抗がん剤FEC1回目 針刺しの恐怖

抗がん剤FECの1回目投与から11日目。 気持ち悪さがスッキリ消えました! ああ、やっと人間に戻れた~って感じ(笑)。 

9日目くらいから食事が普通にとれるようになり、家事を通常通りこなせるようになりました。 ちゃんと食べて普通に身体が動くようになると、気持ちもしっかりしてくるんですね。

飢餓状態の人間はろくなこと考えません。 身体があまりにきつくて、心もどん底。 あまりの倦怠感で何をすることもできずソファーに座って、ボーッと流れていく雲をみていたら、どこへも行けない自分が悲しくて悲しくて。 こんな苦しい思いを何でしなきゃいけないのよ-!と何に対してなのかわからない怒りと悲しさで、涙をダラダラ流してました。 もう自分が自分じゃなくなったみたいで、ただただ情けなくて。 …で、そういう身体的な苦しさから脱した途端に、ケロッと気分も立ち直りました(単純)。 


8.18ミニカーネーション


■FEC1回目についての備忘録

副作用がどのくらいでるかわからないので、初回は入院することに。 入院翌日に点滴を受けました。

朝食直前に、主治医ではない若いお医者さんが針刺しに来られました。 手術の時も主治医のサポートとして手術に参加された若い女医さん。 術後直後に傷口のテープの貼り替えをしてもらった時、あまりにも雑だったので、なんとなく嫌な予感…と思ったら、予感的中。 外科医なのに私の血管に点滴の針が入れられない。 私の腕をなでてさすって探しても、どこに刺したらいいかがわからないらしく、「どうしようかなあ」とつぶやきながら、いつまでもいつまでも私の腕をなで続ける。 もうこの時点で、こんな医者イヤだ!!と心の中で絶叫。

ようやく決心がついたらしく、手首にブスッ。 血管に刺さっていないのは明らかなのに、無理にギューッと針を押しこもうとして、点滴の針(樹脂製?)が直角に曲がった!?のに、まだそのまま押しこもうとする。 「入ってないから痛いし、やめてください!」というまでやめない。 今まで点滴の針が直角に曲がるのなんてみたことありません!! ありえない…(涙)。

すると、また腕をなで続ける。 いつまでも躊躇している←躊躇していることが何より怖い。 ここで胃がグワングワンと嫌な音で鳴る。 「お腹空いたよね?」「おなかは空いてませんけど、胃のあたりが気持ち悪いです」「そっかー、じゃ、一度休もっかー」と部屋をでていく女医。 

大急ぎで朝食を食べた後に、2回目。 おもむろに「手の甲はちょっと痛いけど、ここしかないな」と言いつつ、手の甲にプスッ。 「入った!入った!」と子どものように喜んでいるけど、入ってません! 血管を突き破っているらしく、みるみる刺した部分が内出血で腫れてきているのに、「抜いてください」と懇願するまで抜かない。 看護師さんにも「ちょっとやめた方が…」と苦笑いしながらいわれる始末。 漏れたら壊死するようなキツイ抗がん剤なのに、こんなので点滴できるわけねーだろーッ!!!(と、心の中で毒づく言葉がどんどん下品になっていく私)。 極細でみえにくい血管と言われ続けてきたけど、ここまで針刺しが下手なのは、あの偉すぎる先生以来です。

次にどこを刺したらいいのか、まったくわからない様子でまた腕をなで続ける女医。 ずいぶん思案した末に「ちょっと休憩入れようか」とまた出ていく。 次に現れたときは、もっと若い女医さんを連れてきた。 この人はサッサと入れる場所を決めてくれた。 もうそれだけで信用できる気がしましたよ、ええ。 しかし。 この女医さんが使い慣れている針がその時なくて(手芸用みたいに号数があるのですね、初めて知りました)、慣れていないらしい針で手首にブスッ。 …うーん、今度は痛くないけど、入った感じがしない。 と思ったら、刺した方向の真横に針先を向けて血管を探って中でグリグリ~。 あー、もう視覚的に耐えられない! 「入ってませんッ、やめて!」で、3回目の挑戦は終了。

結局、ずいぶん迷いつつ2人目の女医さんが手の甲の一番太い血管の横にある細い血管にトライ。 すんなり入れば、ちっとも痛くないもんなんです。 2人目の女医さんの方が明らかに勘がよくて、刺し方も上手でした。 というか、最初の女医さん、専門が外科なのに不器用すぎ(臨床なんてやめて研究室で実験して論文でも書いていてください、お願いですから)。 私の手術痕の汚い縫い方は、やっぱりこの人がやったんじゃないか…という疑惑まで浮かんできました。

翌日、若い看護師さんが私の腕をみて「すごいことになってますねー。こんなの、みたことありません」と驚いてましたよ。 やっぱり普通よりかなりスゴイことだったようです。


8.18ネコジャラシ


以上、長々とつまらない針刺し話に最後までお付き合いいただいてスミマセンです。

実際に針を刺すだけのことにかかった時間も、やたらに長かったです。 ホントに針刺しだけでグッタリ。 この時点で、すでにストレスで胃がヘンになっていたから吐き気が強くでたんじゃないかと疑っています。 点滴そのものは特にどうということもありませんでした。 血管を少しでも傷めないように、抗がん剤が腕の血管を通過する時間を少しでも短くするために「全開で点滴」というのを初めて体験。 どんだけ毒なの?

抗がん剤が終わって、すぐに昼食。 「腹八分目くらいに」という看護師さんのアドバイスに従って、お腹空いてたけど少し残しました。 その後、全然普通に元気なので、売店で飲み物と非常食としてヨーグルトやプリンを買いこみ、なんだ、大丈夫じゃないのと思ったら。

投与から3時間後、突然、全身に走る気持ち悪さ。 頭のてっぺんから爪先までのすべての細胞1個1個がジリジリ~ッと焼かれるような、強炭酸が細胞の1個1個ではじけるような、えもいわれぬ不快感で七転八倒もできず、ひたすら横向けに縮こまってあえぐしかない状態。 ここに吐き気が加わって、何度か吐き気を感じてトイレに駆けこむものの、実際には吐かず、下痢。 夕食時は食べものの匂いに耐えられず、廊下のソファーに避難して行き倒れ。

消灯まで7時間近く、必死で吐き気をこらえていたら、今度は急に脚全体がものすごくしびれてきて、さらにみぞおちや顎までゆるくしびれを感じてナースコール。 過呼吸で酸素が多すぎたそうです。 しびれ止めの薬と入眠剤を飲んで、気絶するように就寝。

とりあえず、病院でのしんどさのピークはここでした。


長い長い愚痴(?)を読んでいただき、ありがとうございました。 友だちから「長すぎて読めない!」と苦情が来そう(笑)。 済んでしまえば、すべて話のネタなんですよね。
Category: 抗がん剤FEC

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