ディープな旅をたっぷりと k.m.p.「エジプトがすきだから。」

k.m.p.の本を何冊も持っているのに、デビュー作の「エジプトがすきだから。」を今頃になって読みました。  文庫本か単行本かで迷った末に、ウチの80を超えた両親もk.m.p.を気に入ってるようなので、文字が大きめの単行本に決定。 実際に手にとってみて、単行本にして良かったと思いました。 単行本でも十二分に密度が濃くて、文字もイラストも全ページにわたってギューギュー詰め。 文庫本だと文字やイラストが細かすぎて、すみずみまで堪能できないかも(若干ローガンの気配?)。 1冊丸ごと、おふたりの(k.m.p.は女性イラストレーター2人のユニット)サービス精神全開って感じです。

6.8エジプトがすきだから

旅の日程に沿って観光名所や食事どころを紹介する本ではまったくなくて、さまざまな切り口でコラム風に、エジプトを旅していて遭遇したあれこれが「生な言葉(と絵)」で書かれています。 直接的にエジプト旅行の参考にはなりそうもありません。 でも、エジプトの空気や市場の喧噪、エジプトに暮らす人たちの体温というか熱気(ときには旅人にとって非常にはた迷惑)はしっかり伝わってきます。 エジプトに行きたいと思っていない人でも、旅で彼女たちが感じたり困ったり怒ったりしたことは興味深く読めると思います。 とかなんとか、こむずかしいことはどうでもよくて、リアルな体験を非常に主観的に語っているようで、実は絶妙なバランス感覚で客観視してイラスト化しているので、あっちこっちでププッと笑わせてくれて楽しいです。

そうとう貧乏な旅なので、ある意味、壮絶な体験がいっぱい。 安宿のすごさったら…ハエにたかられて目覚める朝、みただけで祟られそうなトイレの数々、壁の模様かと思ったらギャーッ!…ワタシにはとても耐えられそうもありません。 それでも、オアシスへの旅や砂漠で寝た体験は心底うらやましい。 異様にベタベタくっついてくる男たちのうっとうしさも、「バクシーシ」と群がってくる子どもにキレた自分に傷ついたことも、嘘つきにイライラしたことも、そういう全部が旅というもの。 異なる価値観に生きる人たちと出会うことが旅なんだという感覚に共感するところ大でした。 それにしても、羊の脳みそのフライってどんな味なんだろう?? 彼女たちのエジプトでベストな食べものなんですよ! 空豆のコロッケはおいしそう。 どれも一度食べてみたいなあ。
 
6.8エジプトがすきだから2

こちらも10周年記念でサイン入り。 サインがひとつひとつ違うんですよ。 サインすることも楽しみにしてしまうあたり、さすがk.m.p.。


6.8緑のプチトマト

春に母と一緒に買ってきたプチトマトの小さな苗。 はじめはなかなか伸びないなあ…と心配していましたが、最近ずいぶん丈が伸び、小さな緑のトマトが実っています。 じょうずに育てている方は1本の苗で2人家族なら12月まで十分すぎるほど収穫できると聞いて、期待いっぱい(笑)。 実ってくると、鳥と取りあいになるんだろうなあ。
Category: k.m.p.

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