全摘でも温泉

5月の旅行で、私にとってのビッグイベントは大浴場デビューでした。

全摘手術で左胸のすべての肉と脂肪と皮膚のほとんどを取ったので、25センチのバッサリ切った大きな傷+凹んであばら骨が浮きでた胸。 もちろん人目にさらしたくない。 好奇の目で見られたくない。 たまたまそんな胸を見てしまった人にとってもトラウマになりそう。 なので、大浴場に入るにはとても勇気がいります。

ドキドキしながら大浴場に行ってみたら、宿全体がとても空いていたので無問題! 女性客はほかに1グループしかいなかったので、いつも完全貸し切り状態。 1日3回も温泉に浸かってきました。 案ずるより産むが易しですね。 抗がん剤治療が終わって1年7ヶ月、あれこれ気にせずシレッと温泉にも入っちゃおうと思いました。 24時間いつでも入れるお風呂なら、空いていそうな時間を狙っていけば、きっと大丈夫。 

ところで、温泉がガラガラなのをいいことに温泉に浸かりすぎたのか、左腕が異様にだるくなりました。 手術直後に感じた、だるさと同じレベル。 ちょっとやばそうなだるさ。 「脇のリンパは3分の1取っただけだから、何をしてもリンパ浮腫にはならないと思いますよ-」と主治医はあっさり言っていたけど、ひょっとしてリンパ液が増えちゃったとか?? 重い荷物を左手で持たないように気をつけていたし…原因は温泉? 熱いお湯に長く浸かっているとリンパ液が増えると、どこかで読んだことがあるような。

異様なだるさが気持ちが悪いので、宿の部屋や電車に乗っているときはなるべく左腕を肘から上げるようにクッションを当てたり、寝るときは枕を使って腕を上げて、優しく腕をさすったり。 家に帰ってからはあまり気にならなくなりました。 よかった…。


6.8一重のクチナシ

家の横の解体工事は連日ドドドガガガ、粉塵モヤモヤ…まだまだ終わりません。 庭仕事もできず、家にいても気分的にまったく休まりません。 庭ではクチナシやアジサイが見頃なのに。 どこかへ逃避したいと思っていたのに、母の体調がふるわなくて、そんな人をこの騒音と埃の中に置いてきぼりにもできず。 仕方なく騒音に耐えて手仕事しています。

騒音が響いているよりはテレビがうるさい方がましな気がして、テレビをつけっぱなしにしていたら、海老蔵の記者会見が…。 ああ、奥さん、まだ若いのに乳がんだったのね。 それも進行がんで手術ができないなんて。 抗がん剤しか効かないということはトリプルネガティブ乳がんなんだ、たぶん。 涙目で淡々とかなり細かく説明している海老蔵が切なくて、こちらまで泣きそう。 きっと体調が安定したら、家族で旅行に行きたいんだろうな。 本当にそっとしておいてあげて欲しい。 子どもたちと一緒の時間を過ごして、少しでも笑顔になれますように。 笑顔で免疫力が上がって、抗がん剤がよく効きますように。

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