FEC2回目に備えて

明日は抗がん剤FECの2回目の点滴。 今回は日帰りです。 1回目の退院時に「次はどうします? 吐き気が強いから入院してやりますか?」ときかれましたが、キッパリ拒否。

6人部屋に不満はありません。 ひとりで部屋にポツーンと寝ているより、大部屋で人の気配がそばにある方が心強いし。 ただ、針刺しが下手すぎるお医者さんと同じくらい許せないのが、まずすぎる病院食。 気持ち悪いのに拍車がかかりそうなほど、本当にいまどきこんな食事をだす病院があるのかと驚くレベルです。 吐き気をこらえてでも、フラフラになりながらでも、自分でそうめんとかうどんを作って食べた方がはるかにマシ。

また食べられなくなるのかなー。 やだなー。 食べられるうちに、しっかり食べるぞ!ということで、2回目を前に

8.31ステーキ

こんなものを食べたり←肉が薄いけど(笑)…ステーキを食べたのは何年ぶり??

8.31まん丸シュー

こんなものを食べたり←私のこぶし大(笑)。 八ッ橋風味のカスタードが入ったシュークリーム、おいしかった。 明日の晩ご飯はブルガリアヨーグルトかハーゲンダッツのアイスクリームか森永のプリンか…もっとまともな食事がとれるといいな。 うどんかそうめん、あるいはせめて温泉卵だけでもいいから食べられるくらいで済みますように。

採血、脚からだったりして…(1回目の翌日、病棟での採血は生まれて初めて脚からでした)。 もう腕で刺せる血管がないみたい(涙)。 でも、採血室で「脚だしてください」はいくらなんでもないでしょうね。 せめて採血が上手な人に当たりますように。

はぁ~、誰か代わりに点滴を受けに行って欲しいわ…。 あと3回で終わりなんだから耐えなきゃね。 根性を試されている感じ。


■いつも拍手をありがとうございます。

■donauさん、トマトのジャムって意外な美味しさですよ。 すごくフルーツっぽいです。

Category: 抗がん剤FEC

夏休み最終日の小学生のように

まだ宿題を終えていないのに夏休み最終日を迎えてしまった小学生のように、ずっと「やらなきゃ」と思いつつ放置していたことを今日やっと手をつけました。 それは、ウィッグのメンテナンス。

医療用の高いウィッグとは別に、帽子をかぶることを前提にしたウィッグ(頭の部分はガーゼ地で、毛がそのまわりに縫いつけられているもの)が手軽そうに思えて、夏前に衝動買いしてしまいました。 買ったのはコレ。 近所の買い物、たまに通院にかぶることも。 普通のフルウィッグよりも確かにお手軽なんだけど、頭が小さい私にはサイズが大きすぎてズレそうで気が気じゃない。 それなりのお値段してるのに、いまひとつ満足度が低くて、頻繁に使っているのに気分はモヤモヤ。

買ったお店でサイズ調整してもらったフルウィッグ(頭髪が全部抜けると頭のサイズがグッと小さくなる)の裏をみていて、「帽子用ウィッグも、自分でタックをとって縫えばいいんだ!」と思いつきました。 が、思いついてから1ヶ月以上放置。 明日FECの点滴を受けたら、しばらく針仕事なんてやる気がでるはずもない。 ということで、やっと重ーい腰を上げました。

安全ピンで自分の頭に合うようにつまんで、あとは適当に後ろと横にタックをとってしつけ糸で仮縫い。 様子をみながら微調整して、だいたい自分の頭に合うようにできました。 やれやれ~。 このウィッグの場合、人前で絶対に帽子をとることはないから、ぴったりフィットじゃなくても、ちょっとくらい不細工な針目でもOK。 自分の頭のサイズに合って、サッと素早くかぶれるようになった気がします。


8.31百合

ウィッグを買うときに迷いに迷っていろんなブログを片っ端からみて参考にさせてもらったので、どんなウィッグにすればいいか迷っている誰かのために、真夏のウィッグの使い心地をレポートしておきます。

