映画「Dr.パルナソスの鏡」

金曜日で打ちきりになってしまう映画「Dr.パルナソスの鏡」を友だちと誘い合わせて滑りこみでみてきました。

テリー・ギリアム監督が好きとかヒース・レジャーのファンというわけではなく、目当ては急逝したヒース・レジャーの代役として登場するジュード・ロウ(それも男前鑑賞ではなくて、ポスターにあった異様にいやらしーいニヤニヤ顔をみたくて)…という異端的なワタシたち。 ギリアム・ワールドについていけなかったらどうしようとちょっと心配していたんですけど、杞憂でした。 かなーり濃い個性的な世界観なんですが、意外なほど抵抗なく映画の世界に浸ってたっぷり楽しめましたよ。

2.25パルナソスの鏡

馬車で町から町へとさすらうDr.パルナソスと娘たちは、不思議な鏡の中で別世界を体験できるというふれこみの舞台を唯一の出し物とする旅芸人一座。 博士は悪魔と取引をして不死を手に入れたものの、娘が16歳の誕生日を迎えたら、悪魔に娘を引き渡すという約束を密かにしていました。 娘の16歳の誕生日を目前としたある日、首つりをしていたトニーという謎めいた青年を助けたことから、平和な一座に波乱が起こり…。 はたして娘の運命は?

鏡の中も、旅一座が暮らす馬車も、登場人物の服装も、なにもかもがものすごく独特の世界です。 でも、映画でなくては表現できない世界で素直に楽しめて、見終わった後は不思議な満足感がありました。 おんぼろな馬車の中のギューッと狭くてごちゃごちゃした生活空間が妙に居心地良さそうで、あんなのに乗って旅してみたいかもと夢想したりして。 ジュード・ロウのにやけた顔をみたときは、思わず笑っちゃいました。 ただの男前じゃなくて役者なのが好きだわあ。 鏡の中の世界が近頃の「いかにもCG満載」という感じとは少し違った美しさがあって(CGなんでしょうけど「絵画的」という友だちの言葉に深く納得)、映画館の大きなスクリーンでみてよかったと思います。 「お人形さんのような」という言葉がぴったりの女優さんも、舞台の安っぽい作りも、人形芝居を思わせて、それがエンディングにうまくリンクしているなと感心しました。 ヒース・レジャーが急逝しなかったら、話の筋は変わっていたのかな?

隣に座っていたおばさま方は、どういう内容かも、ヒース・レジャーが急逝して3人の俳優が友情出演したことも(ヒースの遺児に出演料を寄付したんですよね)知らなかったらしくて(鏡の中に入るたびに顔が変わることの意味がわからないでしょうね)、終わった瞬間に「わけわからんかったなあ」と話してられました。 普通の物語でないとイヤという人は受けつけられないのかもしれませんね。 Mさん、次は「シャーロック・ホームズ」でジュード・ロウ鑑賞しましょうね♪


フィギュアの真央ちゃんのフリー演技がみたいのに、午後は飛びこみの仕事があってでかけなくてはいけません。 メダルはどうでもいいから、自分のベストを尽くして笑顔で終わって欲しいなあ。 真央ちゃんのスケートが特に好きというわけじゃないけど(実力ではキム・ヨナが上だと思う)、ものすごいがんばりやさんの悲しい顔を見るのは辛いので。

■拍手をいっぱいありがとうございます。 お返事はまた後ほど。
Category: 映画

さっくり鑑賞 「THE ハプスブルク」展@京都国立博物館

友だちに「招待券があるから」と誘ってもらって、火曜日に京都国立博物館で開催中の展覧会「THE ハプスブルク」に行ってきました。 ン十年前、ウィーン近くのグラーツに住んでいたワタシ。 1年にわたってお城や博物館・美術館に行くたびに「いかにハプスブルクがすごかったか」を、それはそれはたっぷりと耳にたこができるほど聞かされて、ハプスブルク帝国は一生分お腹いっぱい。 この展覧会はスルーするつもりでした。

