平凡な人生の哀しみを抱きしめて 藤原新也「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」

今年後半は時間があるのに読書がまったく進みませんでしたが、一年の最後を締めくくるにふさわしい本=藤原新也「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」に本屋さんで出会えて満足感いっぱいです。 藤原新也というカメラマン&文筆家がいることは知っていましたが、インドやアジア放浪の旅に特に関心がなかったので、いままで一度も手にとったことはありませんでした。 ふと手にとったのは帯の言葉にひかれたから。

12.29コスモスの影には

ああ、すごくよかった! 平凡な人生に訪れるささやかな一瞬…それは失って初めて知る愛、あまりにもささやかで忘れてしまいそうなほどなのに人生を支えてくれる一瞬の魂の交流、あるいは誰も知らない自分だけの小さな小さな記憶のかけら。 平凡な人生の一瞬を掌で包みこむように温かさで切りとる筆致は昔のボブ・グリーンのコラムに、そして、人生の哀しみを描いているのに絶望ではなく明るさを感じる読後感はメイ・サートンの詩集「一日一日が旅だから」に似ていると感じました。 こういうコラムが多くの人の共感を得ることは、悲惨な事件が相次いで心の荒廃がとりざたされている現代の日本も、結構まだまだ大丈夫かもという気になります。

1編ずつに添えられた写真も抑え気味のトーンで、コラムの内容にとてもよく合っていて、買ってよかった。 これからもときどき本棚から取りだして何度も読み直していく本になると思います。 ワタシが四の五の言うより、作者のあとがきの言葉「哀しみもまた豊かさなのである」がなによりも雄弁にこの本の内容を言い表しています。 読もうかどうしようかと迷ったら、まずあとがきを読んでみてください。

個人的には、ワタシがやりたかったことはこういうことだったのだとひさしぶりに思い出させてくれた本でもありました。 昔むかし、ボブ・グリーンのコラムや沢木耕太郎「彼らの流儀」などを読んで、「こういうものが書きたい!」と志を持って飛びこんだ世界だったのに、いまのワタシはなにをやってるんだか…。 いつか、こんな仕事をさせてもらえる日が来るんだろうか…でも、どうやって? そんなワタシには、売れないカメラマンを描いた「あじさいのころ」がとても心にずしんときました。 カメラマンがその一瞬の視線にどれほど支えられたのか、取材の仕事をしていて、実感をともなってすごくよくわかるから。 


12.29水仙

もっとあれこれ書いていたんですが、また消えてしまって、もう書き直す気力も時間もない(涙)。 近ごろ、PCとブログの相性が最悪になったのはなぜなんだろう? 

年末の大掃除と買い出しに、おせち料理の準備、兄一家のための布団干し、お墓参り…母がすっかり頼りなくなったので、クリスマスで年内の仕事が終わったこともあって(こんなことではいけないのだけれど)本当に主婦生活です。 すでに疲労困憊。 でも、元気な姪たち3人とのおしゃべりが楽しみだから、あと少しだけがんばろ!

明日からお正月の3日まで、兄一家がやってくるので更新はできないと思います。 今年もこんなマイペースなブログに遊びに来てくださって、いろいろ楽しいコメントもいただいて、本当にありがとうございました。 みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。 元旦にはお約束のトラの年賀状をアップしますので、またのぞきにきてくださいね。

山岳小説としての緊迫感が物足りない 笹本稜平「還るべき場所」

笹本稜平「還るべき場所」をようやく読み終わりました。 山岳小説の傑作ということでネットでは非常に評判がよく、読書家の児玉清さんが昨年のベスト本にあげているくらいだから、ものすごく期待してたんですが。 寝ても覚めても主人公はなかなかリベンジの登山にでかけない…異様に読むのに時間がかかりました。 最後の3分の1は緊迫感がある登攀シーンであっというまに読めたんですけどね。

12.25還るべき場所

主人公の矢代翔平は世界第2の山=K2の絶壁を登攀中に、ザイルで結ばれたパートナーであり恋人である栗本聖美を滑落で失って以来、山に向かうことができなくなっていた。 恋人の滑落死から4年、クライマーとしてともに山を目指してきた友人から、K2を望む高嶺ブロードピークへの公募登山隊にガイドとして同行することを求められ、因縁の場所へと旅立つ。