医療用のセミオーダーのウィッグはお値段が高いだけあって、やはりそれなりに風が通って涼しいです。 上記の帽子用ウィッグを夏用に買ったのですが、帽子と二重にかぶるので医療用よりずっと暑いです。 フルウィッグの下にはガーゼキャップをしています。 他の店で、化繊で伸縮性のある下地キャップも買いましたが、細長い頭のせいなのかどんどん上にずれていくし、化繊の肌あたりもいまひとつで、かぶり心地がよくありませんでした。 ガーゼの方がずっとつけ心地がよくておすすめです。

また、頭が普通サイズでない人の場合は、(懐具合が許せば)セミオーダーでサイズ調整を無料でしてもらえる(脱毛したら縮めて、毛が生えてきたらまた伸ばしてもらえる)方がいいかも。 平均的な頭の大きさなら、どんなウィッグを買ってもほどほど合いそうですが、特殊サイズだと、私の帽子用ウィッグのようにサイズが合わない=不自然で嫌気がさす、ということになりそう。


ちなみに、母はなぜか安い帽子用ウィッグの方が「自然だ」といいます。 高いフルウィッグは「おぼか○さん(ムーミンが好きなあの方)風で、なんかあんたらしくない」のだそうです。 髪の毛をきちっとブローしたことなかったから、ボサッとした安い方が私らしいのかな?(汗)

Category: 脱毛・発毛

ジャムを煮る

家の中でウダウダの日々。 料理だけはなんとかがんばっています(あくまでも自分基準で)。

 
8.27自家製ジャム

果物の頂き物が重なって、うっかり熟しすぎてしまったときはジャムに。 とりあえずジャムに加工しておけば少し日持ちがするので。  右はプルーン、左はトマト、奥が桃のジャム。 ヨーグルトに入れて楽しんでいます。 自家製はフレッシュで自然な味わい。

8.27プルーンを煮る

最近は「ジャム」じゃなくて「コンフィチュール」っていうみたいだけど、うちの場合、ただ果糖を加えて弱火でコトコト煮詰めるだけ。 ひさびさに煮たプルーンは、とってもキレイな赤になりました。 甘酸っぱくて大好き! 近所のスーパーにもう一度買い出しに行きたいくらい。

8.27鍋いっぱいのトマト

ルクルーゼの鍋いっぱいのトマト。 知り合いが自家菜園で育てたトマトを山ほどもってきてくれたときは、トマト料理をいろいろ作っただけでは消費できず、ネットでみかけたトマトジャムに初挑戦しました。 「トマトでジャム?」と半信半疑、恐る恐るつくってみたら、意外な美味しさ♪ そういえば去年、トマトと柑橘系のコンフィチュールを買って、目からウロコの美味しさ!と感激したんだった(忘れっぽい)。

ということで、その時の記憶をたぐり寄せて、適当にやってみました。 なんかリキュールを入れた気がするけど、キルシュワッサーだったっけ??(忘れた)。 ローズマリー(フレッシュがなくて乾燥したもの)もほんのちょこっと入れたような気がする(記憶あやふや)。 仕上げにレモン汁…と思ったのにレモンがなくて、クエン酸をちょこっと入れました。 もう一度、グレープフルーツか何か入れて作ってみたいな。

 
8.27採れたてブルーベリー

採れたてのブルーベリーはそのままが一番! 「庭で育てて、いっぱい一度に収穫できたから」とお裾分けしてもらったブルーベリーは、お店で売っているのとは別物のフレッシュさでした。


こんなのどかなことしていられるのも、あと2日。 月曜日はまた点滴です(T_T)

Category: 日々の記録

シェイプドステッチの蝶

今週は完全復活しているつもりだったのに、身体がなんだかだるい。 ちょっと暑さが和らいでホッとした頃に夏バテ? 点滴後の10日くらいが口内炎の注意期間と聞いていたのに、今頃になって口内炎ができたり舌が荒れたり。 まだ骨髄抑制が続いているのかな。 体調がいつまでたってもすっきりせず、相変わらずひきこもり生活です。

