ほのぼの青春電車 有川浩「阪急電車」

有川浩って、いますごい人気なんですね。 「図書館戦争」(というタイトルでしたよね?)がベストセラーで名前だけは知っていましたが、 いつだったかNHKの「トップランナー」でたまたま有川浩のインタビューをみて、どんなものを書く人なんだろうと気になって、「阪急電車」を図書館で予約。

10.6阪急電車

阪急今津線を舞台に、乗ったり降りたりする乗客同士が電車や駅ですれ違い、ひょんなことから恋が始まったり終わったり。 次の駅に着くまでの短い時間に、電車の中で交わされる会話や視線をつなげて、連作の物語としてはなかなかうまくできています。 文章も歯切れが良くて、でも意外に情緒的なところもあって過不足なくて、うまい作家だと思いました。 イマドキの人なのかと敬遠していたんですが、そういう文章や表現の荒さはまったくなかったです(あとがきは思いっきりイマドキでしたけど)。 ほのぼのとしたいい読後感でした。 あっさり読めて楽しくて、でも、ただそれだけ。 残るものはないなあ…。 阪急のあの線を知っている人なら、また違った楽しさがあるかもしれません。 ワタシはあの支線に乗ったことないからな。

それにしても、あとがきで延々ダメ出しされている若い編集の子って、いったいどれくらいすごいことをして、ここまで売れっ子作家を怒らせたんだろう? そのことの方が気になりました(笑)。 普通、あとがきには形式的でも謝意を表してあるもので、たまに編集者への謝意がないものをみかけると「よっぽど腹に据えかねるものがあったのか」と思っていたんですけど、これほどあからさまに名前を挙げてあとがきで怒られている人って…。 編集者の失態を書く方も書く方だと思うけど、怒らせる方がたぶんものすごい仰天するようなことをたんまりやらかしたんだろうと想像。 そのままでいい部分に間違った日本語で赤を入れたとか? あるいは「表記の統一」とか言って、作家固有の漢字かな表記を勝手に全部変えちゃったとか? どっちもイマドキの編集者ならありそうな気がする。 でも、さらに何かしたのか?? 気になる~…て、ぜんぜん小説と関係ないことに反応してしまった。

10.9キノコ

台風一過の庭に元気いっぱい顔を出した立派なキノコ。 台風が通過した夜は風がすごくて、ゴーという強風にときどきギシッという不気味な音が…ボロ家の屋根が飛ぶんじゃないかと本気で心配になりました。 仕事に追われて疲れきっていて、ひと眠りしてからもう一度練り直そうと思っていたのに、なかなか眠れなくて。 そんなこんなで、翌朝(というか仮眠後)に必死で仕事を片づけて、それから台風のために家にとりこんだ植木鉢を庭に運びだして、ついでに庭仕事を手伝ったら、夜は気絶するみたいに寝てしまいました。

■いつも拍手をありがとうございます!

■Tさんも植木鉢の入れ出し(?)お疲れさまでした。 角田光代の「八日目の蝉」、気に入られたんですね、おすすめしてよかった。 うんうん、ウルッときますよね。 カクタさんの小説としては、ちょっと異色なんですよ。 カクタさん自身もなんか独特の人で、気になるでしょ? 仕事で「知る楽」の放送はみてなくて、残念です。 ホントに本をいっぱい読んでいて、しっかり独自の言葉で語る人ですよね。 ちなみに、太宰は有名なのはいくつか読みましたが、ワタシは苦手派でした(笑)。

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