新たな楽しさ発見

仕事がヒマなのを利用して、手仕事のワークショップへ。 ネットで一目惚れしたステキな作品を教えてもらいました。 しかし、初めて触る針金に四苦八苦。 なかなかイメージのようにはできず(頭の中では妄想ワールドが広がっているのですが)。 予想以上にむずかしかった…。 でも、先生がていねいに教えてくださってなんとか完成。

9.27ワークショップ

一緒に習った方たちの作品と一緒にパチリ。 つくる人の個性がでて、ズラッと並ぶと面白いです。 土台の色も、つくる形も、活ける植物も自由で楽しかった!


9.27ワークショップ2

私が作ったのはこれ。 ちょっと渋すぎかな。 でも、満足。 先生のセンスがとにかくステキ♪だから、なんとかサマになりました。 もっと先生の作品を間近でいっぱいみたいなあ。
 

9.27ワークショップ3

春の水彩画に続いて、ココの催し。 無心になれる楽しい時間がもてて感謝。



9.27ススキ

2日連続で快晴。 澄みわたった青空をバックに、ススキが風になびいて金色に輝いていました。 もうすぐ中秋の名月ですね。

■拍手をいつもありがとうございます。

ドラマティックな何かを待つ女たち 角田光代「ドラママチ」

読んだまま感想を書いていない本の備忘録としてメモ。

読む本に困ったら手にとる角田光代。 普通の「好き」っていうのとはちょっと違うんだけど、カクタさんの本はつい読んでしまいます。 読んでスッキリするわけでもなければ感動するというのでも全然ないのに。 普通には目を背けたくなるような、見ないふりをしたくなるような、心の奥のモヤッとしたネガティブなものを拡大鏡でのぞきながら解剖していくような感じ…なんていうと読みたくなくなるでしょうけれど(笑)。



東京の中央線沿線に点在する街を舞台に、平凡すぎる自分に心底うんざりしている毎日に風穴を開けるドラマティックな出来事を「待っている」女たちを描く短編集です。 女が待っているのは妊娠、プロポーズ、性根の悪い姑の死、いまの自分とは違う”ほんとうの自分”が突然キラキラと現れる瞬間…。

ドロッとした初期の角田光代ワールド(直木賞受賞作「対岸の彼女」とは違う)を軽そうにみえるオブラートで包んだ風味。 かなり好きでした。 平々凡々に生きている自分に対してジタバタしているみっともなさ、苦しさ、狂おしさ。 閉塞感を描きながらも、フッと肩の力が抜けていくような読後感があって、鬱々しすぎてなくてよかったです。 東京の中央線は私にとっては完全に未知な場所だけれど、街の感じもおもしろかった。 「森に棲む魚」や「三面記事小説」みたいにブラックじゃないので、安心して(?)読めますよ。


9.26ヒックリカエル

ヒックリカエル!(笑)

仕事の打ち合わせに行った先に、こんなキュートな照明があって思わずパチリ。 カメラをもってなくて残念…携帯のカメラ機能を初めて使ってみました(世間から遅れすぎ)。 意外にキレイに写ってました。 

■いつも拍手をありがとうございます。
Category: 角田光代

テロリストの帰還 ベルンハルト・シュリンク「週末」

世界的なベストセラー小説「朗読者」の著者ベルンハルト・シュリンクの最新作です。 「朗読者」は小説としてあまり好きではなかったのですが、本屋さんに並んでいて、日本でいうところの全共闘世代をテーマにしているということで興味をひかれて、ひさびさに新刊本を購入。 新潮社のクレストブックスはついつい欲しくなるステキな装丁&文字組みですし。



赤軍派テロリストとして殺人を犯し服役していた男が恩赦により20年ぶりに帰ってくる。 母親代わりの姉は弟の出所を迎えるため、週末に弟の旧友たちを郊外のヴィラに招待してパーティーを企画。 しかし、20年の歳月はそれぞれの立場を大きく変えていて、友情、ねたみ、かつての淡い恋…互いに胸に秘めた思いが交錯していく。

裏表紙に書かれている「償うことができない行為をした人間は、その後、どうやって生きていけばいいのか。人は人生との折り合いを、どうつけていけばいいのか。…何より人生への深い洞察がある。」という言葉にひかれて買ったのですが、そうかなあ?? 読む前に「こういうオチだったら嫌だな」と思っていた通りの終わり方でした。 なんだかな。 文章がそれなりにいいから、読んで損した!とまではいいませんけど買わなくてもよかった。

9.23キンミズヒキソウ


この著者の語り口はとても洗練されているんだけれども、どれも「小説のネタにするためによさそうなテーマを探した」という感じがしてなりません。 この小説でも、結局テロリストの断罪はどうなったんだ?と突っこみを入れたくなりました。 テロリストの男がまるで反省の気持ちがないのは実際そんなものなのかもしれないけれど(日本に戻ってきた某・女テロリストもそんな風にみえます)、この小説の登場人物のほとんどが、男の過去の罪に対してほとんど何も気にしていない。 暴力を行使した全共闘世代に対して釈然としない感じを日頃からもっているから、このエンディングにイラッときたのかもしれません。 もしかしたら、著者は「赤軍派世代なんて、こんなものなんだよ」ということがいいたかったのかも。 だとしたら、作戦勝ちです。 とても演劇的で、そのうちこのまま舞台になりそう。 でもなあ…人の命の重さをどう考えているのか、著者なりの答えを示して欲しかったです(勧善懲悪じゃなくてもいいから)。


