ベストセラーの謎 五木寛之「下山の思想」

本は気が向いたときにぼつぼつ読んでいる程度ですが、感想がなかなか書けません。 ひさびさに書くのだから、これがおすすめ!という1冊をあげたかったのですが、最近、心に響く本に出会えていません。 読んだ本の個人的な備忘録代わりに、ごく簡単に(といいつつ、短く書けるかなあ…)。

まずは、五木寛之「下山の思想」。 まったくもって私らしくない本です、ハイ。 実は発売直後に、本屋さんで平積みされていたらしく、父が何気なく買ってきたもの。 「あんまり面白くもなかった」といいつつ、無理やり貸してくれました。



高度経済成長期を経て、日本はこれから少しずつ国家として下降していく。 震災を経験したいま、いつまでも経済成長の幻影を追い求めず、成熟した社会を目指すべきである。

五木寛之がこの本で言いたいことはこれだけ。 おっしゃりたいことそのものには賛同する気持ちも多少ありますが、とにかく著者がお年のせいなのか、何度も同じようなことが繰り返し繰り返し書かれていて閉口しました。 そのうえ、後半は明らかに内容と関係のない雑文で、靴へのこだわりを書いた文章なんて、ただページ数を増やすために突っこんだとしか思えません。

新書の形をしていますが、震災や原発事故を受けて書かれたエッセイです。 あっというまに新書が1冊読めたという満足感だけは誰にでも与えてくれる本なので、そういう動機の方には胸を張っておすすめできます。

こんな本がベストセラーの上位にずっとランクインしているって、すごく謎。 読みたい人は、誰かに借りましょう。 値段ほどの価値ありませんから。
  

■拍手をありがとうございます。

■ぎんこさん、しょぼい手作り品をほめてくださってありがとうございます♪ うれしくて調子に乗って材料の在庫をガサガサ引っかき回してます(笑)。

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