「ゴッホ展 空白のパリを追う」@京都市美術館

京都市美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました。 開幕したばかりの平日のためか、恐れていたほど混雑していませんでした。 もちろん人は多いですけど。

4.5ゴッホ展

アルルで開花した、いわゆるゴッホらしい作品はひとつもありません。 アルルへ行く直前にパリで過ごした2年間にゴッホがどんな絵を描いていたかを紹介するのが、この展覧会の狙いだからです。 黄色のひまわりやアルルの風景画を期待してでかけるとガッカリするかもしれません。 展示されている作品が小品ばかりで地味…なのは許せますが、絵の写真パネルが多かったのはちょっと残念。 展示数があまり多くないので、いつものようにグッタリ疲れなくてよかった(笑)。

ゴッホらしいゴッホの絵はみられませんが、でも興味深い展覧会でした。 ゴッホが独自のあの作風に至るまでの試行錯誤、苦闘がはっきり伝わってきました。 売れる絵を目指して、それまでの暗い作風を捨てて無難な風景画や花の絵を描いてみたり、モネの印象日の出風、スーラもどき、セザンヌちっくな絵もあれば、あるいはパステルトーンで自画像を描いてみたり。 アサツキの鉢植えなんてものまで描いていて、ああ、なんか涙ぐましいほど地味で繊細なんです。 生きている間にたったひとつの絵も売れなかったなんて…本当にかわいそう。 木の蓋の裏に描いたヒヤシンスの球根だって、いい絵なのに。 この展覧会をみて、ゴッホはけっして天才的・情熱的な人ではなくて、生真面目で繊細な人だったのだろうと認識を新たにしました。



4.5山桜

わが家の山桜も満開から散り初め。 染井吉野のような豪華さはないけど、自分が歳をとってくると年々、山桜を愛おしく感じるようになってきました。 風にひらひら舞い落ちる花びらの下で、しばしぼんやり。 来年もこの桜の花に会えるだろうか。

4.5山桜2

やっぱり青空だといっそうきれい。

4.5桜吹雪とスミレ

明日は春の嵐になるのだとか。


■いつも拍手をありがとうございます。 
Category: 展覧会

コメント

このゴッホ展って去年ハウステンボスでやってて私が観に行ったのとほとんど同じ内容のようですね。
>生真面目で繊細な人だったのだろう
確かに、そういう印象ですよね。

RINRINは桜満開の京都を楽しんできたようです。ご近所の銀閣寺にもおじゃましたようです。
どこ行っても拝観料が高いとこぼしていましたが(笑)

2013/04/06 (Sat) 22:15 | piaa #- | URL | 編集

おお、piaaさんが去年ハウステンボスでみたのとほぼ同じなんですね。
ゴッホが大好きなわけではないんですが、この展覧会をみたらいままでよりもさらに同情してしまいました。

RINRINちゃん、桜を満喫できてよかったです。 このところ毎年開花時期がものすごく前後するので、京都で満開の桜を狙ってみようとしてもなかなかむずかしいんですよ。
お寺の拝観料はホントに高い! なので、地元のお寺を拝観することはめったにありません(笑)。

2013/04/08 (Mon) 12:11 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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