嫌な女 角田光代「笹の舟で海をわたる」

何気なく本屋さんで買った角田光代「笹の舟で海をわたる」。 ひさびさにブラックカクタ炸裂…ギブアップしかけて2、3か月くらい放置していた本をそれでもなんとか読み終えました。

5.3笹の舟で海をわたる

戦時中の学童疎開で一緒だった二人の少女。 戦後、東京の街でばったり再会して、不思議な結びつきで義理の兄弟になり、本当の家族よりも近く親しく歳月を共にしてきた二人。 料理研究家として人生を切り拓き華やかに活躍する友は、果たして人生を分かち合う親友なのか、あるいは専業主婦である自分の人生を台無しにする狙いがあるのか…女性の内面に人知れず巣くっているドロドロとした思いを、戦後復興からバブルへと向かう日本を背景に描いた長編小説。

うーん、最後まで読んでも徒労感しか残らなかった。 学童疎開中のドロドロとしたいじめの記憶がものすごく重いんだけど、それだけならまだこれほどイヤにならなかったはず。 主人公が嫌な女過ぎて、徹頭徹尾受け付けられませんでした。 角田さん、嫌な女を書かせたら天下一品なのは認識していたけれど、ここまでイヤなヤツの話を読むのは単なる苦痛。 絶対におすすめしません。 角田さんならほかにいくらでももっといい小説あるから、別のを読んでください。

でも、ネットでみると不思議なほど評判がいいんですよね。 なんで?? 帯にも「本の雑誌」2014年第1位とあるけど、信じられない! どのあたりをみなさん、おもしろいと思って読んでられるんでしょう? 自分の思うままにならなかったことを、なんでもかんでも人のせいにしてウジウジ思い悩んでる女性って確かにいますよ。 でも、そんな物語を読んでも、嫌な気分になるだけ。 時代背景も無理やり取ってつけたような感じ。

ずいぶん長いこと読書が停滞して、本を読む気がなくなったのは、確実にこの本のせい…なんていうと、まるで主人公の女性みたいかしら。 嫌本を卒業して、これからもっと楽しい読書するぞー。


5.2春の庭

春の庭がだんだん草ボウボウ園に変わりつつあります。 ルピナスは1つだけ、3回目の花をつけて花壇を明るくしてくれています。 大好きなネモフィラの花期が終わっちゃうのが残念。
Category: 角田光代

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