かなりマニアック 牧野富太郎「植物一日一題」

ずいぶん前から眠りに落ちる寸前に、牧野富太郎「植物一日一題」をちびちび読んでいました。

9.21植物一日一題

端正な表紙の絵と著者にひかれて、文庫にもかかわらず1050円もするのに買いました(ちくま文庫って高い!もう少し安ければもっと気軽に買うのに)。 牧野さんの植物に関する随筆を期待していたんですが、随筆というよりは蘊蓄でした。 植物にも牧野博士にも興味あるけど(仕事にひっかけて高知の牧野博士の生家跡まで行ったことも)、細々とした蘊蓄にはあんまり興味がないので、正直、ちょっと退屈してしまいました。 この本に1050円を払うなら、牧野博士の植物図鑑にお金を使った方がよかったな。 表紙みたいな牧野博士による植物画が中にもカラーで載っていたらいいのに。 植物に関してマニアックな人なら満足できそうだけど、植物をめぐる情緒的な随筆を期待する人にはおすすめしません。

思いつくままに植物について書いているといっても、半分以上は植物名について=昔(江戸時代、あるいはもっと前の時代)の学者が中国の植物と混同して間違った命名をしてしまったとの指摘。 それゆえ、植物名を漢字ではなくカタカナで書くべきだと牧野さんはおっしゃるんですが、ワタシは漢字で書いた方が叙情的で好き。


9.21ヒガンバナ

今年はじめて、思いがけず庭に彼岸花が咲きました。 どうも母が知人からもらったヒオウギの土にくっついてきたらしい。 秋の陽ざしを浴びて深紅の花が輝いてみえました。 それにしても不思議な形の花ですね。

■Tさん、確かに「人のセックスを笑うな」というタイトルだと図書館で借りるのはちょっと躊躇しますね(笑)。 「ここに消えない会話がある」はサラサラッと読めて、予想外にあっさりしてました。 カクタさんは同時代人の作家としていま一番気になる人です。 「八日目の蝉」はおすすめですよ。

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