ほんとうに「ガラクタ捨てれば自分が見える」か?

この本、もともとは母の知り合いが「おもしろくて一生懸命読んでるところ」
と言っていたということで、母から頼まれて買いにいったもの。 でも、
母がなかなか読まないので、斜め読みしてみようと手にとってみました。

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うさんくさいでしょう(笑) 「風水整理術」って何なの?とか、風水なのに
著者はれっきとした白人なのはどうなんだろ?とか、さまざまな疑問が
胸をよぎりました。 母が変なモノにひっかからないように…なんて気持ちも
ちょっとありました。 読んでみた感想は意外にまとも。 著者がいわんとする
ことはほとんどが常識的なこと。 たとえば、整理整頓した環境の方が
気分がすっきりして仕事がはかどるし、なにか新しいことをやろうという
前向きな気持ちになる。 それを「”気”の通り道ができて…」と多少
風水的な解釈をしているものの、そういうところは適当に流して読めば
ぜんぜん気になりません。

母が物資が乏しい時代を生き抜いた世代で「捨てるのはもったいない!」と
子どもの頃から「モノを捨てることは罪悪だ」みたいなすりこみをされたため
ものすごく整理が苦手な大人になりました。 昔、勤め人だった時代だけは
「vogelさんの家はチリ一つ落ちてないほどキレイなんでしょうね」と職場で
称賛されるほど、仕事が終わるときには机の上は完璧にキレイ。 「家は
ごちゃごちゃなんですよ」と言っても謙遜としか思われないほどでした(笑)
きっと仕事の書類だけなら、ちゃんと不要なモノは捨てて、机の上と中だけを
管理すればよかったから、なんとかできたんでしょうねぇ。
それが自宅の自分の部屋で仕事をするようになると、仕事も趣味も全部
同じ空間なので、すべてが滅茶苦茶に。 考えてみると、仕事が停滞気味と
思った頃から、よけいに部屋も片づかなくなってきたような。

この本を読んだら、整理下手でもかなり整理整頓する気がわいてきます。
うさんくさいんだけど、やる気が出るから不思議です。 以前にも整理の
ためにはモノを捨てないと、と書かれた本を読んで「そうよね」と納得したのに
結局あんまり実行できなかったのですが、この本だとメラメラ~ッとやる気が
出てきます。 明快にモノへの執着を断ち切ってくれるんですよ。 とはいえ
著者のように思い出の品も全部捨ててしまうのは、ちょっとやり過ぎかなと
思いますが、そのあたりは各自が気の済むようにすればいいこと。

先日、クローゼットの中で最近着ていなかった服を10数点捨てました。
そしたら、すごく気分が良くて、確かにもっと整理したくなってきました。 
この本では、修理が必要なモノ・未完成なモノを放置していると気が滞る
とあったので、先日からチクチクしていたモノもきちんと形にしました。
この数年、ずっと中途半端な形で床の上に転がっていた物体が、とても
ステキなモノに生まれ変わって、すごく達成感がありました。 これだって
”気”がどうのこうのという以前に、当たり前のことなんですよね。
「早くどうにかしなくては」と知りつつ放置して、それを見ては自分がイヤに
なる…悪循環を断ち切らないといけないだけのこと。 数年間気にした末に
できあがったお針箱の写真は、明日撮ってアップします。

「整理しなくては」と思いながら、なかなか踏ん切りがつかない人に
この本はとってもおすすめです。 だまされたと思って一度読んでみて(笑)
文庫本なので買いやすいのも◎です。

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