1日たっぷり博物館 「桃山時代の狩野派」展@京都国立博物館

展覧会はいつも会期終了ギリギリになってから大慌てで行くタイプ(笑)。 毎回、「次こそはさっさと行こう」と決意するのですが…学習できません。 アホやなあ、ほんまに。

5.10京都国立博物館

快晴の日曜日、がんばって早起きして(!?)開場前から行列に並びました。 でも、昼過ぎは案外空いてましたよ。 ひょっとしたら朝一番が一番混んでいたのかも。

5.10狩野派展

今日も美術鑑賞友だちMさんと一緒に、連休前半に「パラソフィア」展につきあってもらったために後回しになってしまった「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」展へ。

キャッチフレーズの通り「金碧尽くし」。 金箔の上に描かれた絢爛豪華な障壁画や洛中洛外図的な風俗画がズラーッと並んでいます。 一つ一つが大きいので作品展数はそれほど多くないのかもしれませんが、広い会場スペースを埋め尽くす勢い。 でも、永徳の絵がないので迫力にやや欠ける感じ。

一番印象的だったのは、探幽の「松に孔雀図」。 文様化された松葉の描き方と緑の色の美しさ、のびやかな構図、そして隅に描かれた孔雀の気品。 孔雀はこの展覧会で最も写実的に生き生きと描かれていたものではないかと思います。 狩野派は(たぶん土佐派も)何を描くにもパターン化した手本があったようで、デッサン力があまりなさそうな作品が多いんですよね。 長信の「花下遊楽図屏風」(だったと思う…記憶あやふや)は、他のものより人物が大きく描かれていて、それぞれにきちんと個性的。 花を愛でる女性たちのリラックス感が伝わってくる楽しい絵でした。 関東大震災で焼けてしまったという2面もさぞや素敵だったんだろうな。 内膳の「豊国祭礼図屏風」は注目すべき作品としてパンフレットなどでも取りあげられていましたが、実物をみるまでは「風俗画にあんまり興味ないな」と思っていました。 実物をみたら、やっぱりすごい。 祭礼に参加して踊る群衆の浮き立つ気分がはっきり感じられました。

5.10新館レストラン

新館にできたレストランでランチ。 広々とした芝生に面してガラス張りの店内は開放的でおしゃれ。 1500円でスープ・パスタ・コーヒー。 味は悪くないけど、もう一ひねりあってもいいのにな…でも、まあ場所がいいから不満はないですけど。

ランチ後は平成知新館の常設展示を観覧しました。 初の新館! 治療中にオープンしたため、話題沸騰だった鳥獣戯画が展示されたこけら落としにも行けず。 新館は広々してとってもきれい。 展示会場の照明などの雰囲気がとてもよくて、かなり疲れているのに隅から隅までじっくり鑑賞。 近世絵画のコーナーはこの日まで狩野永徳と長谷川等伯が展示されていて、特に等伯の「波涛図」がすばらしかった。 岩間に砕けて渦巻く波だけを墨の線で描き、金粉の雲を大胆に組み合わせることで画面の面積以上に海が広がる奥行きが表現されていて、建物を装飾するための襖絵という枠を越えて、絵画としての力強さがありました。 等伯は当時の絵師たちのように描き方をパターン化しないで、常に新しい絵画表現に挑戦していたのではないかしら…などと考えたりしました。 

で、気がついたら閉館時間ぎりぎり!? 丸々一日いたんです、博物館に。 ランチ以外、ずーっと立ちっぱなし。 それも、涼しい日だったのにクーラーがきいて寒い室内で。 ホントに元気になったなあ、私。


大慌てで母の日の小さな花束と夕食の食材を買って帰宅。 頂き物の鯛を使ったアクアパッツァが期待以上に美味しくできて、父も母も上機嫌でした。 よかった。
Category: 展覧会

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