2.23ハプスブルク展

この展覧会は絵画がほとんどです。 それなりに有名な作品もあるけど、日本人にとってインパクトがあるものは少なくて地味な内容だと思います。 看板の左に描かれているベラスケスの「スペイン王女マルガリータ」が展覧会のメインなのかな。 ワタシは右のベラスケス作「皇太子フェリペ・プロスペロ」が一番印象深かったです。 病弱だったという皇太子のちょっと影の薄い、透き通ったまなざしに心が揺すぶられました。 こういう「はかなさ」「もろさをはらんだ美しさ」「透明感」は、やはりポスターからは伝わってきません。 実作品をみられてよかった。 あとは貴石で作られた小鳥やツヤツヤの石榴・葡萄などに取り巻かれた時計がとてもかわいかった。 あんなの欲しいな。

2.23ハプスブルク展2

9時30分の開場と同時に入場してサラサラッと鑑賞して、11時過ぎに外へ出てきたら長蛇の列が! なんと50分待ちだそうです。 あまりの暖かさに日傘の列がずらっと並んでいて、さらにビックリ。 ミュージカル「エリザベート」効果??

2.23博物館の白梅 2.23博物館の紅梅

敷地内の梅がちょうど見頃を迎えていました。 人混みから解放されてホッとひと息。 ひさびさに会った友だちとのおしゃべりにも花が咲いて…

2.23甘春堂

ランチの後、さらに七條甘春堂の茶房に寄って、またおしゃべり。 ほんとうにひさしぶりにおいしいお抹茶をいただきました。 博物館には時々来ているのに、実はこの茶房に入ったのは初めて。 普通の京都人なんて、こんなもんです(笑)。 Fさん、一日たっぷりおしゃべりできて楽しかったです! 誘ってくれてありがとう。

■いつも拍手をありがとうございます。
Category: 展覧会

ひさしぶりのこぎん刺し

写真の整理は落ち着いてできなかったので、昨夜は刺しかけで放置していたこぎん刺しの続きをほんの少しだけ。 フェリシモのキットはついに6回全部を入手したのに、まだ2つめで停滞中(汗)。
 
2.22こぎん刺し薄紅

左上の写真例のように細長い眼鏡ケースのがま口を作るキットですが、ワタシの眼鏡はフレームがとても細いため強度が足りなさそう。 それに余白があった方が模様が映えてずっとかわいいと思えるから、ファスナーをつけた横長のポーチにしようかな。 ホントは長財布にしたいんだけど、仕立てる自信なし。 両側に細い縦モチーフを1列入れようか、このままの方がいいか、あれこれ迷ってばかりで手は進まず…といういつものパターンにはまっている。 それにしても、この桃色のキットは写真で見たときはぜんぜん気に入らなかったのに、刺してみたら意外にかわいくてすっかりお気に入りです。

昨日は兄がまた帰ってきて、家の中がバタバタ。 義姉が亡くなって10年、兄もようやく前を向く気になったようで、義姉との思い出が詰まった神戸から離れることを決めました。 義姉がいたときは、老後はふたりで神戸に帰って住むつもりだった家を手放して、関東育ちの娘たちのために東京にマンションを買うことに決めたようです。 いろいろ手続きやら相談があって、兄はたいへんそう。 でも、新しい一歩を踏みだして生活を一新することで、これから3人の娘たちと心豊かな人生を送れることを祈るばかりです。

■拍手をありがとうございます!

銀世界から帰ってきました

家族で信州に行ってきました。 急きょ、姪っ子1号も現地で合流して、賑やかで楽しい休日を過ごしてリフレッシュできました。 昨夜は帰宅が遅くなって、それからフィギアスケートの高橋くんのフリー演技をどうしても通しでみたくてチャンネルパチパチ…深夜になってようやく鑑賞できて気が済み、やっと就寝(笑)。 真央ちゃんより誰よりも、ワタシは高橋くんの滑りと演技が好き。 メダルが取れてホントによかった。 おめでとう!!