■拍手をありがとうございます。 みんな、いろいろたいへんなことを抱えているのですよね。 前の記事を書いた直後はあまりにどんより暗い内容だから消そうかと迷ったのですが、生きていればそんな日もあります。 暗い気持ちを書いてしまったけれど、そうすることで少しでも誰かに寄り添えたとしたら幸いです。

画家アンリ・ルソーへの愛 原田マハ「楽園のカンヴァス」

画家アンリ・ルソーに特に興味があったわけではないのですが、たまたまテレビでみた著者のインタビューがおもしろくて単行本を買ってみました。 直木賞候補にもなった作品です。



著名なコレクターからの依頼を受けて、未発見のアンリ・ルソーの絵についての真贋対決をすることになった野心的な学芸員と気鋭の女性研究者。 謎に包まれた実在の画家アンリ・ルソーの生涯をテーマに、現代に生きる男女の恋の行方と美術界の実情をからめてスリリングに描いた長編小説です。

アンリ・ルソーの強烈なインパクトのある画風は知っていましたが、これほど不遇だったとは知らなかったので、とても興味深く読めました。 この本を読むとルソーのいろんな絵をじっくり眺めてみたくなります。 ただあまりにも著者がアンリ・ルソーが好きだったためと思われますが、書き急いだ感じ。 直木賞がとれなかったのは読んでみるとそれなりに納得です。 ニューヨーク近代美術館MOMAでキュレーターとして働いていたという著者だから描ける舞台裏が(知りすぎていたため?)かえって説明的になってしまっていたり、冒頭の展開がちょっとモタモタしていたりと、すごくもったいないなあと感じるところも。 それでも、美術に興味がある人なら楽しく一気読みできると思います。

9.14サルスベリ

サルスベリの花はそろそろ終わり。 1週間ほど前までは、小さな花が輪っかのようになって木の周囲に落ちていました。 きれいなまま花が落ちてると思ったら、木の根から新しく生えてきた細い枝の先で咲いていました。 近くで見るとサルスベリの花ってフリルたっぷりで愛らしくて、不思議な形。

月曜日は、東京から叔母が母方の祖母と兄のお墓参りに来てくれてました。 あとは相変わらず終わりがみえない兄の事故の補償交渉のため、さらに追加で必要な書類を揃えるのにあちこち連絡したりして、それだけでグッタリ。 補償交渉といっても、妹は対象外なので完全なるボランティア…せめて、この2年間の心身の不調のために支払った医療費だけでも返してもらいたいくらいなのに。 法律のこと、保険のこと、普通の人が知らないまま一生を終わるようなことばかりに振り回されて。 こんなこと、知りたくなかった。 この件が終わるまで、ほんとうに喪が明けることはない気がします。


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Category: 原田マハ

ベストセラーは肌に合わないらしい 冲方丁「天地明察」

初めて手にとった作家。 冲方丁と書いて「うぶかた とう」と読むそうです。 単行本「天地明察」がでたときから「文庫化されたらすぐ買おう」と待ち構えてました。 しかし…読むのが辛かった…読み終わるまで4ヶ月くらいかかりました(それでもなんとか読み切った)。 本屋大賞のみならず吉川英治文学新人賞まで受賞して、直木賞にノミネートされたからと、私が勝手に期待しすぎました。

江戸前期に改暦という大事業を果たした渋川春海を描いた新しいタイプ(たぶん)の歴史小説です。 江戸城で将軍をはじめ幕府の重鎮たちの囲碁のお相手を務めていた棋士・渋川春海は、本業よりも数学・天文学に強い興味をもち、やがて日本独自の暦を導入するために奮闘することに…。

 

江戸時代の京都と江戸が舞台で、天文学・和算・囲碁をテーマにした時代小説と聞いて、そんな地味な素材をベストセラーになるほどワクワクした読みものにしたのかとすごく期待していたのですが…うーん、残念。 私には合いませんでした。

誰かの感想に「ト書きみたい」とありましたが、読んで納得。 「びっくり」とか「がっくり」とか「悲しかった」「うれし泣きした」みたいな地の文章を読み飛ばせる読者なら、楽しく読めるかもしれません。 ふだんから本をよく読んでいる人、味わいのある文章が好きな人、時代小説にこだわりがある人が読むとガックリきます、たぶん。 時代小説らしさを突き崩すような作風なら、それはそれでよかったんだけど。 全体の構成も前半に力が入りすぎて、肝心の改暦についてが尻すぼまりになったのもなんだかなあ…。 Amazonのレビューで評価が低い人は数学的あるいは天文学的な誤りを指摘しているんですが、それ以前に読みものとしてこれでいいのか?

映画化に合わせて再び話題になるんだろうけれど、本好きにはおすすめしません。 最近、「これはおもしろい!」という本に出会えていないのは、自分の体調のせいなのかなあ。


9.7黄色の花

雑草園のような庭で勝手に咲いている、この黄色の花。 今日いっせいに、庭のあっちこっちで揃って開花しました。 夕方にはしおれてしまう一日花。 名前がよくわかりません。 タマスダレ?


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