物語が動きだす前、序盤でつまづきました。 主人公のうだうだした心情とか、主人公の若かりし頃の超無謀な山行とか、まったくもってどこにも感情移入できませんでした。 先鋭的なクライマーという人種も征服欲とか名誉欲が強そうな人が多くて、個人的にあんまり好きじゃないからよけいです。 死んでしまった恋人・聖美の山に対する考え方には共感できたので、作者はいろんなタイプの山屋を描くことに成功しているのかもしれません。

公募登山や未踏ルートを目指すクライマーなど、現在の8000メートル級登山の実情が詳細に書かれていて、そのあたりはへぇ~と感心したんですが、なんか冗漫な印象。 いまひとつ物語に入りこめずに終わった一番の要因は、文章がワタシに合わなかったことかと思われます。 特に変なくせがある文章ではないんですが、語り方がくどい感じがしました。 作者にとってはこだわりのある主題なんでしょうがまったく同じフレーズが何度も出てきたり、似た表現が繰り返し出てきたり、そういうところが理屈ではなくワタシの肌に合わなかったようです(山岳小説にはもっとハードで乾いた文体の方が合ってる気がする)。 そんなところが気にならない人はかなり楽しめるのかも。 やっぱり井上靖の「氷壁」の方がずっと山屋っぽいな←ただ山の装備や社会状況などの時代背景が古すぎていま読んだら違和感ありそう。 というわけで、ひとりで勝手に期待しすぎて空振りしたということでした。 読むのがもったいないと半年近く熟成させたのがいけなかったな。 一年の最後に「これだ!」という本を読んで締めくくりたかったのに…と思っていたら、次に読み始めた本がすごくよくて、これで今年の読み納めにしようと考えています。

12.25チロリアンランプ

冬枯れの庭の真ん中で、ひとりだけ元気に真っ赤な花を咲かせているチロリアン・ランプ。 ブラジルの熱帯・亜熱帯地方が原産というのに、地植えしても冬の寒さにも負けず花をたくさんつけています。

やっと年賀状が書き終わった! やれやれ~。 これでやっと大掃除に着手できます。

ちょっと暗めのハートウォーミング映画「NOEL」

昨夜、NHK-BSで放送していた映画「NOEL」をみました。

12.22NOEL

あ~、あらすじと感想を書いたのに消えちゃいました。 がっくり(涙)。 最近、なぜだかブログを書いているときだけ、すごくパソコンが調子の悪いんです。 なんで!? もう一度、全部を書き直す元気がない…。

ニューヨークの街角で、それぞれに孤独を抱えながらクリスマスイブを迎えた人たちに、ささやかな奇跡が舞い降りる瞬間を描いた群像劇です。 働きながらアルツハイマーの母親をたったひとりで10年間も介護している40代独身女のローズが、みていて辛かったです。 みんなに優しくて、でも反応もない母を前に悲しくて苛立って…という姿が、いつかそういう立場になる可能性大なワタシには痛々しくて。 ローズの心の痛みが、彼女に訪れる小さく温かな奇跡も吹っ飛ぶほどリアルに感じられて、すっごく好き!とはいえない作品でした。 物語のテンポも前半はゆるめだし。 でも、しみじみ涙しました。 ああしかし、あんな生活になったら、どうしたらいいのだろう。

12.22駅ビルのツリー

火曜日は珍しく神戸方面で外仕事。 クリスマスの三宮の街をぶらぶら歩いてみたかったけど、残念ながら時間がなくて三宮の少し手前で仕事だけ済ませて、すぐ帰路につきました。 そういえば京都の街さえ、晩ご飯を作らなくてはいけないから、クリスマスのイルミネーションがともる時間に歩いてない…ということで、JR駅ビルのクリスマスツリーだけチラッと眺めて帰りました。 温めるだけでいいメニューを母に言い置いて出てきたので、気ぜわしく帰らなくてよくてホッ。 本日は締切に追われて終日PCとにらめっこ。 レギュラーの担当ページが減らされて、来年は新規開拓しないとホントにダメだ、ワタシ。 すみません、ローズが乗り移ったのか、今日はちと暗め。
Category: 映画