家でただぼんやりしていると気分が下降気味なので、気をまぎらわせようとひさびさにちょこっと手仕事してみました。

8.27ビーズのオオルリアゲハ

ビーズで編んだオオルリアゲハ。 FECの点滴が始まる前に羽根だけつくってあったシェイプドステッチのキットを、ようやく完成させました。 うーん、達成感あり! 胴体や羽根の付け方が要改善だけれど、ビーズの輝きがいかせて期待通りにキレイ。 母も欲しいというので、ビーズを取り寄せることにしました。 こうやって、また手芸材料の沼にズブズブとはまっていくのね(笑)。

実は、わきのリンパを半分とった影響で、腕をじっとさせている姿勢はリンパ浮腫になりやすくて、手芸はあんまりしない方がいいそうなんですが。 羽根を一気に4枚編んだときは、左腕がだるくなって焦りました。 とはいっても、これからずっと手芸しないのなんて考えられない! 

途中で休憩を入れて、肩を回したり腹式呼吸をしてリンパの流れに気をつけつつ、ぼちぼち手仕事を楽しんでいきたいと思っています。 でも、夢中になると何時間でも根を詰めてやっちゃうんだけれど。


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ゆく夏

毎日毎日35℃の猛暑日&熱帯夜が続いてヨレヨレ。  抗がん剤FECで痛めつけられてげっそり痩せた身体にはこたえる暑さです。 酷暑の上に、白血球が一番下がる頃は感染症に十分気をつけるように注意されているため、外へでる気になれず、ずっとひきこもっていました。

今日は少し陽射しが陰って風があるので、ひさしぶりにカートをひっぱって一番近いスーパーへ果物&アイスクリーム(点滴後の飢餓を乗りきる私の非常食)を買いに行ってきました。 ひさびさの外の空気、風景。 道端の花や空を眺めながら歩くのはやっぱり気持ちいい! 片道たった10分ほどの距離でも心身がリフレッシュできました。


8.22ヒオウギ

1時間あたり80ミリを超える雨と雷というものすごい荒天となった16日、本当に点火できるのかドキドキしながら見守った大文字の送り火も奇跡的に無事に終わりました。 ご先祖さまを見送って、毎年のように「ああ、夏も終わるんだな」と心の奥がしんとして。 その一方で、抗がん剤でヨレヨレの今年は、夏=暑さがもうすぐ終わることにホッとする気持ちも強くて。 あと2ヶ月、あと3回の点滴が終われば、その後は回復する一方…あと少し。

大文字の送り火が終わって、庭ではツクツクボウシが夏を惜しむようにせわしなく鳴き、ススキが穂をだし、いつのまにか入道雲から綿を引きのばしたような雲が広がる秋の空になって、まだまだ暑いけれど夏はそろそろ終わり。

ところが、わが家では今頃になってヒオウギが咲きました。 ヒオウギは京都では祇園祭を象徴する花。 夏の初めに咲くはずなんだけれど??


■いつも励ましの拍手をありがとうございます。
 
Category: 日々の記録

FECの副作用 私の場合

FECの点滴から丸2週間が経ちました。 胃腸の不快感が消えて、なんでもバクバク美味しく食べています! タキソールのジワジワしつこく続く味覚障害と違って、FECは胃の気持ち悪さが消えると、味覚障害も一気に抜ける感じ。 それだけでも助かります。

薬で破壊された粘膜細胞などが一刻も早く修復されるように、良質のたんぱく質+野菜をたくさんとれるメニューを冷蔵庫の中身と相談しつつ考えて、毎日がんばって料理してます。 人の身体をつくっているのは毎日の食事だと思っているので。

それにしても、人間は不快な身体症状については忘れるようにできているらしく、あんなに苦しかったのに、いまでは記憶もおぼろげ。 次回の点滴への心構えのため、とりあえず備忘録としてメモしておきます。

