コンプリート!

1年前、「かわいいなー。 でも、こんなに細かい作業できるかな。 ま、自分に合ってなければ1回で止めてもいいし」と軽い気持ちでやり始めたフェリシモのキット「シャビーシック風ドールハウスのインテリアの会」。 ついに全12回をコンプリートしました!! 

いやー、自分でもビックリ。 これほどハマるとは思ってもいなかった。 春夏には季節感がなさ過ぎて作る気になれないクリスマスの小物いろいろ以外、全部作りましたよー!

小物類の素材がそれはそれは小さくて、ピンセットでつまんでの作業や、毎回糊で手がべたべたになることにイラッとしなかったのが、われながら不思議。 やり始めると細かい作業に集中して、なーんにも考えない雑念ゼロ状態で夢中になっているのが良かったんだと思います。

8.29ミニチュアチェスト

これが最後のチェスト。 仕事多忙期突入直前の週末にがんばって仕上げました。 これも、引き出しが開け閉めできるんですよ(取っ手がガタガタなのは見なかったことにして!)。 そういうちゃんとした作りが、このシリーズをとても気に入った点でした。

8.29ミニチュアチェスト2

鏡の前には豆粒よりもずっと小さい香水瓶やパフが置いてあります。 ちびっ子はまだ背が低くて、のぞき見られない大人の世界。 スタンドがなかなかに面倒でしたが、できあがりにはまあまあ満足。 キットに入っていたベージュの布ではつまらないと思って、家にあったピンクのストライプの布を使いました。 ドールハウスの世界では思い切りガーリーが好みなんです♪ ピンクの布は薄かったので、薄い接着芯で裏打ちしてから作りました。

今回のキットだけ、素材の木材の寸法が微妙にピッタリでなくて、後ろの面が1ミリくらいずれてしかできあがらなかったのが残念だけど、まあ見えないところだし。 これまでのキットの素材が驚くほどきっちりとしたサイズに切ってあったことに、むしろ感心していたくらいだから、文句はいいません。 食卓とか食器棚とかミシン&アイロン台とか、他にも作ったものがいろいろあるので、また機会があればアップしますね。

これらの家具を並べるドールハウス本体のキットもあるのですが、コンパクトといいながらも、それなりに大きなドールハウスをずっと飾っておく場所もないし、値段も高いし、我慢がまん。 そのうち、なんとか自力で一室だけ簡単な部屋を作って、その中に並べる家具はローテーションさせたいなーと漠然と思っていますが、どうなることやら。

これでコンプリートしたことだし、しばらくフェリシモの手芸キット通販はお休みしようかなと思っていたのに。 新しいカタログにあった「ミニチュア ドイツのクリスマスマーケットの会」に目が釘付け! ああ、ポチッとしてしまいました。 ミニチュアの沼にズブズブ…ホントに意外な展開。



と、初めてJアラートなるもの(要するに空襲警報)が北日本で鳴った日にノーテンキなことを書いていていいのか…。 みんなが思っている以上に、戦争に巻きこまれるギリギリなところに来ているんじゃないでしょうか。 あのミサイルが失敗で日本領土内に落ちたとしたら…そんなことを考えるとゾッとします。 あんな空襲警報が鳴ったら、どうすればいいっていうんでしょう? 数分以内に駆けこめる頑丈な建物なんてないんですけど。

でも、空からミサイルが降ってくるかもとか、がんになるかもとか、心配しても仕方がない。 今日一日、無事にささやかな日常を送れたことに感謝して寝ます。


■いつも拍手をありがとうございます。 最近、読書も少しずつ復活しているので、仕事の合間にまた感想をアップしますね。 それにしても、暑い…京都は今日も猛暑日でした。
 

気楽な読書向き 原田マハ「キネマの神様」

前回紹介した「太陽の棘」を買ったときに、「原田マハが特に好きに分けでもないんだけどなー」と迷いつつも、ほかに気になる本がみつからず、なんとなく目にとまったこの本を一緒に購入しました。 帯に「文春文庫 OF THE YEAR 2016-2017」なんて書いてあるし。

