ほっとなごめる写真展 「ねこ歩き」展@京都大丸

岩合光昭の写真展「ねこ歩き」のチケットをもらってラッキー♪ ねこ派じゃなくて犬派なんだけれど、NHK-BSの「世界ねこ歩き」が大好きなんです。 見逃してはいけないとカレンダーをみたら

3.30ねこ歩き展2

4月はちょうど黒猫ちゃん。 チケットもネコの形に切り抜いてあって、なかなか凝ったデザインだったので一緒にパチリ。 母もぜひみたいというので、土曜日に一緒に行ってきました。

このカレンダー、月ごとに動物とか灯台・モミの木など、いろいろかわいいポップアップがついているんです。 昨年末はまだあまり人混みにでかけたくなくて、新年が明けたらボロボロのサンプルみたいなカレンダーしか残ってなくて買いそびれていました。 やっと3月半ばになって、半額でゲット(遅ッ!)。


3.30ねこ歩き展

驚くほど大きくプリントされた個性豊かで表情いろいろな猫たち。 かわいいのもいれば、チケットのみたいにふてぶてしいやつもいて。 ただかわいいだけじゃないのがいいんですよね。 美ネコじゃないようなネコの方が味があって、ポストカードをいろいろ買ってしまいました(写っている以外にも)。 一番印象的なのは、やっぱりポスターにもなっている桜の木に足を伸ばしている「にゃんきっちゃん」の真剣な表情。 いや~たまらないわ、こういうの。

会場はかなり混んでいましたが、とにかく写真が大きいし、展示点数が多いから、あまりストレスなくみられました。 見応えもたっぷり。 老若男女がそれぞれ楽しそうにみていて、会場の雰囲気がとっても和やかなのも◎。

ものすごく大きくプリントしても、ネコの毛の一筋一筋までピントが合っていて、すごい(プロだから当然だけど)。 歩いているネコと、その背景のものすごく広い風景のすみずみまでほぼ全ピンなのもあって(砂漠の中の町とか)、どうやったらこんな風に撮れるのかなあと、そういう興味もひかれました。 カメラもだけどレンズが相当いいんだろうな、などと考えたり。 そういう人向けに(笑)ちゃんとメーカーとタイアップしていて、最後にオリンパスのカメラの紹介コーナーがありました。 オリンパスって一眼レフから撤退したんじゃなかったの? 


同じ日にもう一つみた展覧会はまた別の機会に(そればっかり)。 こちらは知る人しか知らないマニアック路線。


若冲もだいたいみたものばかりだろうなと思いつつ、「伊藤若冲と琳派の世界展」@相国寺もぜひみたい。

3.30若冲と琳派展
Category: 展覧会

ようやく咲き始めた桜

今週から仕事がしばらく多忙期に突入なので、その前にと週末もまた展覧会をハシゴしました。 京都駅前のバス乗り場は、午後なのにこれからどこかへ行こうとする観光客でごった返し。 展覧会の話を書き出すと長くなるので、また別の機会に。

日曜日の雨が上がって、今日、ようやくうちの近所も桜が咲き始めました。 気持ちのいい青空が広がったので、デジカメをもっておつかいへ。 銀閣寺前の哲学の道はどうかな。

3.30哲学の道咲き初め

たまに満開近い木もありますが、ほとんどはようやく2分咲きくらい。 写真では人気がなさそうですが、この画面のすぐ右に1本だけ満開の桜の大きな木があって、その下だけは観光客が渋滞するほど山盛り。 外国人、特に中国系の方もいっぱい。 満開の美しい花の下では誰でも笑顔になるものですね。 明日はもっと暖かくなりそうなので、一気に咲きそうです。


3.30桜3分咲き

小学校への通学路にある立派な桜の木も一枝だけ満開でした。 あとは、今にも咲きそうな蕾がいっぱい。

3.30満開の白木蓮

小学校の白木蓮もきれいに咲き揃って、青空をバックに最高にきれい! 電柱や電線・塀など目障りなものに囲まれていて、実は写真に撮るのはなかなかたいへんなところなんだけれど。

去年の3月31日から抗がん剤の点滴が始まったのでした。 あれから丸1年、きれいな桜や白木蓮を晴れやかな気持ちで眺められている幸せをしみじみ味わっています。 生きている。 生きている。 どこへでも歩いていけるほどに元気で生きている。 本当に、もうそれだけで十分幸せです。

明日・明後日は遠方で仕事。 今日は早めに寝なくては(相も変わらず不眠気味)。

■いつも拍手をありがとうございます!

