清澄な空気が魂に流れこむ 「星野道夫の旅」展

連日のアート鑑賞で、月曜日は母と一緒に「星野道夫の旅」展@京都高島屋へ。 

10.4星野道夫展

星野道夫は写真だけでなく文章がとても好き。 星野道夫の自然観というか死生観にとても共感するところがあって、著書「旅をする木」を読んで、その繊細な感性に涙がこぼれたことも。

人間だけが特別な存在なのではなくて、人間も熊も植物も流れる川も空気も、全部が並列な感覚。 大自然の中で悠久の時の流れを肌で感じて、人の一生がどれほど短くて、自分がいかにちっぽけな存在であるかを知る。 それは決して悲しむことではなくて。 だからこそ全身でこの世界を抱きしめるような切実さ、愛おしさを感じながら、人の気配のない極北の大地をひとりで旅した星野道夫。

写真ではなく、まず極北の自然が先にあっての写真だったという解説に、なるほどと納得しました。 北の大地に強くひかれ、そこで生きることが星野道夫にとってまず何よりも優先したかったこと。 そのための写真だったのですね。 でも、だからといって、写真が凡庸というわけではない。 北の大地への愛、そこでの生きとし生けるものへの愛があふれた写真だから心打たれる。 書き残した文章を読めば、熊に襲われて命を落としたことも必然だったのではと思えます。

10.4星野道夫展2

しぶきの一つ一つが星のように輝いて、光の美しさに見惚れました。 ものすごい大判の写真だからこその迫力は写真集では味わえません。 6×7のポジフィルムの原版も展示されていて、それもよかった! 見終わった後は、とてものびのびとした気持ちになれました。 おすすめの写真展です。 全国を巡回するようなので、ぜひ。


10.4星野道夫写真集

私がずっと昔に買った星野道夫の写真集。 本の整理をしても、この写真集と「旅をする木」は絶対に最後まで手放さないと思う。 このむくむくの熊も真っ白なタテゴトアザラシの赤ちゃんの写真も、今回の展覧会にもありました。 理屈抜きに愛らしくて心が和みます。


10.4星野道夫写真集2

こちらは今回の展覧会をみて感激した母が購入した写真集。

私が買ったのは

10.4星野道夫展ポストカード

ポストカードいろいろ+シロクマの写真のマスキングテープ。 ついつい財布の紐がゆるんじゃいました。


10.4あんみつ

今年に入ってから、甲状腺のために大好きな海藻類をひたすらやせ我慢中。 なんだけど、「月ヶ瀬」のあんみつだけは特別。 寒天は海藻…でも、いいの、これだけは。 2日続きのアート鑑賞、大満足。

■いつも拍手をありがとうございます! 先週はネタがありすぎて更新がなかなか追いつきません。 台風の一日は、母につきあってワッペンのタペストリー作りしていました、喧嘩しながら(笑)。

 
Category: 展覧会

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