繊細でエレガントな心理劇 映画「婚約者の友人」

「早く仕事をすませて、水曜日は完全OFF!」と初めから決めていたら、ちゃんと締切前日に仕事アップできて、今日は映画「婚約者の友人」をみてきました。

10.25婚約者の友人

舞台は第一次大戦直後のドイツ、1919年。 アンナは婚約者フランツを対仏戦争で失い、喪に服してひっそりとフランツの両親とともに暮らしていた。 ある日、「フランツのパリ留学時代の友人だった」というフランス人の青年アドリアンがフランツの両親の家を訪ねてくる。 敵国人と毛嫌いしていたフランツの父親も、アドリアンからありし日のフランツの思い出話を聞くうちに心を開き、アンナも少しずつアドリアンを意識し始める。 しかし、つかの間の温かな交流の後にアドリアンが語り始めた真実は…。


ただなんとなく気になって観にいった映画でしたが、とてもよかった! 「極上のミステリー」と宣伝しているけど、ミステリーとしての謎はありません。 謎なのは人の心の揺れ。 人の心のひだに分け入るような抑制のきいた心理劇で、単純に感動するとかハリウッド的ハッピーエンドではないのがまた味わい深かったです。 やさしい嘘、残酷な真実。 深い心の傷を癒やすためには、ときには虚構も必要なんだなあ。 戦争の傷跡をドイツ人側とフランス人側、両方から等しく描いていて、戦争についてのメッセージもしっかり伝わってきました。 アンナ役のパウラ・ベーアは美人ではないけど気品があって、告解のシーンと別離のシーンの表情がとてもきれいで印象的でした。

全編がほぼモノクロで、クラシックな雰囲気もいい感じでした。 第一次大戦の敗戦直後とは思えないほど、ドイツの日常が静かで美しいのがとても意外。 小説「1919」とは社会の階層が違うから? 当時、ベルリンだけが緊迫していたの??

美しいドイツ語が聞けたこと(昔だから話し方が丁寧な感じ)、そして、旅で訪ねたことのあるハルツ山脈の麓の小さな町クヴェトリンブルクが舞台で(特徴的な木組みの家並みはあまり映らなかったけど)、しみじみ懐かしかった。

興味のある人は、なるべく予備知識がないままみることをおすすめします。


さて、いよいよ仕事がいくつも重なってフル回転になりそう。 気になっていた映画がみられて、ツヴィスト刺繍の在庫が全部刺せたし、しばらくは仕事に集中!と気合いを入れた瞬間に、また次のフェリシモのミニチュアキットが到着。 どこまでいってもハンドメイドの在庫は減りません。 買わなきゃいいんだけど、どうしてもハンドメイドと本には財布の紐がゆるゆる…。


■いつも拍手をありがとうございます。 仕事も趣味も手仕事もがんばります!

■りろさん、ありがと~♪
Category: 映画

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