Category: 日々の記録

盛りだくさんな毎日

3月に入ってから、不安になるほど仕事が暇でした。 が、先週末から突如、仕事もプライベートも目一杯にスケジュールが入って、書くネタ満載なのにそれをブログにアップする時間がとれなくなるほど忙しくなりました。

会期終了間際に滑りこむように1日に2つも美術展をハシゴしたり、仕事が終わった足で美術展に行ったり、その合間に美味しいものを食べたり。 美術展や本の感想など、書きたいことはいろいろあるのですが、まずは25日のことから。

この日も琵琶湖の畔でお仕事。

3.25雪の比良山

真っ正面に琵琶湖と比良山がみえて、思わず仕事の合間にパチリ。 朝は連日真冬並みの冷え込みで比良山系は雪化粧でした。

3.25鮒ずし

思いがけず、スタッフみんなで鮒ずしをご馳走になりました。 珍味だから本当はお酒と一緒に味わいたいところなのですが、仕事中なのでひたすら鮒ずしだけ。 強いクセや独特の臭いがあまりなくてマイルドで美味。 こんなに食べられるかなと思っていたのに、みんなで2尾をペロッと完食(笑)。

その後、大急ぎで伊勢丹の美術館えきへ。 東山魁夷が大好きな母と一緒に「東山魁夷 わが愛しのコレクション展」をみてきました。 平日の夜だったからか、東山魁夷が現代の流行に合っていないのか、ゆったりと静かに絵を鑑賞できてよかったです。 この展覧会は3月29日(日)まで。

3.25東山魁夷展1

劇的でない風景をとらえて、いかにして独自の叙情性を反映させた絵に昇華していったのか、そのプロセスに触れられて興味深かったです。 そして戦争末期、もう若くない年齢で応召して(魁夷は戦前にドイツ留学を経験し、すでに画家としてある程度の評価を得ていた)、爆弾を抱いて突っこむ特攻訓練に明け暮れた末に終戦を迎えたという経験から、戦後は「生」の意味を自らに問いかけたということも初めて知りました。 生をどこまでも肯定的にとらえた東山魁夷だから、人の気配のない静かな森や雪景色を描いていても、みる人を温かく包みこむ明るさがあるのだと納得。

特に印象的だったのは、雪原に青と藍色の濃淡だけで森を描いた「雪原譜」と、満月を映した湖の「二つの月」(展覧会ポスターに使われている作品)。 魁夷=青のイメージだけれど、青いものを好んだのではなく、森や自然が青味を帯びる時刻の風景を好んで描いたという解説に、青味が残る黄昏時の空が大好きなのでとっても共感しました。

3.25東山魁夷展

絵はがきは「雪原譜」がなくて残念。 買ったのは「二つの月」「スオミ」。 魁夷の愛蔵品として展示されていた小物の中に、ドイツの小さな木の人形やガラスの動物やミニチュアの瓶など、こまごましたものがいっぱいあって親近感が増しました。 ドイツで私とまったく同じ人形を買ったんだなあとうれしくなって、作品の絵はがきと一緒に記念撮影してみました。


晩ご飯は、外国人観光客でいっぱいのレストラン街で。 外国人に一番人気はとんかつのようでした。

3.25お寿司

仕事&展覧会で充実した一日のシメに、お寿司&ビール♪ 隣の席で食べていたイタリア人のおじさんたちに、お箸でぱくっと食べるところをジーッと観察されました(笑)。 

3.25大階段

京都駅ビルの大階段、夜はLEDで桜の風景になっているんですね。 季節によって変わるんでしょうね。


■いろいろな記事に拍手をたくさんありがとうございます。 

Category: 日々の記録

お墓参り

今日は母と一緒にお彼岸のお墓参りに行ってきました(父はお墓参りが大嫌いなのでめったに行きません)。 昨年は兄の祥月命日供養くらいしかお墓参りできなかったけれど、今年はまた例年通りお参りできる身体に戻れて本当によかった。 ご先祖さまに感謝。

