食べられたもの

FECで弱っている間に何を食べたのか、自分のための備忘録代わりに書いておきます。


食事がとれない1週間。 初めは水分さえ飲めなくて、脱水症になりそうな危機感がありました。 そのとき、本能的に「食べたい!」と思った唯一のものが梨でした。 前回のときのようにお盆の用意をしなくてよくて、腰痛も少し落ち着いてきている母にねだって近所のスーパーで買ってきてもらいました。

9.8梨

みずみずしい二十世紀梨(写真の梨は幸水。よくみると、ずいぶんいびつだな)を1個ペロリとたいらげたら、たっぷりの水分が身体のすみずみまで行き渡ったようで、気持ちまでホッとしました。 梨、最高!


今回もなんとか栄養を摂取しようと、豆乳そうめんを毎日1束分食べました。 最初の4日間、吐き気と胃のムカムカ感のため、まともな食べものは1日にこれだけ。 あとはバニラアイスクリームやヨーグルト、水ようかん、ブドウ、薄いトースト4分の1にカッテージチーズくらいで飢えをしのいで。

でも、ついに豆乳味にも生姜味にも、そうめんそのものにも飽きがきてしまいました。 5日目、お腹がペコペコなのに食べられない飢餓感の中で、頭に浮かんだのが塩パスタ。 何にもかかっていないオリーブオイルで和えただけのパスタ。 実は子どもの頃、こんなものが大好きでした。 貧乏性?(笑)

9.7塩スパゲティ

少しでも栄養になるようにパルメザンチーズ(不思議に吐き気は誘発されない)、思いつきで無塩のクルミをぱらり。 糖尿病を乗り越えた人から「無塩のナッツ類は身体にいい」といっていたのを思いだして。 この少量のクルミで飢餓感が少しやわらいだかも(気のせい?)。 あとは野菜ジュースが飲めたので一緒に。

1週間経つと、FECで破壊された消化器官粘膜(口から肛門まですべてやられるそうです)が再生されるらしく、突然胃腸も口の中もスッキリ。 いつもと同じように食事がとれるようになって、早速ポトフや、ナスとトマトのグラタン、ブリ鍋など食べたりしています。 抗がん剤治療中は味覚が麻痺して、カレーやソース味などの強い味つけのものが美味しく感じるという人が多いそうですが、私はどこまでも薄味で、素材そのものも味の方が食べやすかったです。


前回と大きく違ったのは、絶不調の1週間はほとんど料理をしなかったこと。 母になるべく簡単にできるメニューのアドバイスだけして、父と2人分の食事はつくってもらいました。 無理をしないことで、前回よりも少しは辛さがましだったと思います。 気持ち悪いのに無理をしてイライラするよりは、「これはやって欲しい」と人に頼ることって本当に大事なんですね。 私がイライラしないことで、今回は家族内での集団ヒステリー状態が回避できた気がします。 老体にむち打って1週間がんばってくれた母に感謝。

Category: 抗がん剤FEC

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