2.20北アルプス

スキー場でもないのに、こんな風景を眺められる宿に泊まって、銀世界で魂の洗濯。

2.20雪景色に鹿

山上は快晴ではなくて残念ながら360°の眺望はなかったものの、ホテルの窓から鹿も眺められたし、ひさびさにふっわふわのパウダースノーを踏みしめて散歩できたし大満足。 画像がいっぱいありすぎ&洗濯のひと山を片づけなくてはいけないので、詳細はまた日を改めて。
Category: 日々の記録

雪景色をみにいってきます

いよいよオリンピックが始まりましたね。 雪の風景を眺めているだけで幸せになれるワタシは、冬のオリンピックが大好きです。 10数年もの間、スキーを履いたことさえありませんし、これからもう一度ゲレンデスキーをするかどうかもあやしいくらいですけど、20代の頃は働いたお金のずいぶんな額を毎冬、信州の志賀高原に捧げていたくらいスキーが好き。 だから、滑降でもクロスカントリーでもマイナーなバイアスロンでも、人がスキー板をつけて滑っているのを眺めているだけで、いえ、カラフルなスキーウェアを着ている人がわらわらいるだけでも楽しい気分になれます。

スキー競技の中で唯一、モーグルってあまり美しくないというか洗練されていない競技だなあと個人的には感じるのですが(今回から始まった、同時に複数が滑り降りるなんとかっていう競技も危険すぎてやめてほしい)、あの絶壁のようなコブ斜面をなめるように滑り降りる技術と勇気に、テレビでみているだけでクラクラ。 上村愛子が表彰台を逃したときはもらい泣き。 ずっとがんばってきたのに、本当に残念でした。 でも、涼やかな美人は泣いてもキレイ。 それにしても優勝した人の滑りは仰天するほどすごかった。 素人目にもあれには勝てないとハッキリわかりました。 今晩はノルディック複合の個人の後半が楽しみです。

2.12白梅開花

今日は歯医者さんと人間ドックの再検査で、朝からバタバタ。 明日から金曜日までちょっと留守にします。 相変わらずゴージャスな温泉宿とは無縁のわが家。 山好きなら胸躍るような宿を目指していってきます(誰でも簡単にいけるところがステキ!)。 旅するのは本当にひさしぶり。 旅好きなワタシが去年はなんと1泊もでかけなかったなんて…ありえない。 山用のゴアテックス着て雪の中を転げ回れたらいいな♪

一日中しっとり雨降りで写真は撮れず。 上の画像は3日ほど前、お隣の白梅を再びフェンス越しにパチリとしたものです。
Category: 日々の記録

てこずってます

年が明けてから初めての羊毛フェルト。 ただなんとなく鹿が作りたくなって、1週間ほど前から気が向いたときに羊毛をサクサクニードルで刺しています。 体の形は思ったよりもさっさとできたのですが、顔でつまずきました。

2.13羊毛鹿

あの…鹿なんですよ、僕(なんとなく男の子のイメージで作ったので)。 絶対にキツネじゃないからね! 思いっきり刺し固めてしまってから気づきました、鹿ってもっと鼻面が細くて長いのね。 とほほ。

脚が太いのは、芯に針金を入れたくなかったから。 針金やモールに羊毛を巻きつければ、もっと華奢な脚にできるのは重々承知の上で、あえて針金を入れていません。 できるだけ羊毛だけで作りたいんです。 サクサク刺しているときに針金にニードルがカチンカチン当たる感覚がとてもイヤ。 みんなは平気なのかなあ。

2.13羊毛鹿2

「鹿ですよ」とわかりやすいように体に斑点をつけようと思ったけど、トラの縞々と負けず劣らず、む、むずかしい…。 鹿は大人でも夏毛には斑点があるって、今回初めて知りました。 動物を作ろうとすると、それだけで勉強になります。 