広い境内は赤松の木立がメインなのですが

3.21椿

1本だけ真っ赤な椿が枝垂れるようにしてたっぷりと、それは見事に花をつけていたり、

3.21青空と白い花

塔頭の塀越しに白い花が満開なのがみえたり(これは何の花なんだろう?)。

母はこの1年ほどでめっきり足腰が弱くなって、広い境内を歩くだけでも疲れるようですが

3.21ベイクドチーズケーキ

「ケーキ屋さんで一服する」というのを励みに、がんばって1kmくらい歩きました。 小さな子どもとほぼ同じ感覚(笑)。 美味しいケーキを食べたら元気になって、さらに500mほど先にあるお花屋さんで花の苗をあれこれ品定めして帰宅したら、もうすっかり夕方。 あわてて晩ご飯作りして…という、何事もない平和で平凡な一日を送れたことに感謝。

■いつも拍手をありがとうございます。 励みになります。

■名なしさん、いつも温かい拍手コメントをありがとうございます。 「ゆっくり歩いていってください。貴女の人生は長いのですから。」という言葉に、いつも頭の片隅で「私の一生って、あとどれくらい?」と思っている自分がいて、ホロッと泣きそうになりました。
 
Category: 日々の記録

抗がん剤終了から5ヶ月

最後の抗がん剤投与から丸5ヶ月が経ちました。 髪の毛がまだ短すぎること以外、もうほとんど手術・治療の影響を感じることはありません。

ウィークリータキソールの点滴を受けていたときは副作用で手足に弱い痺れや倦怠感があって、包丁を握ったり、ものをつかんだり、ずっと立っているのが辛かったこともありました。 今も、いつも前腕がなんとなくだるいような気がしないわけでもない(ややこしい表現ですよね)けれど、包丁を使うなどは問題なし。 かかとから足の裏全体にあった弱い痺れは、抗がん剤治療中に毎日お風呂の中で自己流でもんだのがよかったのか、今はまったくありません。 お風呂の中で足裏や指をよくもむと全身の血行がよくなる気がするので、今も毎日欠かさずもんでいます。

3.20桜の蕾ふくらむ

抗がん剤点滴で炎症を起こしてカチカチになった静脈は、相変わらず赤黒くて皮膚の表面より少し陥没しています(戻るまでには3年、あるいは5年くらいかかるんだそうです)。 抗がん剤が終わった直後は血管に伸縮性がなくて、腕を伸ばすと引っぱられたような痛みというか違和感がありましたが、それも今はほとんど感じません。 冷えると痛むような気がするので、なるべく冷やさないようにちょっとだけ意識している程度(特に保温したり揉んだりはしていません)。 術側のわきのリンパ節は腫れていたため3分の1だけ切除されたのですが(病理検査の結果、わきのリンパに転移はみつからず)、主治医に尋ねたところ「取ったのは3分の1だけだから、浮腫になることはまずありません!」と言い切ってもらって、あまり気にしないことにしました。 日焼けも日常生活程度なら気にしなくてもいいとのことで、日傘ももう使っていません。

3.20白木蓮も開花間近

体力的にももう大丈夫。 ケモブレインでボーッとしていた状態からぬけだし、集中力も戻ってきました。 いくぶん疲れやすいですが、丸1年家に籠もりっきりだったのだから当然だと思っています。 気になるのは、眠りが浅いこと(1時間に1回目が覚めてしまう)と以前よりも耳鳴りが強くなったことぐらい。 睡眠導入剤がなくてもまあ眠れているし、気にしても治るものでもないし、あまり気にしないようにしています。

3.20レンギョウ


昨夏、バーゲンが終わる頃に買った春夏向きのメッシュのバレエシューズ。

3.20バレエシューズ

買ったものの、結局FECの副作用がきつくて出歩くどころではなくて、履かないまましまいこんでたのを引っぱりだしてきました。 治療をしていたときは、あまりにも副作用が辛くて「来年、私は本当にこの靴を履いてでかけることができるんだろうか」と悲観的になって、買ったことを後悔していたけれど。 そんなこと、もう遠い遠い日のことのようです。

