もう梅雨!?

喉が痛くて声がでないまま1週間。 これはウザイおじさんお遍路の悪口を言うなという弘法大師さまからのメッセージなのかも(笑)と思いました。 文句言ったり人を悪く言ってはいけないのですよね、お遍路は修行なんだから。 話せないだけで体力的には特に問題なかったので、5日間家を留守にしていた罪滅ぼしに料理や庭仕事を熱心にやっていました。 仕事は相変わらずヒマヒマ(汗)。

5.27ドクダミ

結局、私は体力あるのかないのか?? もともとは女にしては健脚だと思う。 今回の5日間もベテランのおじさんお遍路さんみなさんに「歩くのが速いね」といわれました(ゆっくり歩くとそれだけ疲れる気がします)。 四国88ヶ所でも最難関といわれる「遍路転がし」の焼山寺への登りもヒーヒー言いつつも、おじさんたちにくっついて登っていって、到達してみれば休憩を入れて5時間30分。 「健脚5時間、並足6時間」といわれるルートなので、3年間ひきこもり生活でほとんど歩いていなかった割にはよく歩けたと自分をほめてやりたいくらいです。 山を直登すれば苦しいということ、そして重いリュックを背負って歩く感覚は、二昔前の登山熱中時代に骨身にしみて分かっていることだったから辛いとは感じませんでした。

5.27お遍路さん

なんといっても、一緒に登ってくれたおじさんお遍路さんお二人がいてくださったことが心強かったです。 励ますでもなく、でもときどき待ってくれていて。 その控えめに気にしてくださっていることがとてもとてもうれしかった。 山歩きに夢中になっていたときでも、大文字山といえども絶対に単独行をしなかった私…おばけとか霊なんて怖くないけど悪意のある人間はすごく怖いから、このルートで一人だったらどうしようとすごく心配でした。 福島のMさん、神奈川のYさん、ありがとうございました。 今頃、おふたりは梅雨入りした四国のどこかを元気に歩き続けているんだろうな。 どうか無事に結願されますように。


ほんとうはもっと歩き続けてみたかったなあ。 自分がどのくらい歩けるのか知りたかった。

■拍手をありがとうございます。
Category: 日々の記録

休暇は終わった

でかける前はあんなにあれこれ不安だったのに、あっというまに今回の歩き遍路の旅が終わりました。

5.19お遍路打ち止め

打ち止めのお寺から歩いてローカル線の小さな無人駅へ。 白衣を脱いでリュックにしまったら、ああ、終わっちゃったんだなあとセンチメンタルな気分に。 行程上たまたま同じ宿に泊まることになったおじさんたち数人と元気な女性3人組みと前になったら後になったりしながら同じ道をたどってきて、私だけがここで一旦終わり。 みんなは見果てぬ先へと一歩一歩、いまも歩いているんだなあと思うと、ちょっと寂しい。

歳をとって料理を全然しなくなった母が5日間家事をしてくれたことに感謝。 いつかまた、天啓のようにふっと時間が空いたら、気負わずでかけよう。 楽しいというのでもなく、ただ苦しいだけでもなく、遍路の道にあるのは「無心の時間」。 1周するためにかかるのと同じお金で結構贅沢な海外旅行だっていけるのに…なぜか、またここへ帰ってくると思う。


とはいっても、いいことばっかりじゃないんですよ。 腹がたってボロボロ涙があふれたこともあります。 訳知り顔のおじさんのつまんないご高説に猛烈に腹をたて、なんでそっとしておいてくれないんだろうと憤る、人間が小さな自分にもまた腹がたったりして。 それはもう少しほとぼりが冷めてから。


歩きながらみつけた小ネタ集を。

5.19罰当たりな鳩

シュールな光景。

5.19立派な家

住人に似合わぬ豪邸は先代から受け継がれたものか?