【FECの副作用】

■吐き気・嘔吐
投与3時間後くらいから、吐き気がかなり強くでる。 吐きそうですごく気持ち悪いけれど、実際に吐くことは一度もなかった。 当日就寝前から翌日昼頃まで、吐き気止めの点滴を受ける。
翌日の午後には吐き気がかなりおさまったので「このまま終わるかも」と期待したが、3日目はずっと吐き気が強くでて、食事をとることどころか、水など飲料を飲むのも困難。 4日目午後に吐き気が軽くなり、5日目はほんの少しある程度。 6日目以降、吐き気は消えた。

■胃の不快感
6日目まで強い胃もたれのようなムカムカした胃の気持ち悪さがずっと続く。 吐き気が軽減しても胃の気持ち悪さはなくならず、飢餓状態に陥っても少量ずつしか食べることができなかったのが辛かった。

■下痢・便秘
タキソールでひどい便秘になったので、便秘に備えて前日昼からマグミットを服用しておいたら、点滴後に下痢(危機感をもつほどの下痢でもない)。 点滴後6日目までは便通なしか少し下痢。 あまり食べられなかったので、でるものもなかったのか便秘という感じではなかった。 13日目・14日目に軟便になったのは骨髄抑制の影響か。

■口内炎
経験者のブログを参考に点滴中に氷をなめ続けたためか、こまめに歯磨きをしたり、口をたびたびゆすいで口腔内の乾燥を防いだりしたためか、口内炎にはならなかった。
(27日追記)口内炎にならなかったと安心した途端に、唇の裏をかんでしまって、その後ほかの場所も口内炎に。 同時に舌の横も荒れ、さらに舌の裏にみたことのないような白い突起が出現。 病院に確認してケナログを塗っていますが、4日経っても治っていません。 痛い(涙)。 

■発疹
6日目から胸や顔・頭にニキビのような赤い発疹がでる。 13日目くらいに炎症が治まってきた。

■身体のだるさ
点滴後からずっと身体がだるさが続いて、1週間は料理など最低限の家事以外の時間はほぼ寝たきり状態。 横になっていれば辛くないが、だるすぎて起きていられない。 眠れるわけでもなく、ただひたすら布団の上でのびているという感じ。 1週間が過ぎた頃から、だるいながらも午後に1時間ほど横になる以外は、ずっと起きて普通通りに家事がこなせるように。

■発熱
14日目現在まで、なし。

■脱毛
14日目の夜、シャワーで二度目の脱毛体験。 タキソールでごっそり抜けてうっすら残っている程度だったのに、まだこんなに抜ける髪の毛があったのかと驚くほど抜けた。 ウィークリータキソール最終回からFEC初回までの3週間ほどの休薬期間に、生えかかっていた髪の毛の元(?)もまた全部抜けるのだろうか(涙)。

■その他
点滴当日の夜、両脚に絞られるような強いしびれを感じて、処方されたしびれ止めの薬を服用。 吐き気を我慢して過呼吸になったために起きたのか副作用だったのかは不明。
6日目~10日目に唇が激しく乾燥して、いくらリップクリームを塗ってもボロボロ皮がむけてきたことが地味に苦痛だった。
8日目頃~14日目頃まで、1時間以上立って料理していると両脚にジワジワしびれを感じた。


ものすごくムカムカして気持ち悪いながらも、点滴2日目(退院した日)以外は家族のために晩ご飯はつくれました(かなり必死の努力が必要だったけれど)。

点滴の1週間後から2週間までは骨髄抑制の期間ということで、通常の生活は送りつつも安静を心がけました。 少し息切れしたくらいで発熱もせず、14日目を迎えられてホッとしました。
Category: 抗がん剤FEC