暖かい陽気に誘われて、おつかいのついでちょっとお散歩。 哲学の道の桜は蕾がプクップク、今にも咲きそうだけど、まだ1輪も咲いていませんでした。 白木蓮は蕾の中から花びらの白がみえかけています。 楽しみだな。 わが家の連翹(レンギョウ)はまだ咲いていないのに、近所ではもう満開のところも。

京都市内でも、もう桜が咲いているところもあるとか。 来週半ばには開花しそうです。

自意識過剰から解き放たれるには 西加奈子「うつくしい人」

ひさしぶりに何の予備知識もなく、本屋さんの店頭で気になって買ったのは西加奈子の文庫本「うつくしい人」でした。 特に好きな作家なわけでもないし、西加奈子ならもっと有名な本もあったのですが、ただなんとなく。 そういえば西加奈子って直木賞をとったんだっけなどと思い出して。



背表紙の「他人の目を気にして、びくびくと生きている百合は、単純なミスがきっかけで会社をやめてしまう。発作的に旅立った離島のホテルで出会ったのはノーデリカシーなバーテン坂崎とドイツ人マティアス。…」という紹介文を読んで、自意識過剰な姪2号のことがパッと頭に浮かんだんです。 どうすれば自意識から逃れられるのか、姪2号のヒントになるような本かもしれないという期待もありました。

こんなにスラスラと本を読めたのは本当にひさしぶり。 ものすごくおもしろい!というのではないのだけれど、重くてどんよりした前半部分にもかかわらず、サクッと読了。 これは私が精神的に回復してきたからか、梨木香歩のすばらしいエッセイで読書に弾みがついたからなのか?

3.19雨のサンシュウユ

自意識過剰、そして自己嫌悪と自己愛でぐちゃぐちゃに悩んだ経験のある人なら興味深く読めると思います。 私も多感な時期から、大人になってもずいぶん長い間にわたって自意識過剰でウジウジしていたので、主人公のバカバカしいような心の動きが理解できるんですよ。 「自意識、何それ?」というタイプの人は読まない方がいいと思います、主人公についていけないでしょうから。

前半のもどかしいような展開はもう少し刈りこんで短くしたら、もっとすっきりした構成になったのではという気もしますが、この面倒くさい前半部があるからこそ、後半、主人公が旅先で自らを解き放っていく心地よさが強調されるのかもしれません。 終盤に、マティアスとカートに乗って夜風を切って走らせながら無邪気に笑った主人公に、思わずホロリとしそうになって電車の中だったので慌てて目をパチパチしてごまかしました(笑)。 自意識の沼から自らを解き放った主人公と一緒に、読んでいる私も意外なほど気持ちよくなれました。

3.19雪柳の雨粒

何かが解決するわけでもないのですが、希望の光を感じさせる旅の終わり。 私もひとり旅がしたいなあ。 舞台はひょっとして直島かな? ああ、直島のベネッセに泊まりたいなあ。 最低でも2泊はしたい…けど、高いのよねえ。

3.19雨の馬酔木


昨夜から本降りの一日でした。 それでも驚くほど暖かで、植物が一気に動き始めました。 草木にとっては慈雨なんでしょうね。 私にとっての慈雨は読書…だったはずが、兄のことがあってからめっきり活字が読めなくなっていました。 最近続けて2冊読了できて、ようやく少し元に戻ってきたのかも。

スイーツ&おしゃべり

カフェがオープンして以来、ずーっと「行きたい」と思いつつ、なかなか営業日に都合が合わなかったコレット。 テイクアウトは時々買っていたけど(前を通りかかるのがなぜだかいつもコレットの休業日。甘いものを食べ過ぎなくていいのかもしれないけど心底残念無念なことたびたび)。 ご近所友だちRちゃんをひさびさに誘って、やっとカフェに行けました。

3.16金柑のタルト

美味しそうなケーキがズラッと並んだショーケースの前でさんざん迷った末に選んだのは、金柑と栗とクルミのタルト(正式名称失念)。 いままでリンゴ系ばかりだったし、金柑が美味しい季節のうちに食べたくて。

