手紙書いたり仕事したり

公私ともに少し落ち着いている間に友だちに会っておかないと、うっかりしたら来年になってしまいそう…と思って約束をした途端に、「明日、お願いできませんか?」と仕事の依頼の電話がかかってきました。 仕事がなくて一時期ヒーヒー言っていたので、来るものは拒まず。 泣く泣く友だちとの約束は延期に。
 
11.20山桜の黄葉


本日は仕事でひさしぶりに大阪の淀屋橋へ。 昔むかし、仕事でしばらく通っていた御堂筋。 仕事が無事終了して、日が暮れてオフィスから帰る人たちに混じって歩いていたら、胸がキュンとしてしまいました。 20代の私は将来への不安や希望や野心、いろんな思いを胸に抱えながら退屈な日常に悶々としつつ御堂筋をうつむき加減に歩いていたのだったなあと。 仕事の上でも家族のことでも、右往左往している間にあっというまに50歳を超えてしまって、その頃は想像もしなかった今を生きている私がいて。 不安定で明日のこともわからない現状に時々、気持ちがなえそうになることもあるけれど、それでも、あのままオフィスに座っての20数年よりは楽しいことや心臓が破れそうなほどドキドキすること、仕事を通して知り合った人たち、仕事上での達成感…いろんなことをいっぱい経験できてよかった。 後悔はありません。 そう思いながら御堂筋を機嫌良く歩ける大人になっていてよかった。

11.20晩秋の夕暮れ

姪たちにみせるべきかどうか迷いに迷った書類を送るという気の重い用事を済ませて、本当にひさびさに友だちや従妹に手紙を書いて、少し気持ちが前向きになれたかもしれません。

写真は水曜日の夕方。 わが家の山桜の黄葉と夕日の残照。


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ささやかな人生を抱きしめる イーユン・リー「千年の祈り」

半年くらい前に読んだイーユン・リーの短編集「千年の祈り」は私にとってひさびさにストライク! ものすごく気に入りました。 それなのにブログに感想を書かないままになっていて。 「SILENTSHEEP*NET」の羊さんのリクエストにお応えしてアップします。



ずっと昔から宦官を輩出してきた町が行き着いた現代は…(「不滅」)。 変転の末に林ばあさんがようやくたどり着いた居場所は小学校での家政婦としての仕事。小学生の男の子に恋をしてしまう孤独な老女を描いた「あまりもの」。 親友のためを思って自分の夫とともにアメリカへ送りだし、結局ひとり中国に置き去りにされた32歳の高学歴の女性と、市場で卵を売って生計を立てている文盲の貧しい母親の断絶の痛みを切りとった「市場の約束」など、10編を収録したイーユン・リーのデビュー短編集。 

デビュー短編集とは思えないほどの完成度の高さに、読み終わってめまいがしそうでした。 かなり話題になっていたのに、中国文学(といっていいのか??中国人が英語で書いた中国および中国人の話)にも中国にもたいして興味がないし、ましてや話題作だからきっとへそ曲がりな私には合わない…と敬遠していたことをすごく後悔しましたよ。 どちらかといえば長編が好きなんですが、収録されている短編はどれもとても深くて胸にしみました。 一番秀逸だったのは「不滅」。 だって、コミュニティが話者なんですよ! そんな小説ってあったでしょうか? 長い長い中国の歴史を短編でしっかり描いてしまう手腕はただ者ではありません。 これがデビュー作だなんて、ホントにすごすぎ。 ただ、タイトル作の「千年の祈り」は映画化もされていますが、この短編集の中でそれほどいいかな?


中国社会の急速な変化に置き去りにされる人、政治的ではないのに政治に絡めとられて身動きができなくなっている若者、現代日本人には想像を絶するような田舎の貧しさなどなど、どの作品も中国と中国人を描いているのに、その根底にすごい普遍性を感じさせるんです。 なんなんだろう、このスケール感は。 感情に流されない淡々とした筆致で人間の孤独の本質に迫っているのに、どんなに辛く悲しいことを書いていても読後感はけっして悪くありません。 市井の片隅に埋もれたまま一生を送る平凡な人を愛おしむような、著者の優しい視点が独特の余韻を醸しだしているようです。 「中国なんて全然興味ないよ」という人にもおすすめ。


11.18ヤブコウジ

少し前の雨の日、足元の緑の中にポチッとかわいい赤い実がなっていました。 ふだんは目立たない存在のヤブコウジ。

東京日帰りでバタバタして家の用事がまたたまってしまいました。 今日は、ガス給湯器がこわれて新しいものを設置する工事で午後が丸々つぶれてしまった。 何をしているのかわからないまま、どんどん師走に向かって加速している感じ。 とりあえず、やっと「千年の祈り」の感想を書くという宿題を達成。 やれやれ。