抗がん剤FEC1回目 針刺しの恐怖

抗がん剤FECの1回目投与から11日目。 気持ち悪さがスッキリ消えました! ああ、やっと人間に戻れた~って感じ(笑)。 

9日目くらいから食事が普通にとれるようになり、家事を通常通りこなせるようになりました。 ちゃんと食べて普通に身体が動くようになると、気持ちもしっかりしてくるんですね。

飢餓状態の人間はろくなこと考えません。 身体があまりにきつくて、心もどん底。 あまりの倦怠感で何をすることもできずソファーに座って、ボーッと流れていく雲をみていたら、どこへも行けない自分が悲しくて悲しくて。 こんな苦しい思いを何でしなきゃいけないのよ-!と何に対してなのかわからない怒りと悲しさで、涙をダラダラ流してました。 もう自分が自分じゃなくなったみたいで、ただただ情けなくて。 …で、そういう身体的な苦しさから脱した途端に、ケロッと気分も立ち直りました(単純)。 


8.18ミニカーネーション


■FEC1回目についての備忘録

副作用がどのくらいでるかわからないので、初回は入院することに。 入院翌日に点滴を受けました。

朝食直前に、主治医ではない若いお医者さんが針刺しに来られました。 手術の時も主治医のサポートとして手術に参加された若い女医さん。 術後直後に傷口のテープの貼り替えをしてもらった時、あまりにも雑だったので、なんとなく嫌な予感…と思ったら、予感的中。 外科医なのに私の血管に点滴の針が入れられない。 私の腕をなでてさすって探しても、どこに刺したらいいかがわからないらしく、「どうしようかなあ」とつぶやきながら、いつまでもいつまでも私の腕をなで続ける。 もうこの時点で、こんな医者イヤだ!!と心の中で絶叫。

ようやく決心がついたらしく、手首にブスッ。 血管に刺さっていないのは明らかなのに、無理にギューッと針を押しこもうとして、点滴の針(樹脂製?)が直角に曲がった!?のに、まだそのまま押しこもうとする。 「入ってないから痛いし、やめてください!」というまでやめない。 今まで点滴の針が直角に曲がるのなんてみたことありません!! ありえない…(涙)。

すると、また腕をなで続ける。 いつまでも躊躇している←躊躇していることが何より怖い。 ここで胃がグワングワンと嫌な音で鳴る。 「お腹空いたよね?」「おなかは空いてませんけど、胃のあたりが気持ち悪いです」「そっかー、じゃ、一度休もっかー」と部屋をでていく女医。 

大急ぎで朝食を食べた後に、2回目。 おもむろに「手の甲はちょっと痛いけど、ここしかないな」と言いつつ、手の甲にプスッ。 「入った!入った!」と子どものように喜んでいるけど、入ってません! 血管を突き破っているらしく、みるみる刺した部分が内出血で腫れてきているのに、「抜いてください」と懇願するまで抜かない。 看護師さんにも「ちょっとやめた方が…」と苦笑いしながらいわれる始末。 漏れたら壊死するようなキツイ抗がん剤なのに、こんなので点滴できるわけねーだろーッ!!!(と、心の中で毒づく言葉がどんどん下品になっていく私)。 極細でみえにくい血管と言われ続けてきたけど、ここまで針刺しが下手なのは、あの偉すぎる先生以来です。

次にどこを刺したらいいのか、まったくわからない様子でまた腕をなで続ける女医。 ずいぶん思案した末に「ちょっと休憩入れようか」とまた出ていく。 次に現れたときは、もっと若い女医さんを連れてきた。 この人はサッサと入れる場所を決めてくれた。 もうそれだけで信用できる気がしましたよ、ええ。 しかし。 この女医さんが使い慣れている針がその時なくて(手芸用みたいに号数があるのですね、初めて知りました)、慣れていないらしい針で手首にブスッ。 …うーん、今度は痛くないけど、入った感じがしない。 と思ったら、刺した方向の真横に針先を向けて血管を探って中でグリグリ~。 あー、もう視覚的に耐えられない! 「入ってませんッ、やめて!」で、3回目の挑戦は終了。