金柑の甘酸っぱいみずみずしさいっぱいで、おお、想像以上に美味しい♪ カフェではドイツみたいに(フランスもそうなのかな?)生クリームをつけてだしてくれます。 金柑にクルミはよくあるけど、そこに栗が入ってるってどんな感じなのかな?と思っていたのですが、栗はあくまでも脇役。 栗が主張しすぎてなくて、でもコクや深みを与えているみたい。 しっかり焼いたケーキが好きなので、ひとくちごとにうっとり。 もう1個ペロッと食べられそう。 オトナだから我慢したけど(笑)。 紅茶も独特のスモーキーでしっかりした味わいで美味しかった(フランスの紅茶?)。

3.16うふふな柄

ケーキのお皿が子どもの頃につかっていたものにとても似ていて、懐かしかった。 ナプキンもファンシーな鳥さんで、思わずパチリ。

空いていたのをいいことに、ひさびさに会ったRちゃんとのーんびりゆっくりおしゃべりに花を咲かせて長居してしまいました。 ステキなケーキに申し訳ないような、困ったお年寄りに振り回されてウンザリな話を山盛り。 でも、美味しいケーキを食べて、胸の中にあったモヤモヤを吐きだして、お互いにストレスが発散できて何よりの癒しの時間でした。 Rちゃん、あんまりストレスをためこまないように、ときどき美味しいものでも食べつつおしゃべりしましょうね。


3.16寄せ植え

はた目には幸せそうにみえても、みんな口に出さないだけで、いろいろたいへんなことを抱えているのですよね。 肌の色つやも以前よりいいくらいの現在の私、知らない人がみたら普通に幸せいっぱいかも。 そうだといいな。


■いろいろな記事に拍手をありがとうございます。

Category: 日々の記録

いろいろあるけれど

私の仕事は儲からない(断言)。 そして、とても地味な裏方。 儲かりようがないとわかっていて、それでもやっているのは今の仕事が好きだから。 非常に非社交的な私が、自分では決して巡りあえないような未知の人や世界に出会えるチャンスを仕事が与えてくれるから。

今日は、儲からないついでに(巻きこまれるような形で)、いわゆる手弁当で遠方まででかけて仕事関係者のお手伝いをすることに。 別に自主的にやりたいわけではないのだけれど。 それでも、昨年一年間の閉塞感の後では、そういう風なお付き合いもまた大切なことなのかもしれないという気がして。


3.15湖北の風景

せっかくだから、ちょっとだけ早めに現地に着いて周辺を散歩しました。 いまひとつのお天気でしたが、琵琶湖岸にでると湖北の山並みが意外にもきれいに見渡せて、ちょっと得した気分。 スカッと青空ではない、こういう冬の曇天の無彩色の琵琶湖も実はなかなかいいのです。

3.15湖北の風景2

湖北の山はまだまだ雪。

3.15オオイヌノフグリ

でも、足元にはもうオオイヌノフグリが咲いていて、青空のような小さな花の色にしばらく見とれてボーッ。


仕事が終わって外を見ると

3.15湖北の夕暮れ

遠くに竹生島の島影がみえて、幾重にも重なった山のシルエットがきれい。 広々とした風景をみられただけでも、やっぱり家から出てきてよかった。


昨日、急にアクセスが増えて「?」だったのですが、ずっと以前に感想を書いた本の著者(すっかり忘れていた)が殺人事件で逮捕!? 驚きすぎて…。
Category: 日々の記録

陽射しや風を感じさせる詩のようなエッセイ 梨木香歩「水辺にて」

梨木香歩のエッセイ「水辺にて」。 これほど読み終わるのが惜しいと感じる本に出会ったのは、本当にひさしぶりです。




単行本のときから気になって何度も手にとりながら、なかなか買わなかったのは、カヤックでの川下りという行為にまったく興味がもてなかったから。 「梨木さんって意外にアウトドアなんだ」(自分が結構アウトドアというか山好きなくせに)と勝手に決めつけ、ちょっとついていけないかも…なんて思っていました。 ところが読んでみると、カヤックに乗った梨木さんは、いわゆるアウトドア系の人とはまるで違う世界に浸って、予想していたのとはまるで違う風景を眺めていたのでした。