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在庫キットを消化

細切れの時間を利用して、手持ちのキットを消化しました。 ひさびさの編みもの、本当にひさしぶりの編み込み。 楽しく編めました。 この冬はセーターをじっくり編みたい!という気持ちなんですが、やり始めると途中で止めることができなくなりそうなので我慢我慢。 すぐ完成できて達成感が得られる、こういう小さいキットもなかなかいいものですね。

11.15編みもの

フェリシモの「懐かしい北欧風モチーフを集めた棒針編みブランケットの会」。 それにしても、どうしてフェリシモっていつもいつも、いっちばん地味地味な柄から送りつけてくるんだろう?(笑)

11.15冬のチョコレート

おやつの時間には、フェアトレードのウィンターチョコレート。 ちょっとスパイシーでこっくりした優しい味わいで、両親も気に入ってあっというまに消えちゃいました。

11.15キノコ

少し前、雨上がりの玄関先でみつけたキノコ。 つやっつやで思わずパチリ。

明日は日帰りで姪の初展示会(というほど立派なものなのかどうか??)をみに東京へ行ってきます。 「千年の祈り」の感想はまた後日に(汗)。

お散歩

月曜・火曜は、水曜の法事にもっていくものの買い物でうろうろ。 いまは叔父夫婦&従妹一家の三世代が住んでいる母の実家で、祖父の三十三回忌は和やかで賑やかに終わりました。 みんな総出で見送ってくれたのを見たタクシーの運転手さんに「なんだか楽しそうな集まりだったんですね」といわれるほど。 母の実家は昔からいつも人がわらわらいっぱいいて賑やか。 もうこの世にはいない祖父母がこの家の独特の空気を作ったんだなあと、行くたびに感謝。

週明けから突然、真冬並みの寒さに見舞われて何を着たらいいのか訳がわからない感じだったのですが、今日は気持ちよく晴れて一気に暖かな一日に。 運動不足解消のため、ちょっと長めの散歩にでかけました。

11.14鴨川散歩

晴天を満喫すべく今日は鴨川へ。 昨日は時雨れでかすんでいた北山がきれいに見えます。 往復約7kmを意識して大股で歩いて、気持ちよい疲労感。

11.14鴨川散歩2

鴨川沿いは桜の紅葉がきれいでした。

11.14鴨川散歩3

抜けるような青空をバックにして、真っ赤に紅葉した桜の葉がひときわ鮮やか。

11.14鴨川散歩4

この黄色の紅葉はなんの木だろう?

11.14鴨川散歩5

地元の人がのんびり散歩する鴨川の畔。 空が高くて広い。 今度、鴨川に沿って歩いてみよう。 遊歩道は何キロ整備されているんだろう。
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孤独な人生への温かな眼差し イーユン・リー「黄金の少年、エメラルドの少女」

特に期待せずに手にとったイーユン・リー「千年の祈り」がものすごくよかったので、新刊が出るのをとても楽しみにしていました。 とかいって、気がつかないうちにとっくに出てました。 本屋さんで見つけて単行本「黄金の少年、エメラルドの少女」を即買いしました。 イーユン・リーは中国出身の女性作家。 天安門事件後にアメリカへ渡り、大人になってから獲得した外国語である英語で、中国を舞台にして、あるいはアメリカに生きる中国人の姿を短編小説で切りとって描いています。 ハ・ジンといいイーユン・リーといい、こういう越境して活躍する小説家はジャンルとして英米文学なのか中国文学なのか?



代理母問題を扱った衝撃の話題作「獄」、心を閉ざした40代の独身女性の追憶「優しさ」、愛と孤独を静かに描く表題作など珠玉の9編。 O・ヘンリー賞受賞作2編収録。(単行本の帯より)

一番心に残ったのは、事件というほどのことが何も起きない、ただ自らの過去をひとりで静かに振り返っているだけの「優しさ」。 この静謐さ、この寂しさ、この淡々とした語り。 普通なら話としてもたないと思うような素材でも小説にしてしまうイーユン・リーはすごい。 そして、どの話もきわめて辛い現実を描いているのに、人生に対する温かな眼差しが感じられるため後味が苦くないのがいい。 表題作はちょっと…だったけど。

イーユン・リーはウィリアム・トレヴァーが好きで、彼の短編と響き合うように「優しさ」を書いたのだそうです。 ウィリアム・トレヴァー「聖母の贈り物」は私にはあまりピンとこなかったのに、そこから生まれたというイーユン・リーの小説は心にしみる。 不思議。

