工芸好きならワクワク 「模様をめぐって」展@京都市美術館

バンザーイ! 終わった!
やっと仕事が終わった~!
ああ、しんどかった。 現在、私が仕事をもらえるアテがある3ヶ所からほぼ同時に仕事のお話が来て、同時進行というのが苦手な鈍くさい体質なのでホントに疲れました。 仕事があるっていうのは、とてもとてもありがたいんだけど。 年明けから仕事がだらだら続いて、気分が切り替えられなくて。 精神的にきつかった。 仕事が片付いて丸2日間は頭と目が極度に疲労してて、ただただボーッ。
でも、終わった瞬間、仕事の辛さはケロッと忘れられるので大丈夫(笑)。

ひさびさにまったく予定も今後の締切もない午後。 月曜日から急に暖かくなって、家にじっとしているのがもったいない気分。
本屋さんに行こうかと思ったのだけれど、結局、ひさしぶりにキレイなものがみたい気持ちが強くて、ぶらっと京都市美術館コレクション展第2期「模様をめぐって」へ。

3.6京都市美術館 3.6模様をめぐって

火曜日の午後だから?ガランとした美術館。
美術展がいつもこのくらい空いていたら、みやすいのに。 とはいうものの、観覧者より係員の方が多いくらいっていうのは…と美術館が気の毒になるほど空いてました。

大正から昭和の半ば頃の陶器を中心に、京都市美術館が所蔵している工芸品を展示。 平成の作品もいくつかありました。 ひとりの名人とか、ひとつの手法、ひとつの時代に的を絞っている展示ではないので、一見すると散漫な気がしたのですが、それがかえって楽しかったです。 いろいろな時代の、名前も知らなかったような人たちの作品が並んでいることで、工芸にどれほど多彩な表現方法があるのか、改めて目を開かれる思いでした。

昭和の初めって、かなり自由で新しい作風のものがつくられていたんですね。 現代の作家が忘れてしまったような、のびやかさがあってステキ。 あと、制作年をしげしげ見ていたら、昭和20年につくられた乾漆鷲置物というのがあって。 つややかな鷲の表現がみごとで、どっしり重厚ながらも悲しげな鷲に目が釘づけ。 作者の奥田究果(信吉)の没年も昭和20年。 どんな境遇で、どんな気持ちで、「なんの役にも立たない」といわれそうなオブジェをつくったのか、なんて考えてしまいました。

ほかに印象的だったものを備忘録としてメモ。
・山覚太郎「漆兎屏風」 ウサギがとにかくかわいい
・森野嘉光「塩釉刷毛目竹に鳥花瓶」 なんともいえず美しい淡いサーモンピンク。塩釉でこんな色が出るの?とビックリ。
・近藤悠三「赤絵良寛詩壺」 大好きな近藤悠三。 染付が有名だけど、赤い書の豪快な美しさにうっとり。
・山田(てつ)「ダリア文扁壺」 赤っぽいベージュの地に白い泥絵の掻き落とし技法がいい味。 形と模様もいいバランス。
・藤本哲夫「Work '99-Ⅳ」 作品名がこれだったと思うけど…自信なし。 布一面に施したミシン刺繍が絵筆のタッチみたい。 抽象的なんだけど、抽象画よりすんなり受け入れられるのは私だけか?
・加藤宗厳「猛想」 鍛金でつくった牛のオブジェ。 こういうの好き。 牛で「モウソウ」というタイトルも(笑)。
・西嶋武司「遊覧飛行」 2枚の型だけでこんな風に表現できるのですねえ。 のびやかで楽しい型染め。
・宮崎芳郎「港」 全面に刺繍。 撚りのあまい糸を使ったモザイク風な表現に目からウロコ。 モチーフよりも、刺繍でこんな表現ができることが強く印象に残る。
・楠部彌弌「蘭花花瓶」 花を活けることは無視した完璧な細首のフォルムと、蘭の花を描いた上に透明釉を流してわざとにじませてある、そのにじみ具合がすごい。 欲しい。

とにかく工芸が好きなので、じっくり楽しめました。 仕事でよれよれだった心に、じんわり栄養がいきわたった感じ。 入館料500円でこの内容なら、私は大満足。 絵画と違って工芸品はどんな名人がつくったものでも、眺めて疲れることがないのも、気分転換にぴったりでした。


せっかく春っぽい気分になってるのに、建物の写真だけじゃ味気ないな。
ということで、もう半月以上前の写真(しかも母が慣れないデジカメで撮影)を。

3.6母誕生日ブーケ

母の誕生日に贈ったブーケ。 お気に入りの花屋さん、プーゼでアレンジしてもらったもの。 半月以上経っても、2輪ほどダメになっただけで、まだキレイに咲いてます。 プーゼは独特の色合いのバラを中心にニュアンスのある花が豊富、かつ新鮮なお花が揃っていてステキ♪ お金に余裕があったら、月に2度ほどこんな花束を家にいけたい…。 ママン、次は母の日まで待ってね(汗)。

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Category: 展覧会

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