東北弁の力強さ 若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」

今年の芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」をやっと読了しました。

著者の若竹千佐子さんはこの作品で63歳で文藝賞を受賞してデビューして、デビュー作で芥川賞を受賞。 63歳のふっくらとした楽しそうな著者への興味と、夫を喪った悲嘆から立ち直るストーリーにひかれて、芥川賞発表の後すぐに買って読み始めたのに、途中で止まってしまって。 自分の集中力が低下していたからかもしれませんが、不眠の夜に、寝たり起きたりしながらちょっとずつちょっとずつ読みました。

5.3おらおらでひとりいぐも

最初と最後にちょこっとだけ他者が出てくる以外は、主人公の桃子さんのひとり語りだけで構成された小説です。 最愛の夫に先立たれて、子どもたちとも距離ができてしまった74歳の桃子さんの中から、長年封印していたはず東北弁(岩手弁?)で内なる思いがあふれだしてくる…。

なまりのある話し言葉を文字化するのはずいぶんたいへんだったのではないかと思うのですが、方言がすごくいいあんばいで使われていて、意外に読みやすかったです。 独り言だけで、小説を最初から最後まで描いてしまう筆力はすごいと思います。 芥川賞=表現が斬新な小説、と私は勝手に定義していて、その点では、この小説が受賞したのは「なるほど」と納得できます。

おもしろくなかったわけではないのだけれど。 なんだろう…なんか、もう一押し欲しかった感じ。 内容は予想していたよりもずっとフツーで、なんか物足りない。 いい話なんですよ…いいお話過ぎるというか、あっさりし過ぎているというか、私の好みにピッタリではありませんでした。 嫌いじゃないんですけどね。


5.10ピンクのヤマボウシ

ゴールデンウィークはずっと家にいました。 快晴の日にウォーキングがてら狸谷山まで往復した以外は、家でパソコンに向かって、ずーっと講座の課題に頭を悩ませて。 それだけで終了。 上の写真は、狸谷山の近くの民家で咲いていたヤマボウシ。 ピンクのヤマボウシってかわいいなあ。

講座の課題を提出したところでGWが終わってしまい、GW明けから予定通りの仕事多忙期で、ただいま家で必死に仕事してます。 今週末は講座に行かなくちゃいけないし、その分、前倒しでがんばり中。 今の仕事は、仕事仲間といい信頼関係が築けているので、しんどくてもイライラはしません←これはとても大事なこと。

最近、読書が不調。 次こそ、おもしろい小説に出合えますように。


■いつも拍手をありがとうございます。 ゴールデンウィークが終わって、また日常が始まりましたね。 連休中にどこへも行かなかった私は、何か楽しい予定をもう少し先でいいから入れたいなあと妄想して、ストレス発散してます。

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