原田マハといえばアートというイメージなんですが、これは珍しく映画をめぐる小説です。

8.14キネマの神様

40歳を目前にしたバリバリのキャリアウーマンの主人公・歩は、社内のパワーバランスで足をすくわれ、大企業の職場を突然去ることに。 ちょうどそのとき、ギャンブル依存症で借金をしまくっていた父親が緊急入院。 人生八方ふさがりの歩だったが、無類の映画好きの父のおかげで、有名映画雑誌でライターとしての職を得る。 生きがいを見失った父娘は映画への思いを通して、それぞれに新しい居場所をみつけていく…。 映画をめぐるハートウォーミングな小説。

いやーな気分になりたくないとき、ちょっとした時間つぶしに何か軽いものが読みたいときにおすすめの本です。 読んでいるときはそれなりにホロッとしたりもしましたが、深みは全然ありません。 たぶん映画マニアが読んだら「なんだこれは!」と怒りそうな気がします(笑)。

作中でとりあげられている映画があまりにもベタで、映画をあまりよく知らない私でも「え、これだけ?」と思ってしまいました。 さらに、年齢も職業もさまざまな人の文章を著者は書き分けているんだけれど、それがどうも白々しい。 読んでいるときはそれなりに楽しめたけれど、読み終わって少し経つと、なんだかなーという気持ちになってきました。 原田マハって最近本当に驚くほどたくさん小説を書いているけど、文章の味わいとか話の展開の仕方で何かが少し足りない感じ。 しばらく原田マハはお休みしよう。

私の結論、本の帯のキャッチコピーを信じてはいけない。 文春文庫がこれをイチオシって…うーん。 要するに、最近よく売れている本は(私は)読まない方がいいということなのね、きっと。


8.24セミ

虫が嫌いな人、ごめんなさいね。 庭は毎日、蝉時雨。 でも、昔とは蝉の種類が違ってきている気がします。 亜熱帯化して、身近な虫や生き物が変わってきているのかも。


7月までが公私にわたってやたらに忙しかった反動か、8月はむちゃくちゃ暇で、お盆明けに仕事がちょこっとあっただけ。 あとはただただ酷暑に耐えることだけで必死な毎日。 とにかく超高齢者の両親が夏バテしないように、食事の栄養だけは気を配って、あとはすべて手抜きでだらーっとなってしまってます。

がんとバセドウ病でじっとしていた期間がかなり長かったからか、無理はできない身体になっているように感じていて。 暑さが落ち着いたら、また少しずつウォーキングしたり、できれば軽いハイキングしたり(大文字山くらいはときどき登りたいものです)、あるいは軽い筋トレを日常的にやろうと思うけれど、今はとにかく身体が疲れすぎないようにしています。

乳がんの再発予防には運動は推奨されているし、病気をする前から日常的に運動をしていた人、身体を動かすのがもともと好きな人ならいいんでしょうけど。 「身体を動かさなきゃ」と思って焦ること自体が、運動があまり好きでない人間にはストレスになりそうだから、自分が心地いいと思うペースで生活していこうと、自分に対して言い訳したりしてます(笑)。


■いつも拍手をありがとうございます。 西日本はものすごい暑さが続いています。 こんなときは、無理をせずボチボチでいきましょう。 暑さが苦手な私は秋が待ち遠しい!
Category: 原田マハ

絵画の力 原田マハ「太陽の棘」

ものすごくひさしぶりの読書記録は、原田マハの文庫本「太陽の棘」。 ずっとあまり本を読むことに気持ちが向かなくて。 これが読みたい!という本になかなか出合えないんですよね。 ベストセラーの話題作「村上海賊の娘」のあまりのつまらなさにショックを受けて(!)、いったいどの本を手にとればいいのかもよくわからない状態。

