しゃばけシリーズ第5弾 畠中恵「うそうそ」

畠中恵の「しゃばけ」シリーズは文庫化されたら必ず買います。 ずいぶん前に買ったんですが、あれこれ読みたい本があって長らく放置。 その間に、父がさっさと読んじゃいました。 こういうファンタジー系小説をまったく受けつけない父なんですが、しゃばけだけは大好き。 いったいどのあたりが父の琴線に触れるのか、いまだに謎ですが、一家3人で楽しく回し読みできるから、文庫本の元はとれてます。

8.31うそうそ

シリーズ第5弾の「うそうそ」は、若だんなが生まれて初めて旅に出る話。 箱根に湯治に行ったはずが、同行していた手代の兄やたちがこつ然と姿を消し、若だんなは夜半に宿から侍に拉致され、烏天狗に襲撃され、村人につけねらわれて…。 ひ弱な若だんなが初めてひとりで災難をかいくぐり、群発地震の謎に迫っていきます。

8.31アカマンマ

いいの、いいの、しゃばけはこれで。 楽しくてほのぼのして。 重厚なブンガクもいいけど、こういう楽しい読書もいいもんです。 途中で、これはイラクやアフガニスタンの問題がモチーフになっているのかなとか、リストラされてホームレスに転落してしまったサラリーマンの悲哀を下敷きにしてるのかなという部分もあって、ほんの少しいつもより理屈っぽい気がしなくもないけど、あいかわらず袂に入ってしまうほどの小鬼=鳴家(やなり)は猫っぽくてかわいいし、印籠から抜けだした獅子も犬っぽくてかわいいから、いいのです←表紙の絵がぴったり! この本の中では、雲助の新龍さんが一番いい味だしてました。 不本意なことで予想していた人生から外れても、気持ちを切り替えて自己卑下せず、たくましく生きていくのは大事なことですね。
Category: 畠中恵

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