涅槃図をみに真如堂へ

花粉症の最盛期で、近頃すっかり家に引きこもってミニチュア家具三昧。 でも、これではホネ強化のための運動も日光も足りないなあと反省して、金曜日はひさびさに真如堂まで早歩きでウォーキングしてきました。

3.24真如堂

この日のお目当ては、3月中だけ公開されている大涅槃図。 涅槃図は東福寺と泉涌寺のものをみたことがあるけれど、真如堂の鮮やかな彩色の涅槃図が一番のお気に入り。 何度眺めても飽きません。 数年前に修復されて、より詳細なところまで明瞭にみえるようになりました。

海北派の傍系・友賢が描いたという江戸時代中期の涅槃図には、とてもたくさんの人物と生物が散りばめられていて、それをじっくりみるのがとても楽しい。 お釈迦様が亡くなった図で楽しいというのはヘンかもしれませんが、単なる悲嘆の光景ではないのです。

菩薩や人物の悲しみ方、表情がそれぞれに違っていて、愁嘆場というほど身を伏して嘆き悲しむ人もいれば、ただそっと釈迦の足をさする人もいる。

そして、細々と描き込まれた生物がいいんですよ。 動物だけでなくミミズや昆虫からイルカやイカなどの海洋生物、鳥、龍や麒麟まで127種類もあるのだそうです。 そして、猿は彼岸花、キツネはキノコ、イルカ(?鯨にみえるけど)は珊瑚といった具合に、それぞれが手向けの花を持って 懸命に中央のお釈迦様に向かって駆け寄ろうとしている姿も愛らしい。 どんな小さな生き物も愛情をこめて平等に描く姿勢には、若冲の「動植綵絵」(どうしょくさいえ)に通じるものを感じます。 この絵は若冲が生まれた頃に描かれているので、若冲、ひょっとしてこれをみてたかも!?←勝手な想像。

大涅槃図についての詳細は真如堂の寺宝のページをみてください。 大涅槃図拝観は田丸弥のお菓子「花供曽」付きで600円。 お菓子は普通に売っているのよりは量が少なそうだけど、おみやげ付きの拝観はお値打ちだと思いますよ。 それにしても「はなくそ」だなんて…毎回思うことだけど。 美味しいお菓子なのに、名前が壮絶すぎて母は嫌がってます(笑)。


四季折々の花が咲く広々とした境内も、この季節は人影もなくしんと静か。 拝観料を払って入る庭園の塀越しにみえていた黄色の花が気になって、本堂の裏側へ。 

3.24真如堂のサンシュウユ

やっぱりサンシュウユでした。 小さなお堂の周辺にいっぱいサンシュウユが植えられてるのに初めて気づきました。 ちょうど見頃。

3.24真如堂の馬酔木

本堂北側の馬酔木の大木は満開。 淡いピンクの馬酔木、かわいい。

3.24真如堂の紅梅

八重の梅の木があるのにも初めて気づきました。 この木は咲き初めで、見頃はこれから。


この日のおやつは

3.24たねやの桜まんじゅう

たねやの桜まんじゅう。 かわいい♪

今年はいつまでも寒くて、京都は桜はまだまったく咲いていません(銀閣寺や真如堂は一輪も)。 遠方から桜を目指して、ずっと前から予定を立てて来ている観光客が気の毒。 今年の開花は4月に入ってからかな。 まだまだ寒いので、しっかり防寒できる服装をおすすめします。


■いつもたくさんの拍手をありがとうございます。
Category: 日々の記録

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