というわけで、完成はいつになることか…。 小さな角もつけたいような、つけたくないような、迷い中。 いつか立派な角がある雄々しい牡鹿を作ってみたいなあ。

今年の義理チョコ

今年はバレンタインが日曜日だから、義理チョコはあまり売れないそうですね。 昔、みんなが盛んに義理チョコを配っていた時代には「意地でも買うもんか」とそっぽを向いていたくせに、ここ数年はレギュラー仕事で毎月会う方3、4人には義理チョコをあげています。 仕事をもらっているだけでなく、本当にいろいろフォローしてもらっている人=1名(それ以外の人は渡す義理はないけど)には、1年に1度くらい感謝の気持ちを表したくて。 おじさんも妙齢のお姉さんたちも、形だけの義理チョコでもすごく喜んでくれるので、毎年ちょっと目先の違ったものをパパッと探して買ってます。

2.5義理チョコ

今年は、オーソドックスに京都らしい祇園辻利の抹茶生チョコにしました。 渡す相手は京都人じゃないし、京都ブランドに反応しそうだから。 辻利だからすごく濃厚な抹茶味かと思ったら、意外にあっさりしていて苦すぎない。 子どもでも大丈夫そうな味でした。 生チョコなのに室温でも大丈夫というのも、持ち歩く時間が長そうな人にも渡しやすくてポイント高し。 2月初旬に渡して、家族用のもとっくにお腹の中。 本当は、辻利のコーナーで試食させてもらった玄米茶チョコがすごく気に入ったんだけど、微妙に値段設定が予算と合わず(安過ぎか高過ぎ)断念。 自宅用に買えば良かったと今頃後悔してます。 個人的には今熊野の大谷園茶舗の、ものすごく濃厚で苦くて食べ始めると止められなくなる中毒性(?)のある抹茶生チョコがひさしぶりに食べたいなあ。 見た目は普通のお茶を売っているお店なんですけどね。 東福寺方面へおでかけの方、一度お試しあれ。

2.12藪椿

いつのまにか咲き始めた藪椿。 雨上がりの落ち椿はヒヨドリの仕業。
Category: 日々の記録

高密度な映像美体験 映画「アバター」

友だちに誘われて、ふたつ返事で昨日みにいった映画「アバター」。 こういう娯楽系映画は誰かと一緒にみたい派です。 ストーリーや映像についての辛口評をたくさん目にしましたが、ワタシは結構楽しめましたよ。 この映画は、割高料金を払っても映画館でみるのが断然おすすめです。 めくるめく映像美をみるだけでも十分に価値があると感じました。

2.10アバター

あちこちで紹介されているのでストーリーは省略(手抜き)。 特に語ることはありません。 感情を描くシーンが少なくて、登場人物を誰も好きになれませんでしたが、たぶんこれ以上映画を長くしたくなかったんでしょう(ゴーグル着用時間の限界を考えて)。

ワタシがみたのは吹き替えの3D版。 ふだんは眼鏡をかけていないのですが、映画や展覧会では眼鏡がないとみえない近眼なので、3Dゴーグルと重ねて着用しました。 やっぱり重かったです。 後半はずり落ちてくるゴーグルと眼鏡を引っぱり上げるのがうっとうしくて違和感は最後までぬぐえず。 それでも、奥行きのある美しい映像を浴びるように感じられて、3Dでみてよかったと思いました。 まったく違った世界を「体験した!」という痺れるような感覚を味わえた3時間足らずでした。 ただ、常に極度の疲労状態の目を抱えているせいか、30分を過ぎたあたりから終わるまでずっと涙ダラダラ(泣くというのではなくて)。 高密度な異世界の映像に文字通り目を見張ってしまい、まばたきが少なくなってドライアイ状態になったためかと思われます。 みおわった後は目と脳がものすごーく疲れてしまい、帰ってからPCを開く気にもなりませんでした。

映像は本当にすごかったです。 特に、深海の生物を思わせる植物の描写がきれいでうっとり。 あの世界に住む原住民(?)が植物とつながる姿、ちょっと羨ましかったです。 あんな風に植物とつながれたら、すごく気持ちよさそう。 ただ、異世界の造形はジブリを思い出させるものがとても多くて、「ジブリはやっぱりすごいなあ」と感心。 「ナウシカ」「もののけ姫」を彷彿とさせるシーンが多かったです(ファンじゃないワタシでも)。 そのほか、「エイリアン2」とか、オマージュ的にいろんな映画の要素が散りばめられていたような。