5.19猫の視線

歩いていて視線を感じたら。

5.19嫌がらせか

最後の写真は、お寺で納経帳にはさんでくれた新聞紙。 1番札所で墨と朱肉を吸い取るためにはさんでくれて、一日次から次へとお寺で順繰りにこの紙を吸い取り紙として使っていたんです。 1日が終わって宿で御朱印を眺めようと開いてみれば…よくみると、な、なんなの! これはあんまりなのではッ!?


というわけで、一応元気に帰ってきました。 足腰は意外に平気。 ただ喉がつばを飲みこむのも痛いほどで声が出ない。 少し身体を休めます。

■応援の拍手をいっぱいありがとうございました! 道中とっても励まされました。
Category: 日々の記録

なんでこんなことを


こんな急坂を登りながら、なんでこんなことをしてるんだろうと、ふと自分がバカに思えることも。でも峠を越えると、こんな風景がまだ残っていたの!と感激するような、美しい山あいの集落が待っていたりします。今日はそんな風景を前に、やさしい阿波ことばのおばあちゃんとお話ししながらハッサクをいただいて。その後、思ったよりも早く20キロ歩けてしまって、静かなお寺の門前でアイス屋さんのお兄さん・お姉さんとゆっくりお話したり。急がないことで豊かな時間がもてて満足。

お遍路って、うっかりすると単なるスタンプラリーになってしまうんですけど、仕事じゃないんだから急ぐ必要なんてないんだなあと4日目にして実感しました。今日、宿に着く時間が早すぎるときづいて宿をキャンセルしてもっと先まで行くかどうか思案していたとき、偶然初日からずっと宿が一緒だったおじさんと会ったんです。健脚なのに道端で時間つぶしをされていて。「昨日あれだけ歩いたんだから、今日はこれくらいでいいですよ」と言われてハッとしました。ひとつでもたくさん、ひとつでも早くと欲張る気持ちが自分の中にあった。早く回ったから価値があるわけでもないし、歩いているからエライわけでもない。うーん、お遍路は深い。

あともう少しで今回は打ち止めです。
Category: 日々の記録

峠を越えて


昨日は無事に山越えして、今朝も元気に歩き始めました。すでに峠を越え、これからこの山を巻いて平野まで行く予定。ウグイスの声が気持ちいい。
Category: 日々の記録

足が棒


歩き始めて2日目、典型的お遍路さんスタイルにも慣れました。上半身だけだけど。最初は気恥ずかしかったものの、徳島ではごくフツーの光景。白衣と菅笠・金剛杖だと、周りの人も「あの人はお遍路」とわかって女一人でウロウロしていても怪しまれない。それにしても、こんなにたくさんの老若男女がお遍路していることにビックリです。もちろん、歩いているのはごく一部で、たいていは車かバス、たまに自転車も。歩き遍路は最近外国人も増えてるそうです。いままで知らなかったディープな世界。

今日はアスファルトの道を20キロ以上歩いて、最後はヨレヨレ~。明日は遍路道最大の難関が! 棒になった足で山登りです。
Category: 日々の記録

歩いた歩いた


カンカン照りの中、歩きました。最後の2キロ、突然足が重くなっていつまでたっても宿に着かない気がした。こんな道ばっかりならいいのに…アスファルトの道をえんえん歩くと足がよけい疲れます。一人で知らない町を地図を片手に歩いていると、仕事の修業時代を思い出しました。
Category: 日々の記録

練習


明日から四国お遍路に行きます!勢いのまま歩き出すことにしました…といっても、わずか5日間だけの区切り打ちだけど。 携帯から更新できるように設定したので、練習のため咲き始めたばかりのエニシダの画像を添付してアップ。うまくいくかな。
Category: 日々の記録

日本の過去を振り返る 角田光代「ツリーハウス」

話題になっていた角田光代「ツリーハウス」が気になって単行本を買うべきかずいぶん逡巡していたのですが、文庫化されてやっと読めました。



仕事を辞めて再就職をするといいつつも、中華料理店「翡翠飯店」を営む実家で無為な日々をズルズル送っている現代の若者・良嗣。 同居している祖父が亡くなってはじめて、祖父母がどのような人生を送ってきたのか、まったく知らないことに気がつく。 「帰りたい」と意味不明なことを口走る祖母に付き添って、祖父母がいたという中国の旧満州へ、ひきこもりの無職の叔父とともに旅立って…。 祖父母・父母の世代から現代の良嗣の兄弟たちの世代まで続く、日本のどこにでもいそうなごく普通の家族がたどった三代の歴史が明らかになっていく。