もう一つ、梨木さんの小説を読んでいて「この人って本当に真面目な人なんだろうな」とたびたび感じていたので(「西の魔女が死んだ」とか「村田エフェンディ滞土録」は特に)、そんな真面目な人のエッセイってますます生真面目でついていけないんじゃないか、なんて思っていたんです。 しかし、ひょっとしたら小説よりもエッセイの方が著者は自由に心を泳がせられるのかもしれません。 先入観をもたずに、もっと早く読めばよかったと思う一方で、いまの私だから一層深く心に響いたのかもしれないとも思えます。

3.13ミヤマカタバミ

梨木さんらしい世界観、自然と人間の関係のとらえ方、いまは消えてしまった村や人たちの営みへの想像力、そして森や風・雪の匂い、生き物のひそやかな気配、陽射しの温もりを切りとる言葉のすばらしさ。 繊細な自然描写を読むだけで、たっぷりと深い森で深呼吸したようなみずみずしさが身体の細胞の一つ一つに染みこんでいくようでした。 ああ、好きだ、大好きだ、こんな文章! 最近めったに巡りあえないような文学的な表現にうっとり。 

冒頭でスウィフト「ウォーターランド」とその舞台が登場したり、私の大好きな星野道夫に触れていたりして、「おお、梨木さんとはやっぱり趣味が合うな」などと偉そうにニンマリ(何様だ、私は)。 また、水面の下に広がる世界へと傾斜していく心の動きなど、「家守綺譚」「冬虫夏草」「沼地のある森を抜けて」「f植物園の巣穴」とつながる著者独特の感性がかいま見えるのも、梨木ファンの読者にとっては興味深いところ。

と、また長文ダラダラ書いてしまいました。 でも、梨木さんもなんでも文字化しようとしてどんどん長くなっていく傾向らしく、一方的に親近感を抱いてしまいました。 そうそう書き始めると、あれもこれも書きたくなるんですよね(笑)。


わが家の庭で、今年もミヤマカタバミが咲いてくれました。 小さな小さな白い花が陽射しを浴びると薄い花びらを広げる。 その健気さが毎年みても、しみじみ愛おしくて、ひざまずいてまじまじ見入ってしまいます。 梨木さんだったら、森の中を歩きながらも、こういう小さな花を足元にパッとみつけるんだろうな。 梨木さんと一緒に森を歩いてみたいなあ。


3.31サンシュウユ

サンシュウユももうあとひと息で咲きそう。


■いろいろな記事に拍手をありがとうございます。
Category: 梨木香歩

美しい言葉に出会う

「花深処無行跡(花深きところ行跡なし)」。

棟方志功が好んで書いた言葉だそうです。 テレビをみていたら(「なんでも鑑定団」が大好き)、この一節が書かれた短冊がでてました。 こういう自然観=人と自然のスタンスがとても好きです。 忘れないように、自分のためのメモとしてアップ。

3.5藪椿

いま梨木香歩のエッセイ「水辺にて」を読んでいます。 ひとこと、ひとことが、詩のようで、自然や光、水のきらめき…美しい言葉で切りとられた少し寂しげな情景に静かに身を浸すように読んでいます。 ああ、もっと早くに読んでいればよかった。 もったいないので、ひとこと、ひとこと、2回も3回も読み返しながら、ゆっくりゆっくり味わって読む。 こんな読書はいつ以来だろう? 梨木さん、ありがとう。

Category: 日々の記録

100の夢リスト

お正月過ぎに買った雑誌「日経WOMAN」…ネットで取り寄せたら(欲しかったのは「捨てる快感」特集号だったのだけれど、2冊買ったら送料無料だったので適当にポチッとしてみた)、対象年齢と違いすぎた(笑)。 昔むか~しには買ってたけど。 それでも、結構おもしろく読めました。

お正月明けにひどい風邪をひいて、風邪が治った途端に仕事がドドッとまとまって入って、落ち着いて読む暇がなかなかなくて。 2月半ばになってようやく新年号を開いてみたら、特集にあった「100の夢リスト」を自分も書き出したくなりました。 キャリアアップしたいとか転職したいとか、そういう日経WOMAN的な発想とは全然違うものの、「これからやりたいこと」を考えるのはなんだか楽しそうだったから。 治療中は「やれないこと」だらけで、ただただ治療に専心するしかなかったので、そこから解放されて、さて私は本当は何がしたかったのかなって。