いろいろ感じるところがあった映画ですが、一番最後に心に残ったのは「よくこんな映画をアメリカでつくったよな」ということ。 だって、他の惑星に侵略的に攻めこむ人間側は「海兵隊」ですよ、「海兵隊」。 「地球○○隊」とかいう名称じゃなくて。 ということは、あれは「地球人」の総意というよりも「アメリカ」のエゴだということがハッキリしている。 アメリカ批判そのものと感じたのはワタシだけでしょうか? 原住民が暮らすジャングルをへりで焼き払うシーンは、ベトナム戦争を彷彿とさせました(ベトナム戦争世代じゃないのに!)。 そもそも、原住民はどう見てもアメリカ先住民を思わせる風俗ですし。 最終的に悪役をひとりにしたことでお茶を濁してはいますけれど、キャメロン監督はアメリカ人の傲慢さに我慢がならないのではと思わされました。 こういう描き方をしてもアメリカで大ヒットというのは、アメリカがそれだけ懐が深いってこと?
Category: 映画

メンテナンス月間

歯医者さんに行かなきゃ行かなきゃと思いながらも虫歯を放置して、奥歯が欠けたのが昨年末。 2ヶ月足らずで終わるつもりが、ほかにも治療でかぶせた金属の下で虫歯が拡大しているところが2ヶ所もみつかって、まだまだ歯医者さん通いが続きそうです。 ぜんぜん出歩いてないのに、なんだか最近やたらにお金が減るなあと感じていたら、お医者さんで使ってたんです。 う~、なんか空しい。 1月は人間ドックがあったし、いまは歯医者さん+花粉症予防薬をもらいに耳鼻科通い、さらに人間ドックでまた尿の潜血反応でひっかかって精密検査も来週あって、ひまなはずなのに気ぜわしい。

歯医者さんは同じ区内にあるものの、わが家からは行きにくいところ。 バスを乗り継ぐのも結構時間がかかるし、運動不足解消もかねて、毎回、片道は歩くことにしました。 地図で調べてみたら、ちょうど5.5km。 さっさと早足で歩いて1時間、かなりいい運動になってます。 1時間で5kmとすると、1日にいったいどれくらいの距離なら歩けるんだろう? そういうことを考えていると、昨年から一度やってみたくてウズウズしている四国の歩き遍路のことがまた気になってきました。 重い荷物を背負って毎日長距離を歩き続けるのは、こんな感覚とはぜんぜん違うんでしょうね。 どれくらい歩くと自分の限界が来るのか、知りたい。

2.9福寿草

今日は途中で恵文社一乗寺店に寄ったら、いつものようになかなか出られなくなって、店の中を端から端まで徘徊。 絵本が欲しいのもフェルトの本が気になるのもぐっと我慢して、岸田衿子の詩集を1冊だけ。 ここへ来ると、普通の小説じゃなくて、いつもは買わない詩集とか知らない作家の随筆を買ってしまいます。

写真は、庭で今年はじめて咲いた福寿草。 ぱっちり開いた黄色の花は、まさに陽だまりの色。
Category: 日々の記録

節分の気分

書いている途中でフリーズして消えてしまったため、アップしそびれた写真。

2.5福豆

節分の少し前、母が知り合いからいただいた鼓月のお菓子。 おかめのお干菓子とお豆が枡に入っていました。 風情たっぷり。 おいしかったです。

2.8白梅ほころぶ

今日は寒さがゆるんできたので、ひさしぶりに庭を見回りました。 まだ全体に冬枯れですが、福寿草と雪割草のつぼみがほころび始めていました。 写真に撮るものがなくて、うちへと枝を伸ばしているお隣さんの白梅をパチリ。 いまにも咲きそうな蕾の真ん丸な形がかわいい。

ここ3日ほど暇なのをいいことに、ぼつぼつと気が向いたときだけ羊毛で鹿を作っています。 鹿ってむずかし~。 体の形はほどほどうまくできたのに、顔がどうしても鹿にならなくて苦戦中。 そういえば、少し前にシロクマの赤ちゃんを作ったけど、これも顔が気に入らなくて放置。 ワタシの悪い癖だ。 最後まで徹底的にやらないとダメですね。 あ…またフリーズして少し消えてしまいました。 さっさとアップしないと(焦)。
Category: 日々の記録