結局、ずいぶん迷いつつ2人目の女医さんが手の甲の一番太い血管の横にある細い血管にトライ。 すんなり入れば、ちっとも痛くないもんなんです。 2人目の女医さんの方が明らかに勘がよくて、刺し方も上手でした。 というか、最初の女医さん、専門が外科なのに不器用すぎ(臨床なんてやめて研究室で実験して論文でも書いていてください、お願いですから)。 私の手術痕の汚い縫い方は、やっぱりこの人がやったんじゃないか…という疑惑まで浮かんできました。

翌日、若い看護師さんが私の腕をみて「すごいことになってますねー。こんなの、みたことありません」と驚いてましたよ。 やっぱり普通よりかなりスゴイことだったようです。


8.18ネコジャラシ


以上、長々とつまらない針刺し話に最後までお付き合いいただいてスミマセンです。

実際に針を刺すだけのことにかかった時間も、やたらに長かったです。 ホントに針刺しだけでグッタリ。 この時点で、すでにストレスで胃がヘンになっていたから吐き気が強くでたんじゃないかと疑っています。 点滴そのものは特にどうということもありませんでした。 血管を少しでも傷めないように、抗がん剤が腕の血管を通過する時間を少しでも短くするために「全開で点滴」というのを初めて体験。 どんだけ毒なの?

抗がん剤が終わって、すぐに昼食。 「腹八分目くらいに」という看護師さんのアドバイスに従って、お腹空いてたけど少し残しました。 その後、全然普通に元気なので、売店で飲み物と非常食としてヨーグルトやプリンを買いこみ、なんだ、大丈夫じゃないのと思ったら。

投与から3時間後、突然、全身に走る気持ち悪さ。 頭のてっぺんから爪先までのすべての細胞1個1個がジリジリ~ッと焼かれるような、強炭酸が細胞の1個1個ではじけるような、えもいわれぬ不快感で七転八倒もできず、ひたすら横向けに縮こまってあえぐしかない状態。 ここに吐き気が加わって、何度か吐き気を感じてトイレに駆けこむものの、実際には吐かず、下痢。 夕食時は食べものの匂いに耐えられず、廊下のソファーに避難して行き倒れ。

消灯まで7時間近く、必死で吐き気をこらえていたら、今度は急に脚全体がものすごくしびれてきて、さらにみぞおちや顎までゆるくしびれを感じてナースコール。 過呼吸で酸素が多すぎたそうです。 しびれ止めの薬と入眠剤を飲んで、気絶するように就寝。

とりあえず、病院でのしんどさのピークはここでした。


長い長い愚痴(?)を読んでいただき、ありがとうございました。 友だちから「長すぎて読めない!」と苦情が来そう(笑)。 済んでしまえば、すべて話のネタなんですよね。
Category: 抗がん剤FEC

食べることは生きること

抗がん剤FEC初回投与から7日目。 やっと胃腸の不快感が軽減しました。 ムカムカした気持ちの悪さがしつこく続いて、ちゃんとした食事をとることができず、一気に3kg減。  今朝から少しずつ、まともなものが食べられるようになってホッとしました。 普通に食べることができるって本当にステキ。 FECの点滴を受けても何もほとんど感じないという人が心底うらやましい。

「吐き気の副作用がかなり強くでましたね」と退院の朝、主治医にもいわれてしまいました。 しかし、本当に副作用だったのかどうか…針刺し失敗最高記録樹立(とんでもない目に遭いました。が、それはまた後日に)の間にストレスで胃がやられた感じ。 失敗したのはもちろん主治医ではありません。 


8.14豆乳うどん


食べられないときに必死で何か喉を通るものを探すのも結構たいへんでした。 

病院から自宅に帰ると、母はお盆のお供えのお膳をつくるために忙しいと殺気立って機嫌が悪く、3日間朝から晩までずーっと台所で何か必死でつくっていたけど、できたのは煮物だけ…。 吐き気がする間は台所で食べものの匂いにさらされるだけで苦痛だし、倦怠感で立っているのも辛いしで、母の気が済むまで放置しました。 1日はレトルトのカレーで済ませてもらいました(私はパス)。 親は私がいない間、いったい何を食べていたんだろう。 思っていた以上に認知機能がかなり落ちていることに愕然とさせられました。

