がん患者の気持ちも、残された家族の気持ちもわかるから

最近、がん関係の話が次々に報道されて、ちょっとテンション下がっていました。

川島なお美の訃報、自分でも思っていなかったほどショックでした。 特に好きな女優さんというわけでもなかったのですが、鎧塚さんと結婚してからキレイになったなあと、鎧塚さんと一緒にでている番組をみて幸せそうで、年齢を重ねてきれいになる女性って素敵だなあと思っていました。

ご本人はたぶん最後の瞬間まで、自分が選んだ女優としての人生を全うされて、短いけれど充実した一生だったのではないかと思います(もちろん、もっともっとやりたいことはあったのでしょうが)。 ただ、残された家族の気持ちを思うと、とても悲しいです。 芸能人なんて遠い世界の知らない人なのに。 義姉がすい臓がんで亡くなった時のことを思い出して、淡々とインタビューに応じておられる鎧塚さんの姿に、40代前半で義姉を喪った兄が重なってみえて。 義姉には、兄の妻として、まだまだ母親が必要な年齢だった3人の娘たちのためにも、もっともっと生きてほしかった…。 何も積極的な治療をしないというのは(川島さんは手術を受けられているので何もしていないわけではないですが)、家族にとってもとても重いものだと思います(義姉は末期過ぎて治療するどころではなかった)。 その人を失った後、ずっと「あの時××していたら」という後悔を引きずってしまいます。

でも、鎧塚さんはきっと女優という仕事に殉じた、最期までキレイなお姉さんを貫いた川島なお美が好きだったんでしょうね。
川島さん、お疲れ様でした。 大切なダーリンにみとられて幸せでしたね。 安らかにおやすみください。


義姉のことがあったので、私は治療を選択するときに「(初発時は)やれることは全部やる」と考えました。 自分の命は自分だけのものではないと感じたから。 万が一、治療を受けたにもかかわらず、がんが叩けなかった場合(こんなこと考えたくない!)でも、残る家族に後悔という重荷を置いていかないために。 特に、思春期に母親の壮絶な死を目の当たりにした姪たちは「がんになったら終わりだ」と思っているようだったので、「がんでも早くみつければ怖くない」ということを伝えたかった。 がんと対峙して生きるという選択肢を示したかった。

姪たちのため、高齢の両親にこれ以上逆縁の悲しさを味わわさないために、そしてこのブログを読んでくれている方ががんを必要以上に怖がらないために、少しでも長生きしたいと思っています。 …といいながら、東京オリンピックの話がでるたびに「その時まで生きてるかなあ」と自信がなかったりするんですが。


乳がん罹患を公表した北斗晶さん。 全摘は悲しいよね。 私も全摘した胸をみられなくて、さらに抗がん剤でハゲになった自分をみたくなくて、ずっと脱衣所兼洗面所の照明をつけられなかった。 でも、治療全部が終わって、体調が戻って気持ちに余裕ができたら、大きな傷があってあばら骨がみえている胸でも受け入れられるようになります。 だから、焦らないで。 と、北斗さん&治療中の皆さんにひっそりエールを送ります。

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