年賀状作成中

ようやくトラにヒゲをつけて写真を撮ろうと思ったら、母から「えらくぼんやりした顔のトラねえ」と指摘されてしまいました。 あ、やっぱり? なぜでしょう、ワタシが作るとどんな動物もみんなぼんやり顔になってしまいます。 やっぱり作り手の内面が出てくるのかしら(汗)。

ほんのちょっとキリッとした顔に修正して(それでも威厳も緊張感もない顔ですが)、冬の寒風が吹きすさぶベランダで撮影会。 このところ、本気の底冷えに加えて京都にしては珍しく風が吹いて、う~さぶさぶっ(2回重ねるのは京都弁だそうですね)。 高校駅伝のみなさん、この寒い師走の京都を走って風邪などひかないといいけど。 トップでゴールした人も、べべでも最後まできっちり走りきった人も、完走おめでとう。 香川のアンカーの女の子がゴールして深々と礼をした姿にジンときました。 苦い思いも、いつか振り返ればキラキラした思い出になるよ。

12.20青い鳥

青い鳥がわが家に遊びに来てくれるといいな…と思って。 昨日は一日、このちっちゃい子にかかりっきり。 羊毛フェルトの鳥に初めて針金で足をつけてみました。 ものすごくかっちり刺しかためて作ったけど、羊毛って本当に軽いんですね。 このか細い足で支えられるか心配だったんですが、すっきりきれいに立ってウレシイ。 羊毛フェルトに針金や粘土を使うのは質感が合わない気がして、ふだんはまったく使いません。 動物の芯に針金を入れるのが一般的なようですが、刺しているとニードルがガチガチ針金に当たる感触が嫌いで、ただひたすら堅くなるまでニードルでサクサク。 しっかり堅く作れば、芯などなくても4つ足なら問題なく立ちます。

今回は、鳥の繊細な足を作りたくて、針金で足を作るのに試行錯誤しました。 簡単に作れないかとあれこれ試作したんですけど、結局は鳥の写真をジーッと観察して本物と同じような形に作ったら、難なく立ちました(手抜きはダメですね)。 ほかの鳥も作ってみたい。 でも年末だから無理だなあ。

■過去の記事にたくさんたくさんの拍手をありがとうございます! 拍手表示がしばらくおかしかったようですが、こちらにはきちんと見えています。 サボりブログなのに、心から感謝しています。

■Tさん、いつも拍手と温かいコメントをありがとうございます。 ブタ萌えですか(笑)。 この子は珍しく実物の写真を見ないでイメージだけで作っちゃいました。 子豚の映画「ベイブ」を思い出しつつ。 それにしても、こういう実用的でないものを心の赴くままに作って、ワタシはどこへ向かおうとしているのか?と自問自答する日々です。 飾る場所ないのに。 ところでエバのスノードロップ、ああ、ステキなものを備蓄されているんですねえ。 みつかりました?(とプレッシャーを与えてしまいました)

羊毛フェルトのバッグ完成

羊毛に水をかけてひたすらこすって揉んで、繊維を絡めて縮めて作るハンドメイドフェルトのバッグ。 数々の失敗の後、やっと形になりました。 といっても、持ち手をつけずに放置していた時間が一番長いのですが。

12.17フェルトのバッグ

シンプルすぎるほどシンプル。 裏はチラッと見えている空色です。 本当はもう少し裏の水色が差し毛のように表面のモカ色に混ざることを期待していたんですが、混ざらないまま縮んでしまいました。 単純なのに奥が深い。 まだまだ修行が足りません。 メリノという羊毛で作ったフェルトは独特のツヤと表面の細かいシボがあって、それをいかしたいので、あえてニードルで模様をつけることはしませんでした。

12.17フェルトのバッグ2

すごく地味なので、花を2つくらいつけてちょうどいいかも。 あるいはもっと大きな花ひとつとか。

12.17フェルトのバッグ3

あ、食べちゃダメ!

