それでも秋の気配

東北の夏祭りのことを書きたいと思いつつ、ずるずる日を過ごして、気づいたらもう2週間以上経ってました。 旅行前夜に「気分が悪い」と言いだしてお隣さんに車で夜間救急に連れて行ってもらった母は、旅行中はやたら元気だったのに、帰ってきた翌日から寝こんでしまって。 暑気あたりらしく熱を出したりお腹を壊したり。 たいしたことはないけれど、10日くらい連続で気温が37℃とか38℃が続いている中で母の体調はなかなかスッキリせず。 こちらも落ち着かず、何もあまり手につきませんでした。


8.19夏空

昨日の午後、38℃を超える猛暑(家の中は日陰の部屋でも34℃!)に負けず、おつかいに行った帰り道。 青空をバックに輝くような白い入道雲がもくもく。 縦横無尽な電線に雲がひっかかっているみたいに見えて、携帯でパチリ。 盆地の京都ではこういう抜けるような青空の日って少ないんですよ。

8.20青空に雲

今日も最高気温が37.9℃だったそうですが、夕方の空にはどことなく秋っぽい雲が浮かんでいました。 昨夜は夜中でも部屋の中が30℃以上あって寝苦しかったのに、それでも秋の虫が鳴き始めていました。 お盆の翌日にはカナカナが鳴き始め、月は冴え冴えとしているし、夕方も驚くほど日暮れが早い。 いつのまにか秋がそこまで来ているのですね。


ブログをサボっている間、お盆の用意や大文字の送り火の護摩木書きなど、母のヘルプがないので今年はひとりで右往左往。 送り火でお精霊さんを見送った後、ずーっと心にひっかかっていたことをようやく片づけました。

以下は重い話なので、弱っている方は読まない方がいいかも。


海外の弁護士からの連絡を姪たちのためにやっと翻訳し終わりました。 殺意か未必の故意(と法律用語ではいうのですよね、たぶん)があったとかなかったとか、だから自動車事故ではないので保険が出ないとか、国家として加害者に代わって賠償する責任はないとか…読むだけで鬱になりそうであまり読みたくもない文面を翻訳するためにじっくり読みこまなくてはいけないのが苦痛で苦痛で1ヶ月以上放置していました。 お盆だし、兄もこんな事態をいつまでも引きずっていることを喜ばないだろうしと自分に言いきかせて、日本語でも訳のわからないような法律用語に四苦八苦しながら、ようやく訳し終えました。 姪それぞれに手紙を書いて発送したら、やっと肩の荷が少し下りました。 といっても、まだまだこれからも交渉は続くのだけれど。

親族が事故で亡くなると、思いもしなかった事態に直面させられます。 福知山のお祭りでの爆発事故の報道を聞くたび、被害者の方とご家族はどんな思いをされているだろうと(それも重い火傷だなんて)、そしてこれから補償のことできっとまたとても深く傷つくことになるのではと思うと、とても心が痛みます。

世の中、何が起こるかわかりません。 みんななんとなく漠然と「保険があるから」と思っているけれど、加害者の保険にはいっさい期待してはいけません。 悔しいけれど、結局あてになるのは自分がかけた保険だけ。 海外へ行くときは海外旅行保険をかけておくべきです。 行き先が欧米諸国だとしても、その国の法律はとんでもないものかもしれない。 兄は自分が語学が堪能で、たぶん仕事で海外に行くたびに保険をかけるのは面倒だしカード付帯の保険もあるから大丈夫だと思っていたのでしょう。 海外旅行保険をかけていませんでした。 でも、語学が堪能な本人が死んでしまい、駆けつけた家族は気が動転してわかることもわからないような放心状態。 外務省が親身に世話をしてくれることはありません。 完璧なお役所仕事ですから(担当者に当たり外れがあるのかもしれません)。 カード付帯の保険は決まった金額は後で払ってくれますが、助けるどころか最悪の対応をされて、姪は現地で困っている時にとんでもなく嫌な思いをさせられました。 現地での補償交渉も個人で全てしなくてはいけません。 何度も「せめて日本国内だったら」と思いました。 でも、実際には日本国内でも、精神病院から出てきたばかりの患者に通り魔のように殺された場合、被害者側が求めるような対応がされるかといえば、かなり疑問です。

諸々の現実的でやりきれない事後処理は、3年以上経ってもまだ延々と続いています。 元気なときもあれば、自分の都合とは何の関係なくやってくる連絡に押しつぶされそうになるときもあります。 「いつまでもくよくよするな」という励まし方をする人と接するたびに「この人は幸せだからわからないんだなあ」と思います。 そういう言葉がどれくらい被害者遺族を孤独にするか…誰だって早く立ち直りたいんです。 不慮の事故で家族を亡くした人が身近にいたら、どうかそっと見守ってあげてください。 話をするのも辛い、けれど完全に忘れ去られても寂しい。 身勝手と思えても、どうか気長に付き合ってあげてください。

お盆にドーンと落ちこみ、いまはずいぶん浮上してきましたので、私は大丈夫。 あれこれ手仕事もしたいと思えるくらいですから。
Category: 日々の記録

コメント

おはようございます。

何と申し上げたらよいのか、わかりません。
でも、お気持ち、受け止めました。

>話をするのも辛い、けれど完全に忘れ去られても寂しい。 身勝手と思えても、どうか気長に付き合ってあげてください。

大切なことですね。

手仕事、自分の楽しみです。
子供の頃から習っていた書道を、欝であがいている時、突然書き始めて、家人はビックリしていました。
ウクレレやってみたいと言って、可愛いのを買ってきて貰いました。
フラダンスも休んでいたのを再開したり。
とにかく、抜け出したかった。
「焦らず」と言われながら。見守ってくれた家族、友人に感謝。

薬も良く効いて助かっています。
客観的に自分を見られ、減薬できています。
再発してもいい、長い付き合いの病気です。

さて、弘法さんに行ってきます。

2013/08/21 (Wed) 09:13 | まことん #ZKhxdi3Y | URL | 編集

まことんさん

コメントをありがとうございます。 お返事がたいへん遅くなってしまいました。 ごめんなさい。

誰にも言えないような弱音をここで吐きだして、それを読んで私のことを考えてくれている人がいると思うだけでずいぶん心が軽くなりました。 本当にありがとうございました。

まことんさんは書道をされていたんですね。
教えてくださった「趣味do楽」の「オレ流書道」、ほぼ全部みてます。
人が書いているのを見るのっておもしろいですね。
ただ、あの方みたいに穂先がやたらに長い筆を使って古典を臨書するのは、初心者には無理なのでは。 どうなんでしょうね?

ウクレレやフラダンスもやっておられるのですね。
何かおもしろそうと思うものがあったら、なんでもやってみるのがいいですよね。
身体を動かしたり、どこかへでかけたりすることって、無理をしてまではしない方がいいんでしょうけど、多少でも自分がやりたいという気持ちがあったら、やってみた方がいいですよね。
あんまり家でジッと安静にしすぎていると、よけいに落ちこみそうな気がします。

8月の弘法さんはものすごく暑い日でしたよね? 大丈夫でしたか?? 実は弘法さん、まだ一度も行ったことがありません…うへへ。


2013/08/30 (Fri) 15:31 | vogel #9JN9NMwM | URL | 編集

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