いせひでこの絵本「ルリユールおじさん」「絵描き」

絵本作家(というのか…本人は画家と言って欲しいのかな)いせひでこは「グレイがまってるから」がとても好きで、画文集「カルザスへの旅」も楽しく読んだのですが、その後すっかりご無沙汰。 近頃、いせひでこの「ルリユールおじさん」という絵本が大人に人気と知って図書館で手にとってみました。

3.27ルリユールおじさん

かなり寂しげな表紙の印象とは違って、中はもっと温かい素敵な物語でした。 大好きな植物図鑑がボロボロになって、でもその愛着のある本を元に戻したいと願う女の子が、ルリユールという本作りの職人と出会って…。 本が好きな人、より正確にいうと「本」という紙でできたものが好きな人なら、深く心に響いてジンとするお話で、ブルーを基調とした絵も確かにキレイでした。 でも、なんかちょびっと物足りない…なぜだろう。 絵を描く人の内面に興味があるワタシにはひょっとしたら、いせひでこの絵本の中で「絵描き」の方が合うのかもと図書館で探したんですが、なくて。 なんとなく勢いで(?)e-honで取り寄せてしまいました。

3.27絵描き

これもよかったですよ。 水彩画のタッチもきれいです。 でも、なんか違う…どこかピタッとこない…なぜ? ジーッと眺めていてわかったのは、この人の人物の描き方に物足りなさを感じているのかもということ。 人物(特に少女や若い女性)がどこか漫画っぽいのが不満の源かもしれません。 素描のままにしてスケッチの勢いを伝えるという意図は理解できても、女の子の目が描かれていないのが多くて、それが嫌らしい(自分でも判然としませんが)。 犬のグレイなら、あんなにかわいいのになあ。 ワタシが一番好きな絵はいわさきちひろ。 いわさきちひろの絵には、どんなに省略した線で描いていても、目がない子どもなんてなかった気がします。 いせひでこは独特の感性がある人なので、絵がメインのものより、文章と絵が一体となった「グレイがまっていから」のような画文集の方が好みに合っているようです。 せっかく買った本なのに、なんかモヤモヤとした気持ちが収まらなくて、ずっと買うのを我慢していた酒井駒子の絵本をついe-honで注文してしまいましたよ。 本と手芸材料だけは財布の紐が相変わらずゆるゆる。

3.27イカリソウ

桜は京都でも木によっては満開近くなっているようです。 お隣さんがすでに3日ほど前に御所の近衛邸跡のしだれ桜がほぼ満開だったと言ってました。 でも、今年は天候不順でいっせいに咲きそろうという感じではなく、木によってバラバラ。 疎水沿いはまだほとんど咲いていません。 それにしても寒いです。 気温はほとんど真冬並みで連日ブルブル。 京都へ桜をみにくる方は暖かい服装でないと風邪ひきますよ。 それでも、わが家の庭のひだまりではイカリソウがいっぱい花を咲かせています。 野草っぽさが好き。

そうそう、フィギュアスケートの高橋くん、金メダルおめでとう! ああ、高橋くんの芝居っけとダンス感覚あふれる演技ってホントに素敵!と、おばさんはうっとりでございます。 それにしても、なんで男子フィギュアはゴールデンタイムに放送してくれないのッ!とテレビの前でひとりプリプリ。

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