのがいいなとは思いますが、ヨーロッパのどこかの美術館でここに出てくる絵が並んでいてもスルーしちゃいそうなので、多少なりとも知っていれば「おお、そうか、この絵だな」と立ち止まって眺めるきっかけになるだろうと思います。 ヨーロッパを旅しているとうんざりするほどみかける受胎告知も、そのシーンが福音書にいかに書かれているかをはっきり知ると、「人類史上もっともすごい不条理に見舞われた瞬間」として眺められて興味深いです。 ティントレットの「受胎告知」をみると、確かに押し寄せてくる天使がいっぱいいすぎて、それも黒々としてゴキブリみたいかも(笑)。 この絵からは「喜び」は伝わってきませんね。 この本は2000円で買ってもよかったな…と思いつつ、「怖い絵2」を予約してしまいました。

庭にはまだ紫の花があるんですが、今日は黄色の花をアップ。 エニシダは写真を撮っていると、甘い蜂蜜のような香りが漂ってきます。 黄色のカタバミがいっせいに咲き始めました。 柔らかな緑の葉っぱがかわいくて草ひきのときにあまり取らなかったら、庭のあちこちにはびこって…花が終わるまでは置いておきましょうか。

あれこれ読み散らし

図書館でバラバラに予約した本がなぜだかいっせいに揃って届いてしまいました。 図書館で予約できるのは便利だけど、「いま、これを読みたい!」という気分に関係なく読まなくてはいけないのが、ちょっと不便ですね。 また本が買いたくなってきた…しかし、部屋の中にスペースがないから我慢がまん! 「八番筋カウンシル」はなんかひっかかって読みにくい。 それに対して「怖い絵」が予想以上におもしろくて、美術館へ行きたくなってきました。 そうそう、名古屋ボストン美術館で「ゴーギャン展」が開催されているのですね。 知らなかった。 あ~ん、関西には来ないのねえ…名古屋なら行けるかな、とチラッと考えたり。 最近まったくどこにもでかけていないから、日帰りでもいいからちょっと遠くへ出かけたいなあ…と妄想。

庭は相変わらず「紫の季節」です。 雨でみずみずしくなった緑の中、あっちにもこっちにも深い紫。

5.8パンジー 5.8オダマキ

5.8シラン 5.8ツユクサ

パンジーは勝手に種こぼれしたもの。 いつもは苗を買ってきて植えていたんですが、今年はじめて種から順調に育ちました。 種から育てたものの方が強いみたいで、すごく元気にいっぱい花を咲かせています。 オダマキは濃い紫ばかり。 淡いピンクも好きなんだけど、これから咲くのかな? 紫蘭は柿の木の下、毎年同じ場所でひっそり咲きます。 ツユクサ、ご近所ではずっと前から咲いていたけど、ようやくわが家でも今日花が開きました。

5.8テッセン

今年は珍しく鉄線が(わが家としては)いっぱい咲きました。 雨で散らなくてよかった。 大きくて上向きに咲いているから、うまく撮れません。 というか、人間の目でも裏側しか見えません(笑)。


晩ご飯はひき肉を使ってナスとトマトのグラタンを作ろうかと思ったのに、ナスが足りず、急きょハンバーグに変更。 ハンバーグはいったい何ヶ月ぶり? 普通に作るのもなんかつまらないし、野菜がたっぷり食べたいから、トマト・ナス・タマネギ・セロリを煮込んだラタトゥユみたいな味のソースを作って添えたら、さっぱりしてなかなかおいしかった(←自分のためにメモ)。
Category: 日々の記録

旅の予定がなくても 林丈二「オランダ歩けば…」

世の中はゴールデンウィーク。 みなさんはどう過ごされています? ワタシは昨日までびっちり仕事でした。 「16連休だ」とか「出国ラッシュだ」といったニュースを横目に仕事をするのは、集中力がなかなか出なくて困った環境です(と誰にともなくグズグズ仕事していた言い訳をしてみる)。 昨夕、先方にメールして解放されました。 やれやれ。 それにしても、ちょうどタイミング悪く新型インフルエンザ騒ぎが起こって、海外旅行の予定を立てていた方は気をもまれたでしょうねえ。 これ以上広がらないといいんですが。

さて、どこかへ行く予定はいっさいないワタシは、せめて気分だけはGW風味を味わってみたいと、図書館で借りた林丈二「オランダ歩けば…」をパラパラ眺めて楽しみました。

5.5オランダ歩けば

ついこの間読んだ同じ著者の「パリ歩けば」より、こっちの方がずっとおもしろかった! 「ゲーブルストーン」という石の絵の看板のようなもの(=番地制度導入前に各戸を識別するためについていた)と著者が収集している古絵はがきを探し歩いて、オランダ国内をユーレイルパスを片手にひたすら歩き回った24日間の旅について書かれています。 「パリ歩けば」よりカラー写真もイラストも多くて(著者はイラストレーター)、さらに知人に宛てて旅先から出したイラストとコラージュのお手製の絵はがきも掲載されていて、楽しさ倍増でした。

