気分転換にちょうどいい 「琳派のやきもの 乾山」展@細見美術館

京都国立博物館での琳派展の感想を書かないままですが、今週は母と一緒に細見美術館の「琳派のやきもの 乾山」展をみてきました。 やきものといったら、なんていったって濱田庄司と乾山が私にとってのベスト!なので、もうずいぶんたくさん乾山の作品はみてきたのだけれど見過ごせません。

11.13乾山展パンフレット

国立博物館での展覧会の直後なので、本当にこぢんまりした展覧会という印象です。 乾山はとても華やかな色絵や自由な造形が強く心に残っているのですが、今回の展覧会は書画のようなやきものがクローズアップされていて、四角い器に水墨画のような絵が描かれたものが多く出ていました(第2室)。 あとは第3室は抹茶茶碗がほとんどで、全体にかなり渋めのものが中心。 料理が映えそうな百合花の形の向付、ちっちゃい急須のようで愛らしい汁次(そばつゆを入れるものらしい)がステキでした。 そして、細長い長方形に青と錆朱?で抽象的にゆらゆらと描いただけのお皿があまりにもモダンで、さすが乾山やるなーとニマニマしてしまいました。

入場料がこの点数で1100円というのはちょっと高いなあ、というのが実感です。 ただ気分転換にぶらっとみにいくのには、あまり疲れすぎもせずちょうどいいくらい。 87歳の母にはちょうどよかったようです。 母も国立博物館の琳派展に行きたそうでしたが、あまりにも混んでいて、母のような高齢者にはとても無理。 80歳以上の高齢者とか障がい者向けに、一般とは別に観覧できる日や時間が少しでもあればいいのになと、つくづく思いました。 長蛇の列に並べるほど元気でないと美術鑑賞ができないというのはどうなんでしょう?


11.13柿の実

今年はいろんな実がいっぱいなる年みたいです。 柿の実もたわわで、重そうなほど。 小鳥たちと分け合って、ぼちぼちいただいています。 写真は10月下旬に撮ったもの。 今はもう葉っぱがずいぶん落ちてしまいました。


乾山展をみた翌日は若冲についてのお話を聞いてきました。 こんな風に一生懸命ノートをとりながら話を聞くのは、仕事以外では本当に本当にひさしぶり。 大学時代を思い出しました。 懐かしい。

若冲の作風が、長崎にいた中国人絵師・沈南蘋(しん なんびん)の影響を強く受けていることはだいたい知っていたので、「へえ~なるほど」と思うことは少なかったけれど、おもしろかったです。 江戸中期の日本人の感覚がどんなものを好んだのか、ということが少しわかって収穫でした。 例えば、若冲が鶏の絵をたくさん描いているのは、当時の京都では鶏がブーム(江戸で朝顔がブームだったように)だったかららしいです。

と、最近はすっかり美術づいています。 本もぼちぼちは読んでいるんだけれど、なかなか感想が…。

Category: 展覧会

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