そこで、ネットがなかった頃のように、まったく予備知識なしに本屋さんの書棚でなんとなく気になる本を買って読んでみようと思い立ってやってみました。

8.14太陽の棘

この表紙の絵、すごくインパクトがありました。 装丁にひかれて、内容がよくわらないままジャケ買い。


舞台は太平洋戦争が終わって3年後、アメリカ統治下の沖縄。 医大の大学院を卒業したばかりの若い精神科医エドワードは従軍医として沖縄に赴任を命じられた。 軍医といっても実戦をまったく知らないエドワードは、基地の周囲は焦土戦の傷跡がまだ生々しいことも知らず、父親から真っ赤なポンティアック(スポーツカー)をプレゼントとして沖縄まで送ってもらうほどのお坊ちゃん育ち。 気晴らしをしようと愛車でドライブ中に偶然、絵描きたちが暮らす「ニシムイ美術村」にたどり着く。 絵描きになることに憧れていたエドワードは、ニシムイの芸術家たちと交流を深め、友情を育んでいく。 しかし、戦争で破壊された沖縄の窮状が、国籍を超えた友情に暗い影を落とし、やがて…。

なんの予備知識も期待もなく買ったけれど、なかなかの良作でした。 原田マハって、ほんのちょっとどこか軽いなあというイメージだったのですが、戦後の沖縄の重苦しい部分を描きつつ、友情の話だから気持ちが落ちこむような重苦しさではなくて、読後感もよかったです。 直感を信じて買って大正解!

絵を描く人をテーマにした小説が好きで、今までにもいろいろ読んできているんですが、この小説では絵に対するあふれんばかりの情熱に焦点が当たっているのではなく、主眼はあくまでも友情でした。 だから、全体的にちょっと軽い感じがしなくもないのだけれど、戦後の沖縄が舞台として重い分、この程度で読みやすかったのかも。

読み終わってから、表紙の絵を改めてじっくり眺めて、帯のキャッチコピーの下にある「事実をもとにした感動作」に目がとまりました。 ようやく「これってフィクションじゃなくて、モデルがあったのね」と理解して、ニシムイの画家たちがどんな絵を描いていたのか、実物がすごくみたくなりました。 この絵、やっぱりすごくいいもの。 沖縄に行かないとみられないのかな…。


8.15朝顔

今日、銀閣寺の門前まで明日の「大文字の送り火」(間違っても京都で「大文字焼き」と言ってはいけませんよ!)の護摩木を書きに母と一緒に行ってきました。 途中の家に咲いている朝顔やノウゼンカズラを眺めたり、哲学の道のベンチでひと休みしたりしながら、ゆっくりゆっくり。 ご先祖と兄夫婦、そして年頭に亡くなった叔父の供養、姪たちと両親の平穏、自分の病気平癒、全部護摩木に書いて納めてきました。

今年はもしかしたら母はもう歩いていけないのでは…と危惧していましたが、がんばって全部歩けました。 今日は京都の夏にしては画期的に涼しくて、それがよかったようです。 往復40分以上歩いて、汗まみれにならなかったことにビックリです。 明日、送り火の日は晴れますように。


■たくさんの拍手をありがとうございます。 励みになります。

■京子さん、そうそう、そうなんですよ、「病気は空から降ってくる」。 まさにそういう感じ! 心配して気に病んでもどうしようもないことなんですよね。 心配しすぎて「再発しないために」ということばかりに毎日心とらわれているよりも、今日という一日をじっくり味わう方がいいなと私も思っています。 涼しいのは心底羨ましい!とは思うものの、今年の東京の涼しさって尋常じゃなさそうですね。 それはそれで物足りないかも。 京都は「夏を満喫!」とは思えないほど蒸し暑くて(今日を除く)、外出する勇気がもてません。 せめて最高気温32℃くらいにしておいてほしいんだけれど。

■りろさん、ありがとうございます。 いつのまにか手術から3年半が経ちました。 無事に3年半、昔と変わらない状態で迎えられたことに改めて驚いています。 ところで、りろさんもたいへんだったのですね。 少しは落ち着きましたか?? 涼しくなったら、またのんびりおしゃべりしましょうね。
Category: 原田マハ

術後3年半、無事クリア!

