独身女の心のうちをリアルに 益田ミリ「結婚しなくていいですか」

2008年のベスト本という企画で紹介されていた益田ミリ「結婚しなくていいですか。」。 今頃になってやっと読みました。 このタイトル…いかにも独身女然としているワタシが図書館で借りるのはちょっと恥ずかしかった(笑)。

8.9結婚しなくて

主人公すーちゃんのありふれた日常を独白をまじえて描いたコミックエッセイです。 すーちゃんは35歳、独身、カフェの雇われ店長として働いて自活しています。 ふと独り身のまま迎える老後に不安を覚えたり、出産間近の友だちに会ってなんとはなしに寂しい心持ちになったり。 そんなときに、学生時代のバイト先のOLさわこさん(40歳・独身)に偶然再会して…。

出産の年齢的なリミットを考えると微妙な年齢にさしかかっている女性が抱えている漠然とした不安を、ものすごく簡潔にものすごくリアルに描いた作品です。 ほのぼのタッチの絵ですが、内容はかなりシビア。 ワタシは本の帯のキャッチフレーズのように号泣したりはしませんでしたが、すーちゃんやさわこさんの気持ちはものすごくよくわかりました。 ああこういうこと考えたり感じたりしてるよなと思い当たることのオンパレード。 特に、自宅住まいで認知症のおばあさんの介護も手伝っている、さわこさんのエピソードはどれも切ないです。

8.17白フヨウ

すーちゃんもさわこさんも、平凡にまじめに働いている女性で、きちんと料理だってするし老人介護だってしている。 それなのに、ただ出会いがないというだけの理由で独身のまま年齢を重ねて、なぜだか世間では肩身の狭い思いをしている理不尽。 アラフォーの独身女性だけでなく、むしろ結婚して子どもを持っている女性や男性にも読んで欲しいと思いました。 ただし、あまり若い世代が読むと、無用な不安にとらわれるかも。 30歳以前の方にはおすすめしません。


はぁ~、やっと読了本の感想1本。 夏休みの絵日記をサボっていて8月31日を迎えた小学生の気分だわ。 仕事は担当者からOKがでて、あとはクライアントの返事待ち。 今度こそ気に入ってくれますように。 これだけ何度も書き直しさせられてもあまり腹が立たないのは、担当の営業さんがきちんとした仕事人だから。 うまくいかないときも一緒に考える姿勢をみせてくれて、「こうしたらどうでしょう?」「こういうセンでやってみませんか」と意見を言ったり、「クライアントが雑談のときにこんなこと言っていた」と、別の視点に立てるようなヒントをくれるんです。 近ごろの出版社の編集は上から目線で命令するだけで、建設的なアドバイスや意見は一切なしの人がほとんどで絶望すること多々。 広告代理店の営業の方が建設的だなんて、ヘンな世の中になったものです。

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