「千年の祈り」が私にとっては強烈なインパクトがある短編集だったから、ちょっと期待が大きすぎたかもしれません。 この短編集もけっして悪くはないんだけれど、大満足!とはいきませんでした。 「千年の祈り」の感想を書いていなかったので、近日中に書くつもり。

11.7南天

冷たい雨が降る一日でした。 この雨の後は冬並みに寒くなるとか。 このところ温暖化の影響なのか、毎年クリスマスの頃にまだ紅葉していることが多かったけど、今年は紅葉がすごく早そう。

仕事が暇になったのに結構忙しい毎日。 2週間に1回といえどもストレッチと書道にも通っているし、人間ドッグを受けたり、20年ぶりくらいの同窓会があったり、法事があったり、姪たちのために補償交渉のための翻訳をあれこれしたり(そのたびに気分が激しく落ちこむ)、今週末は姪3号がイベントに初出店するというので東京日帰りを目論んだり、庭の落ち葉掃きを毎日したり。 年とった両親が風邪をひかないように、寒くなる前の晴れ間に毛布を干したり、ストーブを裏まで徹底的に掃除したり。 昨日は知り合いのカメラマンのグループ展に行って旧交を温め、その帰りにばったり同級生に会って数年分の立ち話をしたり。 うろうろしている間に、今年もあと1ヶ月半! なんだか焦る。

狸谷山へ

先週金曜日は人間ドッグ。 コレステロール値が、総コレステロールも善玉も悪玉も高いと指摘されました。 心筋梗塞多発の父のために食事は極力、脂分を控えめにするように日頃から気をつけていたつもりなのに。 女性は微妙な年齢になるとホルモンの関係でそうなりやすいらしい。 それならばどうすればいいの? お医者さん曰く「毎日少しずつでも運動してください」。 そうよね、わかっているけどちっとも運動してないよね、私。 ということで、今日は負荷をかけるウォーキングをしようと狸谷山不動院へ。 狸谷山不動院は梨木香歩の「家守綺譚」に名前がちょこっと出ていましたね。

10.5土蔵

詩仙堂の近くはまだ古い佇まいの家が残っていて、裏道歩きが楽しい。

10.5ヒメツルソバ

道ばたの陽だまりにはヒメツルソバ。 わが家にもあるのに、咲かないのは日当たりが悪いからかな。

詩仙堂の前から坂がものすごくきつくなって、一歩一歩踏ん張らないと前に進めないほど。 狸谷山不動院の鳥居に着くまでがすでにかなりたいへん。 やっと鳥居に到着したら、そこから250段の石段があります。 運動不足でゼーゼー。

10.5狸谷山 10.5狸谷山2
10.5狸谷山3 10.5狸谷山4

秋晴れの一日だったけど、狸谷山は山影で陽がささず森閑と静まりかえっていました。 人影がほとんどありません。 ひっそりとした本堂でゆっくりお参りしてきました。

10.5吹き流し

今日は抜けるほどの青空。 京都にしては珍しく風がかなり強く吹いていました。

10.5おみくじ

本堂でひいたおみくじは、ものすごく珍しく大吉でした。 小さな恵比寿さまのお守りが入っていました。 ここのおみくじ、招き猫とか大黒さまとかお多福といった縁起物が一つ入っているそうです。 ガチャガチャ感覚でまたひきたくなりそう。

ひさびさの負荷ウォーキング、気持ちよかった! ときどき狸谷山へ歩いて行こう。

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懐かしい顔

昨日は小学校の学年同窓会。 卒業以来会っていない人ばかりで、行く前はちょっとドキドキ。 でも、小学校時代の懐かしい面々、女子からも男子からも「△△○○ちゃん」とフルネームで呼ばれて、なんだかとてもホッとしました。 そのくせ、男子多数はいくら名前を聞いても「???」。 ちびっ子だった頃の顔しか知らないのに、目の前にいるのは立派なおっさん…で、異口同音に「ほんまに○○ちゃんは変わってへんなあ」とニコニコ。 小学生から成長ないのか、私は!

一番仲良しだった女の子は肝っ玉母さん風で仕事もバリバリ、昔のままの頼もしさ。 低学年の頃に仲がよかった男の子(今ではごま塩頭のおじさん)は、母子家庭でいろいろたいへんそうだった(と大人になって振り返ってみて気づいた)けど、趣味を活かした手堅い仕事に就いていると聞いて、普通に幸せそうで、それがしみじみうれしかった。 朝倉かすみの小説「田村はまだか」のような一夜でした。


10.30イヌホオズキ

今年の夏の日照りにも負けず、今年は門先のイヌホオズキが元気。 赤い実がいっぱいつきました。 お散歩のわんこさんたち、ここにはオシッコかけないでね。
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