美術鑑賞で日を過ごす幸せ 「若冲ワンダーランド」@MIHO MUSEUM

友だち2人と誘い合わせて、火曜日に信楽のミホミュージアムに「若冲ワンダーランド」展をみにいってきました。 JR石山駅(滋賀県)からバスで50分もかかる山の中にポツンとある美術館なので、6時30分に起きだして、すっかり遠足気分♪ ところが、早く着きすぎてバス停近くでぼんやり時間つぶしをしていたら、突如、外国人の団体さんが現れ、ミュージアム行きバス停に一気に行列!? 30人以上はいる…ええ~、朝一番のバスなのにッ! 平日なのにッ! あのぐにゃぐにゃの山道ルートで50分間立ちっぱなしなの~(泣)と焦りましたが、半分くらい行ったところの車庫でバスを増発してくれたので後半は座れました。 ホッ。

10.27若冲展

山の中は空気が澄んでいて、秋晴れで気持ちいい。 広大な敷地で、気分ものびのびします。

10.27ミホミュージアム

エントランスのこのトンネルがすごくSF的でかっこいい。 ミホミュージアムに来るのは2度目だけどワクワクします。 このトンネルを満喫したくて、電気自動車を待たずに徒歩で美術館へ向かいます。 とにかく広いので、エントランスから美術館まで数分かかります。

10.27ミホミュージアム2

トンネルを抜けると、真正面に美術館の入口が見えます。 妙に和っぽい入口のデザインが、いかにも宗教的な雰囲気を醸しだしているような。 建物はスッキリと明るくてモダンですが、トンネルほどのインパクトはありません。

さて展覧会ですが、展示数はそれほど多くありませんが、予想以上によかったです。 大胆な筆遣いの墨絵から色鮮やかな彩色画、ブームの発端ともなったドット画のようなプライスコレクション「鳥獣花木図屏風」、現代的なセンスの版画までバラエティ豊かで、驚くほど多面的な若冲ワールドに触れられて満足しました。 若冲ってあまりにもブームで、天の邪鬼なワタシは流行りものに無理やりでも背を向けたいところなんですが、若冲さん、やっぱり楽しいです、ハイ。 初公開となる新発見の「象と鯨図屏風」も迫力ありました。 パンフレットでみたときはたいしていいと思わなかったのですが、迷いのない筆で一気に描かれた巨大な屏風絵を眼前にして、そのスケールの大きさに圧倒されるとともに(これを80歳で描いたなんて!)、なにやら冗談めかしたような象の描き方にニヤリとさせられました。 一昨年、相国寺で展示された「動植綵絵」に感動したのですが、あの執拗な、ほとんど病的なほどの細密さとはまったく対極にある世界。 同じ人が描いたとは思えないほどです。

迷いに迷った末に、ものすごく分厚くて重い図録を購入。 3000円也。 この展覧会は6期に細かく分かれていて展示替えが激しいのですが、図録を眺めてみたところ、ブームになるよりずっと前に高島屋でみた「伊藤若冲展」に出ていたものとかなり重複していることがわかりました。 ちょうどいまの期間の展示作品はほとんどが初めてみるものだったのでラッキーでした。 しばらく図録で楽しめるわ。

エントランス横のレストランで食事を済ませて、秋期企画展「オクサスのほとりより 東西文明の架け橋・古代中央アジア」と常設展をぶらぶら。 その後、再び若冲を眺めて、結局コーヒーを飲む時間もないまま、終バスより1本早いバスで帰途に。 結局、朝一番の10時から夕方16時まで美術館に滞在、ほんとうに遠足の一日でした。

10.27ミホミュージアム3

もう紅葉が始まっていました。 緑からオレンジ・赤へのグラデーションがとてもきれいでした。 コンパクトデジカメではきれいに撮れてませんが。
Category: 展覧会

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