でも、そういうことは家にいて漫然と考えていても、あまり気分が盛りあがらないので
 
3.2ひとりカフェタイム

心地いい静かな音楽が流れていて、適当に他の人の雑音があって、書きやすいテーブルがある空間を求めて、先週半ば、ひとりで「そうげんカフェ」へ。 本日のケーキ=金柑とくるみ(?)のケーキとカプチーノ(こういう風に木の器やプレートを使いたいとずっと思っているけれど、なかなかコレ!という出会いがないまま。手彫りの木工作品は値段が高くてなかなか手がでません)を横に、ノートを開いて。

思いつくままにやりたいことを片っ端からノートに列記。 「~をやりたい」「~したい」ではなく「~する」と書くのがいいとネットにでていたので、意味がよくわからないながらも「直島に泊まる」「北海道のガーデン街道で花を愛でる」「しまなみ海道を自転車で渡る」…と書いていく。 書き始めるまでは「したい」でも「する」でも、そんなことどっちでもいいんじゃないの?と思っていたんだけれど、実際に書いてみると「したい」より「する」の方が気持ちがいいんですよ、なんだか。 言い切る形で書く方が気持ちが上がる気がします。 それと、思いついたときにちょっとずつメモするんじゃなくて、まとまった時間をとって一気に書くのがおすすめらしいです。

「庭の花壇に新しく草花を植える」「大文字山に登る」「温泉に行く」「白浜の赤ちゃんパンダ(大きくなりすぎないうちに!)を見にいく」「パソコンを買い換える」「デジカメ画像を整理してアルバムにする」「コンパクトデジカメを買い換える」「母が使えそうなタブレットを買う」「キューバに行く」「手紙をいっぱい書く」「新しいステキな名刺を作る」「ジャム作りを研究する」「羊毛フェルトでブローチを作る」「部屋のカーテンを変える」「大もうけして両親・姪たちを沖縄離島旅行に招待する」…次から次へと頭に浮かんだことを、実現可能かどうかは気にせずにどんどん書く。 なんせ100個ですから。

100という数に特に意味があるわけではなくて、それくらいたくさん書こうとすると、表面的なことだけでは足りなくてふだんはあまり表にでてこないような本音の願望もでてくるから(と確かネットでそんなことを書いているブログがあったような)。 だから、無理に100じゃなくてもいいそうです。

そして、ここからは日経WOMANの記事の主旨とは違うのだけれど、夢みたいなこともOKだし、でも壮大な夢ばかりじゃなくて、どちらかといえばすぐにでも実現できそうなこともいっぱい書くのがコツらしい。 とにかく、「TO DOリスト」ではなくて、あくまでも自分が本当にしたいことだけを書く(私の場合、「3年後まで再発せずに生き延びる」なんていうのは切実すぎる&夢みることとは違う次元なので書きません。「ずっと再発せず、トリプルネガティブ乳がんサバイバーの希望の星になる」となら書きたいかも)。

楽しいばかりことを考えるのは思っていた以上に楽しい時間でした。 晩ご飯の支度のため、1時間ほどでタイムオーバー。 あとで数えたら夢リストは91個でした。 昔人間なので、(仕事以外で)ノートに手書きするという行為も不思議なほど楽しかったです。

91個の夢リストに書いた「お雛さまを飾る」は日曜日にしたので、早速、夢を一つ達成! 実現可能そうなささやなかことも書くと、すぐに達成感が味わえる。 そこがまたいいみたい。 日経WOMAN的には、100の中から自分が本当に実現させたいことを25個選んで、それをどう実現させるか道筋を考えるという流れでしたが、私はすぐに実現できそうなことを25個くらいピックアップしてみようかな。

結構楽しい作業なので、気が向いたら一度お試しを。


3.4婚活中のネコ

わが家の玄関前で愛をささやき合っている方たち。 私が真後ろにいるのに。 ひたすら相手に集中、音も届かない何も見えないアナザーワールドにいるらしい。 恋は盲目なのね。 ずいぶん長いこと恋してないなあ…ネコに負けてる。


■いつも拍手&コメントをありがとうございます!