無名の郷土画家発掘の裏にあるもの 篠田節子「薄暮」

ブログを書くとたびたびフリーズして記事が消えてしまうため、ブログを更新する気力がめっきり落ちてしまいました。 自動バックアップにしておいてもごっそり消えてしまったりして、画面を見つめて夜中にひとりゲッソリ。 だいたいブログ以外ではあまりフリーズなんてしないし…どうなってるんだろう? どう考えてもIE8にしてからの不具合、ブラウザの問題と思われるけどPC音痴にはわからない。

さて気を取り直して、何度目かの書き直し(泣)。

篠田節子の小説を読むのはひさしぶり。 本当は新興宗教のことを書いているという「仮想儀礼」が読みたかったんだけど。 上下巻に分かれていて結構な値段になるので、単行本を買うのはちょっと…。 図書館でも人気で、予約をして借りたのでは上下巻をバラバラの時期に読むことになりそう。 それもイヤだなということで、文庫本化されるまで気長に待つことにしました。 そこで、最新刊らしき「薄暮」を図書館で借りてきました。

2.7薄暮

中央画壇に背を向け、新潟の片田舎で絵を描き続けて無名のまま亡くなった画家。 その作品をたまたま目にしたエッセイストが雑誌に書いたことから世間に知られることになり、雑誌編集者・橘は地元の人々の熱意に引き寄せられるようにして画集をだすために奔走しはじめる。 ところが、献身的に画家を支えた未亡人から思いがけない横やりが入り、さらに画家を経済的に支えた旦那衆も絵画の値上がりを目の当たりにして足並みが揃わなくなり、あやしげな画商の姿もちらついて…。

無名の貧乏画家に尽くし続けた女の情念、そして美術品をめぐる人間の欲をえぐった長編小説です。 未亡人が抱えるどろどろした複雑な思いが強烈で、新潟の陰鬱な冬空を思わせるような重苦しさに包まれた話なのですが、ミステリ風の味つけもあって意外にさっくり読めました。 突然の絵画ブームのしかけ、画商の存在や著作権のことなど、一般人がうかがい知ることのできない美術界の舞台裏が、かなりリアルに(たぶん)描かれていて興味深かったです。 人間の嫌な部分が次々に出てくるから読み心地は決して良くないし、読み終わった後に「人生観が変わる」といった建設的な内容ではないけれど、それでも読ませてしまうのは小説家・篠田節子の手腕ですね。

人間が胸の奥に抱えるどろどろした情念をテーマにしていること、ふだんは知ることができないさまざまな業界の裏側をのぞきみる面白さ、読者をひきつけるミステリアスな展開(ミステリではなくて)、そして読者をやるせない気持ちにさせる物語の最後を必ず一筋の光を感じさせるシーンで締めくくる親切心…ああ、これが篠田節子の小説なんだと独りごちしました。 重くて知的なエンターテイメントという感じ。 前回読んだ「ロズウェルなんか知らない」がちょっと意外なほど軽くて作風が変わったのかと思ったのですが、本質的に変わってなくてファンでもないのに妙に安心しました。


ああ、やっと最後まで書けた…またフリーズしたらイヤなので、とりあえずアップ。
Category: 篠田節子

吉田神社の節分祭

昨日、彦根に日帰りででかけた仕事を大急ぎで仕上げて、母と一緒に吉田神社の節分祭へ行ってきました。 京都はただいま強烈な底冷えの真っ最中。 冷蔵庫の中にいるみたい。 寒かった~。 でも、今年は初詣にいけないままだったから、旧暦の初春気分が味わえて、寒さに負けずにでかけてよかった。

