結婚って何?というソボクな疑問 中島たい子「結婚小説」

図書館でバラバラの時期に予約した本がいっせいに揃ってしまい、珍しく現代の日本女性作家の本をまとめて3冊読むことになりました。 どれから読もうか迷ったのですが、仕事の途中に読んでも気分的に落ちこまなさそうな中島たい子「結婚小説」から。 この本は、確か新聞の書評を見て興味を持ったのだったっけ(記憶あやふや)。

3.6結婚小説

あまり売れていない地味な小説家・本田貴世は、担当編集者から「次作は『結婚小説』を」と依頼されますが、自分自身がアラフォーで独身=いわゆる「負け犬」であるゆえに「結婚」をテーマにした話がどうしても書けません。 そんなとき、友だちから頼まれて妙齢を対象とした蕎麦打ち見合いパーティーにサクラとして参加。 その場で急性蕎麦アレルギーで倒れたことが、思いがけずドキドキするような出会いを引き寄せて…。 貴世は結婚小説が書けるのか? そして”自分にとっては北極星よりも遠い”と思っていた結婚ができるのか!?

うへへ、アラフォーやや上の独身のワタシが「結婚小説」を読む図…は少しばかり恥ずかしいので、家で読むだけなのにカバーをかけちゃいましたよ。 明るいユーモアを交えた軽妙な語り口が楽しく、またストーリーとしても「それで、あんたはどうするの?」と主人公の動向が気になって気になって、あっというまに読み終わりました。 とても軽い読み心地なのに、結婚というものについて改めて考えさせられる小説でした。 それにしても、読んでいる間は「わかるわかる!」と、うなずきすぎてむち打ちになってしまいそうなほど(笑)、微妙な年頃の女の内心をうまく書いています。

3.6雨の馬酔木

単なるユーモア小説のようにみえて、実は、いま、この2010年の日本でなくては成立しない現代的なテーマを扱った、芯のある小説です。 主人公が下した決断に共感するかどうかは、人それぞれ。 読み終わって反発を感じる人も多いと思います。 ワタシも主人公たちの幸せな姿にホッとしながらも、「大賛成!」と諸手を挙げることはできず、10年後の貴世はどうなっているのか、とても気になりました。 それにしても貴世のカレ、ステキすぎます。 ワタシもこんな方と知り合いたかったわ。 でも、現実にはこんな男性、いないよ…。

働く女性にとって「結婚って何なの?」という素朴な疑問について、読者ひとりひとりが考えるきっかけにになる本です。 独身のアラフォー世代の女性に、特におすすめです。

3.6雨のクリスマスローズ

暖かな春の雨に打たれて、昨年一目惚れして買ったクリスマスローズが咲きました。 つぼみのまま1ヶ月?2ヶ月? やっとやっと会えた気分。

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