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お雛さま

今年は2年ぶりに全部のお雛さまを飾れました。

3.3お雛さま2015

昨年は手術直後でお雛さまどころではなく、私の女雛・男雛だけを母が飾ってくれたのでした(右下にチラッと写っているのが私のお雛さま)。

7段飾りをすべて飾るには、母と2人で5時間はかかりました。 脚立にのって天井近くにしまってある雛壇の木枠や天井の障子枠を降ろしたり、お雛さまセットを入れてある大きなジュラルミンケース3個を移動させて開くだけでも大仕事です。 全摘したけど術側の腕も普通に上がるし、わきのリンパを3分の1取ったけれど幸いリンパ浮腫にもならず、以前と同じように重いものを動かしたりできていることに感謝。 

3.3雛道具

数センチ四方の重箱。 うちはお雛さまの方が人間より豪華な重箱(笑)。 毎年みている雛道具だけれど、細部をしげしげ眺めては昔の職人さんの技にうっとりします。 みえないところも手抜きがないんです。

3.3雛道具2

お茶道具の飾り方はこれでいいのか?? 茶筅は祖母がなくしてしまって、自分で竹を割って作ったと聞いています。 相当苦心した跡がみえます。 ちょっと不細工だけど(といっても、私はこんなに小さなものを自分では作れそうもありません)、おばあちゃんらしいなあ。 「あら、紙くずと間違えて捨ててしまったみたい」とか言ってたっけ。

3.3白い椿

寒さが少しゆるんで、白い椿がいっせいに咲き始めました。 奇跡的にヒヨドリにもメジロにも突かれていない蕾。 婚活中の猫たちは、うちのまわりをグルグル回りながら、雨が降ろうが槍が降ろうが深夜から早朝・昼日中もずっとガラガラ声になっても泣き続けています。 頑張り屋さんだなあ…。
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梅の香り

昨日の琵琶湖マラソンはすごい雨。 テレビでみていても走っている選手が気の毒なほどの雨降りの一日でした。

今日は天気予報では晴れ。 抱えている仕事がなくて暇なので北野天満宮に梅を眺めにいこうかなと思っていたのだけれど、終日ほとんどどんより曇り空。 で、家で何をするでもなくウダウダ。

ふとリビングからお隣の梅の木をみると

3.2白梅満開近し

いつのまにか梅の花が一気に開花していました。 もう満開間近です。 雲が切れて青空が広がった一瞬、庭へでてパチリ。 写真だけみたら、すごい快晴の日みたい。 

3.2青空と白梅

まだ赤くぷっくりふくらんだ蕾もある今くらいが、梅は一番かわいい。 花粉症なんて気にせず、思い切り優しい香りを吸いこんで深呼吸しました。 梅の香りって、本当にふんわりとして優しい。 しばし梅の木の下でウットリしていました。


がんは熱に弱いらしいから、身体を動かすことはした方がいいみたい。 私は運動が苦手なので、なるべく意識してスッスッと早足で小1時間ほど散歩するくらいですけど、少なくとも週に1回はするようにと心がけています。 でも、お天気が悪いと散歩ができなくて運動不足気味。 今日は貴重な晴れ間らしいので、ユニクロまで(笑)散歩することに。

CMの杏の足があまりにも長くてまっすぐでキレイで、あれはフィクションだとわかっていながらも、ついスリムフィットジーンズが欲しくなって(広告の思うツボだ)。 でもはいてみたら、やっぱり全然違う!(当然だ) 妙にウェストが大きくて、私の体型には合わない。 それくらいなら、ハイライズのストレートの方がしっくりくるような…でもなあ…と、片っ端から試着して、結局はスキニーテーパードになってしまいました。 スキニーは飽きて、もう少しゆとりがあるのが欲しかったはずだったんだけど…あれ? 私の年齢でスキニーってイタくないのか、ちょっと不安なんですが(でも、ずっとはいてる)。

自分で店に行って試着して服が選べる。 そんなことさえ、ひさしぶりだからうれしかった。 春だから、おしゃれしたいな。


■いつも拍手をありがとうございます。 治療が終わったら、異様なブツヨクは去りました(ネットで衝動買いして失敗したものいろいろ)。 ぼちぼち身の丈にあったおしゃれな服を買いたいものです。
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