栄養になって、極力簡単にできて、喉ごしがいいもの。 入院中からほぼ絶食でお腹ペコペコの飢餓状態で、布団の中でもう必死で真剣に「なにを食べよう?」と考えてつくったのは、豆乳うどん(上の写真は以前つくったもの)。 これで生き返った!

稲庭うどんをゆでて水で洗い、豆乳に濃縮麺つゆを少し入れて味を整えて、温泉卵・みょうが・すり胡麻をトッピング。 うどんをゆでる以外に火を使わないから煮炊きの負担も軽くて、良質のたんぱく質は摂取できているんじゃないかと思われます。 稲庭うどんは早くゆだるし便利です。 「五臓六腑にしみわたる」ってこういうことなのねえと実感させられた一品(単に飢餓状態だからかも?)。 母も「美味しい~!」と子どもみたいに喜んで一気に完食。 娘としてはとても複雑な気持ちではあるのですが。


8.14豆乳そうめん

残りの豆乳消費のため、今日は吐き気も抜けたのでちょっとだけ手をかけて、お昼は鶏ささみ・生姜・ネギ・味噌・みりん・しょうゆを加えた豆乳そうめん。 そうめんも口当たりがよくて、吐き気に苦しんでいるときもツルツルと胃に収まりました。


抗がん剤でやられた消化器系や皮膚を復活させるためには、少しでも良質のたんぱく質をとることが大事なのではと(野菜はもう少し体調が復活してからでないと消化できない感じがします)、ない知恵を絞ってなんとか料理がんばっています。

■励ましとご心配をありがとうございます。 すごく辛かったけど、生きてます。
Category: 抗がん剤FEC

FECで撃沈

木曜日に入院して、金曜日に抗がん剤FECの1回目点滴を受けて、台風直撃の日曜日、午前中に退院の予定が病院から出られるような状況ではなく午後までベッドで様子見。 夕方やっと濁流の鴨川にビックリしつつ無事に帰宅しました。 結局、入院は最短の3泊4日。 同室の人たちも「もう退院!?」と驚かれました。

とはいっても、元気に退院というのではなくて、かなりヨレヨレ。 ムカムカ気持ち悪いまま家に帰ってきて、翌日の今日夕方になって、ようやく吐き気が少し落ち着いてきました。

FECは想像以上にすごかった…あんなに強烈な毒っぽいものを体内に入れたのは初めて。 壮絶な体験でした。 詳しくはまた後日に。 取り急ぎ、まあなんとか生還した報告だけ。
Category: 抗がん剤FEC

歩く楽しみ

毎日毎日暑いですねぇ。 連日の熱帯夜にヨレッとなりながらも、入院前にどうしてもやっておかなければならない手続きのために、ムシムシ~としたべたつく暑さに負けずでかけました。 近頃あんまり歩いてなかったから、帰り道はあえて遠回り。 川沿いの散歩道へ。 

汗をかけない体質だったのに、最近は汗が突然噴きだして服の下をダラダラ…これはこれで気持ち悪い。 抗がん剤の副作用で更年期状態なのかな? こんな蒸し暑い日に散歩をしようとしたのが無謀だった。 と、後悔しかけた頃に…


8.6バンビちゃん

川の中州に、何気なく鹿がいる! しばらく眺めていたら、草の中からバンビ登場!!(右がママ) かわいい~♪とジロジロ眺めて、携帯で写真撮っても逃げない。 せめてコンパクトカメラもってたらなあ。 でも、写真にはうまく撮れなくても、ひさびさにワクワク。 暑くても歩いてよかった。