2.3節分祭3 2.3節分祭2

2.3節分祭1 2.3節分祭4

大元宮(本殿)の前で、思いがけず鬼ご一行さまに出会えました。 2日夜とは鬼の扮装が違います。 3日はいい鬼になって(?)ちゃんと服を身につけています(笑)。 2日は大暴れした鬼も、3日になると「笑う門には福来たる」と言いながら道行く人の頭を扇子でポン、ワハハ~と大笑い。 鬼に付き従っている女の子たちの最後尾で、小柄な女の子がホラ貝をしっかり吹き鳴らしていてびっくりしました。 かっこいい。 境内は夜店ぎっしり並びます。 ふだんはひっそりと静まりかえった吉田神社だけれど、京都では一番賑やかな節分祭なんですよ。

2.3大元宮 2.3大元宮2

大元宮は八角形。 何度見ても不思議。 しめ縄の張り方も普通と違うみたい。 中央の柱に触ってからお参りするのだそうです。 自分がもっている厄を神さまに肩代わりしてもらえるんですって。

2.3セカンドハウス

あまりにも寒くて行き倒れになりそうだったので、歩いて帰る途中、銀閣寺の「セカンドハウス」に避難。 やっと生き返った! 晩ご飯はもちろん鰯です。

■いつも拍手をありがとうございます。
Category: 日々の記録

アジア人のしぶとさ 高野秀行「アジア新聞屋台村」

ずいぶん前に本屋さんの文庫新刊コーナーでみつけた高野秀行「アジア新聞屋台村」を今頃になって読了しました。 ものすごく期待して読み始めたのに、最初でつまずいて放置していたんです。 アジア各国を旅したことがある人なら、もっと興味深く読めたのかな。

1.30アジア屋台村

東京で日本在住のアジア人のために各国語で新聞を発行している会社で、編集兼ライターの仕事を得た著者の駆け出し時代(たぶん)のことを書いた本です。 いろんな人の個人的な事情に差し障りがないように、一応「小説」という体裁をとっていますが、限りなくノンフィクションぽいです。 編集部は基本的な段取りさえ無視のアジア的な混沌の世界。 そこで、アジアのいろんな国から日本に来ている個性的な面々に囲まれて、ひとりで力んだり怒ったり、一緒に笑ったり。 ようやく落ち着いたと思ったら新たな脅威が現れて、高野青年ピンチ…。

全体を通してみると、孤軍奮闘しながらやがて自分のいるべき場所をみつけていく青春物語的な構成になっていますが、主眼はどちらかといえばアジアのいろんなお国柄というか、それぞれの強烈な個性に置かれているように感じました。 アジア人の(いい意味での)しぶとさが強烈に印象的でした。 日本人はひ弱ですねえ。 その中でもひ弱なワタシ、この本の女社長・劉さんの爪の垢を煎じて飲まなくてはいかんなあと反省したりして。 高野さん独特のユーモアあふれる文章を期待していたんですが、ちょっとパンチ不足で残念。 もっと笑わせて欲しかったなあ。

同じ著者の「異国トーキョー漂流記」「ワセダ三畳青春記」と合わせてトーキョー三部作だそうですが、「異国トーキョー漂流記」が断然おすすめです。 内容も表現もすばらしくて、一気に高野さんのファンになってしまった本です。 ユーモアとペーソス、そしてやや小説風味という点では「ワセダ三畳青春記」の方が「アジア新聞屋台村」よりよかったな。 なんだかんだいいながら、実はもう次の本「幻獣ムベンベを追え」を買ってしまいました。 かなり高野さんにハマってます。

土曜日はテープ起こしを放棄して、10数人のプチ同窓会に行ってきました。 行くまでは何となくおっくうだったけど、行ってよかった。 6時からワイワイしゃべって飲んで、あっと気づいたらもう夜中。 たいして内容のあることを話しているわけじゃないけど楽しかった。 たまには、おおぜいの人と話をすることも人間として大切ですね。 それにしても「vogelちゃんって、中1の頃とほんっとに変わってないねえ」と言われるのは、喜んでいいものなのかどうか…。 女としても人間としても成長ゼロ?

■おーりさん、こんばんは! 読書記録、楽しんでいただいてウレシイです。 ワタシの好みってどうも世間一般とかなりズレがあるようですが、参考になってます?
Category: 高野秀行