さわやかな6月に

関西には梅雨入り宣言がでているのに、カラッと乾いた晴天が続いています。 気温は30℃近くても湿度が低くて、とても爽やか。 庭では一重のクチナシがいっせいに咲き揃って、甘やかな優しい香りが風に乗って時折部屋にも漂ってきます。 爽やかな初夏の夕暮れ、いい匂いに包まれると、それだけで一瞬とても幸せな気分になれます。

相変わらず眠りにくい以外はすこぶる体調がいいです。 バセドウ病の治療薬メルカゾールが効いているからかな(新陳代謝が落ちて段腹になったちゃったのは嫌だけど)。 体調がいいからといって、仕事も親のことも家の雑事も遊びにしても、いい気になって無理しないように心がけています。 6月は仕事がヒマなので、母のお出かけに付き合ったり、友だちと会っておしゃべりに花を咲かせたり、ひさしぶりに美術展に行ったり。 出不精な私にしては珍しくプライベート充実。

6.14ネムノキの花

それでも、6月に入ってから時々、亡くなった兄のことがなんの脈絡もなくふっと心に浮かんで。 ずっとずっと年上でその背中には絶対に追いつけないと思っていたのに、いつのまにか兄より年上になっていることに気づいて。

特に、繰り返しニュースで流れる高速道路でのバス事故の映像が胸に刺さります。 飛んでくる車。 兄がみた最後の光景はあんなだったのではないか、最期の瞬間どれほど怖かっただろうと、やりきれない思いに浸食されて心が真っ黒になりそう。 そんな時は、とにかく上を向いて目を閉じて陽ざしをたっぷり胸元に浴びて、しばらく光合成。 そうすると、悲しいけれど、悲しいままで、何もかも全部を静かに受け止められる気がしてきます。 日光に勝るものはない。

自分が生きている、いま、この瞬間をゆっくり味わっていこう。 抗がん剤治療を経験して、真っ暗なトンネルのような7年を経てやっとそんな風に思えるようになりました。

6.14キョウチクトウ

見上げる空はどこまでも澄みきっていて、それだけで幸せ。 頭上のはるか上、ネムノキの大木の梢で咲き始めている夢のような花をみつけて、しばらく見惚れてみたり

6.14キョウチクトウ2

キョウチクトウの花さえもしみじみ美しく目に映って。

6.14紫陽花色づく

家の庭では、兄が好きだったという紫陽花が日に日に色づいてきていて。

世界はなんて美しいんだろうと、ただぼんやりと緑の中で立ち尽くしたりしています。
Category: 日々の記録

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