12.17ブタのしっぽ

なんとなくブタな気分だったので。

手づくり市ぶらぶら

毎月15日は百万遍の手づくり市の日。 手作り大好きな友だちが「ひさしぶりに手づくり市に行きたい」ということで、がんばって早起きして(世間的には普通な時間ですが)門前で待ち合わせ。 運動になるから家から早足で百万遍まで20分余り。 急に寒くなったけど、冬の朝のひんやりした空気は肺の奥まで洗い流すような気持ちよさでした。

12.15知恩寺手づくり市

9時の境内。 やっと境内に朝日がさしこんでくる時刻。 毎回大賑わいでお昼前後は満員電車並みの混雑と聞いていますが、この時間はまだ空いていてゆっくり眺められます。 外国人の観光客が目立ちました。 外国のガイドブックにでも掲載されたのでしょうか。 11時を過ぎた頃に急に会場が混雑してきて、気になるブースがあっても人垣で何も見えない状態に。 やっぱり早起きは三文の得でした。

陶器やガラス(食器もあればステンドグラスなども)、編み物、アクセサリー、草木染めの毛糸、手織り、木工品、金属系、羊毛系から、クッキー・ケーキ・ジャム・蜂蜜・おつけもの・佃煮といった食品、暖かいコーヒーやゆず茶など、とにかく考えつく限りありとあらゆるもの+考えつかないようなものまでいっぱいあります。 思いっきり素人っぽいものから完全にプロらしきものまで、商品のレベルも千差万別。 羊毛フェルトも流行ってますねえ。 数年前とは違ってメジャーなジャンルになったんですね。 隅から隅までじっくり眺め歩きながら、友だちとどうでもいいようなをいっぱいおしゃべり。 こういうリラックスできる時間って精神衛生的に本当に大切だな。 ひきこもってちゃダメだよ、ワタシ。

12.15手づくり市で

今回買ったのはこのネックレスだけ。 ちょうどこのブースを通りかかったときに陽がさして、いろんな色のガラスがとてもきれいで、つい。 あとはユズ3個、ジャムにするつもり。

3時間近くもうろうろ歩き回って足元から冷え切り、ランチへと逃避。 ところがお目当てのところにふられて、結局、京大の時計台内のフレンチ「ラ・トゥール」へ。 ここもウェイティングの長蛇の列。 ほぼすべて手づくり市へ行ったおばさん(含む自分)。

12.15ランチ

1時間待ってようやくありついたランチ。 上が前菜、下がメイン。 ほかにデザートとコーヒー付きで1575円也。

12.15ランチ2

量は男性には少なすぎるかも。 でも、おいしくて値段も手頃で雰囲気がいいのでおすすめです。 京大の中をのぞきがてらいかが?
Category: 日々の記録

ほとんど主婦

みなさん、こんばんは。 いろんな記事に拍手や拍手コメントをいただいているのに、更新をサボってしまいました。 ふつうに元気にしていますが、母が毎日毎日いろいろ用事があって出歩いていて、ワタシは未婚のまますっかり主婦状態になっとります。 日帰り旅行やら東京へ日帰りでお葬式やらで早朝からでかける母に、ちゃんと朝ご飯を食べてもらうために朝5時に起きた日もあったりして、日中は眠くて眠くて思考停止状態でした。 世の中のお母さんは毎日こういうことやってるんですよねえ。 お弁当も作って、エライなあ。 あとはレンジフードの掃除したりキッチンのあちこちを磨いたり、庭で落ち葉と格闘したり。 年末に一気に大掃除するのはたいへんなので、ほんの少しずつやってます。 明日はトイレを徹底的に掃除しよ。

本も読んでいるのですが、どうも本の世界に入りこめなくて。 「還るべき場所」は山岳小説の決定版というような評判だったので、ものすごく期待してたんですが。 なんだろ、この違和感は。 主人公が岩壁の新ルート狙いの先鋭的なクライマーで、個人的にあまり好きでないタイプの「山屋」だからかもしれません。 それとも、単にワタシの集中力の欠如? 150ページくらい読んだけど、このあたりから物語は動きだすんだろうか?