鹿がこんな住宅街の横にでてくること自体は、けっしていいことではないのだけれど。 鹿が増えすぎているんでしょうね。 それでも、バンビちゃんの無事を祈らずにはいられません。


8.6露草


予定通り明日入院して、明後日にFECの点滴。 点滴前にやっておきたかった、あんなこと、こんなこと…日曜日に叔父の家へ法事に行った以外は結局何もできなかったなあ。

副作用が軽くてサッサと退院できるつもりでいるんですけど。 どうかな。 大部屋でどうやってハゲ隠しをするかもちょっと気がかり。 では、いってきます。


■いつも拍手をありがとうございます。
Category: 日々の記録

暑い夏、頭に何を巻く?

タキソール第4クール1回目の点滴前日くらいから、それまで頭全体にうっすら残っていた髪がさらに脱毛。 再度コロコロクリーナーが活躍するとはまったく予想外でした。 それでもツルツルッにはならず。 全体にまばらにほんの少しだけ残っている髪の毛は抗がん剤に負けずに伸びて、なんともいえないことに。 オランウータンの赤ちゃんどころか、サイレント映画にでてきそうな火星人みたい。 こんな頭、親にもみせたくないし、何より自分自身がみたくない。

トイレや洗面所の鏡で自分の頭をみるたび気持ちが急降下してしまうので、家にいるときも起きている限り、何かかぶっています。 でも、いわゆるケア帽は「いかにもがん患者」。 よけいに気分が落ちこんでしまうため、最初にちょっとかぶっただけでお蔵入り。 だいたいニット帽なんて連日35℃超えの夏には無理! 暑すぎて耐えられません!


最近、気に入っているのがバンダナ&大判ハンカチ。

8.4バンダナ&ハンカチ

家にいるときのハゲ隠しに愛用中の数枚。 グレーのペイズリー柄のバンダナとブルー系3枚は山歩きにハマっていた20数年前(!?)に買ったものです。 物持ちよくて自分でもビックリ(笑)。 といっても、山に登っていた頃は「バンダナは似合わない」と思って、ほとんど使っていませんでした。 こんな使い道が未来に待っていたとは。

グレーが一番顔写りがいいです。 でも、毎日ブルーとグレーでは飽きてきます。 自分のテンションを無理にでも引き上げたくなったとき、もう少し女っぽい花柄が身につけたくなって…引き出しをゴソゴソ。 下の方からひっぱりだしたのが、左下の小花柄の3枚。 実は大判のハンカチで、バンダナと同じサイズでした。 頭に巻いてみたら(頭が小さいので)、スカーフみたいで結構いい感じ。 真半分に折らず、折り線を真ん中から少しずらすと、少し大きく使えるんです。

酷暑続きの中、コットンのバンダナやハンカチは毎日洗濯機でジャブジャブ洗えるのでストレスなし。 肌触りもよくて、ニットのケア帽よりずっと涼しくて気に入ってます。


8.4日本てぬぐい

日本てぬぐいも肌触りがよくて汗でベタベタしなくて、なかなかいいです。 ただし、柄が男らしいと「いなせな左官屋さん」風、古典的な柄だと「大掃除のおかみさん」風になってしまいそう。 愛用しているのは、家にあった濱文様の露草柄と、てぬぐい専門店こっさのオンラインショップで買った水色の鳥(珍しく柄が横向きなんです)。 2つのショップには本当にいろんな柄の手ぬぐいがあって、眺めているだけでも楽しいです(物欲を抑えるのがたいへん)。


暑くて暑くてぐったりの季節だけれど、胸をなくして髪の毛までなくなってしまっている今だからこそ、女を捨ててしまってはいけないという気がしています。 やけっぱちになると気持ちがどんどん荒んでくるので、誰もみていない家の中での生活だとしても、最低限のおしゃれ心は自分のために忘れずにいたいです。


以下は、脱毛していない人には関係ないことなのでスルーしてください。 バンダナのかぶり方がいまひとつピンとこない人だけどうぞ。 

Category: 脱毛・発毛