野尻湖畔の宿

3泊目は野尻湖畔。 少しだけおしゃれな気分も味わいたくて

5.24エルボスコ

こんな宿に泊まりました。 野尻湖ホテル エルボスコ。 清家清が設計した建築をリノベーションしたようです(もとはプリンスホテル?)。 エントランスのこの空間、視界いっぱいに滴るような緑が真正面に広がって、一歩足を踏み入れただけでテンションが上がります。


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自然にとけこむ低層の建物。 傾斜地をうまく利用してあり、外からは平屋にみえるロビー棟が最上階で、その下がレストラン棟、客室はエレベーターでさらに下へ降りるという構造。


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ロビーの横にはライブラリーコーナー。 本のセレクトはいまひとつ。 雰囲気優先。 部屋でゴロゴロしながら本を読むのは確かによさそうなホテルなので、読書したい人は自分で本を持参しましょう。 一画に清家清の設計図が展示してあって、独特の建築の全体像がよくわかりました。


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某高級ホテル予約サイトでのオフシーズンの破格プランで、部屋は旧館(?)の一番安いスタンダード(喫煙)。 全室(たぶん)、野尻湖向き。 禁煙でリノベーションされているスーペリアに泊まりたかったんだけど、スーペリアは3人以上で1室の宿泊はできないそうです。 4ベッドルームでリビング付きの広い部屋も魅力的だったけれど、1泊しかしないし、値段がお手頃だから狭くてもいいやってことで。

スーツケース1個で旅しているので、部屋が分かれると荷物を分けたりパッキングしたりが面倒だし、高齢者で電気のスイッチやらお風呂の入り方やら戸惑ったときのためにも同室の方が便利だし。 昭和モダンなインテリアはいま見てもなかなかおしゃれだし、紫主体のスーペリアより明るい雰囲気で、お年寄りにはこれでよかった気がします。

客室のドアを開けると、目の前は階段があるんですよ。 この建築がユニークなのは、廊下から上がる部屋と下がる部屋が交互に並んでいて、廊下を歩いていると平屋に思えるのに、実は2階建てになっていること。 バリアフリーの部屋はスーペリアに何室かあると聞きましたが、基本的にはどの部屋も階段付き。 部屋の出入りもトイレに行くのも階段を上がったり下りたりしなくてはいけないため、足下が心配な人には不向きですが、なんだかちょっと楽しいです。 超高齢者の両親は足下に十分気をつけて上がり下りして、特に問題はなし。 独特の設計をおもしろがっていました。

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ゆるくカーブしている廊下も珍しい。 これがまたなかなかいい感じ。 談話室のようなスペースもありました。 1泊では隅々まで堪能できず残念でした。


5.24野尻湖

ホテルの周辺には散策路があって、木立を通して深い色の野尻湖を眺めながら、森の中の雰囲気を味わえます。 これも、このホテルを選んだポイントの一つ。 実際に歩いてみると、かなり急坂であまり歩きやすくありませんでしたし、歩けるコースも2本しかなくて、散歩のバリエーションはあまりありません。

5.24野尻湖と黒姫山

散策路の途中で、野尻湖越しに黒姫山と妙高山が見えました。 1週間前はまだほとんど枯れ木状態だったとか。 いままさに芽吹いたばかりの新緑。 北海道より春が遅いことにビックリです。

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夕食と朝食ブッフェから(右下)。 夕食はメインを肉料理か魚料理から1品を選ぶコースで、高齢者にはちょうどいいくらい。 男性には少なすぎるかも。 おしゃれな非日常的空間でフレンチが味わえて、ふだんは料理にも雰囲気にもまるで無関心な父が驚くほど大喜び。 高原の宿が質素だったから?(笑) 料理は魚の焼き具合がちょうどよくて美味しかったです。 あとは盛りつけが変わっているけど、味は普通に美味しいレベル。 レストランも窓がとても広くとってあって、とっても雰囲気がステキでした。

ちなみに、このホテルへ到達するための道はかなり細くてガードレールも街灯もないグネグネした山道。 湖畔というイメージでは想像できないアプローチなので、運転が苦手な人や高齢者ドライバーにはちょっと怖いかも。 わが家は黒姫駅発着のバスで行きましたが、湖畔周回道路のはずが完全な山道の連続で「どこへ向かっているの?」と驚きました。 夜は対岸にもほとんどなんの明かりも見えないくらい、自然の中にポツンと建つ一軒家で完全な隠れ家状態。 そういうロケーションが好きで建築に興味がある人なら大満足だと思います。


高原の広々とした山の風景が眺められる&見晴らしのいい温泉のある宿と、お籠もり気分で建築を楽しむ湖畔の宿。 それぞれに良さがあって、両方泊まれてよかったです。
Category: 黒姫の旅

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