7月末、半年に1回の乳腺外科主治医の経過観察診察を無事にクリアしました! 今回はマンモグラフィー+血液検査+視触診。 特に異常なし。 血液検査の結果は甲状腺ホルモンも含め、いずれの項目もピカピカの理想値。 白血球数やリンパ球数が復活していて、それもうれしい。 腫瘍マーカーは1年以上調べていません(バセドウ病とわかるまでは、主治医が何度も調べさせていたけど)。

左胸の全摘手術から丸3年半が経ちました。 私は術後に抗がん剤治療をしたので、治療終了から数えると、まだ3年足らず。 トリプルネガティブ乳がんは3年以内(告知から?術後?抗がん剤治療終了から?数え方は謎)の再発率が他のタイプの乳がんに比べてかなり高い(トリプルネガティブの3分の1が3年以内に再発するとか)ので、抗がん剤治療をしていたとき「丸3年生きのびる!」が当面の目標でした。

トリプルネガティブはひと通りの標準治療が終われば、あとは無治療(ホルモン薬は効かないので服用する必要なし)。 だから、経過観察は半年に1回で、次は年末まで診察はありません。 ということは、辛い自覚症状がものすごく急激にでてこない限り、当面の目標は達成できる! 次の目標は治療終了から5年。 トリプルネガティブは5年以降の再発率が他のタイプよりもぐっと低くなるんです。

8.11秋海棠


「乳がんが再発して遠隔転移した場合、完治は望めません。 検査で早く再発をみつけても、痛みなどの自覚症状がでてから治療をしても、生存期間に差はないとされています。 脳や骨へ転移した腫瘍は手術でとることができないので、本人が痛みで気づくまで特にする治療はありません」などと、結構怖いことを抗がん剤治療が終わったときに、主治医からサラッといわれました(告知のときと同じように、ものすごくあっさりと)。

「それなら、どうして経過観察の診察をしているの?」とききたかったけど、それを問いただすのはちょっと怖くて。 しばらく主治医の診察を受けている間にうっすらとわかってきたのは、主治医が経過観察で気にしているのは遠隔転移ではなく、同じ乳房内での局所再発と、反対側の乳房に新たながんができること(トリプルネガティブは転移ではなく反対側にも新しいがんができる確率が高いらしい)。 ついこの間、NHKのEテレでやっていた乳がんの番組でも、お医者さんが遠隔転移について私の主治医とまったく同じことを言っていましたから、それが乳がん学会の見解なんですね。 他の人のブログで、ものすごく詳細にPETやCT、MRIから骨まで毎回いろいろ検査をしているのを読んで、「私はしなくてもいいのだろうか?」とはじめは不安になったりもしたんですが、特に疑わしいところがなければ、検査のために放射線を浴びすぎるのはかえってよくないとのこと。

再発転移についての主治医の説明を聞いたときはグサッと胸に刺さったけれど、時間が経って冷静になれば、再発について無駄に心配してあれこれ検査したりせず、がんがみつかる前の日常に戻るのがいいのだと納得がいくようになりました。 他の人と治療や検査のやり方を比べても意味ないんですよね。

8.11コムラサキシキブの緑の実

今回は直前まで仕事でバタバタしていたため、いつものように「再発していたらどうしよう」などとナーバスになっている暇もなく、大慌てで病院へ。


仕事とプライベートで多忙だった7月が終わると、急に暇になってホッとしたら暑さでヨレヨレ。 毎日毎日最高気温は35℃とか36℃、おまけに湿度やたら高くて空気が重い。 家の外にでるのに勇気がいります。 夜は夜で、連日27℃くらいの熱帯夜。 暑さに耐えているだけで精一杯。 なーんにもしたくない。

親の寝具を洗ったり干したり、家の中であちこちメンテナンスをしたりと、こまごまとした雑用を少しずつ片付け、お盆のお墓参りをした以外は、暑さに耐えて毎日ご飯を作るだけでグッタリ。 ネットからも遠ざかって、家に閉じこもってミニチュア家具のキット作りに没頭していました。

やたらに更新の間があいてしまいましたが、息苦しいほどの暑さで気力が減退している以外は元気にしています。 夏やせするどころか、高齢の親に良質タンパク質の食事をとらせようとせっせと料理をして、自分が一番丸々してきています(汗)。 夏太りなんて生まれて初めて。


■たくさんの拍手をありがとうございます。

■donauさん、ラベンダー畑、本当にきれいでした。 機会があればぜひ!