画家アンリ・ルソーへの愛 原田マハ「楽園のカンヴァス」

画家アンリ・ルソーに特に興味があったわけではないのですが、たまたまテレビでみた著者のインタビューがおもしろくて単行本を買ってみました。 直木賞候補にもなった作品です。



著名なコレクターからの依頼を受けて、未発見のアンリ・ルソーの絵についての真贋対決をすることになった野心的な学芸員と気鋭の女性研究者。 謎に包まれた実在の画家アンリ・ルソーの生涯をテーマに、現代に生きる男女の恋の行方と美術界の実情をからめてスリリングに描いた長編小説です。

アンリ・ルソーの強烈なインパクトのある画風は知っていましたが、これほど不遇だったとは知らなかったので、とても興味深く読めました。 この本を読むとルソーのいろんな絵をじっくり眺めてみたくなります。 ただあまりにも著者がアンリ・ルソーが好きだったためと思われますが、書き急いだ感じ。 直木賞がとれなかったのは読んでみるとそれなりに納得です。 ニューヨーク近代美術館MOMAでキュレーターとして働いていたという著者だから描ける舞台裏が(知りすぎていたため?)かえって説明的になってしまっていたり、冒頭の展開がちょっとモタモタしていたりと、すごくもったいないなあと感じるところも。 それでも、美術に興味がある人なら楽しく一気読みできると思います。

9.14サルスベリ

サルスベリの花はそろそろ終わり。 1週間ほど前までは、小さな花が輪っかのようになって木の周囲に落ちていました。 きれいなまま花が落ちてると思ったら、木の根から新しく生えてきた細い枝の先で咲いていました。 近くで見るとサルスベリの花ってフリルたっぷりで愛らしくて、不思議な形。

月曜日は、東京から叔母が母方の祖母と兄のお墓参りに来てくれてました。 あとは相変わらず終わりがみえない兄の事故の補償交渉のため、さらに追加で必要な書類を揃えるのにあちこち連絡したりして、それだけでグッタリ。 補償交渉といっても、妹は対象外なので完全なるボランティア…せめて、この2年間の心身の不調のために支払った医療費だけでも返してもらいたいくらいなのに。 法律のこと、保険のこと、普通の人が知らないまま一生を終わるようなことばかりに振り回されて。 こんなこと、知りたくなかった。 この件が終わるまで、ほんとうに喪が明けることはない気がします。


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Category: 原田マハ

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