和菓子×デパ地下×ミステリ 坂木司「和菓子のアン」

書道のお手本を買いに本屋さんに行って、ついでに文庫コーナーをひさしぶりにのぞいたのですが、ピンと来る本がみつからずウロウロ。 いままで読んでない作家の小説を読んでみようと、タイトルとおいしそうな和菓子の装丁につられて坂木司「和菓子のアン」を購入。



梅村杏子は食べることが大好きな、ちょっとぽっちゃり体型の女の子。 勉強は苦手で特にしたいこともみつからないまま高校を卒業して、デパ地下の和菓子屋でアルバイトを始めることに。 名前と福々しい外見から「アンちゃん」というあだ名を付けられた杏子が、挙動が怪しい上司、不思議な注文をする客や何やら怖い雰囲気の客…日々の小さな出来事の事情を読み解いていく。

今まで読んでいない作家を新規開拓するつもりで選んだけど、ちょっと軽すぎた。 平和な読みものでした。 ドロドロしたことは一切起こりません。 面倒なものは読みたくないとか、息抜きのために読みたいとか、電車の中の退屈しのぎにしたいという人におすすめ。 和菓子のうんちくは和菓子の本場の京都人にはちょっと物足りないな。 どちらかといえば、デパ地下の舞台裏の方が興味深かったです。 閉店になってからの従業員向けのセールが羨ましい(笑)。 そうそう、デパ地下での「兄」という言葉の意味は知らなかった。 現場ではホントにそんな風に使っているんだろうか? 

7.12泰山木の花

この記事は7月半ばに書きかけて放置。 その頃は梅雨明けの青空をバックに、気がつかないほど高いところで泰山木が純白の大きな花を咲かせていました。 夏も終わろうとする頃になってようやく書き終えてアップって、我ながら時間かかりすぎだ。

あわいに漂う茫漠とした感覚  朝吹真理子「きことわ」

芥川賞受賞作「きことわ」が文庫本になっていたので読んでみました。 文章を味わえる作品ということだったので、ちょっと期待しつつ読み始めたのですが…うーん、ビミョウ。



貴子と永遠子。 少女時代、葉山にある別荘で何年にもわたって夏休みをともに過ごした2人が、人手に渡ることになった別荘の整理のため25年ぶりに再会する。 互いの記憶にあるもの、記憶から抜け落ちたもの。 夢なのか幻なのか…現在の一瞬に、ふと現れる25年前の断片的な記憶とおぼろげな誰かの気配…。

この小説をひと言で表現するとすれば「あわい(間)」。 本来あった事実と記憶に刻まれたこと、夢と現実、25年前の少女時代と今。 その間で漂うような感覚が読みどころ…なのかな(←あまり自信なし)。 茫漠としてつかみどころのないものを文字として定着させようとした作品とでもいえばいいんでしょうか。

基本的にはストーリー性のある小説が好きですが、一筋縄でいかない小説も意外に好きなんですよ。 でもこの小説は…なんだろう…感想をまとめにくい小説なんですが、文体や表現においても内容においても特に目新しいわけでもなく、心に響くものがありませんでした。 小説の骨になっているのは意外に古くさいセンチメンタルでノスタルジックなモチーフだし。 その一方で、最近の小説で時々体験する「読んで損した!」と腹がたつほどヒドイわけでもない。 個人的な結論、この著者の作品をもう一度手にすることはないな、たぶん。


この夏の異様な暑さに負けて更新をサボっていましたが、夏バテでヨレヨレまではいかず、あまりバタバタせずに省エネな毎日を送っておりました。 酷暑に辟易しながらもストレッチと書道、そして日々のご飯作りだけはサボらずにやってました。 読書は集中力が完全に欠如してほとんど進まず。 でも、感想をアップしていないものがいつのまにか結構たまっているので、個人的な備忘録代わりにボチボチ書いていきますね。

■更新が滞っている間もいろいろな過去の記事にも拍手をありがとうございました。 

それでも秋の気配

東北の夏祭りのことを書きたいと思いつつ、ずるずる日を過ごして、気づいたらもう2週間以上経ってました。 旅行前夜に「気分が悪い」と言いだしてお隣さんに車で夜間救急に連れて行ってもらった母は、旅行中はやたら元気だったのに、帰ってきた翌日から寝こんでしまって。 暑気あたりらしく熱を出したりお腹を壊したり。 たいしたことはないけれど、10日くらい連続で気温が37℃とか38℃が続いている中で母の体調はなかなかスッキリせず。 こちらも落ち着かず、何もあまり手につきませんでした。


8.19夏空

昨日の午後、38℃を超える猛暑(家の中は日陰の部屋でも34℃!)に負けず、おつかいに行った帰り道。 青空をバックに輝くような白い入道雲がもくもく。 縦横無尽な電線に雲がひっかかっているみたいに見えて、携帯でパチリ。 盆地の京都ではこういう抜けるような青空の日って少ないんですよ。

8.20青空に雲

今日も最高気温が37.9℃だったそうですが、夕方の空にはどことなく秋っぽい雲が浮かんでいました。 昨夜は夜中でも部屋の中が30℃以上あって寝苦しかったのに、それでも秋の虫が鳴き始めていました。 お盆の翌日にはカナカナが鳴き始め、月は冴え冴えとしているし、夕方も驚くほど日暮れが早い。 いつのまにか秋がそこまで来ているのですね。


ブログをサボっている間、お盆の用意や大文字の送り火の護摩木書きなど、母のヘルプがないので今年はひとりで右往左往。 送り火でお精霊さんを見送った後、ずーっと心にひっかかっていたことをようやく片づけました。

以下は重い話なので、弱っている方は読まない方がいいかも。
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日本の夏

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すごい迫力! 京都では体験できない大太鼓の響き。東北っていいなあ。
Category: 日々の記録

暑中お見舞い

このあたりは雨はたいして降らず蒸し風呂状態のまま熱帯夜に突入して不快指数MAX。 冷房が大嫌い!なんて言っていられなくて、今年は昼も寝るときも冷房漬けです。 クーラーのおかげなのかヨレッとしながらも夏バテせずに、一瞬の仕事集中期をのりきりました。 今日はちょっと暑さがマシ(といっても32℃台だけど)で、やれやれひと息つけました。

ひさしぶりに冷房をつけずに過ごす夏の午後。 何もする気がしないときは書道で集中力を呼び覚ますのが最近の習慣に。 この間、書道の先生に「あなた、書いていて楽しいでしょ?」と聞かれました。 楽しそうに伸びやかな字が書けているといいな。

8.1雑誌

近所での買い出しから戻ったら、バニラアイスに自家製のラム酒漬けレーズンをトッピングしておやつタイム。

8.1ラムレーズンアイス

本屋さんで買ってきた雑誌を眺めて、脳内で町歩き(笑)。 今年はかき氷まだ食べてないなあ。 中村軒の柚子氷が食べたい!けど遠いし、下鴨神社境内のさるやの氷は食べたい…などと妄想するだけでも楽しい。 読書はあまり進まず。 いまは中島京子「小さいおうち」を読書中。 おもしろいような、そうでもないような…。


それにしても、あんなアホなことをいう人が副総理って国際的に恥ずかしい。 どういう認識なんだ? 安倍政権って選挙に大勝していい気になりすぎ。 だいたい原発問題を何事もなかったかのようにスルーしそうなだけで腹がたっているのに!

■いろんな記事にいっぱい拍手をありがとうございます!
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