12.13スノードロップ

植木鉢から種こぼれしたようで、リュウノヒゲの間で小さな小さなスノードロップが花を咲かせていました。 スノードロップの花言葉は「希望・慰め」ですって。 うつむいて咲く純白の花がひきたつように、昨日の雨で汚く散った紅葉を掃いているうちに、庭掃除に熱中して気がつくと1時間以上が経過していました。 これから寒くなるというので、暖かいうちにと木や茂みの下も徹底的に掃除。 でも明日になったら、また風に吹かれてどこからか飛んでくる枯れ葉だらけなんだろうなあ。

■いろんな記事に拍手をありがとうございます!

■Tさん、いつも拍手と温かい励ましをありがとうございます。 子猫ちゃん、かわいいですよねえ。 あの小さな肉球の間がパッと開くのがもう愛おしくて愛おしくて、いったい何回みたことやら。 コサージュは動物系と違った鮮やかな色の羊毛が使えて、それは新鮮でした。 ショッキングピンクは在庫消費してしまって、それなのにもう少しアネモネを作ってもいいかも…と、また在庫が増えてしまいそうな予感が(バカなワタシ!)。 トラはしっぽが一番リアルにできたんですよ。 顔もついにできました。 あとはどんな風に撮るか考え中(どこまでも愚図)。

■sifakaさん、拍手とコメントをありがとうございます。 ヤモリやカタツムリの写真をほめていただいて、嬉しいです。 羊毛のトラは年賀状用なんですよ。 数年前から羊毛で干支の動物を作っていて、11月頃からいろんな人に「年賀状を楽しみにしてるよ」と言っていただいているので、トラの全貌は来年の元旦にアップしますね。 しばしお待ちを。 sifakaさんも羊毛フェルト、やりましょう! どうにでもなるところが楽しいですよ。 特殊な針でサクサク羊毛をつついて作るニードルフェルトは、手芸というよりも、どちらかといえば粘土と彫刻の中間みたいな工作感覚です。 ぜひぜひ一度お試しを!
Category: 日々の記録

たまには使えるものも

羊毛を触っていると動物を作りたくなるんですが、たまには実用的なものもいいかなと思い始めたこの頃。 最近、あちこちでみかけるコサージュ…あれなら羊毛でもできそう、ということで適当に作ってみました。 1ヶ月近く放置していましたが、やっと仕上げました。

12.8フェルトの花

どぎついショッキングピンクの羊毛は、セットの中に入っていても使い道がなかったもの。 数年にわたる在庫がやっと有効利用できました。 こんな色、ぜんぜん好みじゃないけど、できあがってみれば、黒っぽい服が多い冬なら冒険してつけてみてもいいかもという気になってきました。 花びらを一枚ずつニードルである程度刺してから、水と石けんをつけて少しこすって…ああ、思った以上に単調作業で4つ作ったら飽き飽き(動物を作る方がずっと楽しい)。 お正月にくる姪3人も、こんなのならつけるかなあ。 違う色や形の花も作りたいと思っていたけれど、4つで手が止まってしまいました。 仕上げたはずでしたが、実は写真を撮った後に花心のビーズをちょっと足したりして、どこまでも優柔不断なワタシ。

懸案のアレは…

12.8虎の尾

チャームポイントのしっぽ。 くれぐれも踏まないようにご注意。
いまだに顔周辺で止まったままです。


最後に、これみて癒されてください(今頃になってやっとYou Tubeの貼りつけ方がわかりました)。



かわい~♪ 頭がヘンになりそうなほどかわいいッ!

■たくさん拍手をありがとうございます!