5.8菖蒲

ずらずらと大家族の面々が登場してたくさんの名前と人間関係がすぐに頭に入らず、さらに現代と過去が頻繁に入れ替わる構成で、最初はちょっと戸惑いましたが、後半はひさびさの一気読み。 感動とか大好きとか、そういう小説ではないのだけれど、やっぱり日本人として特に若い世代には百田尚樹「永遠の0」とともに読んでおいて欲しいと思いました。 昭和の歴史、反戦…そういうむずかしい話だけでなく、改めて考えてみたら祖父母の世代のことって意外に知らないんですよね。 田舎の庄屋だったとか「士族の娘」とか…曾祖父母の世代だと江戸時代!? この本を読んだら、自分のルーツについて思いをはせるかも。

いまの政権の対外的な強硬姿勢や憲法改正のハードル引き下げ…昭和の歴史を読むと、サヨクじゃないワタシでもこのままその時の勢いのようなもので国の方針を簡単に決めてしまっていいのか不安に感じます。 アベノミクスだって為替レート上の操作で景気がよくなったかのようにみえているだけなんじゃないのか?? かといって投票したい政党が一つもない現状って…。

5.8苧環

わが家の庭では端午の節句に遅れて、ようやくアヤメが咲きました。 オダマキも咲き始めたところです。 ワタシの遍路は行くことが確定して、昨日は山用品の店でひさびさにいろいろお買い物しました。 以前着ていた山用衣類はほとんど処分してしまっていたし、なかなかにステキな出費…ま、山へも着ていけるからね。 よしとしよう。 歩き遍路って実はすごい贅沢なんですよね。 車やバスで回るよりずっと時間もお金もかかるんだなあ。


■いつも拍手をありがとうございます。
■おりおりさん、コメントをありがとうございます。 ぼちぼちだらだらな毎日です(汗)。
Category: 角田光代

行けるかな?

ゴールデンウィークは家でのんびり。 母の庭仕事を手伝って、あとは…なにしてたっけ? 布団干したり、寝具を全部洗ったり、冬物の衣類を洗って片づけたり。 普通の家事をして、美容院でカット&白髪染めしてさっぱりショートに戻って、角田光代の「ツリーハウス」を一気読みして、それからお習字して。

あとはどうしても四国お遍路に行きたくて、手引き書をみたり、地図をみて日程を考えたり、高速バスの時刻を調べたりしているうちに、ちょっと持ち物をザックに入れてみたりして。 そうしたらもっと行きたくなって、ついに両親に「行きます!」宣言をしました。 5月は暇そうだから、行ける時期にちょこっとでも歩き始めてみようかと思っています。 ほんとうは10日くらい続けて歩いて、最初の徳島を一気に終えてしまいたいところなんだけど、85歳を超えた両親を置いて長期に留守にするのは無理なので5日くらいで行けるところまで行ってみようかと計画中。 あんまり欲張らず急がず、のんびりぼちぼち自分のペースで区切り打ち(一気に88ヶ所回るのではなくて、何回にも分けて歩くこと)してみよう。 兄の命日が来るまでに一歩でも踏みだしておきたくて。

5.6二人静

柿の木の下、ちょっと薄暗い木陰でフタリシズカが今年も元気に花を咲かせました。 冬の間は地上部分は全て枯れて何もなくなってしまうので「ほんとうにここからまた芽吹いてくれるかな」と心配になるんだけれど、毎年4月半ばに突然ニョキニョキと芽吹いて一気に花が咲きます。

5.6これも二人静

名前はフタリシズカだけど、ときどきワタシみたいなのが混ざってます(笑)。

■拍手をありがとうございます。
Category: 日々の記録

マンネリ? 畠中恵「ゆんでめて」

びっくりした。 お気に入りだった「しゃばけ」シリーズをひさびさに読んだら、あんまりつまんなくて。 どうしちゃったんでしょ?



