異次元テーマパーク パラソフィア@京都市美術館

先週は仕事もプライベートも充実しすぎてブログを更新する時間がなかったのですが、しごく元気に機嫌良く暮らしています。

今日は、京都市美術館での京都国際現代芸術祭2015「PARASOPHIA(パラソフィア)」に行ってきました。 おもしろいのかなあ、入場料が結構高いなあ…でも、なんとなく気になっていて。 現代アートにはそれほど興味がないのだけれど、以前、従妹Hちゃんを誘って行った犬島がなかなか楽しかったし。 百聞は一見にしかずということで、美術鑑賞友だちMさんを半ば無理やり誘ってGO!

で、感想は行ってよかった! モダンアートなんてちっともわからないけれど、予想以上にたっぷり楽しめました。 映像作品が多くて、それぞれの上映時間が長いので全部はとてもみられず。 適当に「これは!」と思うものだけ鑑賞しましたが、十分に満足感あります。

4.26パラソフィア10

ポスターにもなっているフクロウの映像作品。 胸の奥をザワザワとさせるなにか不穏な気配。 その前のモノクロ映像の回転する動きに従って不思議な浮遊感があるものとセットで、気持ちがいいわけではないのに印象的でした。

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鑑賞者が自由にチョークで書きこみができる作品。 上から書きこまれていくことで個々のメッセージは淘汰されて、重なり合った色合いが思いがけずきれい。

4.26パラソフィア2

英英辞典に書きこまれた絵や文字をアニメーション風(?シロウトなので比喩がヘンかもしれませんが)に映像化した作品。 素直にステキでした。 英語ネイティブな人なら、もっと楽しめるのかな。

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美術館にある忘れ物の傘もアートに。 この空間があっての作品ですね。

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石橋義正「憧れのボディ」より。 導入部は行列ができていてカットしましたが、途中のこの映像が内容も展示の場所(あえてカギ型になった狭い通路スペースで上映)も妙に気になって釘付け。 映画、映像…現代アートは全部を含むわけですね。 この後の大きな部屋で上映されていた死のイメージは…ちょっと安直では?

4.26パラソフィア6

法廷のイメージらしき作品。 上に登れるところがあるんだけど、はしご段の上り下りがなかなかスリリングなのも意図的? ここではみんな檻越しに記念撮影したくなる(笑)。

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これも、この場の空間があっての作品。 この展覧会の隠しテーマは京都市美術館そのものと思う。

4.26パラソフィア9

一番気に入ったのは、蔡國強の「農民ダ・ヴィンチ」。 テレビのニュース映像でみたときは「それがどうした?」という感想だったけれど、実際にみるとおもしろかった。 ロボットが筆にとった絵の具を滴らせてキャンバスに描いている。 それは、人間の嫌らしい「作為」をそぎ落とした偶然性がかなりあるんですよね。 作者がプログラミングした動きではあるのだけれど。 絵の具の色を選んだり、キャンバスの置く向きは誰が決めているのか…そこにまだ少し作為があるといえばあるのだけれど。 色の選び方が絶妙なのか、できあがっている作品が意外にもとてもステキ。 それと、飛び散った色が重なり合ったロボットの足元とキャンバスの下もすごくキレイなんですよね。 後ろに並んでいるロボットの作品、すごーく気になりました。 Mさんと2人、かなり本気で欲しくなって深く葛藤しました(笑)。

4.26パラソフィア12

そうそう、タイ人作家のこの作品「Golden Teardrop」もとってもステキでした! この立体作品と映像でセットになっていて、映像がかなり長くて最初から全部みられなかったのが残念でした。 映像とセットになったオブジェというのが、いまひとつ感覚的にピンとこなかったのですが、映像をみると作品名の意味がわかって立体作品に奥行きが加わるように感じました。 でも意味づけなどなくても、金色の涙型が集まって球形になっている作品をいろんな角度から眺めるだけでも十分楽しめました。


現代アート超初心者としての感想は、現代アートって意味を考えるよりも、まずは体験して楽しむものなのかなと思いました。 解釈に正解とか不正解はないのではないかと。 考えるよりも感じることが大事な気がします。 画一的にみんなが同じように楽しめるテーマパークよりもおもしろい。 みんながそれぞれの感性でワクワクできるもの…なのかも(あくまでもシロウトの感想)。

美術館の建物そのものも、なかなか興味深かったのですが、長くなるので今日はここまで。
Category: 展覧会

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