「オランダ歩けば…」は著者が奥さんと旅した記録を日を追って紹介しているスタイルなので、旅の気分が味わえる本です。 ツアー参加型ではなく、自由に自分たちで節約型の旅をするのが好きな人なら、オランダに旅する予定がなくても楽しめると思います。 ただ、この著者にグルメと買い物の情報を期待してはいけません。 食事はお昼に軽いものをカフェなどで食べて、夜はテイクアウトのお総菜を買って宿で食べるのが、このふたりの旅。 毎日毎日、昼間にものすごく歩いている(2万歩近く)から、日が暮れる頃には宿でバタンキューみたい。 泊まるホテルもお手頃なところばかり。 そんな旅の仕方を開けっぴろげに書いている点にも、節約型の旅ばかりしているワタシは親近感を持ちました。

5.3姫空木

数日前からヒメウツギが満開。 うつむきかげんに白い花をたっぷり咲かせています。 今日は陽ざしがなかったので、ここには2日前に撮ったものをアップ。 今日は仕事が終わった解放感で、母の手伝いで半日庭仕事にどっぷり。 ミニトマトやサラダ菜を鉢植えで育ててみることにしましたが、収穫できるかな。
Category: 読書 旅本

サワラのおいしいレシピ

サワラが新鮮そうだったので買ってきたのはいいんですが、塩焼きかムニエルしか思いつかない。 ムニエルはたまに香草などで多少変化をつけることはあっても、なんとなくつまんないなあ…と、うちにあるNHK「きょうの料理」のテキストをパラパラめくっていてみつけたレシピがコレ。 簡単にできて目新しくておいしかった! サワラを蒸したことなかったのですが、あっさりしていて、でも旨みがしっかりあって、母も大喜びでした。 ネギソースが不思議に複雑そうな味になるんですね。 他の料理にも使えそう。 レシピにのっていた青梗菜の代わりに、冷蔵庫にあったスナップエンドウと水菜を添えてみました。 あとは春キャベツのおすまし、焼き茄子、ほうれん草のごま和え。 油を極力控えて野菜たっぷり、動脈硬化が進んでいる父の血管にもいい献立になって自己満足。

買い物に行く前には献立を全然考えていなくて、おいしそうな素材があったら、とりあえず買ってきて「どうやって食べようかな」と家で考えるタイプなんです、ワタシは。 買い物が面倒なときは冷蔵庫や缶詰を眺めて、あるもので適当に作ります。 基本的に、料理についてはとてもテキトウ。 ただレトルトや冷凍食品は味が苦手なので(使いようにもよるんでしょうが)、備蓄してあるのは食材のみ。 新型インフルエンザに備えて、保存できる食料を買っておいた方がいいといわれているけど、どうもレトルトに手が伸びません。 だって非常事態じゃなくて、それをいつか「もったいないから」と食べざるを得ない状況がくる方が確率高いし。

5.1松虫草

四季咲きの西洋松虫草も咲きそうでなかなかだったんですが、ようやく色づきました。 これも紫の花ですね。
Category: 日々の記録

他人からみた自分、本当の自分 三羽省吾「公園で逢いましょう」

仕事しないといけないのに、世の中の「もうすっかりゴールデンウィーク」な気分に流されて無意味に一日だらだら過ごしてしまいました。 軽く自己嫌悪。 もう今夜はさっさと寝て、明日は朝から必死でやればいいんだけど…ついブログに逃避。 バカです。

5.1公園で逢いましょう

NHK-BS「週刊ブックレビュー」で評者に好評だったのをうっすらと覚えていた三羽省吾「公園で逢いましょう」。 最近の作家はどうもピンとくるヒット率が低いので、図書館で予約を入れて借りました。 初めて名前を知った作家で、全然期待していなかったんですが、読んでみたらこれがよかった。 昨年のベスト本企画のムックでは恋愛小説として紹介されていたんですが、読んでみたら、これって恋愛小説じゃないよね??

公園に集まる子どもの「ママ」たちを主人公にした連作短編集です。 どこにでもいそうな平凡な人も、それぞれ現在に至るまでには小さな歴史を積み重ねていて、他人からみた自分とは違う「本当の自分」を抱えている…。 やたらに感動や涙を押しつけたりすることもなく、それぞれのママが心の奥にもっている人生の苦みや諦観を冷たく突き放すでもなく、奇抜な表現や修辞におぼれることもない著者の書き方がいい感じ。 とても読みやすい文章と内容でした(近頃の作家でさらさらと読めるものは少ない)。 それにしても、著者はホントに男の人なの?と思うくらい、女性の内面描写にまったく違和感がなくて驚きました。 最後の子どもに無関心で携帯ばかり触っている若いママのエピソードで、ウルッ。 うんうん、キミもがんばってるんだよねと、温かい気持ちで本を閉じました。

5.1アヤメ

5月に入ったらアヤメがいっせいに咲きました。 鉄線や紫蘭も今日から咲き始めて、ウチの庭は紫の花の季節。 この間からの異様なほどの寒さが去って、植物もホッとしているかな。