大切な妖の友だち・屏風のぞきを火事で喪った若だんな。 なんとか屏風を元の姿に戻して古い友を助けようとするのだが…。 あのとき、ああしていなかったら火事で焼けなかったのでは…と苦い後悔に胸を痛める若だんなが経験する、屏風のぞきを喪った後の数年を、意表を突く手法で描いた文庫最新刊。

意表を突く構成にしようとしてすべてがダメになってしまったのか?? う~ん、この作品は納得いきません。 なぜだか、今回は妖オールスターであっちいったりこっちいったり…ただズラズラといろんなキャラを羅列したみたいで全然おもしろみがないんです。 しゃばけシリーズ独特の淡い情緒や味わいもない! 小鬼の鳴家が猫みたいでかわいいと思っていたのに、今回はただうるさいだけ。 しゃばけシリーズの今後が心配になってきました…。


この本の後に読んだ「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」はお口直しにちょうどよかった。 母に「おもしろいよ」と「かのこちゃん~」を貸したら早速読み始めて、ときどきプププッと噴きだしながら喜んで読んでます。 かのこちゃんのぶっ飛び方にハートわしづかみされた模様(笑)。

5.4クレマチス

最近あまりにも運動不足だったので、一昨日は思いたって長距離散歩してきました。 歩幅を意識していつもよりやや大きくしてスタスタ歩いて往復10キロ。 肌寒いような日だったけど、比較的速いスピードで歩くとうっすら汗ばむ程度。 荷物はお財布と携帯と小さな水筒だけだから思ったよりも楽に歩けました。 歩いている途中で、やっぱり四国のお遍路に行きたい気持ちがムクムク強くなってきて。 数日でもいいから家を留守にできたらなあ…。

■いつも拍手をありがとうございます。
Category: 畠中恵

無敵の小1にやられた! 万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

ひさびさに読み終わりたくない本に出会いました。 期待せずに読み始めたんですけど、万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」。 すごく好きです、こういう小説。



小学校に入学して出会ったすずちゃんと「ふんけーの友」になった、かのこちゃん。 すずちゃんを招いてお茶会(?)をしたり、へんてこな遊びを考えたり、新しいことの連続の毎日を元気いっぱいに過ごします。 誰でもが経験した小学校1年生の日々、うれしい出会いがあれば、切ない別れもあって…。 かのこちゃんと、かのこちゃんの家の猫・マドレーヌ夫人の視点で語られる小さな喜びや悲しみを温かな筆致で描いた小説です。

安っぽいハートウォーミングな話じゃなくて、しみじみよかったです。 冒頭にマドレーヌ夫人が登場したときは「ふーん、それで?」という感じだったんだけど、かのこちゃんが登場したら、やられました…かのこちゃん、生き生きしてすごくいい! 本の帯の「無敵の小1」という表現がピッタリ。 かのこちゃんとお父さんの会話も楽しかった。 脇を固める、飄々としたお父さん、おじいさん犬の玄三郎もいい味だしてます。 遠い記憶の彼方で忘れてしまった子どもの頃の気持ちが甦ってきますよ、きっと。 万城目学ってこんなの書けるんだあ。 読んだのは「鴨川ホルモー」だけ、映像でみたのはテレビの「鹿男あおによし」(すごくお気に入りだった)だけだから、たいして語れないけど。


5.1紫のヴィオラ

今日から5月ですね。 どんより曇って風が冷たくてかなり寒かった…気温が3月下旬並みだったとか。 今年は気温がほんとうに不安定ですねえ。 1週間ぶりに書道の練習をして、午後からは2ヶ月分の墨汁と紙を買いこんできました。 ヒマ期に突入して、さて明日は何をしようかな。 花粉が気になって、なかなかできなかったウールのセーターのまとめ手洗いでもやろうかな。

■拍手をいつもありがとうございます。