南米を旅する二人 チェ・ゲバラ「モーターサイクル・ダイアリーズ」

2日ほど前にエルネスト・チェ・ゲバラの「モーターサイクル・ダイアリーズ」を
読み終わりました。 前にも書きましたが、チェ・ゲバラにはほとんど関心が
ありませんでした。 キューバ革命に参加した南米の革命家、という程度の
認識。 髭面の写真はTシャツにもなっているし、知っていましたが。
本当は映画の方を観たかったのですが(評判が良かったようだし)
見逃してしまい残念だな、と思っていたときに文庫本を見つけました。
映画の1シーンが表紙になっていて楽しそうだったもので、つい。

政治的なメッセージはほとんどありません。 ごくごく普通の青年2人組による
無謀でキラキラした旅の日々が、若々しい感覚で書かれています。
なるべくお金をかけずに旅をしようと(多少はお金を持っているのに)
ただで泊まれるところを探してウロウロしたり、食事をおごってもらいたくて
2人で芝居をしてみたり。 旅先でハンセン病専門の病院や銅山へ立ち寄り、
貧しい南米の現実へと目を向けるあたりに、後の革命家の片鱗はうかがえますが
革命家特有の大仰な気負いはみじんもありません。

一番心に残ったのは、アルゼンチンからチリやペルーを経てベネズエラへと
半年以上にわたって一緒に旅をした相棒アルベルトとの関係です。
熱く語ることはないのですが、ほんとうにいい友だちだったんだな、と。
文学的に盛り上げたければ、アルベルトとの最後の別れをもっと濃密に
書けばいいように思いますが、わりとサラッとしか触れていません。
でもその分、ゲバラが本当に別れを悲しんでいたことが何も語らない行間から
にじみ出ているように思えました。 文学者ではないので、ものすごく面白い
というのとはちょっと違うけれど、読んで満足しました。
こんないい友だちを持っているんだから、ゲバラもいい人だったんだろうな。
アルベルトはあの旅の後、どんな人生を歩んだのだろう?

この本は確かに映画化したら面白くなるだろうというエッセンスがたっぷり。
やっぱり映画館で観たかったな~。 時間ができたらビデオでもいいから
みたいと思わせる内容でした。

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南米つながりで、この本も再読してみたくなりました。

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昨日はキレて吠えてしまいました…恥ずかしいな。
削除しようかとも思ったのですが、まぁそういう夜もあるってことで残します。
ワタシとしてできることはやって時間内に渡したので、すっかり終わったつもり
なんですが、先方から再びツッコミがあるかもしれないから夜中頃までは
待機しているように、とお達しがありました。 やれやれ。
Theme: 読書メモ | Genre: 本・雑誌

コメント

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2005/09/01 (Thu) 18:30 | # | | 編集
モーターサイクル...は

素敵な映画ですー。
原作を読まれてからだと印象が変わるかもしれませんが、私はDVDを買っちゃいました♪現在のアルベルトさんはメイキングにも出てます。

2005/09/01 (Thu) 18:59 | とりほ #yl2HcnkM | URL | 編集

>Mさん
すみません、怒りのあまり取り乱して…カッコわるぅ(笑) たぶん担当者が下っ端で上司の最終チェックで怒られたことを、そのまんまワタシにぶつけたものと思われます。でも喉元過ぎると、ぜ~んぶキレイさっぱり忘れてしまうので、今日はもう御機嫌なおってます(単純なヤツ)。
Mさんがゲバラに興味持っていたとはビックリ。確かに若き日のゲバラって、なかなかに男前(笑) みなみ会館あたりでリバイバル上映してくれないかな。
Mさんのはトラックバックじゃなくて、管理人にだけ読めるコメントになってますよ。

>とりほさん
こんばんは。 いつもブログ楽しく拝見してます。同世代(?)で勉強に邁進されている姿に「ワタシもがんばらなくちゃ」と励まされてるんですよ。
やっぱり映画いいんですね~。原作を読んで、爽快な青春映画になるだろうなと思ったんです。現在のアルベルトが出てくるDVD、観たい!

2005/09/01 (Thu) 22:06 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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