70年代の空気 中島京子「エ/ン/ジ/ン」

中島京子の「FUTON」を読んでみたくて図書館で探したのですが、貸し出し中らしく見あたりません。 それならばと新作らしき「エ/ン/ジ/ン」を借りてきました。 う~ん…ワタシには読みにくかったです。 体調が悪いときに読んだからかもしれませんが、最後まで小説の世界に入りこめませんでした。 1970年代への思い入れがあるかないかで、読み手の評価がはっきり分かれそうな小説でした。

8.5エンジン

仕事も恋人も同時に失った隆一の元に届いた幼稚園の同窓会の案内状。 でかけていった会場にいたのはたったひとり、顔も名前もわからない父親の手がかりを探している女性ミライだった。 ミライの母親が理想の形として1年だけ開いた幼稚園の実態や、極端に人間嫌いだったといわれる父親の足跡を探す隆一とミライがたどりついたのは…。 

ストーリーを書くと普通の小説みたいなんですが、ぜんぜん普通じゃありません。 かなりこみいった構成で、ミライの父親を探す話しがいつの間にか70年代の空気を伝える小説に変容していくというか…最後まで普通の小説のつもりで読むと、はぐらかされた感いっぱいになるかも。 時代の空気を伝えるなら、もっと違った、もっと素直な表現の仕方があったんじゃないかなあ、と思いました。

タイトルの「エンジン」とは「厭人」あるいは「猿人」のこと。 この小説の中で執拗なほど言及される「宇宙猿人ゴリ」「スペクトルマン」という特撮ヒーロー番組って、ほんとうにあったのですね。 ぜんぜん知らなかったです。 このTV番組を知ってる人なら、小説も楽しめると思います。 あと、ラブ・アンド・ピースとかフラワーチルドレンという言葉が懐かしい世代なら共感するのかな? でも、う~む、どうかなあ…。 この小説に興味がある方は、こちらをのぞいてみてください。

8.5ギボシ

やっと梅雨が明けた!と思ったら、キツイ夏風邪をひいてしまいました。 昨夜までは喉が痛くて水を飲むのも辛いくらいで、今日はハナがダラダラ。 熱は出ていないのですが、かなりしんどいです。 先日、あまりにも蒸し暑くて眠れなかったため、28℃の設定でたった1時間クーラーのタイマーをかけて寝たら、このありさま…とほほ。 みなさん、お気をつけくださいね。

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