詩的で静けさに満ちた哀しみ ル・クレジオ「パワナ」

ノーベル文学賞を受賞したというのに、ル・クレジオって日本ではほとんど反応なかったですね。 ぜんぜん知らない作家だったので、なにか一冊読んでみたかったんですが、紹介記事もあまり目にせず、なにを読んだらいいのかさえわからないまま忘れかけてました。 先日、図書館でル・クレジオの本が3冊くらいあるのをみつけて、一番薄そうなのを選んで最初の数ページを読んでみました。 好みに合いそうな気がして借りてきました。

7.27パワナ

パワナとはクジラのこと。 太平洋を回遊するクジラがひっそりと子供を産みにいく秘密の湾を探し求めたクジラ捕りたちがたどりついたのは…老水夫と船長の独白を通して語られる捕鯨が盛んだった過ぎ去りし時代の輝き。 そして、クジラの楽園が永遠に失われてしまったことへの慚愧。

驚くほど短い小説です。 でも、独特の寂しさに包まれた詩的で濃密な世界をじっくり噛みしめて読みました。 斜め読みするような本ではありません。 ゆっくりゆっくり読んでいると、人の気配がまったくない海岸(かつては捕鯨で活況を呈していたのに)を吹き渡る風が聞こえてきそうな心地になりました。 ル・クレジオは難解そうな評判でしたが、この本はとても読みやすくて素直。 気に入ったので、またほかの本も探してみよう。 名作「白鯨」とリンクするところがあるとかないとか。 ひょっとしたら「白鯨」を読んでいるとなにかしら違った発見があるのかもしれません。


7.29小パンダ

火曜日は友だちと待ち合わせてフレンチ「エール」(室町御池下ル東側)でランチ。 1500円のコースは内容充実でこの値段はすごいなあ…と満足感たっぷりでした。 席が空いていてラッキー。 食後はひたすらおしゃべり。 よくこんなに話すことあるなあ…と自分でもあきれるくらい(笑)。 ひさびさに会った友だちが元気そうでよかった。 どちらかというとワタシの方がヨレヨレ。 娯楽がない生活してるとダメですねえ。 友だちからもらったちっちゃなパンダをパチリ。 珍しくハイキーを意識して撮ってみました。 ほんとはレフ板で影を飛ばそうかと思ったけど、片手持ちではブレそうで即断念。 パンダが寝てるところが、どうにもこうにもワタシっぽい(汗)。 たまには気合いを入れて起き上がらなくちゃね。 といいつつ、水曜日は京都盆地の蒸し焼きにやられてダラダラ。

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