■Tさんは10年もシマリスを飼ってられたんですか!? すごい! かわいいけど、弱いのかと思っていました。 俵太、みましたよ。 萌えますねえ。 Tさんなら、上の子猫ちゃんにもメロメロですよね、きっと。

遅れてきたカウボーイの旅路 コーマック・マッカーシー「すべての美しい馬」

なんとなく気になったハヤカワepi文庫の新刊「越境」。 買って帰ってよくよくみたら、コーマック・マッカーシーの国境3部作の2作目と書いてあって、あれれ失敗した! やっぱり最初から読んだ方がいいだろうと第1作の「すべての美しい馬」をさらに買い求めました。 最後まで読んでみたら、「越境」は「すべての美しい馬」の続編というわけではなくて、主人公も別だとわかりました。 なんだ…。 ただ3作目の「平原の町」で第1作と第2作の主人公が登場するそうです。 ということで、「越境」が気になる人はとりあえず「越境」を先に読んでも問題ないみたいです。

12.7すべての美しい馬

物語は主人公ジョン・グレイディの祖父の棺を前にして唐突に始まります。 祖父が守ってきた牧場が人手に渡ることになると知った16歳のジョン・グレイディは、親友ロリンズとともに愛馬を駆ってメキシコへと向かいます。 途中で正体不明の少年が2人の旅に強引に割りこみ、3人で違法に国境を越えてメキシコに入国。 荒れ地をさまよううち、少年が馬を失ったことから、とんでもない災厄に巻きこまれていくことに…。 馬を愛し、牧童として生きたいと願うものの、生まれてくる時代が少しばかり遅すぎたジョン・グレイディの魂の旅を描いたハードボイルド風の小説です。

最初の100ページくらい、さすらいの旅の部分は眠気を誘う何らかの特殊効果が埋めこまれているのかと疑いたくなるほど、えらく読むのに時間がかかりました。 叙情的でゆったりとした前半とは打って変わって、後半は怒濤の展開であっというまに読了。 物語にひきこまれたというのとは少し違うんですが。 唐突に暴力的な世界にぶちこまれて(この小説のストーリーはすべて唐突なんです)、「こういうのはあんまり好きじゃないなあ」と思いながらも読み続けてしまいました。 それだけ小説に力があるっていうことかもしれません。

12.7小さな紅葉

この小説は文体がものすごく独特です。 句読点がないまま何行にもわたって一文が続き、会話には「」がありません。 説明も心理描写もありません。 ただただ起こったことを描写するだけ。 かなり読みにくいのだけれども、反面、このねじくれた文体が小説に強さを与えていて、読み終わってみると、ひょっとしたらこの小説はこの文体がすべてなんじゃないかという気さえしました。 ストーリーは通俗的というか、全体を俯瞰すればハリウッド映画によくありそうな話です(実際に映画化されているそうです)。 現代に舞台を移した西部劇をベースに、時代がかったロマンスの甘みとピカレスクの苦みのテイストをまぶしたハードボイルドという感じ。

全米図書賞を受賞したベストセラーだそうですが、ストーリーは意外に陳腐。 女性の描き方も薄っぺらいし、あんまり好きなタイプの小説じゃないんだけど、馬の美しさ、馬への愛情、メキシコの乾いた風景は強く心に残りました。 ひたすら馬に乗って、夜になれば焚き火に当たりながらコーヒーを飲んで煙草をくゆらす。 男臭いシーンが多くて、アメリカ人なら古き良き時代への郷愁、ニヒルな男の世界への憧れでうっとりするのかもしれません。 裏表紙の紹介文に「青春小説の傑作」と書かれていましたが、この主人公はどう考えても16歳とは思えません。 途中で主人公の年齢を忘れて、漠然と20代後半くらいの男を想像しながら読んでいて、最後の方で「16歳」と何度も出てきて、「うっそー! こんな16歳、いるわけないだろ」と突っこみたくなりました。 こんなに寡黙で自分のするべきことがわかっていて、強いのに罪の意識も持てるようなまじめな16歳っている? と、文句たらたら言いながら、しばらくしたら「越境」を読むつもり。 好きじゃないけど、嫌いでもないので。

■sifakaさん、はじめまして! 拍手とコメントをありがとうございました! いっぱい拍手してくださっていたんですね、本当にありがとうございます。 コメントを残してくださって、とても嬉しかったです。 アカリスの写真をみました。 かわいいですねえ。 リスってあまりにもかわいいから、どんな風に作っても本物よりかわいくできないんですよ。 リスを作るとき、このリスの写真を参考にしました(←かわいくて萌えますよ~。動物好きの方はぜひ!)。 最近ちょっとサボりペースなんですが、また遊びに来てくださいね!

