悲しいくらい平凡なのもよし 平安寿子「もっと、わたしを」

読み終わった本の感想がたまってくると、宿題をサボっている小学生みたいな気分になってきますね(笑)。 今日は短めにサクッといきましょう(できるのか?)。

ネットで感想を何度かみかけた平安寿子「もっと、わたしを」。 文庫をみつけたので買ってみました。

9.18もっとわたしを

もっさりしているのに二股をして板挟みになる男、顔がいいことに自信を持ちすぎて仕事ができない自分を客観視できない勘違い男、美人ゆえモテるのに本命になれない女、打算いっぱいで媚びを売るバツイチ子持ち女…など、どこにでもいそうな普通な人たちの格好悪いエピソードをカラッと明るく描いた短編集です。 登場人物がほかの短編にちょこっと顔を出して、全体の構成が緩やかなまとまりのある連作になっています。

恋愛小説のなかな、これ? 恋愛を描いているけど、恋愛を通してすけてみえる本質の方が印象に残りました。 登場人物それぞれのかなり格好悪いところが描かれているんですが、著者の視線が温かで、1冊読み終わると(特にハッピーエンドということでもないのに)心がほわんとしました。 これだけ普通な人を主人公に、たいした波乱もない物語を書いているのに読ませてしまうのは、平安寿子の筆力なんでしょうね。 ただ、読んでるときは楽しいけど、後に深く残るものはあんまりない。 そこが角田光代とは違う気がします。 重いものは読みたくない、楽しい読書をしたいときにおすすめです。

9.8アスパラガスの実

あれ、やっぱり長い? これでも短くしようと努力したんだけど(あー、仕事と同じだなあ)。 写真はアスパラガスの実です。 風に揺れてなかなか写真が撮れません。 仕事が終わった後の疲労困憊で(なぜこんなに疲れるのか?謎)今日(正確には昨日)はなにもしたくなくて、午後はどっぷり庭仕事。 長時間の草ひきで膝や股関節が痛くなってしまいました。 でも、草ひきって、なんにもしたくなくて無心になりたいときに最適ですね。 今日はじめてわかりました。

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2009/09/14 (Mon) 11:00 | 粋な提案