■とりほさん、こぎん刺しでエールを送っていただいてホントに感謝です! あれがなかったら、まだ放置していたかも(笑)。 近ごろ羊毛沼にはまってしまって…こぎん刺しの在庫消化は年が明けてからかな。 とりあえず、材料だけは着実にためこんでます。

羊毛の色にうっとり

母が早朝にでかけるので、珍しく6時に起きました。 眠い…けど、なんて午前中が長いんでしょう! 朝食を食べてから6時間でやっとお昼なんだなあ(当たり前だけど)。 午後からでかける予定があるので、ウェットフェルトをやるのはあきらめて、小物の仕上げ作業をちょっぴりやりました。

12.5羊毛まとめ買い

昨日、「金の羊」で買いこんだ羊毛を眺めてにんまり。 仕上げるまでに異様に時間がかかったリスと一緒に記念撮影。 なんとなくリスっぽくならなくて、これじゃウサギ?タヌキ?と自問自答。 太り過ぎだったみたい。 さて、どれとどれを組み合わせてバッグを作ろうかな。

■過去の記事にもいろいろ拍手をありがとうございます!

元気です

すっかりサボり癖がついてしまいましたが、なんとか元気でやっています。 仕事で「新型かな、急に熱が出たんですけど」なんて言ってる人に会って、ちょっとビビッたけれど大丈夫でした。 仕事はぼちぼち(いいのか、これで?)、料理は毎日しっかり、あとは新バージョンを導入したとたんにあやしい動きをするようになったセキュリティソフトにキーッとなったり(フリーズ連発でブログを更新する気力減退)、歳をとって決断力がなくなった母の相談に乗ってお歳暮選びに知恵を絞ったり、ときどき発作的に羊毛を触ったり。 たいしたことをしなくても毎日がどんどん過ぎていって、いつのまにか師走です。

12.4紅葉

最近、雨が多くて紅葉がすごくきれいです。 昨日の雨で少し散ってしまいましたが、わが家のもみじがみごとに真っ赤に色づいています。 植木屋さんも「これはきれいですねえ」と切らずに残してくれました。

羊毛のトラは体の模様は思っていたよりも本格的に入れられたんだけど、顔をどうしようかなあ…と毎日眺めています。 集中力がないからなのか、創造力が足りないからか、ふっと「あ、こうなったらいいな」と思いついたときにしか作業できないんです。 とっても非効率。 手は動かないくせに、羊毛屋さんのセール案内をもらって、ついふらふらと800gも羊毛買っちゃいました。 ウェットフェルトはニードルフェルトと違って羊毛の消費量が多いから、ウェットフェルト沼にずぶずぶはまりこむとたいへんなことになりそう(汗)。

12.4ワビスケ

紅葉の下では小ぶりの椿「侘び助」がひっそり咲いています。

読書は長らく停滞中でしたが、ようやく「すべての美しい馬」を本気で読み始めました。 序盤は数ページ読むと睡魔…というペースで、つまらないわけじゃないのにすぐ眠くなる。 濱田庄司の随筆集「無尽蔵」もものすごいスローペースで、でも楽しく読んでいます。 ショーじさんってホントにいい人だなあ。 人の作風をまねし合う陶芸家についての「真似されて駄目になった人はいないし、真似してよくなった人もいない」という言葉にとても励まされました。 自分にオリジナリティがあるものなら、出し惜しみせずにどんどんアウトプットしていけばいいんですよね、ショージさん。

■Tさん、そうそう!「ぬばたま」は仙太郎の「老玉(うばたま)」からの連想です。 おいしいですよねえ、老玉。 ワタシも子どもの頃は、名前の漢字をみて「年寄りが好きなお菓子?」と疑問に思っていたんですよ。 子どもって同じこと考えるんですね、うふふ。 ああ、夜中に急に老玉が食べたくなってきました。

■いろんな記事に拍手をありがとうございます! 古い記事への拍手もとってもうれしいです。
Category: 日々の記録